JP2597174Y2 - 多刃鋸盤における材料押え装置 - Google Patents

多刃鋸盤における材料押え装置

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JP2597174Y2
JP2597174Y2 JP1993060919U JP6091993U JP2597174Y2 JP 2597174 Y2 JP2597174 Y2 JP 2597174Y2 JP 1993060919 U JP1993060919 U JP 1993060919U JP 6091993 U JP6091993 U JP 6091993U JP 2597174 Y2 JP2597174 Y2 JP 2597174Y2
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circular saw
holding plate
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淳二 辻
博幸 竹内
治 井口
秀樹 尾崎
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Taihei Machinery Works Ltd
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Taihei Machinery Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、木製などの板材の周
縁を鋸断したり、あるいは板材を複数本に小割り鋸断し
たりする多刃鋸盤の材料押え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の丸鋸を用いる多刃鋸盤の各
丸鋸は、モータによりドライブされる主軸に筒状の位置
決めスペーサーと共に嵌装し、ナットの締付けにより各
丸鋸を定位置に取付けている。また、最近、上記の各丸
鋸を主軸に沿って自動的に移動させて位置決めを行う装
置も提案されている。
【0003】上記何れの装置においても各丸鋸間におい
て、材料の上面を押えて、切断中に材料が浮上らないよ
うにする材料押え装置を有している。図3は従来の多刃
鋸板の一例を示すもので、1はベースフレーム、3は材
料2の送り手段としての無限軌道式などの無端ベルトで
あり、このベルトをモータ、減速機からなる駆動手段4
により矢印方向に駆動している。また、上記ベースフレ
ーム1上には平面形が長方形の上部フレーム5を固定す
る。
【0004】また、上記上部フレーム5の側部に設けた
垂直のガイドレールに沿って昇降する昇降体10の下端
に内方へ向く枠13を固定し、この枠13の下側に複数
の押さえローラ14を設ける。
【0005】上部フレーム5の前後に固定したブラケッ
ト7には垂直の送りねじ9をそれぞれ設け、この各送り
ねじ9を前記昇降体10上の雌ねじにねじ込んで、送り
ねじ9の正逆転によりこの昇降体10が上下するように
する。
【0006】また、上記各送りねじ9は各ブラケット7
上に設けたモータ、伝動機構などからなる駆動手段11
により駆動される。12は上部フレーム5に回転自在に
装置した主軸で、この主軸に複数の丸鋸15を軸方向摺
動自在に装着するが、スライドキーなどにより主軸12
に対して共に回転するように結合している。
【0007】また、上記各丸鋸15は図示省略してある
往復動機構により主軸12上を任意の位置まで移動して
主軸12に固定されるようになっている。16は主軸1
2の駆動モータで、適宜の伝動手段により上記主軸12
を丸鋸15とともに矢印方向に駆動する。
【0008】上記無端ベルト3は図示省略してある適宜
のガイド装置により丸鋸15の円周に沿って湾曲させて
その上面を丸鋸15の円周に沿う凹入部6とする。20
は主軸12と平行するように設けた軸で、その両端は上
部フレーム5に回転自在に支承させ、この軸20に揺動
部材21を固定する。この部材21の前部には材料押え
板22を着脱自在に固定する。
【0009】上記押え板22の前縁はナイフエッジと
し、各丸鋸15が入る切込みが設けてある。また、上記
揺動部材21には油圧またはばねなどからなる加圧手段
24を設けて、押え板22をベルト3上の材料2に押し
付けるようにしてある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例は、押え板
22の支点となる軸20が固定点であるので、材料2の
厚みが薄くなると、押え板22の先端が丸鋸15の外周
方向へ移動するため、丸鋸15のセンターに対して、よ
り離れた位置でしか押え板22の先端が材料2を押さえ
られなくなり、切削中の材料の暴れの原因ともなった。
【0011】この考案の課題は上記のような従来装置の
問題点を解決して、材料の厚みが変わっても丸鋸15の
センターに対して押さえ板22の先端が常に適正な位置
にて保持できるようにした材料押え装置を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は多刃鋸盤の材料の入口側において、こ
の材料の送り方向および上下方向に位置の変更可能に配
置した取付枠に上記主軸と平行に設けた軸を中心に揺動
