JPH0353855Y2 - - Google Patents

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JPH0353855Y2
JPH0353855Y2 JP1988149069U JP14906988U JPH0353855Y2 JP H0353855 Y2 JPH0353855 Y2 JP H0353855Y2 JP 1988149069 U JP1988149069 U JP 1988149069U JP 14906988 U JP14906988 U JP 14906988U JP H0353855 Y2 JPH0353855 Y2 JP H0353855Y2
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JP
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tire
vulcanized
heat
plates
heat generating
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JP1988149069U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、タイヤ等の被加硫物の加硫装置に
関し、さらに詳しくは、上下金型の外側に配設さ
れる上下熱板内に埋設された発熱部からの熱によ
つて金型内の被加硫物を加硫するようにした加硫
装置の改良に関するものである。
〔従来技術〕
従来、タイヤの加硫装置は、発熱部を構成する
熱板と上下金型の間の伝熱を良くするための配慮
のみがなされていた。即ち、上下熱板と金型の接
触面をできるだけ広くかつ平滑にしており、夫々
の表面には、取付、製作その他の都度で止むを得
ない場合を除いて、溝、くぼみなどは設けていな
いのが現状である。
その結果、金型の肉厚の薄い所、即ち製品と熱
板の距離の小さい所では、肉厚の厚い部分に較べ
て多くの熱が製品に加えられ、熱の伝逹が均一と
ならず製品の加硫度にムラができる欠点があつ
た。
これをさらに説明すると、例えば第3図a,b
に示す熱板型タイヤ加硫装置において、特に第2
図bから明らかなように加硫に際してサイドウオ
ール部11は、ビード部10やシヨルダー部12
と比較すると肉厚が薄いばかりでなく、発熱部を
構成する上下各熱板1及び2からの距離が短いサ
イドウオール部11には、これと比較して各熱板
からの距離が大きいビード部10及びシヨルダー
部12に比較して多くの熱が伝わる。従つて、サ
イドウオール部11が前記ビード部10及びシヨ
ルダー部12が加硫されるのを待つている間に過
剰に加硫されることになり、タイヤの性能上好ま
しくないと言う問題があつた。
〔考案の目的〕
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出
されたもので、被加硫物の肉厚に対応した適正な
熱量を被加硫物に附与でき、特に大型タイヤの熱
板加硫やサイドウオール部の肉厚が特に薄い乗用
車用ラジアルタイヤの熱板加硫に最適な加硫装置
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 この考案は上記目的を達成するため、上下金型
内部に収容される被加硫物を、上下熱板に備えた
発熱部からの熱により加硫するようにした加硫装
置であつて、前記上下金型と上下熱板との間に、
径の異なる複数のリングプレートを所定の間隔を
隔てて配設すると共に、このリングプレート間の
空隙部を、タイヤのサイドウオール部に対応する
ように配設したことを要旨とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を
説明する。
なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付
して説明は省略する。
第1図a,bは、この考案を実施した加硫装置
を示し、aは断面説明図、bは同要部拡大図であ
つて、また第1図cは、加硫装置の熱伝導率変更
リングプレートの斜視図を示している。
前記第1図aに示すE1は、熱板型タイヤ加硫
装置であつて、発熱部6から附与される熱によつ
て金型3,4内の被加硫物、即ちタイヤ5を加硫
し得るようになつている。
タイヤ5のサイドウオール部11は、上述した
ように、ビード部10やシヨルダー部12と比較
すると肉厚が薄いばかりでなく、発熱部を構成す
る上下各熱板1及び2からの距離が短くなつてお
り、従つてサイドウオール部11と、ビード部1
0やシヨルダー部12とを同様な状態で加硫する
と、サイドウオール部11が前記ビード部10及
びシヨルダー部12が加硫されるのを待つている
間に過剰に加硫されることになり、タイヤの性能
上好ましくない。
そこで、この考案では、タイヤ5のサイドウオ
ール部11の肉厚に対応させて、前記発熱部6と
タイヤ5との間に、径の異なる小径のリングプレ
ートG1と、大径のリングプレートG2とを所定の
