JPH0354519Y2 - - Google Patents

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JPH0354519Y2
JPH0354519Y2 JP8376786U JP8376786U JPH0354519Y2 JP H0354519 Y2 JPH0354519 Y2 JP H0354519Y2 JP 8376786 U JP8376786 U JP 8376786U JP 8376786 U JP8376786 U JP 8376786U JP H0354519 Y2 JPH0354519 Y2 JP H0354519Y2
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tightening
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tightening bolt
unit
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、改良された組立構造を有してなる
らせん階段に関するものである。
〈従来の技術〉 例えば2階家などで上階と下階との間を昇降す
るための階段としては種々の形式のものがある
が、占有空間が少なくそれ故所謂デツドスペース
が必要最小限で済むのみならず、見た目の美麗さ
から室内装飾上も好ましい等の理由から、殊に高
級住宅などにおいてはらせん階段が用いられるこ
とが多い。
従来の代表的ならせん階段を第4図A,Bに示
した。
即ち、このらせん階段では、床面から上階床面
に至る直径150mm程度の心柱9の外周にらせん状
に順次間隔をあけて多数設けられた深さが10mm程
度の欠込み9aに、第4図Bに詳しく示すよう
に、踏み板10の階段中心側の端部を嵌合し係止
させると共に、踏み板10の階段外周側の端部
は、らせん状に階段外周に連続して位置させた簓
桁4の内側面に順次間隔をあけて設けた簓彫り4
a内に嵌合させた構成が採られている。図中、3
は親柱、5は手摺子、6は手摺である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来のらせん階段では、1
本ものの心柱の外周を切削していくつもの欠込み
を正しい位置及び大きさで現場などで設け、更に
この欠込みに踏み板を押し込んで嵌合させていく
手間が多大に過ぎ、またこのように多数の欠込み
を形成するために心柱の機械強度が低下し易いと
いう問題がある。更に、上記のように心柱に階段
中心側の端部を嵌合させただけの構造では取付強
度が必ずしも十分でないので、上記のように踏み
板の階段外周側の端部を簓桁内面に嵌合させる構
成が不可欠となるため、階段のデザインが画一的
となりがちとなる。また、長尺で一本ものの心柱
を用いる等の理由から運搬や組立て施工の際の取
扱い性が悪く、施工時には広いスペース(特に高
さ方向)が必要となる外、階高寸法や段数などの
変更が極めて困難で対応しにくいといつた問題も
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案のらせん階段は、取付方向をらせん状
に順次変えて上下方向に連設された多数の踏み板
と、これら踏み板間に順次挾持された多数の心柱
ユニツトと、踏み板の階段中心側の端部に形成さ
れた導孔と心柱ユニツトの上下方向中心部に形成
された導孔とを上下方向に連通させて形成された
連通孔内に連設された多数の締付け部材とからな
り、締付け部材はその一端側に第1の係合部をま
たその他端側に第2の係合部を更にその所定位置
に係止部を有してなり、この係止部によつて締付
け部材を心柱ユニツトあるいは踏み板に係止・保
持させると共に上側の締付け部材の第1の係合部
をその下側に位置する締付け部材の第2の係合部
に係合・保持させることで、心柱ユニツトと踏み
板とを一体に順次締付けていつたことを要旨とす
る。
〈作 用〉 上記手段を用いることで、従来のように心柱外
周に欠込みを施工現場などで設ける手間が不要で
あり、また心柱の機械強度が低下することもな
い。また、踏み板はその階段中心側の端部が心柱
ユニツト間に強固に挾持されるので、外側端部を
簓桁内面に嵌合させずとも踏み板の取付強度は必
要十分なものとなる。更に、それ自体は短尺もの
である心柱ユニツトを必要個組合せて心柱を構成
するようにしたので、運搬や組立施工時の取扱い
性もよいし、施工スペースは小さくてもよいし、
また心柱ユニツトの使用個数を増減するのみで階
高寸法や段数が異なる場合でも直ちに対応でき
る。
〈実施例〉 以下、添付図面によつてこの考案の実施例につ
いて説明する。
実施例 1 第1図において、下階床面Fから上階床面(図
