JPH0353529B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353529B2 JPH0353529B2 JP59150007A JP15000784A JPH0353529B2 JP H0353529 B2 JPH0353529 B2 JP H0353529B2 JP 59150007 A JP59150007 A JP 59150007A JP 15000784 A JP15000784 A JP 15000784A JP H0353529 B2 JPH0353529 B2 JP H0353529B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow
- blades
- fan
- pair
- cross
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 2
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、空調装置等から吹出す流れを任意の
方向に偏向させる流れ方向制御装置において、特
に吹出し口のアスペクト比（縦横比）が小さい方
向に流れを偏向させるものに関する。
方向に偏向させる流れ方向制御装置において、特
に吹出し口のアスペクト比（縦横比）が小さい方
向に流れを偏向させるものに関する。
従来例の構成とその問題点
空調装置においては、快適性を得るために流れ
を上下に広角に偏向させると共に、左右にも広角
に偏向させることが必要である。これに対する従
来の流れ方向制御装置を以下に示す。第１図と第
２図に従来の流れ方向制御装置を組み込んだ壁掛
け型エアコンを示す。図において、１は流れの通
路、２はクロスフローフアン、３は流れの入口、
４は流れの出口、５は熱交換器、６は流れを左右
に偏向させるための羽根群、７は流れを上下に偏
向させるための上下偏向翼である。この構成にお
いてクロスフローフアンを回転すると、入口３か
ら出口４に向かう流れが生じ、これは熱交換器５
によつて加熱、冷却され、羽根群６によつて左右
に、上下偏向翼７によつて上下に偏向されて出て
いく。しかしながらこの構成においては、上下方
向については問題ないが、左右方向については６
に示す羽根群を一列に並べたものであるため、第
２図の破線で示すように正面から左に大幅に流れ
を偏向させようとした場合には、殆ど全ての流れ
を羽根群６に衝突させて強引に偏向させる結果と
なると共に、通路幅Ｗも極端に減少するため、吹
出し流量は実線の場合と比較して大幅に減少して
しまう。このため実用上は約30°の偏向角度θが
限界であつた。この偏向角度では、空調装置の設
置位置や条件によつて空調流の到達しない領域が
多く存在するため実用上不都合な点が多かつた。
また、第３図に示すように、クロスフローフアン
を用いた従来の機器においては、速度分布Ｖを見
るとクロスフローフアンの端面２ａ，２ｂ近傍に
おいてはクロスフローフアンの渦が乱れるため逆
流VRが生ずる。このため、フアンの効率が低下
すると共に、外気がフアンに入り込み結露を生ず
るなどの問題があつた。
を上下に広角に偏向させると共に、左右にも広角
に偏向させることが必要である。これに対する従
来の流れ方向制御装置を以下に示す。第１図と第
２図に従来の流れ方向制御装置を組み込んだ壁掛
け型エアコンを示す。図において、１は流れの通
路、２はクロスフローフアン、３は流れの入口、
４は流れの出口、５は熱交換器、６は流れを左右
に偏向させるための羽根群、７は流れを上下に偏
向させるための上下偏向翼である。この構成にお
いてクロスフローフアンを回転すると、入口３か
ら出口４に向かう流れが生じ、これは熱交換器５
によつて加熱、冷却され、羽根群６によつて左右
に、上下偏向翼７によつて上下に偏向されて出て
いく。しかしながらこの構成においては、上下方
向については問題ないが、左右方向については６
に示す羽根群を一列に並べたものであるため、第
２図の破線で示すように正面から左に大幅に流れ
を偏向させようとした場合には、殆ど全ての流れ
を羽根群６に衝突させて強引に偏向させる結果と
なると共に、通路幅Ｗも極端に減少するため、吹
出し流量は実線の場合と比較して大幅に減少して
しまう。このため実用上は約30°の偏向角度θが
限界であつた。この偏向角度では、空調装置の設
置位置や条件によつて空調流の到達しない領域が
多く存在するため実用上不都合な点が多かつた。
また、第３図に示すように、クロスフローフアン
