JPH0354255B2 - - Google Patents

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JPH0354255B2
JPH0354255B2 JP26212184A JP26212184A JPH0354255B2 JP H0354255 B2 JPH0354255 B2 JP H0354255B2 JP 26212184 A JP26212184 A JP 26212184A JP 26212184 A JP26212184 A JP 26212184A JP H0354255 B2 JPH0354255 B2 JP H0354255B2
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blades
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JP26212184A
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空調装置等から吹出す流れを任意の方
向に偏向させる流れ方向制御装置において特に吹
出口のアスペクト比(縦横比)の小さい方向に流
れを広角かつ均一に偏向させるものに関する。
従来の技術 第5図と第6図が従来例に関するものである。
従来より流体通路に羽根を設けて流れの方向を
変化させるものは多数提案されている。第1の例
は特公昭50−25745号公報でありこれは第5図に
示すようなもので同図にて右から左へ向う流れを
直線羽根1,1,…によつて図面上で上下の方向
に偏向させようとするものである。直線羽根の流
れ方向に対する角度をθ1とした場合実際の流れの
偏向角度θ2はθ1よりかなり小さな値となることは
広く知られている。θ1を更に大きくするとθ2も多
少大きくなるものの流れに対する抵抗の増加が激
しくて風量低下をもたらして実用上θ2は約30°が
限度であつた。また流れを外方に偏向させたため
に流体通路の中央付近は流速が著しく低下するか
場合によつては逆流域が生じて不都合な場合もあ
つた。すなわち第5図のものは流れを広角かつ均
一に偏向させるためには理想的な構成とはいえな
いてんがあつた。実公昭47−21343号公報では第
6図に示すような構造の流れ制御装置が提案され
ている。整流片2が中央部から遠ざかるにつれて
大きく傾けられているため流れの均一性は確保で
きるものの広角に偏向させるというてんでは第5
図と同じく抵抗の増大、風量の低下という望まし
くないてんがある。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は抵抗の増加を低くおさえ、(風
量の低下を生じることなく、)広角度にかつ均一
に偏向させて従来の問題点の解消をはかるととも
に偏向の程度を自由に調節できる簡素で安価な流
れ方向制御装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 解決手段の構成を説明する。基本的には流体通
路の出口付近の対面する一対の側壁面をそれぞれ
外方に広がる案内壁とし、その間に複数枚の曲面
形状の羽根をその凹面側がそれぞれの案内壁と対
面するように2つの羽根群に分割して例えばそれ
らの弦長方向の端部にて連結部材で連結してい
る。ここで重要な特徴は上記の羽根群のそれぞれ
の羽根の弦長方向に対する羽根回転軸を案内壁に
近いものほど上記連結部材に接近した位置に設け
たことである。
作 用 上述の2つの羽根群の連結部材を操作してそれ
ぞれの羽根群を流れの下流側端部が外側(案内壁
の側)に移動するようにすると流れの方向が案内
壁の方へ傾きその瞬間案内壁への付着効果が発生
し、案内壁に付着した安定流れが発生し、流体通
路の両側面部の流れは案内壁に沿つた外方へ広角
に曲がる流れとなり同時に2つの羽根群を構成す
るそれぞれの羽根の凸面側にも前記の流体通路の
側面を構成する案内壁が安定した付着流を形成し
たのとほぼ同様の作用によつて安定した付着流を
形成する。ただし付着壁から最も離れた羽根の凸
面側には次の羽根が存在しないため付着流が形成
されない場合もある。以上の動作によつて縦横比
の小さい吹出口の短い辺の方向に広角に外方へ曲
る安定した拡大流れが発生し広角偏向が実現でき
るがこのときの偏向動作は流れの曲面付着作用に
よつて生ずるもので羽根下流部でのうず発生は極
めて少い。他方従来の第5図1、又は第6図2で
示した直線羽根を流れに対して傾斜させて偏向動
作を行う従来のものは羽根への付着効果がないた
め羽根下流部で強いうずの発生がみられその結果
流量低下が発生ししかも十分な流れの偏向動作を
行わせることができなかつたが本発明の構成によ
れば上記のように羽根下流部でのうず発生が極め
て少く流量低下を発生することなくしかも十分な
偏向動作を行わせることができる。以上が広角な
偏向動作を行わせることが可能な理由である。次
に均一な流れが得られる理由を述べる。すでに説
明したように2つの羽根群はそれぞれ例えばそれ
らの構成要素である曲面形状の羽根の弦長方向の
端部にて連結部材で連結されておりしかもその連
結部材と羽根回転軸間の距離は外側(案内壁側)
にいくほど短くなつているため連結部材を一定量
動かして曲面形状の羽根を回転運動させたとき外
側ほど大きく回転し、中央部の回転角度はわずか
であるため流れの略中央部ではほとんど偏向なし
で直進し外側の案内壁付近ではその案内壁に沿つ
た広角に偏向する流れとなり流体通路全体でみる
と扇形の理想的な均一流れとなり従来のように中
央部で流れが弱くなつたり逆流が生じたりするこ
とがない。以上が均一な流れが得られる理由であ
る。
実施例 第1図〜第4図は本発明の一実施例に関するも
のである。第1図〜第4図中同一番号は同一部品
を示す。第1図が基本構成図であり第2図は動作
説明図であり構成は第1図と同じであるため部品
番号を一部省略する。第3図は第1図又は第2図
中部品3の立体斜視図、第4図は第1図又は第2
図中部品4の立体斜視図である。先ず第1図によ
つて構成を説明する。概略的には曲面形状の羽根
3,3A,4,4A,5,5Aを連結部材6,6
Aで連結し左右の案内壁7,7Aの間に配置した
ものである。次に詳細構成を説明する。第3図は
第1図3で示した曲面形状の羽根の立体斜視図で
あり羽根回転軸8と駆動ピン9を有している。第
4図は第1図4で示した曲面形状の羽根の立体斜
視図であり羽根回転軸10と駆動ピン11を有し
ているが羽根回転軸10の弦長方向に対する位置
が異つている。曲面形状の羽根5も基本形状は第
3図又は第4図と同じであるが羽根回転軸12の
弦長方向に対する位置が異つており駆動ピン13
の位置等は同じであり容易に類推可能と思われる
ため図示を省略する。また3A,4A,5Aで示
した曲面形状の羽根群は3,4,5で示した左側
の羽根群と左右勝手違いにて同一構成である。そ
の他の同一番号にて添字Aの有無も左の羽根群と
右の羽根群を区別するためのもので基本構成は同
一である。次に第1図によつて連結部材6と駆動
ピン9,11,13の関係を説明する。連結部材
6に設けられた長孔14,15,16に前記駆動
ピン9,11,13が貫装されており駆動ピン
9,11,13の動きを連結部材6の動きに追従
させる構成となつている。右側の連結部材6Aと
駆動ピン14A,15A,16Aの関係も同様で
ある。
次に動作を説明する。動作は3,4,5で示す
左の羽根群と3A,4A,5Aで示す右の羽根群
は左右勝手違いのみで基本的動作は同一であり左
の羽根群によつて説明する。
第1図において曲面形状の羽根3,4,5は図
面上方にて太い矢印で示した羽根上流流れと略同
一の方向を向いており羽根下流流れは羽根上流流
れと略同一である。詳細にみると若干外側に偏向
しているがこれは付着壁7又は曲面形状の羽根
3,4,5への流体の付着効果によるものである
と考えられるが前記の曲面形状の羽根3,4,5
の姿勢が図示の通りほぼ正面を向いているためそ
の偏向度合は小さい。因みに連結部材6を外側
(左方向)に若干動かして曲面形状の羽根3,4,
5をわずかに内側へ向けると羽根下流流れは羽根
上流流れと完全に一致する。
次に第1図、第2図によつて本発明の骨子であ
る均一で広角な偏向動作について説明する。流体
通路の出口付近(第2図の下方)の流れについて
説明する。連結部材6を第1図において右方へ移
動すると第2図の示すような羽根群の配置とな
る。それぞれの曲面形状の羽根3,4,5と連結
部材6との距離は4が最も短く、3,5と次第に
長くなつているため曲面形状の羽根4,3,5の
駆動ピン11,9,13を前記連結部材6で同一
距離動かすと曲面形状の羽根4,3,5は第2図
左半分に示すように一番外側の4が角度A3で最
も大きく外側に向き3が角度A2,5が角度A1で
角度は最も小さい。外側に向けられた曲面形状の
羽根4の作用によつて案内壁7への付着が発生
し、案内壁に付着した安定流れが発生する。羽根
群を構成するそれぞれの曲面形状の羽根4,3,
5の凸面側にも流体通路の側面を構成する案内壁
7が安定した付着流を形成したのとほぼ同様の作
用によつて安定した付着流が生じるが付着壁7か
ら最も離れた曲面形状の羽根5の凸面側にはもは
や次の同方向に配置された曲面形状の羽根が存在
しないため付着流が形成されない場合もある。以
上説明したように流体通路出口付近の側面を構成
する案内壁7に形成された付着流をもとに羽根群
を構成する曲面形状の羽根4,5の凸面側に付着
流が形成され第2図左下方に示した矢印のように
付着壁7に近い外側ほど大きく外側に偏向された
偏向流をつくることができる。第2図右半分につ
いても左半分と同じ動作原理によつて右下方に示
した矢印のように付着壁7Aに近い外側ほど大き
く外側に偏向された偏向流をつくることができ
る。全体的にみると流体通路出口付近で扇形に広
がる理想的な均一流れを得ることができる。なお
羽根形状を翼形にするとか第2図右半分又は左半
分のみの構造で機器を構成するなどは本発明の範
囲内で行いうることである。
発明の効果 流体通路の両側面を構成する付着壁を設け、そ
の間に複数枚の曲面形状の羽根をその凹面側がそ
れぞれの案内壁と対面するように2つの羽根群に
分割して例えばそれらの弦長方向の端部にて連結
部材で連結しているがここで重要な構成上の特徴
は上記の羽根群のそれぞれの羽根の弦長方向にお
ける羽根回転軸を案内壁面に近いものほど上記連
結部材に接近した位置に設けたことである。以上
のように構成されているから連結部材を操作して
2つの羽根群を流れの下流端部が外側(案内壁の
側)に移動するようにすると流れの方向が案内壁
の方へ傾き案内壁への安定した付着流が発生し、
同時に2つの羽根群を構成するそれぞれの曲面形
状の羽根の凸側(それぞれの付着壁から最も離れ
た1枚の羽根を除く)にも安定した付着流が形成
されて流量を低下させることなく広角な偏向動作
を行わせることができる。ここで重要なことは連
結部材と羽根回転軸間の距離は外側(案内壁側)
ほど短くなつているから連結部材を一定量動かし
て曲面形状の羽根を回転運動させたとき外側ほど
大きく回転し中央部の回転角度はわずかであるか
ら中央部でほとんど偏向なしで直進し、外側の案
内壁付近で案内壁に沿つた広角に偏向する流れと
なり通路全体で扇形の均一な流れとなる。以上説
明したように本発明は拡大形状の案内壁と曲面形
状の羽根を使用し、羽根の回転軸を順次ずらせる
という簡素な構成であり特殊な構成部品を必要と
しないため安価であるという利点を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における流れ方向制
御装置の平面図、第2図は動作状態の平面図、第
3図、第4図は同要部の斜視図、第5図は従来の
流れ方向制御装置の断面図、第6図は同断平面図
である。 3,4,5……曲面形状の羽根(合せて羽根
群)、6……連結部材、7……案内壁、8,10,
12……羽根回転軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体通路の出口近傍の相対する一対の壁面を
    外方に拡大する案内壁とし、その一対の案内壁の
    間に回転軸を有する複数枚の曲面形状の羽根をそ
    の凹側がそれぞれの案内壁側に向くよう連結部材
    で連結された2つの羽根群として配置するととも
    にそれぞれの羽根群のそれぞれの羽根の羽根回転
    軸位置を案内壁に近いものほど前記連結部材に接
    近させて設けた流れ方向制御装置。
JP26212184A 1984-12-12 1984-12-12 流れ方向制御装置 Granted JPS61140739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26212184A JPS61140739A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 流れ方向制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP26212184A JPS61140739A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 流れ方向制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS61140739A JPS61140739A (ja) 1986-06-27
JPH0354255B2 true JPH0354255B2 (ja) 1991-08-19

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ID=17371337

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JP26212184A Granted JPS61140739A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 流れ方向制御装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2110693T3 (es) * 1993-03-05 1998-02-16 Mitsubishi Electric Corp Aparato de regulacion de la direccion del aire en un equipo de aire acondicionado.
JP6515765B2 (ja) * 2015-09-30 2019-05-22 株式会社デンソー 車両用空気吹き出し装置

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JPS61140739A (ja) 1986-06-27

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