JPH0353416A - ケーブルの巻き状態測定方法並びにこの測定装置 - Google Patents

ケーブルの巻き状態測定方法並びにこの測定装置

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JPH0353416A
JPH0353416A JP18845289A JP18845289A JPH0353416A JP H0353416 A JPH0353416 A JP H0353416A JP 18845289 A JP18845289 A JP 18845289A JP 18845289 A JP18845289 A JP 18845289A JP H0353416 A JPH0353416 A JP H0353416A
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parallel light
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Seiji Yasuoka
安岡 清二
Shizuka Kishimura
岸村 静
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ボビンにケーブルを巻装する際にそのケー
ブルの巻き状態を測定することができるケーブルの巻き
状態測定方法並びにこの測定方法を用いたケーブルの巻
き状態測定装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ボビンにケーブルを巻装させる場合には、その後ケーブ
ルをほどくときの作業性を考慮し、スムーズに解くこと
ができるようにするため、正しく整列させた状態で順序
良く巻装(以下これを整列巻きとよぶ)させることが重
要な課題となっている。
そこで、このようなボビンに対して、ケーブルを整列巻
きさせるため、各種の手段や方法が提案され開発されて
いる。
〔解決しようとする課題] ところが、このボビンにケーブルを整列巻きさせる場合
に、ケーブル自体の曲り癖、径寸法の変化、径断面の変
形、或いはボビン鍔邪の平面度、取付け具合等が原因と
なり、特に鍔際でののり上げ現象をしばしば起こすこと
があり、厄介な問題となっている。即ち、これは、例え
ば第5図に示すように、鍔部100の近傍までケーブル
101を巻装させその巻層部分における最終巻きを行う
ところで、その最終巻きのケーブル101と鍔部100
内壁面100aとの間の距離Wがケーブル101を巻装
させるだけのスペースを持たない部分、つまりその鍔際
距離Wの方がケーブル径dよりも小さい部分が一部でも
存在すると、最終巻き作業の際にケーブル101の一部
が1段乗り上ってしまうのである。そして、このような
状態をそのまま放置しておくと、ケーブルに大きなうね
りやもつれ等をもたらし、整列巻きできなくなる虞れが
あるため、巻装されたケーブルを解き、再度巻き直さね
ばならず、大きな問題になっている。
そこで、このような現象が発生するのを防止するために
種々の試みがなされているが、まだ有効な解決手段が見
出せず、大きな課題となっている。
この発明は、上記した事情に鑑み、ケーブルの鍔際で乗
り上げ現象が発生するのを予め察知するため鍔際距離を
自動的に測定することができるケーブルの巻き状態測定
方法並びにその測定方法を用いて鍔際距離を自動的に測
定することができる測定装置を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この発明のケーブルの巻き状態測定方法は、ケー
ブルが巻装されるボビンの胴部幅方向に亙って所定領域
に平行光を照射するとともに前記平行光の照明領域の延
長上のボビン鍔部にスポット光を照射し、少なくとも前
記平行光により照明されるケーブル最外層の巻き込み部
近傍とスポット光の照射される鍔部内壁面との間の領域
を撮像し、この撮像された画像に基づいて所定の処理を
行い、ケーブルの現在巻き込み部から鍔邪までの距離を
測定するものである。
また、この発明のケーブルの巻き状態測定装置は、ボビ
ンの胴部幅方向に向け長尺状の平行光を照射しケーブル
の最外層を照明する平行光照射手段と、この平行光照射
手段による照射領域の延長上のボビン鍔部内壁面に向け
てスポット光を照射するスポット光照射手段と、少なく
とも前記平行光照射手段により照射された最外層ケーブ
ルの巻き込み部近傍の胴部とスポット光照射手段により
照明された鍔部スポット状の胴部との間の鍔際領域を撮
像する撮像カメラと、この撮像カメラにより撮像される
画像に基づいて所定の演算処理を行い、その間の鍔際距
離を算出する制御部と、この制御部から出力される信号
によりケーブルの巻層段数が増加する毎に前記スポット
