JPS6226171Y2 - - Google Patents

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JPS6226171Y2
JPS6226171Y2 JP15543082U JP15543082U JPS6226171Y2 JP S6226171 Y2 JPS6226171 Y2 JP S6226171Y2 JP 15543082 U JP15543082 U JP 15543082U JP 15543082 U JP15543082 U JP 15543082U JP S6226171 Y2 JPS6226171 Y2 JP S6226171Y2
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plywood
plate
roller
lower roller
mounting table
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は魚函材となる板材の耳摺合板を自動的
に行う自動耳摺合板機に関する。
なお、ここで耳摺合板とは、板の挽面にある木
肌の部分を鋸で挽き落とし、目的の規格幅に合板
することをいう。
〔従来の技術〕
林野での立木の内、屈曲している部分は、柱等
には使用できず規格材として使用できないので廃
材と呼ばれている。
また、第6図に示すように真つ直ぐな木材であ
る規格材10を挽いて四角柱11を取り出した残
りの背板12,13,14,15は廃板と呼ばれ
ている。この様子を第7図に示すが、16,1
7,18は規格材で、19,20は適当な長さを
有しているので、魚函の底板材として使用できる
ものであり、21,22,23はその長さが短い
ので、魚函の底板材にもならない薪となるもので
ある。
一方、これらの廃板等から魚函の材料を造るに
は廃板等の端部を切断する耳摺りを行う必要があ
り、第8図に従来例に係る耳摺機24を示すが、
該耳摺機24は一定の間隔で丸鋸歯25,26を
配設し、廃板27を該耳摺機24に通して魚函材
28を製造していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、この耳摺機24を使用して魚函材2
8を製造すると、廃板27を平行にしか裁断でき
ないので、両端部に棄てる部分が多く歩留りが悪
いという問題点があつた。
そこで、第9図に示すように載置台29の側部
に回転するモータによつて駆動される丸鋸歯30
が取付られた鋸盤31を使用し、その角度を自由
に選択して廃板の耳摺りを行つていたが、丸鋸歯
30が露出しているので危険性のある作業であ
り、しかもその能率も極めて悪いというのが現状
であつた。
また、載置台29の側面に案内板32を取付け
て行う方法もあるが、これによつて耳摺りの幅が
決定されてしまい汎用性がなくなる等の不便があ
つた。
そして、このようにして耳摺りされた板は第9
図に示すように作業者33が運搬して所定の場所
に山積みするので大変な重労働となり、腰痛等の
原因となつていた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、廃材廃板から魚函用の板を歩留り良く、しか
も安全に労力を要せずして能率良く製造する自動
耳摺合板機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的に沿う本考案に係る自動耳摺合板機
は、長さ60cm〜2mの合板を製造する自動耳摺合
板機であつて、架台上に夫々対向する下段ローラ
と中段ローラとを平面上に配設し、しかも出口側
の中段ローラの上部には対となる上段ローラを配
設してなる板材送り装置と、上記下段ローラの中
央部の一端に配設され上記板材の耳摺りを行う丸
鋸と、上記下段ローラの下部にあつて上記丸鋸側
に配設され、上記下段ローラ上を通過する板材に
よつて押されその他方側受け部及びその上に載つ
ている遊動軸が下降する錨状揺動板と、上記下段
ローラの出口側にあつて所定の信号によつて回転
し上記遊動軸の上部に載つて来た上記板材を押し
返す返板装置と、上記上段ローラの中央上部にそ
の回動軸が配設され、一方側には上記返板装置の
下部にその一端がある底板の他端が鎖を介して連
結され、他方側には上記下段ローラを通過する板
材によつて押される棒材が取付られた天秤装置
と、上記底板の下部に配設された合板載置台と、
該合板載置台の下部に取付られ上記下段ローラの
中央を通過した板材を検出することによつて電磁
石が入り歯止め板が駆動され所定の距離だけ下が
る駒送り装置及びモータによつて歯車を回転させ
上記合板載置台を上昇させる上昇装置と、モー
タ、ピニオン及びラツクを有し上記合板載置台に
載つた合板を搬出する押出装置とを有して構成さ
れている。
ここで、合板とは複数の板材を寄せ合わせて魚
函の底板になるようにしたものをいう。
〔作用〕
本考案に係る自動耳摺合板機は、まず下段ロー
ラと上段ローラの間に魚函材の材料となる板材を
挟み込んで搬送すると、中央部の下部ローラの一
端側に配設されている丸鋸によつて耳摺りが行わ
れる。
この後、板材の搬送に伴い錨状揺動板の一方側
が押され、遊動軸の載つた他方側が下がるので、
その上を板材が通過する。このとき、板材は合板
の一部であつて狭く、しかも丸鋸側にあるので、
中央部に配設されている天秤装置の他方側に取付
られた棒材には当接しない。
この状態で更に搬送されると、上記遊動軸に載
つた状態で返板装置にまで搬送されるが、返板装
置まで搬送されると上記錨状揺動板の一方側は解
