JPH0354054Y2 - - Google Patents

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JPH0354054Y2
JPH0354054Y2 JP1986039136U JP3913686U JPH0354054Y2 JP H0354054 Y2 JPH0354054 Y2 JP H0354054Y2 JP 1986039136 U JP1986039136 U JP 1986039136U JP 3913686 U JP3913686 U JP 3913686U JP H0354054 Y2 JPH0354054 Y2 JP H0354054Y2
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JP
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tab
knob
line
cut
tear
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JP1986039136U
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JPS61164145U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガラス容器の瓶口を密封する金属キ
ヤツプ、より詳しくは、一般にマキシキヤツプと
いわれる切取式金属キヤツプ、即ち、第4図に示
したように、切取線の設けられた円板状の頂部、
頂部の周辺に設けられた円筒状のスカート部、ス
カート部に頂部の切取線に接続して設けられた切
取線によつて両側を囲まれたスカート部の一部と
そこから下方に延長された部分とからなるタブ、
及び、タブの下端に設けられたノブからなり、ノ
ブを引き上げて、タブ及び頂部の切取線に囲まれ
た部分を切り取ることによつて、開封できるよう
にした切取式金属キヤツプ(以下、「マキシキヤ
ツプ」という)の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、ガラス容器の瓶口を密封するには、
種々のキヤツプが用いられてきた。細口の瓶につ
いては、王冠やスクリユーキヤツプが用いられて
おり、広口の瓶には、テイアオフキヤツプや、上
述のマキシキヤツプが用いられている。
また、このようなマキシキヤツプに関する改良
技術については、特開昭51−66081号公報、特開
昭52−125084号公報等に開示されている。
特開昭51−66081号公報には、第4図に示した
ように、タブ及びノブを補強するため、タブから
ノブにわたつて1個以上のくぼみ(中空の突条)
を設けることが開示されており、特開昭52−
125084号公報には、切り取りの際の力を軽減する
ため、頂部とスカート部の間に丸形連結部を設
け、タブの両側の切取線間の間隔を丸形連結部で
滑らかに拡げ、更に、それに接続された頂部の切
取線を頂部の周囲に沿つて拡げること、及び、ノ
ブを横に引いてタブの両側の切取線を切り取る際
に、特に丸形連結部において、てこの作用が働く
ように、タブにリブを設けることが開示されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
広口瓶に装着されたテアオフキヤツプは、瓶口
部の円周方向の長い切取線に沿つて、切り取る金
属片が切れないように、注意深く開封することが
必要であるのに対して、マキシキヤツプは、切り
取る方向が、瓶の軸線に平行であり、切取線も短
いので、開封が容易であり、多くの広口瓶への使
用が期待されている。
しかしながら、マキシキヤツプは、開封する際
には、第5図の部分側面図に示したように瓶口に
装着されたキヤツプのノブを持つて、最初、第6
図に示したように、瓶の軸線にほぼ直角に水平方
向外側に引つ張つて、タブの両側の切取線の下端
を切り裂き、その後、第7図に示したように、引
つ張る方向を、次第に瓶の軸線に平行即ち垂直方
向上方に変えて、更に切取線を切り裂いて行き、
タブおよび頂部の切取線に囲まれた部分を切り取
つて、開封するものであるが、個々のキヤツプに
さえ、「手前に引く」ように注意が記載されてい
るにもかかわらず、一般の消費者は、第8図に示
したように、ノブを持つて、直ぐ上方に引つ張つ
てしまうことが多い。そのため、往々にして、ノ
ブの付け根やタブが千切れて、開封できなくなる
ことが多かつた。そして、このような切断現象を
調べてみると、タブとノブとの接続部で多発し、
一度タブの両側の切取線が裂けると、その後は比
較的円滑に切り取られ、発生が減少していること
がわかつた。
従つて、上述のような問題点は、上述の特開昭
52−125084号公報に開示されたように、切取線の
形状を変えても解決されないし、また、タブにリ
ブを設けて剛性を持たせると、タブに折れ曲がり
難くなり、切れ易くなる。また、上述の特開昭51
−66081号公報に開示されたように、タブからノ
ブにわたつて1個以上の中空の突条を設けると、
ある程度の効果がでるが、タブは端部から切れる
ので、その効果は充分でなく、また、中空の突条
はキヤツプを捲き締める際に潰されるので、その
部分では効果は減殺されている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者は、このような問題点を解決するため
に、マキシキヤツプにおいて、第1図及び第2図
に示したように、円周に沿つて切取線の設けられ
た円板状の頂部、頂部の周辺に設けられた円筒状
のスカート部、スカート部に頂部の切取線に接続
して設けられた切取線によつて両側を囲まれたス
カート部の一部とそこから下方に延長された部分
とからなるタブ、及び、タブの下端に設けられた
ノブからなり、ノブを引き上げて、タブ及び頂部
の切取線に囲まれた部分を切り取ることによつ
て、開封できるようにした切取式金属キヤツプに
おいて、タブの切取線に囲まれていない部分及び
ノブの両側が延長され、裏側に折り返されて二重
になつていることを特徴とする切取式金属キヤツ
プを提供するものである。
このようなマキシキヤツプを製造するには、金
属板から部材を切り取る際に、第3図に示したよ
うに、タブ及びノブの部分を、裏側に折り返す分
だけ広く切り取り、キヤツプを成形する際、その
部分を折り返して、両端を二重にするという極め
て簡単な方法を用いるだけでよい。
〔作用〕
このような構造にすることによつて、本考案に
係わるマキシキヤツプには、次のような作用が表
れる。
(1) 通常、ノブやタブが切れる時は、端から切れ