を用いた従来の機器においては、速度分布Ｖを見
るとクロスフローフアンの端面２ａ，２ｂ近傍に
おいてはクロスフローフアンの渦が乱れるため逆
流VRが生ずる。このため、フアンの効率が低下
すると共に、外気がフアンに入り込み結露を生ず
るなどの問題があつた。
発明の目的
本発明はかかる従来の問題を解消するもので、
風量の低下する率を少なく押さえつつ、左右に広
角に流れを偏向させることが可能であると共に、
クロスフローフアンの逆流を防止することが可能
な流れ方向制御装置を提供することを目的とす
る。
風量の低下する率を少なく押さえつつ、左右に広
角に流れを偏向させることが可能であると共に、
クロスフローフアンの逆流を防止することが可能
な流れ方向制御装置を提供することを目的とす
る。
発明の構成
この目的を達成するために本発明は、クロスフ
ローフアンを有し、前記クロスフローフアンによ
つて流れを生ずる入口と出口を有する通路と、前
記通路の出口の対向する両端に設けられ、逆流を
防止するために前記クロスフローフアンの端面近
傍で前記端面の内側から始まり外方に向かつて広
がる形状の左右一対の案内壁と、前記左右一対の
案内壁の間に設けられ前記案内壁への流れの付着
を制御する複数枚の羽根とを備えたものである。
ローフアンを有し、前記クロスフローフアンによ
つて流れを生ずる入口と出口を有する通路と、前
記通路の出口の対向する両端に設けられ、逆流を
防止するために前記クロスフローフアンの端面近
傍で前記端面の内側から始まり外方に向かつて広
がる形状の左右一対の案内壁と、前記左右一対の
案内壁の間に設けられ前記案内壁への流れの付着
を制御する複数枚の羽根とを備えたものである。
この構成によつて、クロスフローフアンの逆流
が生ずる部分の下流側には案内壁が存在して逆流
が防止されると共に、複数枚の羽根によつて案内
壁への流れの付着を制御することにより、コアン
ダ効果によつて任意の方向に広角に流れを偏向さ
せることが可能となる。
が生ずる部分の下流側には案内壁が存在して逆流
が防止されると共に、複数枚の羽根によつて案内
壁への流れの付着を制御することにより、コアン
ダ効果によつて任意の方向に広角に流れを偏向さ
せることが可能となる。
実施例の説明
以下、本発明の一実施例を第４図〜第９図を用
いて説明する。第４図と第５図において、１〜５
については従来例と同一である。８は羽根群であ
り、案内壁１０への流れの付着を制御するように
構成されている。９は流れを上下に偏向させるた
めの上下偏向翼、１０ａと１０ｂは流れを付着さ
せるための案内壁であり、クロスフローフアンの
端面２ａ，２ｂの近傍でかつ内側の点Ｓより始ま
り、漸次拡大形状に形成されている。１１は、ク
ロスフローフアンを回転させるためのモータであ
る。
いて説明する。第４図と第５図において、１〜５
については従来例と同一である。８は羽根群であ
り、案内壁１０への流れの付着を制御するように
構成されている。９は流れを上下に偏向させるた
めの上下偏向翼、１０ａと１０ｂは流れを付着さ
せるための案内壁であり、クロスフローフアンの
端面２ａ，２ｂの近傍でかつ内側の点Ｓより始ま
り、漸次拡大形状に形成されている。１１は、ク
ロスフローフアンを回転させるためのモータであ
る。
上記構成において動作を説明する。第６図に示
すようにクロスフローフアンから出た流れは、案
内壁１０がクロスフローフアン２の端面２ａ，２
ｂの近傍で通路の内側の点Ｓから始まつているた
め、第３図に示すような逆流が防止されると共
に、流れは案内壁１０に付着しやすいように整流
される。この整流された流れを、羽根群６によつ
て制御した場合を第７図〜第９図で説明する。第
７図に示すように、羽根８は、案内壁１０ａ，１
０ｂの近傍でこれに流れを沿わせるように配置し
た一対の曲面を有する羽根８０ａ，８０ｂと、８
００ａ，８００ｂとから成り、前記羽根８０ａと
８０ｂおよび８００ａと８００ｂをそれぞれ案内
壁１０ａと１０ｂの方向に傾けた場合は、図にお
いてａの流れは羽根８０ａの凹面L1の作用によ
つて案内壁１０ａに付着して流れる。ｂの流れは
羽根の間隔Ｈが羽根の弦の長さｌよりも小さくな
つているため羽根８００ａの凹面L2の作用によ
つて凸面R1に付着して流れる。同様にＣはR2に
付着して流れる。これら羽根の凸面に付着した流
れは、今度はａの流れと同様に案内壁１０ａに付
着し、広角に偏向（偏向角度θは60°以上）して
流れ出る。また第８図に示すような羽根群８の回
転位置においては、流れは羽根の間をそのまま直
進し、左側の流れFLも右側の流れFRも共に直進
