JPH0353854A - 難消化性多糖類を含有する水あめの製造法 - Google Patents

難消化性多糖類を含有する水あめの製造法

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JPH0353854A
JPH0353854A JP2014585A JP1458590A JPH0353854A JP H0353854 A JPH0353854 A JP H0353854A JP 2014585 A JP2014585 A JP 2014585A JP 1458590 A JP1458590 A JP 1458590A JP H0353854 A JPH0353854 A JP H0353854A
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indigestible
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Tsukasa Yoshida
司 吉田
Masaki Matsudaira
松平 昌樹
Masami Aochi
青地 正巳
Mitsuo Uejima
光雄 上島
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SANMATSU KOGYO KK
Lotte Co Ltd
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SANMATSU KOGYO KK
Lotte Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童栗圭坐剋亙公立 本発明は、人体内で消化され難い、いわゆる低カロリー
の多糖類を含有する水あめの製造法に関する。この多糖
類は低カロリーであるため、摂取カロリーや糖質の摂取
を制限する人の食餌療法に用いられ、また食物繊維とし
て健康維持のための食品素材として利用されるので、該
多糖類を含有する水あめは健康上好適であると言える。
従来 術とその間 点 従来、低カロリー多糖類の製造法として、グルコース、
マルトースもしくは混合物のいずれかを、ポリカルボン
酸触媒の存在下に減圧下で加熱重合させる方法(特公昭
53−47280号)が提案されている。この方法は、
出発物質としてのグルコース、マルトースまたはその混
合物に対してlOモル%以下のポリカルボン酸の存在下
に、所望に応して全反応物に対して約5〜20重量%の
糖アルコールを添加して、これら糖類の分解点以下の温
度で減圧下に加熱重合させることから成るものである。
そして、この公知方法では、グルコースまたはマルトー
ス等の分子間の各種結合方式の可能性のうち、1−6結
合を優勢とする脱水縮を反応が行われて重合体を形威し
、その際、触媒として用いたポリカルボン酸はグルコー
ス重合体にエステル結合し、さらに重合体間をエステル
結合によって架橋して大分子の重合体を形威するに至る
。なお、糖アルコールを用いた場合には糖アルコールは
グルコース重合体の還元末端基と脱水縮合して重合体に
組込まれる。
しかし、上記方法において出発物質としてグルコースを
用いた場合、上記の各種結合のうちでβ1−6結合であ
るゲンチビオース等の苦味物質が生成して製品の呈味を
損なうという問題があり、またマルトースを出発物質と
して用いた場合は、苦味物質の生成が少なくなるものの
、重合体の末端に位置するマルトース残基はアミラーゼ
の作用によりグルコースを遊離するようになり、その結
果グルコースを出発物質とした場合に比べ製品のカロリ
ーが上昇するという問題が起こる。
本発明者らは、叙上の問題を解消する目的で、グルコー
スやマルトースを弱無機酸との存在下に加熱重合させて
得られた反応混合物から苦味物質および消化性物質を除
去することから成る難消化性多I!類の製造法をさきに
開発した(特願昭63316489号)。
しかし、この方法は、前述した公知方法と同様に主原料
として糖類を用いるため、重合反応が溶融状態で行われ
るようになり、反応の進行とともに反応物の粘性が上昇
して熱伝達が悪くなって、局部的に過熱による着色を生
ずるとともに重合の度合いも自ずと制限を受けることに
なるという問題がみられる。
発明が解決しようとする課題 本発明は、低カロリー食品素栂としての難消化性多糖類
の製造にみられる叙上の諸問題を解決すべく検討した結
果、澱粉を焙焼して得られる焙焼デキストリンを原料と
して用い、その水溶液に糖化型アごラーゼを作用させる
ことにより、呈味性の改善された、重合度の大きい難消
化性多糖類を得ることに或功した。
したがって、本発明は苦味等のない呈味性良好な、大き
な重合度を有する難消化性多#N類を含有する水あめを
効率よく製造するための方法を提供することを課題とす
る。
課題を解決するための手段 本発明の主要な特徴は、澱粉を無機酸の存在下で焙焼し
て得られる焙焼デキストリンを水溶液にして中和した後
、該水溶液に糖化型アξラーゼを作用させることにより
、難消化性多糖類を生産すると共に消化性P.類を生産
し、得られる難消化性多#NRを含有する糖液を水あめ
として得ることにある。
ここでいう“難消化性多IPi類゛とは、単一の物質の
集合体でなく、グルコース残基が各種の結合をなし、か
つ種々の重合度を有する集合体を意味する。
本発明において、出発物質として用いる焙焼デキストリ
ンは、各種の澱粉、例えばかんしょ澱粉、ばれいしょ澱
粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉、ワキシースターチ
等を、反応触媒としては無機酸、特に塩酸の存在下に焙
焼して得られる。なお、この場合、澱粉としてタピオカ
澱粉ならびにワキシースターチを用いるのが特に好まし
く、他の澱粉に比べて反応の進行や反応程度等の反応性
の点で優れている。
これら澱粉の焙焼に用いる無機酸、好ましくは塩酸を、
濃塩酸として澱粉に対して0.2〜0.5重量%用い、
特に精製澱粉では0.3重量%程度用いると良い。この
