JPH0354619Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0354619Y2
JPH0354619Y2 JP13333886U JP13333886U JPH0354619Y2 JP H0354619 Y2 JPH0354619 Y2 JP H0354619Y2 JP 13333886 U JP13333886 U JP 13333886U JP 13333886 U JP13333886 U JP 13333886U JP H0354619 Y2 JPH0354619 Y2 JP H0354619Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
structural material
hole
divided
hooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13333886U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6338865U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13333886U priority Critical patent/JPH0354619Y2/ja
Publication of JPS6338865U publication Critical patent/JPS6338865U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0354619Y2 publication Critical patent/JPH0354619Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Legs For Furniture In General (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は椅子部材の構造材とカバーの接合部に
関する。
(従来の技術) 椅子等の座部や背もたれは、第2図に示すよう
にクツシヨン部51の構造材52側面をカバー5
0の内部に固定した構造になつている。
その構造材とカバーとの従来の接合部について
第3図と共に説明する。
構造材102と上張106の間にクツシヨン材
104を保持してなるクツシヨン材103の構造
材102側の面を、カバー100で覆い、予め穿
設しておいた貫通孔108に木ねじ110を螺入
して締め付け、接合する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記の接合部には次のような問題
点がある。
構造材とカバーを接合する木ねじが露出してお
り、木ねじの締めつけ量を一定にしないとカバー
の表面に凹凸が生じて商品価値が下がつてしま
う。従つてそれを防ぐための検査に手間がかか
り、コスト的に問題がある。
また木ねじが露出しているために見栄えが悪い
という問題点も有る。
そこで本考案は、全く露出しない接合部を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため本考案は次のような
構成を備える。
すなわち、座部や背もたれを構成する構造材
と、該構造材の表側に配設されたクツシヨン材
と、前記構造材の裏側を覆うカバーとを有する椅
子等の構造材とカバーの接合部において、 前記構造材12にその裏側から表側へ貫通する
貫通孔22と、弾性を有する材料で形成されると
共に、前記カバー10の内面に筒状に突設されて
前記貫通孔22に貫挿され、少なくとも先端部分
が複数の分割片に分割され、該分割片先端には内
方に向けて突出する抜け止め部21a,21bが
形成された掛止部20a,20bと、一端側が前
記筒状の掛止部20a,20bに挿入された掛止
部20a,20bと共に前記貫通孔22に貫挿さ
れ、掛止部20a,20b外に位置する部位に凹
状の係合部26が形成されており、前記クツシヨ
ン材14を介して押圧されることにより掛止部2
0a,20bに進入して外壁で前記掛止部20
a,20bの分割片を外方に押し広げて掛止部2
0a,20bの貫通孔22からの抜け止めをする
と共に、分割片の抜け止め部21a,21bを係
合部26に係入させる拡張部材18とを具備する
ことを特徴とする。
(作用) 次に作用を第1図と共に説明する。
第1図aにおいて、拡張部材たる取付ピン18
の係合部26の端面に設けられたフランジ24a
に矢印Aの方向へ所定の力を加えると、弾性を有
する材料で形成された掛止部20a,20bの分
割片は外方へ押し広げられ、取付ピン18は掛止
部20a,20bの内部へ進入し、同図bに示す
ように掛止部20a,20bを外方へ押し広げた
形で固定する。この場合貫通孔22の直径dと、
前記掛止部20a,20bの両先端の最大距離l
との関係は、d<lとなり、掛止部20a,20
bは構造材12の貫通孔22から抜脱不能となる
ので、構造材12とカバー10は接合し得る。
(実施例) 以下本考案の好適な実施例について添付図面と
共に詳述する。
まず構成について述べる。
第1図aには接合前の状態を示す。
14はスポンジ等を用いたクツシヨン材であ
り、上張16と構造材12との間に保持されてい
る。
上張16はクツシヨン材14と構造材12を覆
設してクツシヨン部(第2図51参照)を形成して
いる。22は貫通孔であり、後述するカバー10
の掛止部20a,20bを挿入するために穿設さ
れ、内側には適宜な座ぐり面23が形成されてい
る。
前記貫通孔22の数は椅子の大きさ等を勘案の
上十分な数設ければよい。
10はカバーであり、弾性を有する材料で形成
され、形状は第2図に示すように箱体状をなし、
その内部にクツシヨン部を固定する。本実施例に
おいてカバー10は弾性を有するP.P樹脂で形成
されている。
20a,20bは掛止部であり、カバー10と
一体にカバー10内面の所定の位置に筒状に突設
されている。本実施例では2本の掛止部20a,
20bを設けたが、3本又は4本以上もカバー1
0や貫通孔22の大きさに応じて選択し得る。ま
た、円筒状の突設物を形成し、先端に適宜な切り
欠を刻設して分割してもよい。
21a,21bは抜け止め部であり、掛止部2
0a,20bの先端部に、内方に向けて突出する
ように形成され、後述する取付ピン18が抜ける
のを防止する。
18は拡張部材たる取付ピンであり、ABS樹
脂で形成され、フランジ24aとフランジ24b
が両端部に設けられた係合部26と、該係合部2
6のフランジ24b側に突出し、その端面にフラ
ンジ24cが設けられた突設部28とから形成さ
れている。前記フランジ24b,24cの側面は
それぞれテーパー面に形成されている。また接合