する。第９図に示すように、羽根８０ｂおよび８
００ｂを案内壁１０ｂから遠ざかる方向に傾けた
場合は、流れは案内壁に付着することなくやや左
側に向かつて流れ出る。また以上の偏向作用は流
れの案内壁への付着効果（コアンダ効果）を利用
したものであるため、風量を殆ど変化させないと
いう利点を有する。
すようにクロスフローフアンから出た流れは、案
内壁１０がクロスフローフアン２の端面２ａ，２
ｂの近傍で通路の内側の点Ｓから始まつているた
め、第３図に示すような逆流が防止されると共
に、流れは案内壁１０に付着しやすいように整流
される。この整流された流れを、羽根群６によつ
て制御した場合を第７図〜第９図で説明する。第
７図に示すように、羽根８は、案内壁１０ａ，１
０ｂの近傍でこれに流れを沿わせるように配置し
た一対の曲面を有する羽根８０ａ，８０ｂと、８
００ａ，８００ｂとから成り、前記羽根８０ａと
８０ｂおよび８００ａと８００ｂをそれぞれ案内
壁１０ａと１０ｂの方向に傾けた場合は、図にお
いてａの流れは羽根８０ａの凹面L1の作用によ
つて案内壁１０ａに付着して流れる。ｂの流れは
羽根の間隔Ｈが羽根の弦の長さｌよりも小さくな
つているため羽根８００ａの凹面L2の作用によ
つて凸面R1に付着して流れる。同様にＣはR2に
付着して流れる。これら羽根の凸面に付着した流
れは、今度はａの流れと同様に案内壁１０ａに付
着し、広角に偏向（偏向角度θは60°以上）して
流れ出る。また第８図に示すような羽根群８の回
転位置においては、流れは羽根の間をそのまま直
進し、左側の流れFLも右側の流れFRも共に直進
する。第９図に示すように、羽根８０ｂおよび８
００ｂを案内壁１０ｂから遠ざかる方向に傾けた
場合は、流れは案内壁に付着することなくやや左
側に向かつて流れ出る。また以上の偏向作用は流
れの案内壁への付着効果（コアンダ効果）を利用
したものであるため、風量を殆ど変化させないと
いう利点を有する。
発明の効果
以上のように本発明の流れ方向制御装置によれ
ば次の効果が得られる。
ば次の効果が得られる。
(1) 案内壁への流れの付着を制御することによつ
て流れを偏向させるものであるため、風量を殆
ど低下させず広角に流れを偏向させることがで
きる。
て流れを偏向させるものであるため、風量を殆
ど低下させず広角に流れを偏向させることがで
きる。
(2) 案内壁をクロスフローフアンの端面近傍で流
路の内側から始まるように構成しているため、
クロスフローフアンの端面近傍の流れの逆流が
防止され、フアン効率の低下がなくなると共
に、結露等の問題もなくなる。また、これによ
り流れが整流され、案内壁への流れの付着も良
好になる。
路の内側から始まるように構成しているため、
クロスフローフアンの端面近傍の流れの逆流が
防止され、フアン効率の低下がなくなると共
に、結露等の問題もなくなる。また、これによ
り流れが整流され、案内壁への流れの付着も良
好になる。
(3) 案内壁が(2)で示した構成であるため外方に突
出することがなく、また流路の内側に存在する
にもかかわらず流れを妨げずに逆に流れを整え
るものであるため、案内壁の配置によるスペー
スの拡大は必要がない。
出することがなく、また流路の内側に存在する
にもかかわらず流れを妨げずに逆に流れを整え
るものであるため、案内壁の配置によるスペー
スの拡大は必要がない。
第１図は従来の流れ方向制御装置を組み込んだ
壁掛け型エアコンの側面断面図、第２図は第１図
のＡ−Ｂ−Ｃ線断面図、第３図は第２図のクロス
フローフアン近傍の流れを示す断面図、第４図は
本発明の一実施例の流れ方向制御装置を組込んだ
壁掛け型エアコンの側面断面図、第５図は第４図
のＡ−Ｂ−Ｃ線断面図、第６図は第５図のクロス
フローフアン近傍の流れを示す断面図、第７図、
第８図、第９図は第５図のクロスフローフアン近
傍の部分拡大図である。 １……通路、２……クロスフローフアン、２
ａ，２ｂ……クロスフローフアンの端面、３……
入口、４……出口、８……複数枚の羽根（羽根
群）、１０ａ，１０ｂ……案内壁。
壁掛け型エアコンの側面断面図、第２図は第１図
のＡ−Ｂ−Ｃ線断面図、第３図は第２図のクロス
フローフアン近傍の流れを示す断面図、第４図は
本発明の一実施例の流れ方向制御装置を組込んだ
壁掛け型エアコンの側面断面図、第５図は第４図
のＡ−Ｂ−Ｃ線断面図、第６図は第５図のクロス
フローフアン近傍の流れを示す断面図、第７図、
第８図、第９図は第５図のクロスフローフアン近
傍の部分拡大図である。 １……通路、２……クロスフローフアン、２
