JPH0242593Y2 - - Google Patents

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JPH0242593Y2
JPH0242593Y2 JP1982166580U JP16658082U JPH0242593Y2 JP H0242593 Y2 JPH0242593 Y2 JP H0242593Y2 JP 1982166580 U JP1982166580 U JP 1982166580U JP 16658082 U JP16658082 U JP 16658082U JP H0242593 Y2 JPH0242593 Y2 JP H0242593Y2
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JP
Japan
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closing plate
liquid
opening
cutout
liquid injection
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JP1982166580U
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JPS5972254U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、しようゆ、ソース等各種液体を収納
した容器の開口部を閉塞する密封栓に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、この種の密封栓としては、第5図に正面
断面図で示す如く、注液筒の内周壁下端部を中央
に向つて下方に傾斜させると共に、閉塞板の上面
中央部を中高に形成して液体が閉塞板の上面等に
残留しないようにしてあつた。また、この密封栓
は閉塞板周囲に切り取り溝を入れて切り取り片を
設け、切り取り片に連設した取り手を引張ると切
り取り片が除去されて液体取出口となるようにな
つている(実開昭54−173862号参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の密封栓においては、切り取り片を切
り取つた後も、内周壁下端部に接続されて閉塞板
(上記公報にいう液体突出防止壁)が残り、内周
壁下端部が中心に向つて傾斜しているとともに閉
塞板が中高になつているので、取り出した後は液
体が閉塞板の上面に残留しにくいものの、内周壁
下端部や閉塞板の上面に付着した液体が完全には
容器内に返流しない。即ち、第6図に部分拡大断
面図で示す如く、開封後、内周壁下端部と閉塞板
の外周縁部とによつて断面略V字状部が形成さ
れ、特に、残存する閉塞板の中央部分とを連結し
ている箇所に液体が残留するという問題点を有し
ていた。
本考案は、上述のような従来の問題点に鑑み考
案されたもので、液体を取り出した後、それが中
液筒の内周壁下端部や閉塞板の上面に残留しない
ことは勿論、液体が取り除かれた切取部から容器
内に極めてスムーズに返流するようにした密封栓
を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の密封栓は、容器の開口部に密嵌して該
開口部を閉塞し、注液筒の内周壁下端部を中央に
向つて下方に傾斜させてそこから閉塞板を連設
し、該閉塞板の上面中央部を中高にして注液筒側
に向い傾斜させると共に、閉塞板の外周縁に沿つ
て2箇所で分離された切取部を切除して開封する
密封栓であつて、前記切取部の2箇所の分離部分
には上面に平坦部をそれぞれ形成し、下面および
その近傍のみに膨出状部をそれぞれ突設したこと
を特徴としている。
〔考案の作用〕
本考案においては、閉塞板によつて液体が必要
量以上或は急激に飛び出るのを防ぎ、注液筒の内
周面及び閉塞板の上面に付着した液体は、内周壁
下端部及び閉塞板の傾斜に沿つて流れ閉塞板の外
周縁近傍の平坦部に集まる。この平坦部の上面は
膨出状部により平滑に保たれているから、集まつ
た液体が切取部の除去により形成された開口部の
方向に円滑に流れる。しかも、上記膨出状部は平
坦部の下面近傍のみ狭幅に設けてあるので、閉塞
板の下面において、開口部から膨出上部に案内さ
れた液滴が狭い部分に集中して大きく成長し速や
かに落下するようになる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を添附の第1図乃至第4図
において説明する。
第1図は本考案の密封栓を示す1部切欠斜視
図、第2図は平面図、第3図は使用状態を示す1
部断面図、第4図は開封状態の1部分拡大断面図
で、図中Aは密封栓、Bは外栓、Cは瓶等の容器
を示す。
密封栓Aは、容器Cの開口部を密嵌する内筒1
と外筒2とが頂壁3で連結した構造を有し、内筒
1から立ち上がる筒部4の外周には外栓Bと螺合
する雄ネジ41が設けられている。この筒部4の
内側に注液筒5を設け、該注液筒5の内周壁下端
部6を中央に向つて下方に傾斜させてある。閉塞
板7は上記注液筒5の内周壁下端部6から連設
し、その上面中央部を中高にして注液筒5側に向
い下方に傾斜させてある。このように内周壁下端
部6及び閉塞板7を傾斜させてあると、注液筒5
の内周面及び閉塞板7の上面に付着した液体が、
それらの傾斜に沿い流れて閉塞板の外周縁近傍に
集まる。また、閉塞板7によつて液体が必要量以
上に取り出されたり、急激に飛び出るのを防ぐ。
この閉塞板7の外周縁近傍の下面に切溝8を形成
して閉塞板7の外周側縁に沿つて2箇所で分離さ
れた半円弧状の切取部9を設けてあり、該切取部
9を切除することにより開封するようになつてい
る。また、閉塞板7の外周縁近傍の上面には平坦
部10を形成してある。この平坦部10は、中高
の閉塞板7と、内周壁下端部6との間で谷間状に
形成し、該平坦部10の位置に略半円弧状を呈す
る2個の切取部9を対設したものを例示してある
