JPH0353584Y2 - - Google Patents

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JPH0353584Y2
JPH0353584Y2 JP16904483U JP16904483U JPH0353584Y2 JP H0353584 Y2 JPH0353584 Y2 JP H0353584Y2 JP 16904483 U JP16904483 U JP 16904483U JP 16904483 U JP16904483 U JP 16904483U JP H0353584 Y2 JPH0353584 Y2 JP H0353584Y2
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JP
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winding
bobbin
salient pole
band
iron core
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JP16904483U
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JPS6077240U (ja
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電動機用巻線ボビンに関するもの
で、くま取りコイル型誘導電動機のように、環状
の継鉄部の内周に突極部を形成した固定子鉄心を
用いる電動機の該鉄心の突極部に巻線を巻回する
に当たり、該鉄心と巻線との間の絶縁と、巻線の
巻きくずれの防止とを図るために用いられるもの
である。
従来技術 本考案のボビンは種々の用途の電動機に用いる
ことができるが、第1図を参照すると、その一例
として、送風機1に組込まれた電動機が示してあ
る。同図において101は送風機のフレーム、1
02はフレーム101に設けられたボス部103
にベアリング104を介して支持された回転軸、
105は回転軸102に取付けられた回転子、1
06は回転子105を外側から取り囲むように配
置されてフレーム101に固定された固定子、1
07は固定子106を取り囲むように設けられて
回転子105に固定された送風用羽であり、回転
子105及び固定子106により電動機が構成さ
れている。固定子106は第2図に示すように、
環状の継鉄部108の内周に突極部109を設け
た固定子鉄心110と、該鉄心の突極部109に
ボビン(図示せず。)を介して巻回された巻線1
11とからなり、巻線111の巻き始め端部11
2及び巻き終り端部113は端子支持部114に
設けられた突起115及び116に巻きつけられ
ている。巻線111の巻きくずれと巻線導体のス
プリングバツクによる浮き上がりとを防止するた
め、巻線111にテーピング117が施されてい
る。このように、従来のこの種の電動機において
は、巻線を卷回した後にテーピングを行う必要が
あるため、巻線作業の高速化が困難であり、製造
能率が低下する欠点があつた。
考案の目的 本考案の目的は、巻線の巻きくずれと浮き上が
りとを防止するためのテーピングを省略できるよ
うにした電動機用巻線ボビンを提供することにあ
る。
考案の構成 本考案は、環状の継鉄部の内周に巻線卷回用胴
部と該胴部の先端に設けられた円弧状の磁極片部
分とを有する突極部を取付けてなる電動機用鉄心
の前記突極部に取付ける巻線ボビンであつて、本
考案のボビンは、前記巻線卷回用胴部に嵌合する
筒状の巻線卷回部と、前記巻線巻回部の前記磁極
片部分側に位置する端部側に該巻線巻回部と一体
に形成された内側鍔部と、前記巻線卷回部の前記
継鉄部側に位置する端部に該巻線卷回部と一体に
形成された外側鍔部と、前記外側鍔部から前記鉄
心の軸線方向の両側に突出させて設けられたバン
ド係止用ピンと、前記内側鍔部から前記鉄心の軸
線方向の両側に突出させて設けられ前記外側鍔部
側に折曲げられて前記バンド係止用ピンに係止さ
れる巻線固定用バンドとにより構成される。
上記のボビンは電動機の鉄心の突極部に嵌着さ
れ、該ボビンに巻線が卷回された後、巻線固定用
バンドがバンド係止用ピンに係止される。巻線固
定用バンドはボビンの内鍔部から鉄心の軸線方向
の両側に突出させて設けられているため、該バン
ドにより巻線が鉄心の巻線方向の両側から押えら
れ、これにより巻線の巻きくずれと浮き上がりと
が防止される。
実施例 以下添附図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第3図及び第4図は、本考案のボビンを用いる
のに好適な電動機用固定子鉄心の一例を示したも
ので、第3図は環状に形成された継鉄部10を示
し、第4図は継鉄部に取付けられる突極部11を
示している。継鉄部10は略リング状に形成され
た鋼板を所定枚数積層することにより形成され、