ａ，２ｂ……クロスフローフアンの端面、３……
入口、４……出口、８……複数枚の羽根（羽根
群）、１０ａ，１０ｂ……案内壁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ クロスフローフアンを有し、前記クロスフロ
ーフアンによつて流れを生ずる入口と出口を有す
る通路と、前記通路の出口の対向する両端に設け
られ、前記クロスフローフアンの端面近傍で前記
端面の内側から始まり外方に向かつて広がる形状
の左右一対の案内壁と、前記左右一対の案内壁の
間に設けられ前記案内壁への流れの付着を制御す
る複数枚の羽根とを備えた流れ方向制御装置。 ２ 複数枚の羽根は、一対の案内壁の近傍にそれ
ぞれ配置され、かつ前記一対の案内壁のそれぞれ
に流れを沿わせるような曲面を有する回転自在な
一対の羽根と、前記一対の羽根の間に互いに間隔
を存して一列に配置された回転自在で曲面を有す
る羽根とから成る特許請求の範囲第１項記載の流
れ方向制御装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15000784A JPS6127443A (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | 流れ方向制御装置 |
| AU41858/85A AU583505B2 (en) | 1984-05-10 | 1985-05-01 | Flow deflecting assembly |
| EP85105509A EP0166909B1 (en) | 1984-05-10 | 1985-05-06 | Flow deflecting assembly |
| DE8585105509T DE3564335D1 (en) | 1984-05-10 | 1985-05-06 | Flow deflecting assembly |
| US06/731,520 US4607565A (en) | 1984-05-10 | 1985-05-07 | Flow deflecting assembly |
| KR1019850003116A KR900001877B1 (ko) | 1981-05-10 | 1985-05-08 | 흐름방향 제어장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15000784A JPS6127443A (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | 流れ方向制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6127443A JPS6127443A (ja) | 1986-02-06 |
| JPH0353529B2 true JPH0353529B2 (ja) | 1991-08-15 |
Family
ID=15487431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15000784A Granted JPS6127443A (ja) | 1981-05-10 | 1984-07-19 | 流れ方向制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6127443A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4295413B2 (ja) * | 2000-01-19 | 2009-07-15 | 三菱重工業株式会社 | 室内ユニット及び空気調和機 |
| JP4709130B2 (ja) * | 2006-12-21 | 2011-06-22 | 日立アプライアンス株式会社 | 空気調和機 |
| WO2013080395A1 (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-06 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
-
1984
- 1984-07-19 JP JP15000784A patent/JPS6127443A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6127443A (ja) | 1986-02-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |