JPH0428700Y2 - - Google Patents

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JPH0428700Y2
JPH0428700Y2 JP4463788U JP4463788U JPH0428700Y2 JP H0428700 Y2 JPH0428700 Y2 JP H0428700Y2 JP 4463788 U JP4463788 U JP 4463788U JP 4463788 U JP4463788 U JP 4463788U JP H0428700 Y2 JPH0428700 Y2 JP H0428700Y2
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workpiece
cam
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welded
straight
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば自動車用のガソリンタンク
のような曲線部と直線部とからなる被溶接物をシ
ーム溶接する場合に使用されるシーム溶接機の溶
接線自動倣い装置に関するもので、さらに限定し
て言えば、シーム溶接が曲線部から直線部に移る
ときにオーバースイング等によつて生じる被溶接
物の振れを、簡単なストツパ機構を用いて防ぐよ
うにしたものである。
(従来の技術) 従来、ストツパ機構を用いたシーム溶接倣い装
置として、たとえば実公昭62−45827号公報に記
載された装置が知られている。
この種の装置は、被溶接物の各コーナ部の中心
部位に対応させた半月カムピンを被溶接物の回転
板に設け、回転板の外周には厚さ方向の両側に突
出する倣い板(カム)を配置し、被溶接物の溶接
線に沿つて案内するためのガイドレールの上部に
は、倣い板を下方より係止するための主ラチエツ
トを常時上方に附勢して出没自在に装着し、また
倣い板を上方より係止するための補助ラチエツト
を、常時下方に附勢してガイドレールの上方の主
ラチエツトと対向した上方位置に設置したもので
ある。
この装置は、各コーナ部の溶接線を案内すると
きは、半月カムピンがガイドレールの適所に設け
たカムストツパと係合して円弧運動を与え、また
直線部の溶接を案内するときは、倣い板が主ラチ
エツト補助ラチエツトにより直線方向に案内され
ながら通過する仕組になつている (考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような半月カムピン、ガ
イドレール、複数のラチエツト等を用いた特殊構
造の倣い装置は、倣い治具全体が複雑・大形化
し、コスト低減を図る上でまだ改善すべき問題が
残されていた。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案は上記の問題を解決するために
考案したもので、具体的には曲線部と直線部とか
らなるシーム溶接線を有する被溶接物を、対をな
すシーム溶接用回転電極の間で加圧し、これを電
極の回転駆動力で水平方向に旋回しながら電極間
に溶接電流を流してシーム溶接を行う装置であつ
て、被溶接物を平面内で回転自在に支持する回転
板と、この回転板に固着したシーム溶接線と相似
形のカムと、このカムを電極直下においてガイド
するガイド装置等を備えた被溶接物倣い装置にお
いて、前記回転板の上面に、ストツパピンを各直
線部と対応させて配置し、しかも前記ガイド装置
を通過するカムが曲線部から直線部に移るとき
に、その直線部に対応するストツパピンが電極の
下方に設けたラチエツトによつて規制されるよう
にした。
(作用) 本考案は、回転板のカムをガイド装置で案内し
ながらシーム溶接する機構に関しては、従来のシ
ーム溶接倣い装置と基本的には変わらないが、カ
ムのコーナ曲線部がガイド装置を廻り切つたとき
に、次の直線部のストツパピンの回転板の上方に
位置するラチエツトの爪部を押し上げて侵入し、
ラチエツトの爪部によつて被溶接物の回転方向の
動きを制止する。
この動作によつてオーバースイング等によつて
生じるバウンドや被溶接物の振れを確実に防ぐこ
とができる。また従来の倣い装置に較べ、特殊構
造のガイドレールや複数のラチエツト等が不要に
なり、治具全体が大幅に構造簡素化し、製品の低
廉化を実現することができる。
(実施例) 以下、本考案の最も好ましい実施例を挙げて図
面を参照しながら説明する。
なお、第1図は本考案装置の要部構造を示す平
面図である。また第2図は破砕断面を含む側面図
である。
図において、1,2はシーム溶接用回転電極、
3は電極の前方で水平面内を自在に動き得る被溶
接物倣い装置である。
この倣い装置3は、複数の関節部をもつリンク
4の先端に支持された回転軸5に、回転板6が固
着され、その上に被溶接物7を受け支える受け台
8が固着されている。受け台8の上方には、セツ
トした被溶接物7を上から押さえつけるクランプ
装置9がリンク4と一緒に動くように取りつけら
れている。
回転板6の下側には、被溶接物7の各コーナ曲
線部a,b,c,d,eと各直線部H,I,G,
Kからなるシーム溶接線と相似する帯状のカム1
0が垂直に固着されている。
ガイド装置11は、電極直下において支持部材
12に取りつけられたローラガイド13と、この
ローラガイドと応対してカム10を案内するガイ
ドプレート14とから構成されている。
ここまでは従来一般に知られている構成内容で