焙焼の実施に際しては、例えばコーンスターチ(水分1
2%)を使用する場合、対澱粉0.3重量%に相当する
濃塩酸を含浸させた珪藻土を澱粉に添加して均一に分散
するように混合し、常圧下で加熱して120゜Cの温度
まで昇温し、その温度に維持して反応を進行させる。反
応の進行程度は経時的に反応物を採取し、それを水に溶
解して中和後、この水溶液に糖化型アξラーゼ、例えば
グルコア尖ラーゼを限界まで作用させて生成するグルコ
ース量を測定し、その減少量を調べることによりわかる
。この測定法によると、一般番こ対澱粉約50%のグル
コース生或レベルが上記アミラーゼによる反応の限界に
あると思われ、それ以上に反応を進める場合は急激に着
色が起るようになる。前記の120゜Cの温度での反応
時間は約30分以内で終了する。
このようにして得られた焙焼デキストリンは粉体であっ
て、水に易溶性であるので、水に注加して撹拌すると濃
厚水溶液(酸性を呈する)が得られる。
本発明では、この焙焼デキストリンの水溶液を中和した
後、該水溶液に糖化型アξラーゼを添加してその作用条
件下に限界まで作用させて分解(糖化)を進める。
このようにして得られた糖化液には、使用した糖花型ア
ごラーゼの種類に対応した消化性IMと難消化性多糖類
が混在している。例えば、α−アミラーゼとβ−アミラ
ーゼを共存させて作用させた場合は消化性糖類としてマ
ルトースを主体とし、少量のグルコースとマルトトリオ
ースとを生威し、これらの消化性I!類と難消化性多糖
類とが混在し一般に、難消化性多糖類を食晶素{Aとし
て利用する場合は、カロリー低減もしくは食物繊維とし
ての効用を考慮して使用されるので、用途の目的によっ
ては、消化性糖類と混用して加工する場合が多く、その
ような場合は、糖化液をそのまま精製して水あめ等に製
品化するのが経済的である。
したがって、本発明では、この糖化液を活性炭及びイオ
ン交換樹脂を用いて脱色、脱塩して精製し、濃縮してシ
ラップにして水あめ製品とする。
このようにして得られた難消化性多Ii類を含有する水
あめは、通常の水あめと同様に良質の甘味を有し、かつ
ア旦ラーゼにより分解されず体内で難消化性である多糖
類を含有する低カロリーの糖質食品素材として種々の用
途に供し得る。
以下実施例を示して本発明を具体的に説明する。
実施例中の%は特記しない限り重量を表わす。
実施例1 直火型回転ドラム形式の反応器に、1 kgのコーンス
ターチ(水分l2%)を入れ、これに珪藻土にまぶした
濃塩酸3成を添加し、反応器を回転させながら均一に混
合した。次いで、直火で加熱して品温が120゜Cにな
るまで約30分要した。その後20分間その温度を維持
しながら焙焼した。
次いで、2lの水に反応物を徐々に注加し、撹拌しなが
ら濃厚水溶液を得た。これに苛性ソーダを加えてpl+
5.5に調整した後、グルコア旦ラーゼ(ノボ社製)を
固形分に対して100単位/gを添加して、55゜Cで
一夜放置して糖化を進めた。糖化後の糖組或は次のとお
りであった。
グルコース:49%、マル1・−ス:2%、マルトトリ
オース:2%、難消化性多糖類:47%であった。
このようにして得られた糖化液を、常法により活性炭及
びイオン交換樹脂を用いて脱色、脱塩して精製した後、
水分25%まで濃縮して、難消化性多糖類を含有する水
あめを1.170gを得た。
実施例2 q 実施例1に記載したと同様の手段で得た焙焼デキストリ
ン2kgを4I!.の水に溶解し、苛性ソーダを加えて
pl+5.5に調整した後、大麦βアごラーゼ(フィン
シュガ−社製)とαアミラーゼ(ノボ社製)それぞれを
対固形分0.1%を添加して55゜Cで16時間反応さ
せた。反応後の糖組或は次のとおりであった。
グルコース:4%、マルトース=25%、マルトトリオ
ース=8%、難消化性多糖類=63%であった。
得られた糖化液を、活性炭及びイオン交換樹脂を用いて
常法により脱色、脱塩して精製し、水分25%まで濃縮
して、難消化性多糖類を含有する水あめ2.350 g
を得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)澱粉を無機酸の存在下で焙焼して得られる焙焼デ
    キストリンを水溶液にして中和した後、該水溶液に糖化
    型アミラーゼを作用させて難消化性多糖類と消化性糖類
    に糖化することを特徴とする難消化性多糖類を含有する
    糖液から成る水あめの製造法。
  2. (2)糖化して得られる糖化液を精製する請求項(1)
    に記載の難消化性多糖類を含有する糖液から成る水あめ
    の製造法。
JP2014585A 1990-01-24 1990-01-24 難消化性多糖類を含有する水あめの製造法 Expired - Lifetime JPH0646919B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0491765A (ja) * 1990-08-07 1992-03-25 Matsutani Kagaku Kogyo Kk 高血圧降下作用を有する高血圧降下剤
US5548885A (en) * 1993-03-29 1996-08-27 Canon Seiki Kabushiki Kaisha Method of manufacturing stator for stepping motor
JPH08214781A (ja) * 1994-12-16 1996-08-27 Sakuma Seika Kk そば水飴含有食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3974032A (en) * 1973-03-05 1976-08-10 Cpc International Inc. Low D.E. starch hydrolysates of improved stability prepared by enzymatic hydrolysis of dextrins

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