前は、前記掛止部20a,20bの抜け止め部2
1a,21bが取付ピン18の突設部28を挟持
している。この実施例の場合、上から見た掛止部
20a,20bおよび抜け止め部21a,21b
は円弧状をなすので、軸方向に直角な断面が円形
をなす取付ピン18は、抜け止め21a,21b
からはずれることはない。
次に作用効果について述べる。
第1図aに示すように、先端に取付ピン18を
仮止された掛止部20a,20bを、構造材12
の貫通孔22に挿通する。
次に矢印Aの方向に適宜な力を上張16に加え
ると、取付ピン18のフランジ24bのテーパ面
の作用により、掛止部20a,20bの抜け止め
部21a,21bを外方へ押し曲げるようにして
取付ピン18は矢印Aの方向へ押し込まれ、抜け
止め部21a,21bは取付ピン18の係合部2
6を挟持すると共に取付ピン18は固定される。
その状態を第1図bに示す。
掛止部20a,20bの先端は外側へ開いて固
定され、構造材12に穿設した貫通孔22のカバ
ー10と接する側の直径dと、開いた状態の掛止
部20a,20bの両先端間の距離lとの関係は
d<lとなつて固定される。従つて掛止部20
a,20bの外側へ押し広げられた部分は貫通孔
22の座ぐり面23に掛止し、構造材12とカバ
ー10とを接合する。
本実施例では構造材12に穿設した貫通孔22
の内側に座ぐり面23を形成したが、掛止部の2
0a,20bの長さが構造材12の厚みより十分
長く、取付ピン18を押下した際に掛止部20
a,20bの両先端間の距離が貫通孔22の直径
より大きくなりさえすれば、座ぐり面23を設け
なくてもよい。
以上本考案の好適な実施例について詳しく説明
して来たが、本考案は上述の実施例に限定される
のではなく、例えば椅子以外の部材同士の接合部
分に用いることも可能である等、考案の精神を逸
脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろ
んである。
(考案の効果) 本考案によると、カバーの外表面には全く接合
部分が露出しないので、凹凸の無い均一な表面を
形成することができ、見栄えも良くなるので、商
品価値も上る等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る接合部についての要部を
示した断面図、第2図はクツシヨン部とカバーの
関係を示した図、第3図は従来の接合部について
示した断面図である。 10……カバー、12……構造材、14……ク
ツシヨン材、18……取付ピン、20a,20b
……掛止部、21a,21b……抜け止め部、2
2……貫通孔、26……係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 座部や背もたれを構成する構造材と、 該構造材の表側に配設されたクツシヨン材と、 前記構造材の裏側を覆うカバーとを有する椅子
    等の構造材とカバーの接合部において、 前記構造材にその裏側から表側へ貫通する貫通
    孔と、 弾性を有する材料で形成されると共に、前記カ
    バーの内面に筒状に突設された前記貫通孔に貫挿
    され、少なくとも先端部分が複数の分割片に分割
    され、該分割片先端には内方に向けて突出する抜
    け止め部が形成された掛止部と、 一端側が前記筒状の掛止部に挿入されて掛止部
    と共に前記貫通孔に貫挿され、掛止部外に位置す
    る部位に凹状の係合部が形成されており、前記ク
    ツシヨン材を介して押圧されることにより掛止部
    に進入して外壁で前記掛止部の分割片を外方に押
    し広げて掛止部の貫通孔からの抜け止めをすると
    共に、分割片の抜け止め部を係合部に係入させる
    拡張部材とを具備することを特徴とする椅子等の
    構造材とカバーの接合部。
JP13333886U 1986-08-29 1986-08-29 Expired JPH0354619Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13333886U JPH0354619Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13333886U JPH0354619Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6338865U JPS6338865U (ja) 1988-03-12
JPH0354619Y2 true JPH0354619Y2 (ja) 1991-12-03

Family

ID=31033560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13333886U Expired JPH0354619Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0354619Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6338865U (ja) 1988-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4390210A (en) Blind connecting structure for inner and outer shells of chair back
JPS6425521U (ja)
US4648735A (en) Device for connecting an upholstery strengthening rod to a seat load-bearing structure
JPH0354619Y2 (ja)
JPH02283910A (ja) 段付きネジ
JPS5850097Y2 (ja) フアスナ−クリツプ
JPH032209Y2 (ja)
JPH024844Y2 (ja)
JPH0353108U (ja)
JPH08105415A (ja) 椅子の背凭れ部等の接合構造
JP2606412Y2 (ja) クリップ
JP2532207Y2 (ja) 板状物の留め具
JP2504695Y2 (ja) クリップ
JPH0623565B2 (ja) 組み立て家具
KR900006932Y1 (ko) 록킹 와셔
JPH08285161A (ja) 配管継手の抜止構造
JP2510046Y2 (ja) 椅子の背クッション体取付構造
JPH0426728Y2 (ja)
JPH094330A (ja) ド ア
JPS63162115U (ja)
JPH0247288Y2 (ja)
JPH0215930Y2 (ja)
JPH01154390U (ja)
JPS6281718U (ja)
JPS6027927Y2 (ja) 軸固定装置