JPH0353455B2 - - Google Patents

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JPH0353455B2
JPH0353455B2 JP27549084A JP27549084A JPH0353455B2 JP H0353455 B2 JPH0353455 B2 JP H0353455B2 JP 27549084 A JP27549084 A JP 27549084A JP 27549084 A JP27549084 A JP 27549084A JP H0353455 B2 JPH0353455 B2 JP H0353455B2
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JP
Japan
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intake
passage
tank
passages
space
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JP27549084A
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JPS61157719A (ja
Inventor
Fusatoshi Tanaka
Shuichi Nakatani
Hideo Nakayama
Hiroyuki Hanabusa
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS61157719A publication Critical patent/JPS61157719A/ja
Publication of JPH0353455B2 publication Critical patent/JPH0353455B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B27/00Use of kinetic or wave energy of charge in induction systems, or of combustion residues in exhaust systems, for improving quantity of charge or for increasing removal of combustion residues
    • F02B27/02Use of kinetic or wave energy of charge in induction systems, or of combustion residues in exhaust systems, for improving quantity of charge or for increasing removal of combustion residues the systems having variable, i.e. adjustable, cross-sectional areas, chambers of variable volume, or like variable means
    • F02B27/0226Use of kinetic or wave energy of charge in induction systems, or of combustion residues in exhaust systems, for improving quantity of charge or for increasing removal of combustion residues the systems having variable, i.e. adjustable, cross-sectional areas, chambers of variable volume, or like variable means characterised by the means generating the charging effect
    • F02B27/0247Plenum chambers; Resonance chambers or resonance pipes
    • F02B27/0252Multiple plenum chambers or plenum chambers having inner separation walls, e.g. comprising valves for the same group of cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B27/02Use of kinetic or wave energy of charge in induction systems, or of combustion residues in exhaust systems, for improving quantity of charge or for increasing removal of combustion residues the systems having variable, i.e. adjustable, cross-sectional areas, chambers of variable volume, or like variable means