光照明手段を所定方向に移動させる移動機構とを備えた
ものである。
〔実施例〕
以下この発明の実施例について添付図面を参照しながら
説明する。
第1図および第2図はこの発明に係るケーブルの巻き状
態測定方法を用いた測定装置を示すものであり、この測
定装置は、ボビンl側に対して平行光照射手段2とスポ
ット光照射手段3と撮像カメラ4と配置した構或となっ
ている。
平行光照射手段2は、ボビン1に巻装される各層のケー
ブル5に対してボビン1の胴部1a幅方向に亙って一定
領域、即ち第3図において両鍔部1b内壁面ICからケ
ーブル5の径寸法d程度内側へ入り込んだ領域Aだけ除
いた長尺状の領域(以下これを平行光照射領域とよぶ)
Bに亙って平行光を照射させるようになっており、所定
の光源からの光をフレネルレンズ(図略)等により平行
光に或形させるようになっている。そして、この実施例
の平行光照射手段2は、これによって照明されるケーブ
ル5側の領域のうち最外層のものと次位の層のものとの
識別を明確にさせるため、第2図に示すようにボビンl
に対して下方側から投光させるようになっており、第3
図に示すように、上下方向に生じる段差から各巻層の識
別を行うようになっている。
スポット光照射手段3は、平行光照射手段2による平行
光照射領域Bの延長線上のボビン両鍔部1b内壁面IC
に向けてスポット光を照射させるものであり、所定光源
からの光を集束レンズ(図略)等により集束させて投光
させるようになっており、この実施例では効果的に投光
させるため第1図に示すように互いに反対側の鍔部1b
に向けてスポット光を投光させるような状態で配置され
ている。そして、このスポット光照射手段3は、ボビン
胴部1aにケーブル5を巻装させるにつれてケーブル5
の巻装半径が拡大され徐々に巻き太り状態となるため、
その巻層段数に応じてスポット光の投光領域Cを第3図
に示すように鍔部ibの半径方向α外側に向けて順次移
動させるようになっている。なお、このスポット光照射
手没3には、その移動動作を行わせるため、後に説明す
る所定の移動機構6(第2図参照〉が付設されている。
撮像カメラ4は、ケーブル5の巻装動作に追従して回勤
しながら現在巻装されつつあるケーブル5の部分(以下
これを現在巻き込み部5aとよぶ)の近傍を常時撮像し
、これによって鍔際においてケーブルの乗り上げ等が発
生するのを事前に察知し、これを防止すべく所定の摸作
を行わせるためのものであり、撮像させるケーブルの平
行光照明領域Bのうちケーブル最外層における現在巻き
込み部5bの照明領域を次位の層のケーブルの照明領域
と明瞭に区別するため、上方側から見下ろすような恰好
で撮像させるようになっている。
そして、この撮像カメラ4は、所定範囲内の角度でケー
ブル5の巻き込み部5bに追従しながら移動し首振り動
作を行わせるため、後に説明する回動機構7(第2図参
照)が付設されている。また、この実施例の撮像カメラ
4としては、ビデオテープレコーダー用のものが使用さ
れており、ここで撮像された画像信号に基づいて所定の
画像処理を行わせるため、出力側が制御部8と接続され
ている。
制御部8は、第4図に示すようにケーブル5の巻き込み
部5bのボビン鍔部tbに対する相対位置を常時測定す
る画像処理手段9と、この画像処理手段9から出力され
る信号に基づいて移動機構6及び回動機構7を制御する
駆動制御手段lOとから構戊されている。移動機構6は
、ケーブル5の巻層段数が増加する度にスポット光照射
手段3を所定方向に特定角度ずつ回動させるようになっ
ており、モータ等を用いた所定の機構が使用されている
。回動機構7は、刻々と変化するケーブル5の巻き取り
部5aの位置に追従して撮像カメラ4を常時回動させる
ようになっており、つまり撮像カメラ4に所定の首振り
動作を行わせるようになっており、これも同様にモータ
等を用いた所定の機構が使用されている。画像処理手段
9は、第3図に示すように撮像カメラ4により撮像され
た画像、つまり巻装されているケーブル5の最外層の巻
き込み部5aの平行光照明領域dのうち明部(明るい領
域)b+が形或する図形の中心位置つまり図心Oとスポ
ット光の投光される点Cとからこれらの間の鍔際距離W
を所定の演算処理を行って算出するものであり、マイク
ロプロセッサが用いられており、人力側が撮像カメラ4
の出力側に接続されている。駆動制御手段lOは、画像
処理手役9から出力される信号に基づいて移動機構6及
び回動機構7の作動を制御するものであり、出力側が移
動機構6及び回動機構7の人力側に接続されている。即
ち、この駆動制御平段10は、ケーブル5の巻層段数が
変化する度に移動機構6側のモータに所定の信号を出力
するとともに、回動機M!t7側のモータ2に常時所定
の信号を出力して撮像カメラ4をケーブル5の巻装動作
に追従させるようになっている。