るので、本考案において、端部を折り返して、
二重にすることによつて、切断強度が二倍以上
になり、ノブやタブが切れ難くなる。
(2) タブを補強するために、タブに中空の突条を
設けた場合には、キヤツプを捲き締める際に、
突条が潰されて、補強の効果が減殺されるが、
本考案においては、端部が二重になつているの
で、捲き締めによつて潰されて補強の効果が減
殺されることがない。
(3) 本考案においては、ノブ及びタブの両端を折
り返しているので、ノブに人差指を入れて引つ
張つた時、中指等がノブやタブの端に当たつて
も痛さを感じなくなる。
〔実施例〕
第1図、第2図及び第3図は、それぞれ、本考
案の一つの実施例を係わるマキシキヤツプの裏側
からみた斜視図、そのA−A′断面図、及び、端
部の折り返す部分を示した説明図であり、第4図
は、従来のマキシキヤツプの斜視図である。
これらの図において、1は頂部、2はスカート
部、3はタブ、4はノブ、5は指かけリング、6
はパツキング、7は頂部の切取線、8はスカート
部の切取線、9は折り返し部、10はタブとノブ
との接続部である。
本実施例に係わるマキシキヤツプは、切取線7
の設けられた円板状の頂部1、頂部1の周辺に設
けられた円筒状のスカート部2、スカート部に頂
部の切取線接続して設けられた切取線8によつて
両側を囲まれたスカート部の一部とそこから下方
に延長された部分とからなるタブ3、及び、タブ
の下端に設けられたノブ4からなり、ノブ4を引
き上げて、タブ3及び頂部1の切取線に囲まれた
部分を切り取ることによつて、開封できるように
した切取式金属キヤツプであつて、タブ3の切取
線に囲まれていない部分及びノブ4の両側に、裏
側に延長され折り返されて二重になつている部分
9が設けられているものである。
このようなマキシキヤツプを製造するには、第
3図の説明図に示したように、タブ及びノブの部
分を、裏側に折り返す分9だけ広く切り取り、キ
ヤツプを成形する際(通常、第3図のようにスカ
ート部を成形する前)、指かけリング5の周縁部
を折り返すのとほぼ同時に、その部分9を折り返
して、両端を二重にするという極めて簡単な方法
を用いるだけでよい。
〔効果〕
本考案に係わる切取式金属キヤツプは、上述の
ような構造及び作用を有するので、極めて容易な
製造方法を使用することによつて、一般の消費者
が、不用意にノブを上方に引つ張つても、ノブの
付け根やタブが千切れ難い切取式金属キヤツプを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は、それぞれ、本考
案の一つの実施例に係わるマキシキヤツプの裏側
からみた斜視図、そのA−A′断面図、及び、端
部の折り返す部分を示した説明図であり、第4図
は、従来のマキシキヤツプの斜視図であり、第5
図ないし第8図は、その開封状態を示す部分側面
図である。 これらの図において、1は頂部、2はスカート
部、3はタブ、4はノブ、5は指かけリング、6
はパツキング、7は頂部の切取線、8はスカート
部の切取線、9は折り返し部、10はタブとノブ
との接続部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円周に沿つて切取線の設けられ円板状の頂部、
    頂部の周辺に設けられた円筒状のスカート部、ス
    カート部に頂部の切取線に接続して設けられた切
    取線によつて両側を囲まれたスカート部の一部と
    そこから下方に延長された部分とからなるタブ、
    及び、タブの下端に設けられたノブからなり、ノ
    ブを引き上げて、タブ及び頂部の切取線に囲まれ
    た部分を切り取ることによつて、開封できるよう
    にした切取式金属キヤツプにおいて、タブの切取
    線に囲まれていない部分及びノブの両側が延長さ
    れ、裏側に折り返されて二重になつていることを
    特徴とする切取式金属キヤツプ。
JP1986039136U 1986-03-19 1986-03-19 Expired JPH0354054Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986039136U JPH0354054Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986039136U JPH0354054Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61164145U JPS61164145U (ja) 1986-10-11
JPH0354054Y2 true JPH0354054Y2 (ja) 1991-11-27

Family

ID=30546804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986039136U Expired JPH0354054Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

Country Status (1)

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JP (1) JPH0354054Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234751B2 (ja) * 1974-02-27 1977-09-05
JPS52125084A (en) * 1975-05-29 1977-10-20 American Flange & Mfg Manually removable bottle cap

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234751U (ja) * 1975-09-02 1977-03-11

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234751B2 (ja) * 1974-02-27 1977-09-05
JPS52125084A (en) * 1975-05-29 1977-10-20 American Flange & Mfg Manually removable bottle cap

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61164145U (ja) 1986-10-11

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