    • F02B27/0205Use of kinetic or wave energy of charge in induction systems, or of combustion residues in exhaust systems, for improving quantity of charge or for increasing removal of combustion residues the systems having variable, i.e. adjustable, cross-sectional areas, chambers of variable volume, or like variable means characterised by the charging effect
    • F02B27/0215Oscillating pipe charging, i.e. variable intake pipe length charging
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各気筒と吸気拡大室(タンク)とを
互いに独立した吸気通路で接続して、吸気の動的
効果(吸気慣性効果)により出力の向上を図るよ
うにした多気筒エンジンの吸気装置の改良に関す
るものである。
(従来の技術) 従来から、エンジンの吸気装置において、吸気
開始に伴つて生じる負圧波(負圧の圧力波)が吸
気通路上流側の大気または吸気拡大室への開口端
で反射され正圧波(正圧の圧力波)となつて吸気
ポート方向に戻されることを利用し、上記正圧波
が吸気弁の閉弁寸前に吸気ポートに達して吸気を
燃焼室に押し込むようにする、いわゆる吸気の慣
性効果によつて吸気の充填効率を高めるようにす
ることは知られている。このような技術を用いよ
うとする場合に、吸気通路の形状が一定である
と、吸気通路に生じる圧力波の振動周期と吸気弁
の開閉周期とがマツチングして吸気慣性効果が高
められるのは特定回転域に限られる。
このため、従来、特開昭56−115819号公報にみ
られるように、エンジンの回転数に応じて吸気通
路の長さ等を変えるようにし、例えば、各気筒別
の吸気通路を上流部で2叉に分岐させて長い通路
と短い通路とを形成し、これらの通路の上流端を
吸気拡大室等に開口させるとともに、短い通路に
制御弁を設けて、高回転域でこの制御弁を開くこ
とにより吸気通路の有効長を短縮するようにし
(上記公報の第6図参照)、こうして低回転域と高
回転域とでそれぞれ吸気の慣性効果を高めるよう
にした吸気装置が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、エンジンおよびその吸気系を乗用車
等のエンジルーム内に搭載する場合、後方は車室
前端面にて制限され、上方はボンネツトにて制限
されるなど、限られたスペース内に納めなければ
ならないというスペース上の制約がある。
このため、上記提案例の如く吸気拡大室(タン
ク)と各気筒とを互いに独立して接続する各独立
吸気通路の途中を上記吸気拡大室に連通する第2
通路を設けるとともに、該第2通路にエンジンの
運転状態に応じて開閉する制御弁を設けた多気筒
エンジンの吸気装置において、上記のスペース上
の制約を解消すべく、上記各独立吸気通路を吸気
拡大室の周囲に該吸気拡大室の構成壁の一部を利
用して一体的に形成するとともに、上記各第2通
路吸気拡大室の一部と一体的に形成することによ
り、コンパクト化を図るようにすることが考えら
れる。
しかるに、この場合、制御弁を第2通路を組付
ける際、上述の如く吸気拡大室と各独立吸気通路
および各第2通路とが一体的に形成されているこ
とから、制御弁の組付けが不可能であり、分割面
を設ける必要がある。
そこで、本発明はかかる点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、各独立吸気
通路と制御弁を備えた各第2通路とが一体的に形
成された吸気拡大室(タンク)に対してその適切
な位置に分割面を設けることにより、低回転域と
高回転域とで吸気慣性効果が得られる吸気系を限
られたスペース内に納めるようコンパクト化を図
りながら、上記制御弁の組付け性を良好に確保す
ることにある。
さらに、本発明の目的は、上記分割面を利用し
