JPH035416Y2 - - Google Patents

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JPH035416Y2
JPH035416Y2 JP1986145118U JP14511886U JPH035416Y2 JP H035416 Y2 JPH035416 Y2 JP H035416Y2 JP 1986145118 U JP1986145118 U JP 1986145118U JP 14511886 U JP14511886 U JP 14511886U JP H035416 Y2 JPH035416 Y2 JP H035416Y2
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dresser
dressing
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  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、砥石の目立てや整形を行なうための
ドレツシング装置に関する。
(従来の技術) 例えばCBN砥粒を焼結してなる砥石では、長
時間研削すると、各砥粒の切刃が摩耗して研削能
率が低下したり、仕上げ面が悪化する。また、研
削時の振動により偏摩耗し砥石の真円度も悪化す
る。そこで、鈍つた砥粒の先部を破砕して鋭い切
刃を出現させるいわゆる目立てと、砥石の外形を
真円形状にするための整形が不可欠であり、これ
ら作業を行なう手段としてドレツシング装置が用
いられている。
従来のドレツシング装置は、ハウジングと、こ
のハウジングに回転可能に支持されたドレツサ軸
と、ドレツサ軸の先端部に固定されたドレツサと
を備えている。このドレツサは、外周にたとえば
ダイヤモンド砥粒を電着してなるドレツシング部
を有している。
このドレツシング装置では、ドレツサと砥石を
回転させ、ドレツシング部のダイヤモンド砥粒と
砥石のCBN砥粒とを衝突させることにより、
CBN砥粒の先部を破砕し、ドレツシングを行な
うものである。砥石の全研削面をドレツシングす
るには、まず砥石をドレツサに近付ける方向に送
り、ドレツシング部に接触させた後、軸方向に送
る必要がある。
ところで、砥石の各砥粒は、先部が僅かに破砕
されただけでも鋭い切刃を出現させることができ
るから、破砕される部分を小さくし、ドレツシン
グ代を少なくするのが好ましい。上記装置では、
砥石とドレツシング部との接触を熟練した作業員
が火花を見たり摩擦音を聞くことにより確認し、
この確認後に砥石の軸方向送りを開始してドレツ
シングしていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のように目や耳で砥石とド
レツシング部の接触を感知するには高度の熟練を
必要とし、また、高度の熟練者であつてもドレツ
シング代が10〜15ミクロンになつてしまい、砥石
の砥粒が必要量以上破砕されるため、高価な砥粒
の消費量が多い欠点があつた。
なお、特開昭60−6331号公報および特開昭60−
263647号公報には、AEセンサを用いて、ドリル
の異常を検出する装置が記載されているが、これ
ら装置は本考案とは目的が相異しており、また、
液室の形成箇所および液室への液の充填手段等の
構成が本考案とは異なり、超音波の伝達経路にお
ける減衰が大きい。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解消するためになされた
もので、その要旨は、ハウジングと、このハウジ
ングに回転可能に支持されたドレツサ軸と、外周
にドレツシング部を有し上記ドレツサ軸の先端部
に固定されたドレツサとを備えた砥石のドレツシ
ング装置において、上記ハウジング内にAEセン
サが設けられ、ハウジングとドレツサとの間に、
シール部材によつて囲まれた液室が形成され、こ
の液室には、ハウジングに形成された通路を介し
て液循環系が連通していることを特徴とする砥石
のドレツシング装置にある。
(作用) 砥石がドレツシング部に接触した時生じる固有
の超音波振動(AE波)を、AEセンサによりこれ
を感知する。このため、作業員の熟練を必要とし
ない。
ドレツサからAEセンサまでの超音波の伝達経
路に配される部品の点数が少なく部品間の境界数
が少ないこと、および、この境界には超音波伝達
効率の良い液体が介在されているため、伝達経路
における超音波の減衰が少なく、わずかな接触を
も高感度で感知でき、最小限のドレツシング代で
ドレツシングを行なうことができる。
液室には液循環系から液が安定供給されるた
め、検出性能の信頼性も高い。液室がドレツシン
グ作業時に高圧になることもなく、シール部材か
らの液漏れも防止できる。さらに、液の循環によ
りドレツサの冷却を行なえるとともに、この液循
環系が閉鎖系であるため液の飛散もない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。ドレツシング装置1はハウジング2を有し
ており、このハウジング2は図示しない台等に固
定されている。ハウジング2には、支持孔3と、
これより前側の小径の挿入孔4が形成されてお
り、このハウジング2の後端面には蓋5が図示し
ないボルトによつて固定されている。
上記支持孔3にはベアリング6が収納されてお
り、このベアリング6を介してドレツサ軸7がハ