次にこの発明にかかるケーブルの巻き状態測定方法につ
いて先の実施例の測定装置を用いて説明する。
(I)ケーブル5が巻装されているボビン1の胴部1a
幅方向に亙って平行光照射手段2から長尺状の平行光を
投光照射するとともに、スポット光照射手段3からボビ
ン1の両鍔部1bの内壁面1Cに向けスポット光を投光
する。
(II)そして、少なくともこの平行光により照明され
るケーブル最外層の現在巻き込み部5aとこれから巻装
されていく方の鍔部1b内壁面側との間の領域を常時撮
像カメラ4によって撮像させていく。
(1)このようにして、その撮像カメラ4により撮像さ
れた画像に基づいて画像処理手段9が所定の演算処理を
行い、最外層5の現在巻き込み部5aの巻き込み状態、
例えばケーブルのうねりや隣のケーブルとの間の巻層状
態等を常時観測するとともに、現在巻き込み部5aから
鍔際までの距離Wを測定する。
なお、画像処理手段9から出力される信号を人力した駆
動制御手段10が所定の信号を移動機構6および回動機
構7に出力しており、これらの信号に基づいてその移動
機構6および回勅機構7が作動するようになっており、
スポット光照射手没3および撮像カメラ4は常時適性位
置にて所定の動作を行うことができるようになっている
〔効果〕
以上説明してきたように、この発明に係るケーブルの巻
き状態測定方法によれば、ボビン幅方向の所定領域に亙
って平行光を照射するとともに、この平行光の照明領域
の延長上のボビン鍔邪にスポット光を照射し、これら平
行光とスポント光とにより照明されるケーブルと鍔部と
における各明部間の領域を撮像し、この撮像した画像に
基づいて所定の処理を行い、最外層のケーブルの巻き込
み部からこれから巻装していく鍔際までの距離を常時測
定することができるようになっているため、従来不可能
であった鍔際でのケーブルの乗り上げや大きなうねり等
を予め察知できるようになる等の大きな効果が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るケーブルの巻き状態測定装置を
用いた測定装置を示す概略構戊図、第2図は第1図に示
す測定装置の側面図、第3図はこの発明に係るケーブル
巻き状態測定装置における要部を説明するための拡大斜
視図、第4図は第1図に示すケーブルの巻き状態測定装
置における各種部品間の電気的な接続を示すブロック図
、第5図は従来のケーブルの巻き取り動作の際に発生す
る欠点を説明するための説明図である。 5・・・ケーブル、 l・・・ボビン、 1 a ・・・I同部、 1b・・・鍔部、 2・・・平行光照射手段、 3・・・スポット光照射手役、 5a・・・(ケーブル〉巻き込み部、 4・・・撮像カメラ(撮像手段)、 8・・・制御部、 6・・・移動機構、 7・・・回動機構、 B・・・(平行光)照射領域、 B1・・・明部、 C・・・(スポット光〉投光領域、 W・・・鍔際距離。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ケーブル(5)が巻装されるボビン(1)の胴部幅
    方向に亙って所定領域に平行光を照射するとともに前記
    平行光の照明領域の延長上のボビン鍔部(1b)にスポ
    ット光を照射し、 少なくとも前記平行光により照明されるケーブル(5)
    最外層の巻き込み部(5b)近傍とスポット光の照射さ
    れる鍔部(1b)内壁面との間の領域を撮像し、 この撮像された画像に基づいて所定の処理を行い、 ケーブル(5)の現在巻き込み部(5b)から鍔部(1
    b)までの距離を測定することを特徴とするケーブルの
    巻き状態測定方法。 2、ボビンの胴部(1a)幅方向に向け長尺状の平行光
    を照射しケーブル(5)の最外層を照明する平行光照射
    手段(2)と、 この平行光照射手段(2)による照射領域の延長上のボ
    ビン鍔部(1b)内壁面に向けてスポット光を照射する
    スポット光照射手段(3)と、少なくとも前記平行光照
    射手段(3)により照射された最外層ケーブル(5)の
    巻き込み部(5b)近傍の胴部(1a)とスポット光照
    射手段により照明された鍔部スポット状の胴部(1a)
    との間の鍔際領域(W)を撮像する撮像手段(4)と、 この撮像手段(4)により撮像される画像に基づいて所
    定の演算処理を行い、その間の鍔際距離(W)を算出す
    る制御部(8)と、 この制御部(8)から出力される信号によりケーブル(
    5)の巻層段数が増加する毎に前記スポット光照明手段
    (3)を所定方向に移動させる移動機構(6)と を備えたことを特徴とするケーブルの巻き状態測定装置
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