てタンク内部の空間を仕切板で仕切つて各第2通
路相互間を連通せしめることにより、高回転域に
おいて他の気筒から伝播される圧力波を第2通路
相互間を介して作用せしめて、高回転域で充填効
率をより一層かつ有効に高めることにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段
は、エンジン長手方向に延びる筒状のタンクの内
部の空間と各気筒とを互いに独立した気筒別の各
独立吸気通路で接続するとともに、該各独立吸気
通路の途中をそれぞれタンク内部の空間に連通す
る第2通路を設け、該各第2通路にエンジンの運
転状態に応じて開閉する制御弁を設けた多気筒エ
ンジンの吸気装置を前提とする。そして、上記各
独立吸気通路は上記タンクの周囲に上記空間を構
成するタンク構成壁の一部を利用して一体的に形
成されているとともに、上記各第2通路はタンク
の一部と一体的に形成されている。該各第2通路
を含みかつ各第2通路が開口するタンクの一部と
上記各独立吸気通路の上流端が開口するタンクの
他の部分とはその長手方向に沿つた分割面で分割
されて形成されており、かつ該分割面において仕
切板によつて上記タンク内部の空間が仕切られて
上記各独立吸気通路の上流端が連通する第1空間
と上記各第2通路が相互に連通し該第1空間より
も容積の小さい第2空間とに区画されているもの
とする。
(作用) 上記の構成により、本発明では、エンジン回転
数が設定値未満の低回転域では、制御弁により各
第2通路を閉じておくと、各気筒から伝播する負
圧波が各独立吸気通路を経てタンク内部の第1空
間で正圧の圧力波に反転して反射されるので、吸
気慣性効果を得るための通路長がタンクから各気
筒までの比較的長いものとなり、このことにより
低回転域での吸気の慣性効果が高められる。一
方、エンジン回転数が設定値以上の高回転域で
は、制御弁により各第2通路を開くと、各気筒が
各独立吸気通路途中の第2通路を介してタンク内
部の第2空間に連通し、この経路を経て各気筒か
ら伝播する負圧波が正圧の圧力波に反転して反射
されることになつて、吸気慣性効果を得るための
吸気通路の有効長が短くなり、高回転域での吸気
慣性効果が高められることになるとともに、この
高回転域では他の気筒から伝播される圧力波も容
積の小さい上記第2空間を介して有効に作用する
ことになり、高回転域での充填効率が大幅に高め
られることになる。
その場合、上記タンクの周囲に各独立吸気通路
がタンク構成壁の一部を利用して一体的に形成さ
れ、かつタンクの一部に各第2通路が一体的に形
成されていて、限られたスペース内に納まるよう
コンパクトにしながら、上述の吸気慣性効果を得
るための所要の吸気通路長さおよび所要の吸気拡
大室容積が確保される。
その上で、上記各第2通路を含み各第2通路が
開口するタンクの一部と上記各独立吸気通路の上
流端が開口するタンクの他の部分とがその長手方
向に沿つた分割面で分割されて形成されているの
で、上記タンクの一部分割部分における各第2通
路に対しその空間側から制御弁を容易に組付ける
ことが可能となる。しかも、この分割面を利用し
て仕切板によつて上記第1空間とそれよりも容積
の小さい第2空間とに仕切られているので、上記
コンパクト性を維持しながら上記第1空間と第2
空間の形成が容易である。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図〜第3図は本発明を4気筒4サイクルエ
ンジンに適用した場合の実施例を示す。同図にお
いて、1はシリンダブロツク2およびシリンダヘ
ツド3等からなるエンジン本体であつて、該エン
ジン本体1にはその長手方向に第1〜第4の4つ
の気筒4,4…が直列状に形成されている。この
各気筒4にはそれぞれ燃焼室5が形成されてい
る。
6は気筒別に互いに独立して設けられた独立吸
気通路であつて、該各独立吸気通路6は、シリン
ダヘツド3内に形成され独立吸気通路6の下流端
部を構成する吸気ポート7を介して各気筒4の燃
焼室5に開口している。また、8はエンジン長手
方向に平行に延びる略角筒形状のタンクよりなる
吸気拡大室であつて、該吸気拡大室8は仕切板9
によつて上下に仕切られて上側に比較的大きな容
積の第1空間としての第1容積室8aと下側に比
較的小さな容積の第2空間としての第2容積室8
bとに区画されている。そして、上記各独立吸気
通路6,6…の上流端はそれぞれほぼ同一通路長
でもつて上記吸気拡大室8の第1容積室8aに連
通接続されている。該第1容積室8aの一端面に
は外気を導入する吸気導入管10が接続されてい
て、該吸気導入管10内には吸気空気量を制御す
るスロツトル弁11が配設されており、上記吸気
導入管10により第1容積室8aに導入された吸
気を各独立吸気通路6を介して各気筒4の燃焼室
5に供給するようになされている。また、上記吸
気ポート7には吸気弁12が設けられている。
さらに、上記各独立吸気通路6の途中箇所から