ウジング2に回転可能に支持されている。ドレツ
サ軸7は、後端が蓋5の孔8に挿通され、ここで
駆動軸9に連結されている。上記ベアリング6
は、筒状のスペーサ10,11,12とドレツサ
軸7に螺合されたナツト13により支持されてい
る。
ドレツサ軸7には、ハウジング2の挿入孔4に
挿入されるフランジ部14が形成されており、こ
れより先部15に円盤形状のドレツサ16が挿通
支持されている。このドレツサ16は、ドレツサ
軸7の先部15に螺合するナツト17とフランジ
14とによつて、締め付け固定されている。
上記ドレツサ16の前端部の外周には、ダイヤ
モンドが電着されていて環状のドレツシング部1
8となつている。
上記ハウジング2には、ドレツサ軸7と平行に
収納孔19が形成されており、この収納孔19に
は、AEセンサ(アコーステイツクエミツシヨン
センサ)20およびこのAEセンサ20を収納孔
19の奥面に押し付けるためのコイルスプリング
21が収納されている。なお、AEセンサ20と
収納孔19の奥面との間にはグリース等が介在さ
れており、両者の密着性が高められている。AE
センサ20には、ケーブル22の一端が接続され
ており、このケーブル22は蓋5を貫通して外部
に導出され、その他端が図示しない信号処理回路
に接続されている。
ハウジング2の前端面には、2つの環状の溝2
3,24がドレツサ軸7と同心をなして形成され
ており、これら溝23,24にはシールリング2
5,26(シール部材)がはめ込まれている。外
側のシールリング25はドレツサ16の後端面に
接している。また、内側のシールリング26はド
レツサ16の後端面とドレツサ軸7の外周面に接
している。
これらシールリング25,26と、ハウジング
2の前端面と、ドレツサ16の後端面とで囲まれ
た空間が、液室27となつている。この液室27
の幅は非常に狭く0.2〜0.5mm程度である。
ハウジング2には、ドレツサ軸7と平行に延び
る2つの通路28,29が形成されており、これ
ら通路28,29の一端が液室27に連なり、他
端が蓋5に形成された入口ポート30および出口
ポート31にそれぞれ連なつている。これらポー
ト30,31には、それぞれ継手32,33を介
してパイプ34,35の一端が接続されている。
一方のパイプ34はポンプ36に接続され、他
方のパイプ35はタンク37に接続されている。
また、ポンプ36とタンク37がパイプ38によ
つて接続されており、これら部材によつて液循環
系39が構成されている。そして、タンク37に
は液体例えば低粘度の油40が貯えられ、この油
40は、パイプ38、ポンプ36、パイプ34、
通路28、液室27、通路29、パイプ35を経
て、再びタンク37に戻るようになつている。
ドレツシング装置1の近傍には回転シヤフト5
0が配置されている。この回転シヤフト50は、
例えば移動台に支持されていて、その軸芯と直交
する方向に移動されることによりドレツシング装
置1に対して近付いたり離れたりするとともに、
軸芯方向にも移動されるようになつている。
周面にCBN砥粒を焼結してなる円柱形状の砥
石60が、長時間研削により切れ味が鈍くなつた
り偏摩耗した場合、上述構成のドレツシング装置
1を用いてドレツシングを行なう。
まず、上記砥石60を回転シヤフト50の先端
部に固定する。次に、回転シヤフト50を回転さ
せながら、ドレツシング装置1に徐々に近付けて
いく。この時、駆動軸9の回転によりドレツサ1
6も回転している。
やがて、砥石60の砥粒がドレツサ16のドレ
ツシング部18の砥粒に接触する。この時、接触
部で超音波振動が発生し、この超音波は、ドレツ
サ16から液室27に充填された油40(液室2
7の幅が狭いので実質的に膜状となつている)お
よびハウジング2を介して伝達されて、AEセン
サ20に至り、ここで電気信号に変換される。こ
の電気信号はコード22を経て信号処理回路に送
られる。信号処理回路ではこの電気信号を処理し
て上記ドレツシング部18と砥石60の接触を検
出し、検出信号を発する。この検出信号に基づい
て上記回転シヤフト50の横移動が自動的に即座
に停止される。なお、上記検出信号を警報器等に
送りこの警報にしたがつて操作員が横移動を停止
してもよい。
この後、砥石60が回転しながら軸芯方向に送
られ、周面の砥粒がドレツシング部18の砥粒に
衝突してその先部が破砕されることによりドレツ
シングされ、目立てと整形がなされる。
上記のように、砥石60のドレツシング部18
に対する接触は、AEセンサ20により感知され
るため、操作員の熟練を必要しない。
接触により生じた超音波は、ドレツサ16から
ハウジング2を介してAEセンサ20に伝達され
るものであり、例えばドレツサ16からドレツサ
軸7およびハウジング2を経由して伝達される場
合に比べて、伝達経路に配される部品の点数が少
なく、超音波伝達に悪影響をお呼びす部品間の境
界数が少ない。しかも、ドレツサ16とハウジン
グ2との境界には、超音波伝達効率の良い油40
が介在されている。したがつて、伝達経路での超
音波の減衰が少ない。
また、駆動軸9からドレツサ軸7にノイズが伝
達された場合でも、このノイズは伝達効率の非常
に悪いベアリング6のみを介してハウジング2に
伝達されるため、減衰が大きく、AEセンサ20
でこのノイズを拾うことがない。
上記のようにドレツサ16からの超音波の減衰
が少ないことおよび、ノイズの減衰が大きいこと