ある。
次いでストツパピン15……は回転板6の上面
に着脱可能に固着されていて、その先端には傾斜
面ロが形成されている。このストツパピン15
は、ガイド装置11を通過するカム10がコーナ
曲線部から直線部に移行するときに、直線部の溶
接線と平行した位置で係止するように、各直線部
と対応する位置にそれぞれ配置さている。
このストツパピン15を制止するラチエツト1
6は、支持部材12に固着されたブラケツト17
に、連結軸18を介して揺動自在に軸支されてい
る。そしてこのラチエツトの先端に設けた爪部1
9の下側は第2図に示すように傾斜面イになつて
いて、ストツパピン15の傾斜面ロと係合し、ま
た爪部の内側は垂直面ハに形成されている。
ラチエツトの爪部19の垂直面ハはストツパピ
ン15の垂直面が当接し、回転方向の動きを制止
し、第2図の紙面に対し垂直方向、したがつて直
線部に対し平行方向の動きのみ許容する。
このラチエツト16は常時は自重で下方向に附
勢力が働いており、ストツパ20に当たつて閉じ
た状態になつている。
以上の構成において、第1図の平面図から作用
動作を説明する。
まず、被溶接物7を受け台8にセツトし、これ
をクランプ装置9で固定した後、被溶接物の所定
位置をシーム溶接用回転電極1,2の間に挟み、
一定の加圧力を与えながら電極を回転駆動し、電
極間に電流を流し、溶接線に沿つてシーム溶接を
開始する。
かしくて、コーナ曲線部aから直線部Hに溶接
が移行するとき、したがつて、カム10のコーナ
曲線部aがガイド装置11を廻り切つたとき、回
転板6の動きと共にストツパピン15がラチエツ
ト16の傾斜面イと係合し、ラチエツト16を連
結軸18を中心に上方に回動しながらラチエツト
を押し上げて爪部19の内側に入り込み込む。
ストツパピン15がラチエツト16の中に入る
と、ラチエツト16はその重みで自然に下がりス
トツパ20に当たつて元の閉じた状態に戻る。
ラチエツトの中に入つたストツパピン15は爪
部の垂直面ハに当接し、直線部Hと平行にラチエ
ツト16の垂直面ハに倣つて移動する。
このように、カム10の各コーナ曲線部から直
線部に移るときに、各直線部に対応して配置した
ストツパピン15……がラチエツトにより規制さ
れ、被溶接物の振れを防ぐことができるから、溶
接軌跡を正確に電極間に誘導しながらシーム溶接
を行うことができる。
(考案の効果) 以上、本考案によれば、板カム方式の被溶接物
倣い装置の回転板の上面に、ストツパピンを各直
線に対応して配置し、しかもこのストツパピンを
カムがコーナ曲線部から直線部に変わるときに、
ラチエツトで制止するという、簡単なストツパ機
構を付加するだけで、コーナ曲線部が廻り切つた
時に生じる被溶接物の振れを効果的に防止するこ
とができる。また本考案は上記の従来装置に較べ
特殊な機構が要らないから、倣い治具全体の構造
が簡素化し、コスト低減化をより一層促進するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる被溶接物倣い装置の構
成例を示す平面図。第2図は本考案装置の破砕断
面を含む側面図。 符号の説明、1,2……シーム溶接用回転電
極、3……被溶接物倣い装置、6……回転板、7
……被溶接物、10……カム、11……ガイド装
置、15……ストツパピン、16……ラチエツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 曲線部と直線部とからなるシーム溶接線を有す
    る被溶接物を、対をなすシーム溶接用回転電極の
    間で加圧し、これを電極の回転駆動力で水平方向
    に旋回しながら電極間に溶接電流を流してシーム
    溶接を行う装置であつて、被溶接物を平面内で回
    転自在に支持する回転板と、この回転板に固着し
    たシーム溶接線と相似形のカムと、このカムを電
    極直下においてガイドするガイド装置等を備えた
    被溶接物倣い装置において、前記回転板の上面
    に、ストツパピンを各直線部と対応させて配置
    し、しかも前記ガイド装置を通過するカムが曲線
    部から直線部に移るときに、その直線部に対応す
    るストツパピンが電極の下方に設けたラチエツト
    によつて規制されるようにしたことを特徴とする
    シーム溶接機における被溶接物倣い装置。
JP4463788U 1988-04-01 1988-04-01 Expired JPH0428700Y2 (ja)

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JP4463788U JPH0428700Y2 (ja) 1988-04-01 1988-04-01

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JP4463788U JPH0428700Y2 (ja) 1988-04-01 1988-04-01

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Publication Number Publication Date
JPH01151981U JPH01151981U (ja) 1989-10-19
JPH0428700Y2 true JPH0428700Y2 (ja) 1992-07-13

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