第2通路13が分岐していて、該各第2通路1
3,13…の他端はそれぞれほぼ同一通路長でも
つて上記吸気拡大室8の第2容積室8bに連通接
続されており、このことから第2容積室8bによ
り第2通路13を介して各独立吸気通路6,6…
を相互に連通するようにしている。
また、上記各第2通路13にはそれぞれ第2通
路13を開閉する制御弁14が設けられている。
この各制御弁14は、吸気拡大室8長手方向と平
行に延びるバルブシヤフト15に一体的に連動可
能に固定されていて、図示していないが、エンジ
ン回転数検出手段等の出力を受ける制御回路によ
りアクチユエータを介して開閉制御され、上記第
2容積室8bによる各独立吸気通路6,6…相互
間の連通をエンジン運転状態に応じて制御し、エ
ンジン回転数が設定値未満の低回転域では閉じら
れ、エンジン回転数が設定値以上の高回転域では
開かれるように制御される。なお、このようなエ
ンジン回転数に応じた制御弁14の開閉動作は、
少なくとも出力が要求される高負荷時において行
なわれるようにすればよく、低負荷時には制御弁
14が開状態または閉状態に保たれるようにして
もよい。
そして、このような吸気系システムにおいて、
16は、上記吸気拡大室8、各独立吸気通路6,
6…および各第2通路13,13…を形成するた
めの吸気系構造体である。該構造体16は、吸気
拡大室8(第1容積室8aおよび第2容積室8
b)を構成するタンク部17と、該タンク部17
のエンジン側とは反対側の側辺上部から側辺およ
び下辺にかけてタンク部17の周囲を迂回して延
び、かつその構成壁の一部つまり側壁および下壁
を利用して各独立吸気通路6,6…の上流側部分
6a,6a…をその各上流端がタンク部17(第
1容積室8a)側辺上部に開口するように一体的
に形成する一体吸気管部18,18…と、該各一
体吸気管部18,18…の下辺部からエンジン側
へ向かつて各気筒別に分岐して延び、各独立吸気
通路6,6…の下流側部分6b,6b…を形成す
る分岐吸気管部19,19…と、上記各一体吸気
管部18の分岐吸気管部19近傍においてタンク
部17(第2容積室8b)の構成壁のうちの下壁
を利用して各独立吸気通路6の途中を第2容積質
8bに連通する第2通路13を一体的に形成する
連通管部20,20…と、上記各分岐吸気管部1
9,19…の先端部を互いに連結するフランジ部
21とからなり、該フランジ部21にてエンジン
本体1に対し各分岐空気管部19の独立吸気通路
下流側部分6bを各気筒4の吸気ポート7に合致
せしめた状態でボルト22,22…を側方から挿
入して締付けることによりエンジン本体1に固定
される。また、上記タンク部17のエンジン側の
側辺上部はエンジン側に膨出するように形成され
ており、第1容積室8aの容積を十分に確保する
ようにしている。
また、上記各分岐吸気管部19の独立吸気通路
下流側部分6bおよび各吸気ポート7は、斜め上
方から燃焼室5に向つてほぼ直線状に延びて燃焼
室5に開口するように形成されている。そして、
該各分岐吸気管部19の独立吸気通路下流側部分
6bの下流端近傍上部には噴射弁装置孔23が形
成されており、燃料噴射弁24はその先端噴射口
部がシールリング23aを介して装着孔23に挿
入されて固定されている。この装着孔23及び燃
料噴射弁24の取付方向は該噴射弁24からの燃
料が燃焼室5の吸気弁12に向つて噴射されるよ
うに装着されていて、各燃料噴射弁24,24…
はエンジン長手方向に平行に配設された燃料供給
管25に連通接続されている。このことにより、
燃料噴射弁24は分岐吸気管部19にほぼ沿つて
寝た状態で取付けられることとなり、該燃料噴射
弁24の中心線の延長線l上に上記吸気拡大室8
(タンク部17)が燃料噴射弁24および燃料供
給管25に近接して位置することになる。
さらに、上記各連通管部20の第2通路13に
制御弁14が配設されること、および吸気拡大室
8(タンク部17)が燃焼噴射弁24の中心延長
線l上に位置することから、上記吸気系構造体1
6は、そのタンク部17において、上記中心延長
線lよりも下側の位置でかつ各第2通路13、1
3…を含む吸気拡大室8の第2容積室8bの部分
と吸気拡大室8の第1容積室8aとの間としての
上記仕切板9の位置で吸気拡大室8の長手方向に
沿つた分割面によつて上下に分割されて形成され
ていて、タンク部17の上半部および各一体吸気
管部18,18…の上半部が一体成形された上側
分割体16aと、タンク部17の下半部、一体吸
収気管部18,18…の下半部、各分岐吸気管部
19,19…、各連通管部20,20…およびフ
ランジ部21が一体成形された下側分割体16b
とからなり、両分割体16a,16bが上記仕切
板9を介して接合され、ボルト26,26…を下
方から挿入して締付けることにより気密的に結合
されてなる。
次に、上記実施例の作用について述べるに、各
制御弁14が閉じて第2通路13の閉塞によつて
