JPH0354882Y2 - - Google Patents

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JPH0354882Y2
JPH0354882Y2 JP1985135549U JP13554985U JPH0354882Y2 JP H0354882 Y2 JPH0354882 Y2 JP H0354882Y2 JP 1985135549 U JP1985135549 U JP 1985135549U JP 13554985 U JP13554985 U JP 13554985U JP H0354882 Y2 JPH0354882 Y2 JP H0354882Y2
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JP
Japan
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roll
plywood material
rolls
plywood
center
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JP1985135549U
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JPS6243702U (ja
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Sawing (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は合板、繊維板、石膏ボード等の板状
体の素材を、定寸に鋸断する装置のロールに関す
るものである。
「従来の技術」 板状体鋸断装置のロールは、特に合板用の場
合、第3図のような鋸断装置1の丸鋸2に相前後
して、上下一対に複数組配設されていた。従来の
これらのロール3A、3Bは第4図の如く円筒形
状を成し、上位のロール3Aが下位のロール3B
上に流体シリンダ(図示省略)、またはスプリン
グ(図示省略)等を介して取着されていると共
に、同一の回転数で駆動されていた。
「考案が解決しようとする問題点」 このような従来のロール3A,3Bは、通常の
厚みむらのない合板素材4aを鋸断し搬送する場
合に、上位のロール3Aが合板素材4aに対して
ほぼ一様に荷重を作用させることが出来るので、
合板素材4aを前方へまつすぐ搬送する。
しかしながら、このロール3A,3B間へ、中
央寄りに若干厚い部分が存在する厚みむらの合板
素材4bを搬入させると、上位のロール3Aは第
5図のように水平状態になつた場合に、両端寄り
の周面が合板素材4bより浮きあがり傾向を呈し
て、上位のロール3Aの荷重を合板素材4bの中
央寄りに集中して作用させる。
一方、前記厚みむらの合板素材4bが搬入され
ると、上位のロール3Aは第6図のように一方へ
傾斜した状態になつた場合、このロール3Aは他
方の端部寄りが合板素材4bより浮きあがり傾向
となり、ロール3Aの荷重が不平衡に作用する。
従つて上位のロール3Aは、上記のいずれの場
合も合板素材4bを鋸断し搬送する時の直進性が
不具合になり易い。さらに合板素材4bの連続的
鋸断に伴つて、丸鋸2の刃先が摩滅されて切削抵
抗の増大した結果、駆動する上下のロール3A,
3Bは、合板素材4bとの間に滑りの発生する恐
れが大になり、延いては鋸断後の定寸製品が不良
になつたり商品価値の低下を招来していた。
また合板素材4a,4bは、通常1枚板から成
る表板用単板(図示省略)および裏板用単板(図
示省略)の中間に、繊維の方向が直交した数枚程
度の短尺な芯板用単板(図示省略)の各端縁同士
を密に突き合わせた状態で接着されている。しか
し、この芯板用単板(図示省略)の端縁同士が、
しばしば重なり合つて接着されたものが存在し、
特にこの重なり位置が中央寄りの合板素材4b
は、上記の不具合を発生する。
「問題を解決するための手段」 本考案は上記の不具合に鑑みて為されたもの
で、鋸断装置の丸鋸の前後に位置する上下一対の
ロールの少なくとも一方のロールは、中央部の外
径がその両端部の外径より若干径小にして、くぼ
みが形成されものである。
「実施例」 第1図および第2図は、本考案のロールを装着
した場合の一実施例を示すものである。10は中
央部11の外径が両端部12の外径に比して、若
干径小に形成されたくぼみ13を有するロールで
ある。出願人は合板素材4の鋸断用として実験に
使用したロール10のくぼみ13の深さを、具体
的には0.5mmとしたが、この深さは合板素材4b
の1枚当りに存在する厚みむらの最大値を基準に
設定するもので、さらに延べるならば合板素材4
bを挾持搬送するに際して、合板素材4bがロー
ル10のくぼみ13の周面へ当接する寸前の深さ
が望ましい。このロールは丸鋸2の前後に位置し
て、下位のロール3A上にスプリングまたは流体
シリンダ等を介して適宜の荷重が作用するように
取着されている。
次に作用を説明する。上下一対のロール10,
3Aは、丸鋸2が合板素材4aを高速で鋸断する
時に強い切削抵抗を反力として受けるが、この
時、上方に位置する本考案のロール10は中央部
11のくぼみ13により、合板素材4aの表面と
ロール10の周面間に隙間14が形成される。そ
の結果ロール10は自重並びにスプリング、また
は流体シリンダ(図示省略)等による荷重をロー
ル10の両端部12が合板素材4aの左右端部へ
ほぼ均等に分散して作用する。
また中央寄りが若干厚い合板素材4bがロール
10,3Aへ搬入された場合、このロール10は
くぼみ13の隙間14によつて合板素材4bの中
央寄りの厚い部分がロール10の周面に当接しな
いため、上記の場合と同様にロール10の荷重を
合板素材4bの左右にほぼ均等に作用させる。
改めて述べるまでもないが、このロール10は
合板素材4bの厚みむらが存在する側を、これま
での説明とは逆に下側へ向けて搬入しても、中央
部11には荷重による圧力が発生しないので、荷
重を合板素材4bの左右へ均等に作用させる。
尚、これまで本考案のロール10は、第1図の
如く上位側に取着された場合を仮定して説明して
来たが、これに限定されるものではなく、下位側
に取着してもよいし、また上位と下位の双方に取
着してもよい。
「考案の効果」 以上でも明らかなように、この考案によるロー
ルは、鋸断装置の上下一対に設けられたロールの
少なくとも一方のロールが、その両端部の外径よ
り中央部の外径を若干径小にしたくぼみが形成さ
れているため、合板素材の鋸断時に搬送の直進性
が従来に比して大幅に向上されるのみならず、従
来のロールでは搬送の直進性に問題があつた中央
寄りに若干厚い部分が存在する厚みむらの有る合
板素材を、まつすぐ搬送することが出来、延いて
は得られる定寸製品の商品価値、並びに歩止まり
を向上出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のロールを説明する模式的正面
図、第2図は同平面図、第3図は従来の合板用鋸
断装置の模式的側面図、第4図は従来のロールの
正面図、第5図および第6図は従来のロールの作
動説明図である。 2……丸鋸、10……ロール、11……ロール
の中央部、12……ロールの両端部、13……く
ぼみ、14……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 丸鋸の前後に位置し、この丸鋸へ板状体を搬送
    し、取り出させる上下一対のロールが配設されて
    或る板状体鋸断装置において、少なくとも一方の
    ロールは両端部の外径より中央部の外径を若干径
    小にくぼみが形成され、且つ上位のロールより下
    位ロールに対して適宜荷重を作用させたことを特
    徴とする板状体鋸断装置のロール。
JP1985135549U 1985-09-04 1985-09-04 Expired JPH0354882Y2 (ja)

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JP1985135549U JPH0354882Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

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JP1985135549U JPH0354882Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

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JPS6243702U JPS6243702U (ja) 1987-03-16
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JPH01170503U (ja) * 1988-05-23 1989-12-01

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347098A (en) * 1976-10-12 1978-04-27 Sadakatsu Kamiya Dual shaft moulder for use in woodworking

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JPS6243702U (ja) 1987-03-16

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