示せず)に至るまでの間(階高寸法約3m)は本
考案に係るらせん階段が設けられている。このら
せん階段は、心柱ユニツト1、踏み板2及び締付
けボルト7をそれぞれ多数組合せて構成されてい
る。このうち、心柱ユニツト1は直径150mmで高
さ160mm程度の寸法の木製円柱物を用い、この円
柱物の図中上側中心部に直径32mm程度の小孔1a
を、また図中下側中心部には直径60mm程度で小孔
1aと連通した大孔1bを形成したものである。
また踏み板2は、厚さ36mmで長さ1000mmで階段外
周側の端部の幅が500mm程度の寸法で、その階段
中心側の端部を直径160mm程度の円形とし、この
円形中心部には上記小孔1aと略同径の導孔2a
を形成したものである。更に締付けボルト7は、
図中上側の幅50mm程度の六角ボルト状の頭部7c
の内側に内径30mm程度の雌ネジ7a(第2図参照)
を穿設し、また頭部7cに連続する基部下端には
この雌ネジ7aと螺合する形状の雄ネジ7bを形
成したものである。
また、このらせん階段の外側には簓桁4がらせ
ん状に連続して設けられると共に簓桁4の内側面
に順次間隔をあけて設けた簓彫り4a内には踏み
板2の階段外周側の端部が嵌合されており、簓桁
4の下階床面F側は親柱3に連結されており、更
に手摺子5や手摺6がこれら簓桁4や親柱3に取
付けられている。
次に、上記の心柱ユニツト1、踏み板2及び締
付けボルト7の組合せ構造などについて第1図及
び第2図を用いて具体的に説明する。まず、下階
床面Fの中に、高さが60mm程度で上記締付けボル
ト7の雄ネジ7bに螺合する雌ネジ片を厚さ10mm
程度の鉄板表面に溶接などで固着させた下地板を
埋込み固定すると共に、下階床面Fより上記雌ネ
ジ片を突出させておく。そして、心柱ユニツト1
をその大孔1bを下に向けて上記雌ネジ片の上に
被せ、大孔1b内にこの雌ネジ片を収納してしま
うことで心柱ユニツト1を下階床面に密着させ
る。次いで、心柱ユニツト1の上に、その階段外
周側端部を簓桁4に欠込んだ簓彫り4aに嵌めた
踏み板2を載せ、その導孔2aと心柱ユニツト1
の小孔1aとを連通させた後、締付けボルト7を
その雄ネジ7b側を下に向けて上記で連通させた
導孔2a及び小孔1aを通して前記雌ネジ片に当
たるまで挿入する。挿入後は、締付けボルト7の
頭部7cにスパナやレンチなどの圧締具を合せ
て、これらの圧締具で頭部7cを廻し、雄ネジ7
bを雌ネジ片に螺合し完全に締付ける。この締付
けにより、締付けボルト7の頭部7cに押されて
踏み板2及び心柱ユニツト1は一体に下階床面F
に固着される。
このようにして第1段目の取付けを終えたなら
ば、すでに取付けた踏み板2の上に、別の心柱ユ
ニツト1並びに別の踏み板2をそれらの小孔1a
や大孔1b及び導孔2aを順次連通させて設け
る。この時、踏み板2はその取付方向を右廻りあ
るいは左廻り(図のものは左廻り)に変えるよう
にし、またその階段外周側端部を簓彫り4aに嵌
めておくことは言うまでもない。また、下にある
踏み板2の上面より突出した締付けボルト7の頭
部7cはその上に位置させた心柱ユニツト1の大
孔1b内に収納されてしまうから、心柱ユニツト
1と踏み板2との密着性が損われることもない
し、この頭部7cが外部より見えることもない。
次いで、第2図のように、別の締付けボルト7を
導孔2aと小孔1aとの連通孔にその雄ネジ7b
の下端が下にある締付けボルト7の雌ネジ7aの
上端に当たるまで挿入し、挿入後は上記と同様に
圧締具で締付けボルト7の締付けを行ない、新た
に取付けた踏み板2と心柱ユニツト1とを一体に
締付けてやる。そして、以上の工程を順次上方向
に繰返し行ない、上階に至るまで12〜15段程度の
踏み板取付けを行なうことでらせん階段の組立て
施工が完了する。
尚、以上の例では締付けボルト7をその頭部7
cを上にして用いて施工したが、この他、頭部7
cを下向きにして用い、既に取付けた下側の締付
けボルト7の雄ネジ7bに上側に取付けるべき締
付けボルト7の雌ネジを螺合させ締付ける構成と
してもよいことは勿論である。
実施例 2 第3図Aにその主要部を示したこの実施例2の
らせん階段は、心柱ユニツトの取付け方向を上下
逆とした他は上記実施例1と同様である。つま
り、この実施例2では、取付けを終えた心柱ユニ
ツト1の上に踏み板2を載せ、更にその上に大孔
1bを上側に向けて別の心柱ユニツト1を載せ、
次いで締付けボルト7を大孔1b、小孔1aの順
次に挿入していくと共に、その雄ネジ7bを下に
ある締付けボルトの雌ネジ7aに螺合させること
で心柱ユニツト1及び踏み板2を一体に締付ける
構成としている。
実施例 3 第3図Bに示した実施例3では、心柱ユニツト
11に導孔11aを、また踏み板12には小孔1