第2容積室8bによる各独立吸気通路6,6…相
互間の連通が遮断されている状態では、各気筒4
の吸気工程で生じる負圧波が第1容積室8aまで
伝播されてここで発射され、つまり比較的長い通
路を通して上記負圧波およびその反射波が伝播す
ることにより、低回転域においてこのような圧力
波の振動周期が吸気弁開閉周期にマツチングする
ことになり、低回転域での吸気の慣性効果が高め
られて、吸気充填効率が高められる。一方、上記
各制御弁14が開かれ第2通路13が開放され
て、第2容積室8bにより各独立吸気通路6,6
…相互間が連通している状態では、各気筒4の吸
気工程で生じる負圧波が上記第2通路13を介し
て第2容積室8bで反射されてこの負圧波および
反射波の伝播に供される通路長さが短くなること
により、高回転域で吸気慣性効果が高められると
ともに、この運転域では地の気筒から伝播される
圧力波も容積の小さい第2容積室8bを介してさ
ほど減衰することなく有効に作用することにな
り、高回転域での充填効率が大幅に高められる。
従つて、少なくとも高負荷時に、上記低回転域と
高回転域との吸気慣性効果が得られる各回転数の
中間回転数に相当する所定回転数を境に、これに
より低回転側で制御弁14を閉じ、これにより高
回転側で制御弁14を開くようにしておくことに
より、全回転域で吸気充填効率が高められて出力
を向上させることができる。特に、高回転域での
吸気充填効率は、従来のように単に吸気通路を短
縮させて慣性効果を高めるようにした場合と比べ
ても、気筒間の圧力伝播作用でより一層高められ
ることとなる。
なお、以上のような作用を有効に発揮させるに
適当な第1および第2容積室8a,8bの大きさ
としては、第1容積室8aは排気量の0.5倍以上
の容量とし、第2容積室8bは排気量の1.5倍以
下の容量としておくことが望ましい。さらに、上
記第2容積室8bは第1容積室8aよりも容量を
小さくし、かつ第2容積室8bの断面積は各独立
吸気通路6の断面積よりも大きくしておくことが
望ましい。
そして、この場合、吸気系構造体16における
吸気拡大室8(第1容積室8aおよび第2容積室
8b)を構成するタンク部17と各独立吸気通路
6の上流側部分6aを構成する一体吸気管部18
と各独立吸気通路6の下流側部分6bを構成する
分岐吸気管部19と各第2通路13を構成する連
通管部20とによつて、各独立吸気通路6が吸気
拡大室8の周囲に迂回しながらかつ吸気拡大室8
(タンク部17)の構成壁の一部を利用して一体
的に形成されているとともに、各第2通路13が
吸気拡大室8(第2容積室8b)の構成壁の一部
と一体的に形成されているので、上記独立吸気通
路6の所要長さおよび吸気拡大室8の第1および
第2容積室8a,8bの各所要容積を得るに当つ
て、これら吸気系をコンパクトに小型のものに形
成することができ、よつて限られたスペース(エ
ンジンルーム)内で上記所要長さおよび所要容積
を十分に確保することができ、車載性の向上を図
ることができる。
また、燃料噴射弁24が上記分岐吸気管部19
の下流端近傍つまり独立吸気通路6の下流側にお
いてその噴射燃料をその霧化を良好にしながら燃
料室5に応答性良く供給すべく燃焼室5に向けて
装着されている関係上、該燃料噴射弁24の中心
延長線l上に近接して吸気系構造体16のタンク
部17(吸気拡大室8)が位置すること、および
上記各第2通路13に制御弁14を配設すること
が必要である。このため、上記吸気系構造体16
はそのタンク部17において上記中心延長線lよ
りも下側即ち分岐吸気管部19側の位置でかつ仕
切板9の位置で吸気拡大室8の長手方向に沿つた
分割面で上下に上側分割体16aと下側分割体1
6bとに分割され両分割体16a,16bが仕切
板9を介して結合されてなるので、下側分割体1
6bをそのフランンジ部21にてエンジン本体1
に側方からのボルト22による締付けにより取付
けたのち、該下側分割体16bの各分岐吸気管部
19の噴射弁装置孔23に燃料噴射弁24を中心
延長線l方向から挿入し燃料供給管25を下側分
割体16bいに固定することによつて各燃料噴射
弁24を取付けるとともに、下側分割体16bの
各連通管部20の第2通路13にその上方から制
御弁14を挿入してバルブシヤフト15に固定
し、しかる後上記下側分割体16bに対して仕切
板9を介在させて上側分割体16aを接合して下
方からのボルト26の締付けにより両者16a,
16bを一体に結合することによつて、良好な成
形性を確保し、かつ上側および下側分割体16
a,16bの組付けを容易に行い得るのは勿論の
こと、制御弁14および燃料噴射弁24の組付け
を容易に行うことができ、良好な組付け性を確保
することができる。
しかも、上記上側分割体16aと下側分割体1
6bとの結合は、下方からのボルト26の締付け
によつて行われるので、その良好な組付け性を確
保しながら、上述の如くタンク部17(吸気拡大