除されるので、錨状揺動板は元の状態に戻り、上
記板材の後端部を押上げる。これと同時に返板装
置を駆動することによつて板材は押下げられる。
この後上段ローラ及び中段ローラの回転に伴い
元の位置に搬送されることになる。
この状態を繰り返した後、最後に複数の板材を
当接状態で組合わせてなる合板を搬送すると、幅
が広いので、下段ローラの中央部にある天秤装置
の他方側に取付られた棒材を押し、これによつて
天秤装置の一方側が上昇するので、鎖によつて連
結された底板を上げるので、上記合板は底板の下
部に配設された合板載置台上に載ることになり、
更には上記合板が下段ローラの中央を通過したこ
とを検出することによつて上記合板載置台が所定
幅下がり、搬送される合板を受入られるようにな
つている。
上記工程を繰り返して所定枚数の合板が合板載
置台に載せられたことを確認して、押出装置を駆
動することによつて、合板載置台に載つたものを
外部に搬送することになる。
次に、モータによつて上記合板載置台を上昇さ
せることによつて、次の工程の準備が整えられる
ことになる。
〔実施例〕 続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を
具体化した一実施例につき説明し、本考案の理解
に供する。なお、自動耳摺合板機の全体の大き
さ、寸法は製造する合板の長さ(60cm〜2m)に
よつて決定されるので、ここではその詳しい説明
は省略する。
ここに、第1図は本考案の一実施例に係る自動
耳摺合板機の内部構造を示した側面図、第2図は
第1図における矢視A部の斜視図、第3図は第1
図における矢視B部の斜視図、第4図は上記実施
例に係る自動耳摺合板機の斜視図、第5図は第1
図の矢視C部の概略構成を示す斜視図である。
第1図に示すように、本考案の一実施例に係る
自動耳摺合板機35は、下段ローラ36、中段ロ
ーラ37及び上段ローラ38とを有してなる板材
送り装置39と、上記下段ローラ36の中央部の
一端に配設され上記板材の耳摺りを行う丸鋸40
と、上記下段ローラ36の下部にある錨状揺動板
41と、上記下段ローラ36の出口側にある返板
装置42と、上記上段ローラ38の中央上部に天
秤装置43と、上記底板の下部に配設された合板
載置台44と、該合板載置台44を徐々に下降さ
せる駒送り装置45と、上記合板載置台44を上
昇させる上昇装置46と、上記合板載置台44に
載つた合板を搬出する押出装置47とを有して構
成されている。以下、これらについて詳しく説明
する。
上記下段ローラ36は架台48に第2図に示す
ように4本の鉄製のローラ49,50,51,5
2よりなつてモータ53によつて約60rpmの速度
で回転駆動されるようになつている。
中央部の2本のローラ50,51は他のローラ
よりやや短くなつて、その端部には丸鋸40が設
けられ、上記ローラ50,51上を搬送される板
材54の耳摺りをするようになつている。
上記中段ローラ37は第2図に示すように、ロ
ーラ55,56,57,58からなつているが、
上記ローラ55,56,57の表面には硬質ゴム
及び軟質ゴム(夫々8mm厚)が張られている。
上記ローラ58の上部には上段ローラ38が配
設され、帰つて来る板材54を挟んで後部に送り
出すようになつている。
上記錨状揺動板41は、上記下段ローラ36の
前方下部にあつて上記丸鋸側に配設され、その一
方側は上記下段ローラ36の上端に突出し、板材
の移動に伴つて該錨状揺動板41が回転し、他方
側に載つている遊動軸59が下がるようになつ
て、上記板材が該遊動軸59上を通過するように
なつている。
この錨状揺動板41は上記板材が通過すると自
由な状態となつて自重とスプリング60によつて
常に所定の位置まで遊動軸59が上がり、上部に
載つている板材の端部を押上げるようになつて、
上記返板装置42によつて押返された板材を、ロ
ーラ58と上段ローラ38の間に導くようになつ
ている。
上記返板装置42は第3図に示すように、モー
タ61によつて駆動されるクランク62によつて
上部の円板63が回動し、板材の前端部を押して
上記ローラ58と上段ローラ38の間に板材を導
くようになつている。
上記上段ローラ38の上部には第4図に示すよ
うに回動軸64によつて前後に自在に回動する天
秤装置43が配設されているが、該天秤装置43
の一方側には上記返板装置42の下部にその一端
がある底板65の他端が鎖66を介して連結さ
れ、他方側には上記下段ローラ36を通過する合
板によつて押される棒材67が取付られている。
なお、ここで合板とは第4図に示すように合板台
68上に耳摺口を合わせて並べられた規格幅の板
をいう。
上記天秤装置43は下段ローラ36の略中央部
に配設され、前記した耳摺りを行う幅の狭い板材
が通過する場合は、該板材が上記棒材67に当接
しないので作動せず、最終工程で送られる上記合
板が通るときに、合板の幅が広いので上記棒材6
7に当接し、上記底板65を上昇させ、合板を下
部の合板載置台44上に導くようになつている。
ここで、合板載置台44には上記下段ローラの
中央を通過した合板を検出することによつて電磁
石69が入つて歯止め板を引下げ、駒送り装置4
5が駆動され、合板載置台44を所定距離だけ下
げるようになつている。そして、これが20回繰り
返されたことを検出して信号等の赤ランプが点灯
するようになつている。
次に、第5図に示すように、合板載置台44の
後方にはモータ70、該モータ70に取付られた
ピニオン71、該ピニオン71によつて駆動され
るラツク72及びラツク72の先端に取付られた