2aと大孔12bとを形成し、この大孔12bに
締付けボルト頭部を収納するようにし、更にこの
構成の変更に伴つて、締付けボルト17の頭部1
7c及びその内側に設けた雌ネジ17aの高さを
低くした点で以上の2つの実施例とは相違する。
そしてこの実施例3では、取付けを終えた心柱ユ
ニツト11の上に、その上面に突出した締付けボ
ルト17の頭部17cを大径12b内に収納する
ように踏み板12をおく。そして、更にその上に
別の心柱ユニツト11をおいた後、締付けボルト
17を導孔11a、小孔12aの順に挿入し、挿
入後はその雄ネジ17bを下の締付けボルト17
の雌ネジ17aに螺合させ、締付けることで、心
柱ユニツト11と踏み板12とを一体に締付ける
ようにしている。
尚、以上説明した実施例では踏み板の階段外周
側端部を簓桁により支持させた構成であつたが、
このような構造を用いず、例えば、この外周側端
部間に支持用のスペーサを順次装着させるのみの
構成としてもよいことは言うまでもない。
〈考案の効果〉 以上のように構成されるこの考案のらせん階段
によれば、心柱ユニツトと踏み板とを組合せ、こ
れらを一体に締付けるのみでよいので、現場での
加工が不要であつて組立て施工に手間がかからず
非常に容易且つ迅速となる。また、踏み板は階段
中心部において確実且つ強固に取付けられるの
で、必ずしも簓桁のような側桁を用いた構成とし
なくともよくなり、多様なデザインに対応できる
ようになる。更に、階段構成部材は小さな部材に
分割されているので取扱い性がよく施工スペース
も小さくてよいし、心柱ユニツトを踏み板とを一
組としてこれを積み重ねて階段を構成するように
したので、使用する段数を変えるのみで階高寸法
や段数の変更にも容易且つ直ちに対応できるとい
つた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の説明図、第2図はそ
の組立て施工状態の詳細図、第3図A,Bはそれ
ぞれ他例の要部断面図、第4図A,Bは従来例の
説明図である。 1,11……心柱ユニツト、2,10,12…
…踏み板、4……簓桁、7,17……締付けボル
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 取付方向をらせん状に順次変えて上下方向に
    連設された多数の踏み板と、これら踏み板間に
    順次挾持された多数の心柱ユニツトと、踏み板
    の階段中心側の端部に形成された導孔と心柱ユ
    ニツトの上下方向中心部に形成された導孔とを
    上下方向に連通させて形成された連通孔内に連
    設された多数の締付け部材とからなり、締付け
    部材はその一端側に第1の係合部をまたその他
    端側に第2の係合部を更にその所定位置に係止
    部を有してなり、この係止部によつて締付け部
    材を心柱ユニツトあるいは踏み板に係止・保持
    させると共に上側の締付け部材の第1の係合部
    をその下側に位置する締付け部材の第2の係合
    部に係合・保持させることで、心柱ユニツトと
    踏み板とを一体に順次締付けていつたことを特
    徴とするらせん階段。 2 締付け部材として、雌ネジを穿設した大径の
    頭部及びこの頭部に連続し端部にはこの雌ネジ
    と螺合する形状の雄ネジを有する基部とからな
    る締付けボルトを用い、また心柱ユニツトある
    いは踏み板のいずれかの導孔を上下方向に大径
    の孔と小径の孔とから構成し、締付けボルトの
    頭部をこの大径の孔に収納すると共に締付けボ
    ルトの頭部と基部との継目部分を係止部とした
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のらせん階段。
JP8376786U 1986-06-02 1986-06-02 Expired JPH0354519Y2 (ja)

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JPH0750507Y2 (ja) * 1990-01-10 1995-11-15 三井木材工業株式会社 桁なしらせん階段
JPH0748843Y2 (ja) * 1990-04-27 1995-11-08 三井木材工業株式会社 らせん階段
JP4614161B2 (ja) * 2005-01-25 2011-01-19 株式会社横森製作所 踏段ユニット、螺旋階段

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JPS62194840U (ja) 1987-12-11

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