間隔(空隙部G3)を隔てて配設すると共に、こ
のリングプレートG1と、G2との間の空隙部G3を、
タイヤ5のサイドウオール部11に対応するよう
に配設し、ビード部10及びシヨルダー部12に
作用する熱伝導率とタイヤ5のサイドウオール部
11に作用する熱伝導率とに差を持たせるように
構成している。
更にこの構造を説明すると、上記各熱板型タイ
ヤ加硫装置E1は、内部に発熱部6、即ちスチー
ムキヤビテイを備えた上下熱板1,2と、内部に
タイヤ5の収納部を備えた上下金型3,4とから
構成されており、上下熱板1,2の発熱部6から
上下金型3,4を介してタイヤ5に外側から熱を
加える一方、タイヤ5の内側から有圧蒸気等によ
り熱を加えることによつて、タイヤを加硫し得る
ようになつている。
そして、上下熱板1,2と上下金型3,4との
間に熱伝導率の異なる部分aを形成する手段とし
て、径の異なる小径のリングプレートG1と、大
径のリングプレートG2とを所定の間隔(空隙部
G3)を隔てて配設すると共に、このリングプレ
ートG1と、G2との間の空隙部G3を、タイヤ5の
サイドウオール部11に対応するように配設した
のである。
従つて、タイヤの肉厚が他の部分と比較して薄
く、金型の肉厚も他の部分と比較して薄いタイヤ
サイドウオール部11への伝熱を、この空隙部
G3によつて適正化することができる。
〔考案の効果〕
この考案は上述したように、上下金型内部に収
容される被加硫物を、上下熱板に備えた発熱部か
らの熱により加硫するようにした加硫装置であつ
て、前記上下金型と上下熱板との間に、径の異な
る複数のリングプレートを所定の間隔を隔てて配
設すると共に、このリングプレート間の空隙部
を、タイヤのサイドウオール部に対応するように
配設したので、被加硫物の肉厚に対応した適正な
熱量を被加硫物に附与することができ、従つてサ
イドウオール部の肉厚が特に薄い乗用車用ラジア
ルタイヤの加硫や、従来熱板型加硫装置では伝逹
熱量の不均一から加硫できなかつたトラツク、バ
ス用等大型タイヤの加硫も可能とすることができ
る効果がある。
また、構成が簡単で、加硫時の作業段取りも効
率良く行うことが出来、更に複雑な加工を必要と
しないので、安価に製造することが出来る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案を実施した加硫装置を示
し、第1図aは断面説明図、第1図bは同要部拡
大図、第1図cは、加硫装置の熱伝導率変更リン
グプレートの斜視図、第2図a,bは、従来の熱
板型加硫装置を示すもので、第2図aは断面説明
図、第2図bは同要部の拡大図である。 1,2……上下熱板、3,4……上下金型、5
……被加硫物(タイヤ)、6……発熱部、a……
熱伝導率の異なる部分、G……熱伝導率変更リン
グプレート、G1……小径のリングプレート、G2
……大径のリングプレート、G3……空隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下金型内部に収容される被加硫物を、上下熱
    板に備えた発熱部からの熱により加硫するように
    した加硫装置であつて、前記上下金型と上下熱板
    との間に、径の異なる複数のリングプレートを所
    定の間隔を隔てて配設すると共に、このリングプ
    レート間の空隙部を、タイヤのサイドウオール部
    に対応するように配設したことを特徴とする加硫
    装置。
JP1988149069U 1988-11-17 1988-11-17 Expired JPH0353855Y2 (ja)

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JP1988149069U JPH0353855Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17

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JP1988149069U JPH0353855Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17

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Publication Number Publication Date
JPH0180306U JPH0180306U (ja) 1989-05-30
JPH0353855Y2 true JPH0353855Y2 (ja) 1991-11-26

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JPS5514286A (en) * 1978-07-18 1980-01-31 Sumitomo Rubber Ind Ltd Sulfurizing metallic mold for recovery tire

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