押し板73からなる押出装置47が設けられ、人
が上記赤ランプを見て所定のボタンを押し、合板
載置台44に載つている合板を外部のローラ74
押し出すことができるようになつている。
この後、モータ75を駆動して歯車76を回転
させ噛合するラツク77を回転させて合板載置台
44を所定の位置まで上昇させることができるよ
うになつている。
〔考案の効果〕
本考案に係る自動耳摺合板機は以上の説明から
も明らかなように、板材を自動的に供給してお
り、しかも返板装置が設けられているので、極め
て能率的に耳摺り作業が簡略化されることとなつ
た。
また、耳摺りを行う丸鋸は中段ローラによつて
囲まれているので、怪我等の心配もなく安全に作
業ができることとなつた。
更には最終工程で各耳摺りされた板材を合わせ
た合板の状態で再度機械内に通すことができるの
で、板材が必ずしも平行に耳摺りされている必要
はなく、従つて歩留り良く耳摺合板を行うことが
できることとなつた。
そして、この自動耳摺合板機を使用することに
よつて、従来1人1日13束しかできなかつたもの
が、1人1日50束以上の作業ができるようにな
り、能率が向上するようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動耳摺合板
機の内部構造を示した側面図、第2図は第1図に
おける矢視A部の斜視図、第3図は第1図におけ
る矢視B部の斜視図、第4図は上記実施例に係る
自動耳摺合板機の斜視図、第5図は第1図の矢視
C部の概略構成を示す斜視図、第6図は規格材を
挽いた状態の斜視図、第7図は規格材を取り出し
た状態の廃材廃板の斜視図、第8図は従来例に係
る耳摺機の斜視図、第9図は従来例に係る耳摺り
の作業状態を示す斜視図である。 符号の説明、35……自動耳摺合板機、36…
…下段ローラ、37……中段ローラ、38……上
段ローラ、39……板材送り装置、40……丸
鋸、41……錨状揺動板、42……返板装置、4
3……天秤装置、44……合板載置台、45……
駒送り装置、46……上昇装置、47……押出装
置、48……架台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長さ60cm〜2mの合板を製造する自動耳摺合板
    機であつて、架台上に夫々対向する下段ローラと
    中段ローラとを平面上に配設し、しかも出口側の
    中段ローラの上部には対となる上段ローラを配設
    してなる板材送り装置と、上記下段ローラの中央
    部の一端に配設され上記板材の耳摺りを行う丸鋸
    と、上記下段ローラの下部にあつて上記丸鋸側に
    配設され、上記下段ローラ上を通過する板材によ
    つて押されその他方側受け部及びその上に載つて
    いる遊動軸が下降する錨状揺動板と、上記下段ロ
    ーラの出口側にあつて所定の信号によつて回転し
    上記遊動軸の上部に載つて来た上記板材を押し返
    す返板装置と、上記上段ローラの中央上部にその
    回動軸が配設され、一方側には上記返板装置の下
    部にその一端がある底板の他端が鎖を介して連結
    され、他方側には上記下段ローラを通過する板材
    によつて押される棒材が取付られた天秤装置と、
    上記底板の下部に配設された合板載置台と、該合
    板載置台の下部に取付られ上記下段ローラの中央
    を通過した板材を検出することによつて電磁石が
    入り歯止め板が駆動され所定の距離だけ下がる駒
    送り装置及びモータによつて歯車を回転させ上記
    合板載置台を上昇させる上昇装置と、モータ、ピ
    ニオン及びラツクを有し上記合板載置台に載つた
    合板を搬出する押出装置とを有してなることを特
    徴とする自動耳摺合板機。
JP15543082U 1982-10-12 1982-10-12 自動耳摺合板機 Granted JPS60114706U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15543082U JPS60114706U (ja) 1982-10-12 1982-10-12 自動耳摺合板機

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JP15543082U JPS60114706U (ja) 1982-10-12 1982-10-12 自動耳摺合板機

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Publication Number Publication Date
JPS60114706U JPS60114706U (ja) 1985-08-03
JPS6226171Y2 true JPS6226171Y2 (ja) 1987-07-04

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ID=30713439

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JP15543082U Granted JPS60114706U (ja) 1982-10-12 1982-10-12 自動耳摺合板機

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JPS60114706U (ja) 1985-08-03

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