JPH0353804Y2 - - Google Patents

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JPH0353804Y2
JPH0353804Y2 JP1986194657U JP19465786U JPH0353804Y2 JP H0353804 Y2 JPH0353804 Y2 JP H0353804Y2 JP 1986194657 U JP1986194657 U JP 1986194657U JP 19465786 U JP19465786 U JP 19465786U JP H0353804 Y2 JPH0353804 Y2 JP H0353804Y2
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JP
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guide
plate cam
corner
plate
workpiece
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JP1986194657U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シーム溶接機の溶接線倣い軌跡誘導
装置に関し、とくに曲率半径の大小異なる複数の
コーナ部と複数の直線部との連続したフランジ部
全周をシーム溶接するのに有用なシーム溶接線の
倣い軌跡誘導装置に係るものである。
(従来の技術) 従来は、例えば農機具のチエーン収納ケースや
燃料タンクのようなとくに横幅の狭い容器類の胴
周囲に形成されたフランジ部をシーム溶接する場
合は、たとえば、実公昭60−41340号公報に記載
された装置が知られている。この装置は、溶接線
と相似形の倣い板をガイドローラと異なるコーナ
部にそれぞれ対応する複数の曲面を段階的に有す
る非円形の多段ガイド板との間を案内通過させる
ものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の装置は多段ガイド板が固
定されているため、そのガイド曲面と倣い板とが
摺動する場合に、摩擦抵抗が大きくなり、コーナ
回転時に溶接部に大きな力がかかり、シーム溶接
用電極が溶接軌道からズレたり、脱輪する恐れが
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するもので、以下
にその内容を実施例に対応する第1図〜第4図を
用いて説明する。
被溶接物を設置した状態で、被溶接物の直線部
とコーナ部との連続したフランジ部を、上下一対
のシーム溶接用電極で挟持し、上記シーム溶接用
電極の回転駆動によつて水平方向に回転移動する
回転板と、該回転板の下側に設けたフランジ部の
溶接線と相似形の板カムと、該板カムのコーナ部
から直線部に移る位置に対応して位置固定された
ピンガイドと、上記板カムのコーナ部の回転移動
によつてピンガイドを所定位置から進入させ、か
つこれを直線部と平行にガイドし、次のコーナ部
の回転移動で所定位置からピンガイドを離脱すべ
く構成したガイドレールと、上記板カムを上記電
極の下方に位置する一対のガイドローラ間でガイ
ドする案内装置とを有するシーム溶接機の溶接線
倣い軌跡誘導装置において、上記板カムの縦方向
の長さが各コーナ部毎に異なつており、しかもこ
の異なるコーナ部の曲率半径に対応する複数のガ
イドローラを、板カムの長さに応じて重ねて一体
構造にした。
(作用) そして、本考案では曲率半径の異なる複数のコ
ーナ部毎に、縦方向の長さの異なる板カムに対し
それぞれの高さに対応するように案内装置の内側
ガイドローラを一体形に数段重ねて設けることに
より、とくに横幅が狭く、しかも曲率半径の異な
る複数のコーナ部を有する溶接線を安定よく電極
間に誘導することができ、また、従来の溶接線倣
い誘導装置をより一層簡素化することができる。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。なお、第1図は、本考案装置の実施例を示す
側面図であり、第2図は、本考案誘導装置の平面
図であり、また第3図は本考案装置の被溶接物支
持台の正面図であり、第4図は、案内装置の内側
ガイドローラの構造を示す断面図である。
被溶接物10は、農機具用チエーン収納ケース
のように曲率半径の異なる複数のコーナ部a,b
と直線部c,dとの連続したフランジ部を有す
る、横幅の狭い容器である。
被溶接物10を載置する支持台11は、リンク
機構(図省略)で旋回自在に支持された回転軸1
2の上部に固着されている。
回転板3は、回転軸12の下部に固着されてい
て、回転板3の下側には、被溶接物10のフラン
ジ部にある溶接線を投影した板カム4が、またこ
の板カムのコーナ部から直線部に移る位置に対応
してガイドピン8,9が固着されている。
この板カム4は各コーナ部において縦方向の長
さが異なるものである。
すなわち、曲率半径の小さいコーナ部の板カム
4aの長さhは直線部の板カム4c及び4dと同
等の寸法をなし、また曲率半径の大きいコーナ部
の板カム4bの長さHは、上記の寸法hより長く
してある。
ガイドレール6は、板カム4の直線4c又は4
dを平行にガイドするもので、上記板カムのコー
ナ部4a又は4bから直線部4c又は4dに移る
時に、一方のガイドピン8又は9を所定位置から
進入させ、また、コーナ部の廻り切つたとき、レ
ールの所定位置からガイドピン8又は9が離脱す
るように構成されしいる。
案内装置5は上下シーム溶接用電極1,2の下
方に設置されていて、外側ガイドローラ5aと内
側ガイドローラ5b及び5cとの間で板カム4を
ガイドするもので、内側ガイドローラ5bは、大
きいコーナ部の曲率半径に対応する板カム4bの
内面と係合してこれを案内する。
内側ガイドローラ5bには小さいコーナ部の曲
率半径に対応したガイドローラ5cが2段重ねに
取りつけられていて、小さいコーナ部の板カム4
aの内面をこのガイドローラ5cで案内する。
案内装置は、第4図に示す如く、内側ガイドロー
ラ5b,5cが2段に取りつけられていて、2段
目のガイドローラ5cの回転軸14は1段目のガ
イドローラ5bの回転軸13に対し偏心させてあ
る。
次に本考案の動作を説明する。
被溶接物10を支持台11の上に置き、その上
からクランプ15で位置固定する。(第3図参
照)。
被溶接物の直線部フランジ部を上下シーム溶接
用電極1,2で挟み溶接をスタートする。溶接が
第2図の状態から開始すると、シーム溶接用電極
の回転駆動力で回転板3と共に被溶接物10が回
転し、直線部dのフランジ部が電極1,2の間を
通り溶接される。この直線部が電極間を通り抜け
る間、ピンガイド8がガイドレール6の溝7に進
入し、直線部の板カム4dを移動しながらガイド
する(第2図参照)。
そして、コーナ部の溶接線が電極間に入るとき
は、被溶接物全体が矢印イの方向に回転すると、
ピンガイド8はカイドレール6の溝7から抜け出
し、板カムのコーナ部4aが案内装置の外側ガイ
ドローラ5aと内側ガイドローラ5cとの間で曲
線溶接部をきちんとガイドする。すなわち、小さ
い曲率半径のコーナ部aの溶接線を誘導する場合
は、2段目の案内ローラ5cと外側ガイドローラ
5aとの間を縦方向に短い板カム4aが移動通過
する。また、大きい曲率半径のコーナ部bの溶接
線を誘導する場合は、内側ガイドローラと外側ガ
イドローラ5aとの間で縦方向に長い板カム4b
をガイドすることになる。(第4図参照)。
そして、小のコーナ部を廻り切つたときに、ピ
ンガイド9が所定の位置からレール前壁を押下げ
てレール溝7に入り込み、直線部cの溶接線を案
内装置5とピンガイドの2つのポイントでしつか
りガイドする。
なお、本実施例では、内側ガイドローラを2段
一体構造にしたが第4図の二点鎖線で示す如く曲
率半径の異なるコーナ部が2つ以上の場合は、さ
らに内側ガイドローラ5d,5eを同様にして三
段あるいは四段に追加して使用することができ
る。
(考案の効果) 以上、本考案は、シーム溶接機の溶接線倣い誘
導装置において、回転板の板カムを電極の下でガ
イドする案内装置に、被溶接物の各コーナ部の異
なる曲率半径に応じて縦方向の長さが異なる板カ
ムを設け、各コーナ部の異なる曲率半径に対応し
た内側ガイドローラを複数重ねて一体構造にした
から、曲率半径の異なるコーナ部の軌道を安定よ
く電極間に誘導することができ、しかも従来の多
段ガイド板と比較して摩擦抵抗が小さく、固定ガ
イドとは異なり早期摩耗を防ぐことができる。ま
たガイドローラを重ねるだけであるから、組付け
構造が簡単で安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる溶接線倣い軌跡誘導
装置の実施例を示す側面図。第2図は、上記誘導
装置の平面図。第3図は、上記誘導装置の被溶接
物支持台の正面図。第4図は、案内装置の構造例
を示す断面図。 符号の説明、1、2……一対の上下シーム溶接用
電極、3……回転板、4……板カム、5……案内
装置、6……ガイドレール、8,9……ピンガイ
ド、5a……外側ガイドローラ、5b,5e……
内側ガイドローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被溶接物を載置した状態で、被溶接物の直線部
    とコーナ部との連続したフランジ部を、上下一対
    のシーム溶接用電極で挟持し、上記シーム溶接用
    電極の回転駆動によつて水平方向に回転移動する
    回転板と、該回転板の下側に設けたフランジ部の
    溶接線と相似形の板カムと、該板カムのコーナ部
    から直線部に移る位置に対応する上記回転板の所
    定位置に固定されたピンガイドと、上記板カムの
    コーナ部の回転移動によつてピンガイドを所定位
    置から進入させ、かつこれを直線部と平行にガイ
    ドし、次のコーナ部の回転移動で所定位置からピ
    ンガイドを離脱すべく構成したガイドレールと、
    上記板カムを上記電極の下方に位置する一対のガ
    イドローラ間でガイドする案内装置とを有するシ
    ーム溶接機の溶接線倣い軌跡誘導装置において、
    上記板カムの縦方向の長さが各コーナ部毎に異な
    つており、しかもこの異なるコーナ部の曲率半径
    に対応する複数のガイドローラを板カムの長さに
    応じて複数に重ねて一体構造にしたことを特徴と
    するシーム溶接機の溶接線倣い軌跡誘導装置。
JP1986194657U 1986-12-18 1986-12-18 Expired JPH0353804Y2 (ja)

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JPS63101182U JPS63101182U (ja) 1988-07-01
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007053204A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Aputodeito:Kk アルミ電解コンデンサ用ケース

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JPS6041340U (ja) * 1983-08-31 1985-03-23 凸版印刷株式会社 ディスペンサー用オーバーキャップ

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JPH037091Y2 (ja) * 1984-11-09 1991-02-21

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JP4498244B2 (ja) * 2005-08-17 2010-07-07 株式会社アプトデイト アルミ電解コンデンサ用ケース

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JPS63101182U (ja) 1988-07-01

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