その内周の相対する位置には突極部11を取付け
るための溝13,13が設けられている。突極部
11は巻線を卷回する巻線卷回用胴部14と該胴
部の先端に設けられた円弧状の磁極片部分15と
を一体に有し、同様に構成された2つの突極部1
1,11がそれぞれの磁極片部分を突合せた状態
で対向配置されている。このように2つの突極部
11,11が対向配置された状態で、両突極部の
磁極片部分15,15が全体として略リング状を
呈するようになつている。各突極部11の巻線卷
回用胴部には、該突極部を継鉄部10に取付ける
前に後記するボビンが取付けられて巻線が卷回さ
れる。各突極部11に巻線が卷装された後、各突
極部の胴部14の端部が継鉄部10の内周の溝1
3に嵌合され、2つの突極部11,11の磁極片
部分15,15の対向端部間に磁性材料からなる
楔16,16が係入される。このように継鉄部と
突極部とが分割されている鉄心を用いれば、巻線
作業を自動化することができるので製造を容易に
することができる。
第5図及び第6図は本考案のボビンを用いて巻
線を卷回した電動機用固定子の一例を示したもの
で、これらの図において20は本考案に係るボビ
ンを示し、30は該ボビンに卷回された巻線を示
している。また40は固定子の軸線方向の一端に
配設された絶縁端部カバーを示している。
第7図を参照すると、本考案に係る巻線ボビン
20の一構成例が示してあり、同図A乃至Dはそ
れぞれ左側面図、正面図、右側面図及び斜視図を
示している。これらの図に示すように、本考案の
ボビンは、突極部11の巻線卷回用胴部14を嵌
合させる孔21aを備えた筒状の巻線卷回部21
を有し、該巻線卷回部21の磁極片部分15側の
端部には、該巻線卷回部から周方向の両側に突出
して突極部11の磁極片部分15に径方向の外側
から嵌合する凹部22を有する保護カバー部23
が一体に形成されている。該保護カバー部23の
内周部には鉄心の軸線方向の両側に突出した巻線
保護用の内側鍔部24が設けられ、また巻線卷回
部21の継鉄部10側の端部には巻線を保護する
外側鍔部25が設けられている。外側鍔部25は
巻線卷回部21の両端から周方向の両側に長く伸
び、突極部を継鉄部に取付ける前の状態では、巻
線作業を妨げないために、該外側鍔部が第7図B
に示したように径方向の外側に略くの字形に折れ
曲がつた形状を有しているが、突極部11を継鉄
部10に取付けた状態では、第5図に示したよう
に該外側鍔部が継鉄部の内周面により拘束されて
該継鉄部10の内周面に沿つた形状を呈するよう
になつている。内側鍔部24の中央部(巻線卷回
部21の側方に位置する部分)から軸線方向の両
側に突出させて舌片状の巻線固定用バンド26,
26が設けられ、両バンドの先端部にはピン係合
用孔26aが形成されている。また外側鍔部25
の中央部の外周には、先端部が該外側鍔部25か
ら軸縁方向の両側に突出するバンド係止用ピン2
7が設けられ、巻線固定用バンド26を外側鍔部
25側に折曲げて該係止用ピン27を上記ピン係
合用孔26aに嵌合させることによりバンド2
6,26を係止し得るようになつている。保護カ
バー部23の両端には、巻線の巻き始め及び巻き
終りが接続されるリード線をクランプする為の二
股状の突起28が設けられている。また保護カバ
ー部23の周方向の一端23aは他端に比べて大
きな内のり寸法を有するように形成され、第5図
に示すようにボビンを取付けた2つの突極部1
1,11を継鉄部10に取付けた際に両突極部の
ボビンの保護カバー部の相対する端部同志が互い
に嵌合し合うようになつている。
上記のボビン20は突極部11の巻線卷回用胴
部14に嵌着され、該ボビン20の巻線卷回部2
1に巻線30が卷回される。しかる後各巻線固定
用バンド26が外側鍔部25側に折曲げられ、各
バンドの孔26aにピン27を嵌合させることに
より各バンドが係止される。このバンドにより巻
線30が拘束されてその巻きくずれと浮上りとが
防止される。巻線30の巻き始め及び巻き終りは
突起28に係止された図示しない外部導出リード
線に半田付けされる。
第8図に示すように絶縁端部カバー40は皿状
に形成されてその中央部には図示しない回転軸を
貫通される為の孔41が設けられ、外周部寄りの
部分の相対する位置にピン係入孔42,42が設
けられている。このカバー40は固定子の軸線方
向の一方の端部側に配置されて、そのピン係入孔
42,42に前記バンド26の孔26aを貫通し
て外部に突出したピン27,27が係入され、両
ピン係入孔42,42から突出したピン27,2
7の端部が加熱変形されて、カバー40がボビン
20に対して固定されている。なおカバー40と
反対側においてバンド26から突出したピン2
7,27も同様に加熱変形することができる。
この様な絶縁端部カバー40を設けると、巻線
を卷回した突極部11を継鉄部10に取付け、カ
バー40を取付けた後、該カバーを下側にして固
定子全体を水平に配置した状態で、上方から巻線