が、これに限定されない。切取部9は開封の際の
切除されてしまい第4図に示すように開口部13
となるので、閉塞板7の外周縁近傍のうち、少な
くとも切取部9を除いた部分、即ち各々の切取部
9の引き裂き始端部の間の分離部分と、引き裂き
終端部の間の分離部分の2カ所に平坦部10を形
成してあれば足りる。この平坦部10の下面近傍
のみで切取部9を除いた部分、即ち、平坦部10
の下面近傍のみで切溝8を形成していない部分に
は膨出状部11を突設してある。膨出状部11
は、略正方形のものを例示してあるが、例えば、
円形、その他の形状の膨出状部であつてもよい。
この膨出状部11を形成してあると、平坦部10
の上面の平滑性が維持されてそこに集まつた液体
が開口部13の方向に流れ易くなり、しかも、閉
塞板7の下面においては、開口部13から膨出状
部11に案内された液滴が、該膨出状部11の狭
い部分に集中して大きく成長し、速やかに容器C
に落下する。また、開口後閉塞板7を連結する部
分の補強にもなる。なお、切取部9の引き裂き始
端部には摘み片12を立設してある。
このような密封栓は、第3図に示す如く、容器
Cの開口部に密嵌される。この状態から開封する
には、まず、外栓Bを取り外し、摘み片12に指
を引つ掛けて上方に引き上げる。この摘み片12
の引き上げによつて切溝8の一部が破断し、次い
でこの破断が切溝8の全周に亘つて行われる結
果、切取部9が取り除かれ、第4図に示すように
平坦部10に連続した開口部13が形成される。
この開口部13から容器C内に液体を取り出すも
のである。
このとき、引き裂き始端部の間の分離部分が膨
出状部11により補強されているので、引き裂き
始端部に立設された摘み片12を引張つた時に応
力が始端部に集中し、スムーズに引き裂きを開始
できるとともに、引き裂き終端部の間の分離部分
も同じく補強されているので、引き裂き終つた切
取部9を切除する際にも応力集中により終端部か
ら切り取り易く、途中でちぎれて残つたりするよ
うなことがない。
〔考案の効果〕
以上のような本考案によれば、液体を容器から
取り出す際に、液体が必要量以上に取り出された
り、急激に飛び出る心配がなく、取り出した後
は、注液筒の内周面及び閉塞板の上面に付着した
液体が閉塞板の外周縁近傍の平坦部に集まり、こ
の平坦部の上面を開口部に向つて円滑に流れるの
で、注液筒の内周壁下端部や閉塞板の上面等に液
体が残留しない。また、閉塞板の下面において
は、上記平坦部の上面を流れてきた液体が開口部
から膨出状部に案内され、この液滴が狭い部分に
集中して大きく成長し速やかに落下するので、極
めてスムーズに容器内に返流されるほか、切取部
の引き裂き開始および切取部の切除が極めて容易
である等、この種密封栓として種々の効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の密封栓を示す1部切欠斜視
図、第2図は平面図、第3図は使用状態を示す1
部断面図、第4図は開封状態の1部分拡大断面
図、第5図は従来の密封栓の正面図、第6図は従
来の密封栓の開封状態を示す1部分拡大断面図で
ある。 図中Aは密封栓、Bは外栓、Cは容器、5は注
液筒、7は閉塞板、8は切溝、9は切取部、10
は平坦部、11は膨出状部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の開口部に密嵌して該開口部を閉塞し、注
    液筒の内周壁下端部を中央に向つて下方に傾斜さ
    せてそこから閉塞板を連設し、該閉塞板の上面中
    央部を中高にして注液筒側に向い傾斜させると共
    に、閉塞板の外周縁に沿つて2箇所で分離された
    切取部を切除して開封する密封栓であつて、前記
    切取部の2箇所の分離部分には上面に平坦部をそ
    れぞれ形成し、下面およびその近傍のみに膨出状
    部をそれぞれ突設したことを特徴とする密封栓。
JP16658082U 1982-11-02 1982-11-02 密封栓 Granted JPS5972254U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16658082U JPS5972254U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 密封栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16658082U JPS5972254U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 密封栓

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Publication Number Publication Date
JPS5972254U JPS5972254U (ja) 1984-05-16
JPH0242593Y2 true JPH0242593Y2 (ja) 1990-11-14

Family

ID=30364657

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16658082U Granted JPS5972254U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 密封栓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181251U (ja) * 1974-12-20 1976-06-29
JPS54173862U (ja) * 1978-05-25 1979-12-08

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JPS5972254U (ja) 1984-05-16

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