により、AEセンサ20による上記砥石60とド
レツシング部18の接触感知を、高感度で行なう
ことができる。したがつて、砥粒60とドレツシ
ング部18の砥粒同士が僅かに接触しても、これ
を確実に感知できる。この結果、塗石60の各砥
粒は先部を僅かに破砕するだけで切刃を出現させ
ることができ、最小限のドレツシング代(0.4ミ
クロン以下)でドレツシングを行なうことができ
る。
上記油40は、ポンプ36により液室27に安
定供給され常に充填されているので、検出性能の
信頼性が高い。また、この液室27は密閉されて
おらず油40の逃げ道があるため、ドレツシング
時の発熱により液室27内の油圧が異常に高くな
ることがなく、この高圧に伴なつて油40がシー
ルリング25,26から漏れるような不都合が生
じることもない。さらに、油40は循環によりド
レツサ16の冷却を行なうことができるととも
に、閉じられた液循環系39内を循環するため、
油40が飛散することがなく、作業環境を汚すこ
とがない。
本考案は上記実施例に制約されず種々の態様が
可能である。例えば、ハウジングにAEセンサと
液室を連通させる通路を形成し、AEセンサの面
に液が接するようにしてもよい。また、AEセン
サの面を液室に臨ませてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案では、AEセンサ
と砥石とドレツシング部の接触を感知することに
より、熟練を要せずにドレツシングを行なうこと
ができる。
また、超音波伝達経路に配される部品間の境界
数が少なく、しかもこの境界に液が介在されてい
るため、AEセンサによる上記接触の感知を高感
度で確実に行なうことができ、したがつて、最小
限のドレツシング代でドレツシングできるため、
砥粒の消費量を少なくすることができる。
さらに、液室への液の供給を液循環系により安
定して行なうことができるので検出性能の信頼性
を向上でき、また、ドレツサの冷却を行なうこと
ができ、液室からの液漏れ等がなく作業環境を汚
すこともない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は作業時の状態を示すドレツシング装置の断
面図、第2図は同背面図である。 1……ドレツシング装置、2……ハウジング、
7……ドレツサ軸、16……ドレツサ、18……
ドレツシング部、20……AEセンサ、25,2
6……シール部材(シールリング)、27……液
室、39……液循環系、40……液体(油)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングと、このハウジングに回転可能に支
    持されたドレツサ軸と、外周にドレツシング部を
    有し上記ドレツサ軸の先端部に固定されたドレツ
    サとを備えた砥石のドレツシング装置において、
    上記ハウジング内にAEセンサが設けられ、ハウ
    ジングとドレツサとの間に、シール部材によつて
    囲まれた液室が形成され、この液室には、ハウジ
    ングに形成された通路を介して液循環系が連通し
    ていることを特徴とする砥石のドレツシング装
    置。
JP1986145118U 1986-09-24 1986-09-24 Expired JPH035416Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986145118U JPH035416Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24

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JP1986145118U JPH035416Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24

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JPS6350656U JPS6350656U (ja) 1988-04-06
JPH035416Y2 true JPH035416Y2 (ja) 1991-02-12

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JP1986145118U Expired JPH035416Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24

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JP5961050B2 (ja) * 2012-06-28 2016-08-02 国立大学法人横浜国立大学 電着砥石の修正方法
DE202015001082U1 (de) * 2015-02-06 2015-02-24 Deckel Maho Pfronten Gmbh Spindelvorrichtung für eine programmgesteuerte Werkzeugmaschine

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JPS6350656U (ja) 1988-04-06

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