する揺動部材を設け、この揺動部材の先端には、上記丸
鋸が容易に切込める材料からなる材料押え板を着脱自在
に取付け、上記揺動部材には、上記材料押え板を上記材
料上に押し付ける加圧手段を設ける構成を採用した。
【0013】
【作用】この考案の場合、最初は丸鋸が入る切込みのな
い材料押え板を用いて材料の切断を行う。これにより各
丸鋸が材料押え板に切り込んで切込みを形成したのち材
料を切断する。
【0014】また、材料の間隔が変ったときは前の切込
みと異なる位置に丸鋸が切込んで新しい切込みを形成す
る。上記の作用により切込みの数が増加して押え板が使
用不能になると新しい押え板と取り替える。
【0015】つぎに材料の厚みが変り、押え板の位置が
不適当となったときは取付枠を丸鋸に対して昇降させ、
かつ進退させて、押え板を適当な位置にしたのち、取付
枠を固定する。
【0016】
【実施例】多刃鋸盤の基本的な構造や機能は図3の従来
のものと同一であるから異なる点についてのみ説明す
る。
【0017】図1ないし図2において、25は昇降体1
0の下部に設けたガイド26に沿って矢印方向に進退す
る取付枠で、その下部に押えローラ29を設け先端に回
転自在に装着した軸27には、揺動部材30を固定し、
この部材30の前部に材料押え板31を固定する。図示
例では図2のように部材30上に設けた蟻溝32に押え
板31の下側の台形断面の突部33を係合させ、止めね
じ34により着脱自在に固定しているが、この部分の構
造は自由である。35は取付枠25の上部に傾斜状に固
定したボルトで、このボルト35を前記揺動部材30の
後端に設けた長孔36に遊嵌する。
【0018】上記ボルト35の下部に固定した鍔37と
部材30の後部間には押ばね39を装着して部材30の
後端を押し上げる。40はストッパとしてのナットで部
材30の後端が必要以上に押上げられることを防止す
る。
【0019】図1の41は上記昇降体10に固定した機
箱で、この機箱41内にはモータ伝動機構などからなる
駆動手段を設け、この駆動手段により正逆回転する送り
ねじ42を前記取付枠25の雌ねじにねじ込んで、送り
ねじ42の正逆回転により取付枠25を進退させる。
【0020】なお、上記材料押え板31の材料は木材ま
たは木材と同様の、丸鋸15が容易に切込める合成木材
または合成樹脂製とし、先端はナイフエッジとしてあ
る。上記実施例の場合、最初は丸鋸15が入るような切
込みのない材料からなる材料押え板31を揺動部材30
に固定して矢印方向に移動する材料2の切断を行う。
【0021】これにより矢印方向に回転する各丸鋸15
が材料押え板31に切り込んで切込み23を形成しなが
ら材料2を切断する。また、材料2の間隔が変ったとき
は前の切込み23と異なる位置に丸鋸15が切込んで新
しい切込みを形成する。上記の作用により切込み23の
数が増加して押え板31が使用不能になると新しい押え
板と取り替える。
【0022】つぎに材料2の厚みが変ると、送りねじ9
の正逆転により昇降体10を上下させて押えローラ29
の上下位置を調整し、これにより、押え板31の位置が
不適当となったときは送りねじ42を正転または逆転さ
せて、取付枠25を丸鋸15に対して進退させ、押え板
31を適当な位置にする。
【0023】
【効果】この考案は上記のように、材料押え板を取り付
けた取り付け枠が材料の厚みに対応して上下方向及び送
り方向に移動可能であるため、材料の厚みが変更された
場合でも、丸鋸のセンターに対して材料押え板の先端を
常に適正な位置に調整できるので、良好な切断面が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部縦断側面図
【図2】同上の拡大縦断側面図
【図3】従来の多刃鋸盤の一例を示す一部縦断側面図
【符号の説明】
3 無端ベルト 12 主軸 15 丸鋸 25 取付枠 27 軸 29 押えローラ 30 揺動部材 31 材料押え板 39 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−102803(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27B 5/29 B27B 5/00 B23D 45/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸と、この主軸と共に回転し、かつ軸
    方向に移動自在な複数の丸鋸を設け、材料送り手段上の
    材料を切断するようにした多刃鋸盤において、上記材料
    の入口側において、この材料の送り方向および上下方向
    に位置の変更可能に配置した取付枠に上記主軸と平行に
    設けた軸を中心に揺動する揺動部材を設け、この揺動部
    材の先端には、上記丸鋸が容易に切込める材料からなる
    材料押え板を着脱自在に取付け、上記揺動部材には、上
    記材料押え板を上記材料上に押し付ける加圧手段を設け
    た多刃鋸盤における材料押え装置。
JP1993060919U 1993-11-12 1993-11-12 多刃鋸盤における材料押え装置 Expired - Fee Related JP2597174Y2 (ja)

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