室8)におけるエンジン側の側辺上部の膨出形成
が可能となつて、吸気拡大室8の特に第1容積室
8aの容積を十分に確保できる利点もある。ま
た、上記第2容積室8bは吸気系構造体16タン
ク部17を仕切板9で上下に分割することによつ
て第1容積室8bに並設され、第1容積室8aの
構成壁の一部(仕切板9)を共用して形成されて
いるので、上記吸気系のコンパクト化を一層図る
ことができる。
尚、本発明は以上の実施例の他に、上記実施例
における仕切板9に上下に第1容積室8aと第2
容積室8bとを連通する連通孔を設けて、さらに
低回転域で上下の両容積室8a,8b間での吸気
圧力振動を利用して吸気の充填効率を一層高める
ようにした吸気系に対しても適用可能である。
また、本発明は以上の実施例の如く4気筒エン
ジンに限らず、他の多気筒エンジン、例えば5気
筒エンジンや6気筒エンジンにも適用することが
できるのは勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、タンク
の周囲に各気筒に至る独立吸気通路をタンク構成
壁の一部を利用して一体的に形成するとともに、
各独立吸気通路の途中をタンク内部の空間に連通
し制御弁を有する第2通路を該タンクの一部と一
体的に形成して、限られたスペース内で、低回転
域と高回転域とでそれぞれ吸気慣性効果を得るた
めの所要の吸気通路長さおよび所要の吸気拡大室
容積を確保しながら、上記各第2通路を含むタン
クの一部をその他のタンク部分とはその長手方向
に沿つた分割面で分割しかつ該分割面にて仕切板
によつて第2通路相互間を連通する小容積の第2
空間を仕切つて形成したので、上記吸気系のコン
パクトな一体的な形成に拘らず、高回転域におい
て気筒間の圧力波伝播作用により吸気充填効率を
より一層高めることができるとともに、制御弁を
第2通路に容易に取付けることができ、その組付
け性を確保することができる。よつて、吸気慣性
効果を発揮する吸気系の車載性の向上と組付け性
の向上との両立を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を例示し、第1図は第3
図の−線における縦断側面図、第2図は第3
図の−線における縦断側面図、第3図は一部
破断した平面図である。 1……エンジン本体、4……気筒、6……独立
吸気通路、8……吸気拡大室、8a……第1容積
室、8b……第2容積室、9……仕切板、13…
…第2通路、14……制御弁、16……吸気系構
造体、16a……上側分割体、16b……下側分
割体、17……タンク部、18……一体吸気管
部、19……分岐吸気管部、20……連通管部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジン長手方向に延びる筒状のタンクの内
    部の空気と各気筒とを互いに独立した気筒別の各
    独立吸気通路で接続するとともに、該各独立吸気
    通路の途中をそれぞれタンク内部の空間に連通す
    る第2通路を設け、該各第2通路にエンジンの運
    転状態に応じて開閉する制御弁を設けた多気筒エ
    ンジンの吸気装置において、上記各独立吸気通路
    は上記タンクの周囲に上記空間を構成するタンク
    構成壁の一部を利用して一体的に形成されている
    とともに、上記各第2通路はタンクの一部と一体
    的に形成されており、該各第2通路を含みかつ各
    第2通路が開口するタンクの一部と上記各吸気通
    路の上流端が開口するタンクの他の部分とはその
    長手方向に沿つた分割面で分割されて形成されて
    おり、かつ該分割面において仕切板によつて上記
    タンク内部の空間が仕切られて上記各独立吸気通
    路の上流端が連通する第1空間と上記各第2通路
    が相互に連通し該第1空間よりも容積の小さい第
    2空間とに区画されていることを特徴とする多気
    筒エンジンの吸気装置。
JP59275490A 1984-12-29 1984-12-29 多気筒エンジンの吸気装置 Granted JPS61157719A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56115819A (en) * 1980-02-19 1981-09-11 Nissan Diesel Motor Co Ltd Suction device for inertia supercharging type internal-combustion engine
JPS5791365A (en) * 1980-11-28 1982-06-07 Toyota Motor Corp Intake passage unit for engine

Patent Citations (2)

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