30にワニスを含浸する作業を行うことにより、
含浸剤を該カバーにより受け止めることができる
ので、含浸剤が流れ落ちるのを防ぐことができ、
ワニスを受ける受け皿を省略することができる。
また上記のようなカバー40を設けると、外カバ
ーにより、固定子を第1図のようなフレーム10
1に組込んだ際に巻線がフレームに当接するのを
防ぐことができ、巻線とフレームとの間の絶縁を
図ることができる。
考案の効果 以上のように、本考案によれば、ボビンの内側
鍔部に巻線固定用バンドを設けて該バンドを外側
鍔部に設けたピンに係止し得るようにしたので、
該バンドにより巻線を固定してその巻きくずれと
浮き上がりとを防止することができ、面倒なテー
ピング作業を省略することができる。従つて巻線
作業の自動化を容易に図ることができ、製造能率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のボビンを用いるのに適した電
動機を使用した装置の一例として送風機を示した
断面図、第2図は従来の電動機の固定子を示した
正面図、第3図は本考案のボビンを用いるのに好
適な鉄心の継鉄部を示した正面図、第4図は同鉄
心の突極部を示した正面図、第5図は、本考案の
一実施例のボビンを用いた電動機の固定子の正面
図、第6図は第5図の−線断面図、第7図A
乃至Dはそれぞれ本考案のボビンの一構成例を示
した左側面図、正面図、右側面図及び斜視図、第
8図は本考案の一実施例で用いる絶縁端部カバー
の断面図である。 1……継鉄部、11……突極部、14……巻線
卷回用胴部、15……磁極片部分、20……ボビ
ン、21……巻線卷回部、23……保護カバー
部、24……内側鍔部、25……外側鍔部、26
……巻線固定用バンド、27……バンド係止用ピ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状の継鉄部の内周に巻線巻回用胴部と該胴部
    の先端に設けられた円弧状の磁極片部分とを有す
    る突極部を取付けてなる電動機用鉄心の前記突極
    部に取付ける巻線ボビンにおいて、前記巻線卷回
    用胴部に嵌合する筒状の巻線卷回部と、前記巻線
    巻回部の前記磁極片部分側に位置する端部側に該
    巻線卷回部と一体に形成された内側鍔部と、前記
    巻線卷回部の前記継鉄部側に位置する端部に該巻
    線卷回部と一体に形成された外側鍔部と、前記外
    側鍔部から前記鉄心の軸線方向の両側に突出させ
    て設けられたバンド係止用ピンと、前記内側鍔部
    から前記鉄心の軸線方向の両側に突出させて設け
    られ前記外側鍔部側に折曲げられて前記バンド係
    止用ピンに係止される巻線固定用バンドとを具備
    したことを特徴とする電動機用巻線ボビン。
JP16904483U 1983-10-31 1983-10-31 電動機用巻線ボビン Granted JPS6077240U (ja)

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JP16904483U JPS6077240U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 電動機用巻線ボビン

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JP16904483U JPS6077240U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 電動機用巻線ボビン

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Publication Number Publication Date
JPS6077240U JPS6077240U (ja) 1985-05-30
JPH0353584Y2 true JPH0353584Y2 (ja) 1991-11-22

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JP16904483U Granted JPS6077240U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 電動機用巻線ボビン

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JP6365051B2 (ja) * 2014-07-18 2018-08-01 日本精工株式会社 ダイレクトドライブモータ、搬送装置、検査装置、工作機械、及び半導体製造装置

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JPS6077240U (ja) 1985-05-30

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