JP4190363B2 - 物体の三次元位置検出装置 - Google Patents

物体の三次元位置検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弧面に沿うように配置された物体、具体的にはトンネル内の架線を、異なる位置で撮影してその三次元位置を検出する際に、その撮影手段とともに投光手段についても一緒に移動させ得る撮影補助装置を用いた三次元位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道線路には多くのトンネルが存在するが、最近、壁の落下事故が発生しており、トンネルの内壁面を調査する必要が生じている。
【0003】
このトンネル内壁面を調査するのに、線路上を走行自在にされた走行車両上に検査装置が配置されてなる検査車両が用いられている。ところで、この種の検査車両は、その荷台に、関節型ロボットアームのように折曲および伸縮自在に設けられたアーム装置が配置されたものであり、さらにこのアーム装置の先端には、作業者が乗り込み所定の検査作業を行い得るボックス状の作業台が取り付けられている。
【0004】
したがって、トンネル内壁面を検査する際には、アーム装置を作動させて作業台をトンネル内壁面を沿って且つ架線(電線)を避けるようにして移動させていた。
【0005】
ところで、アーム装置については、通常、作業台に乗っている作業者が操作することになるが、高圧の電気が流れている架線に接触することだけは避けなければならず、安全性を確保する上では、できるだけ自動により架線の位置を検出するのが好ましい。
【0006】
従来、物体の三次元位置を検出する位置検出装置としては、2台の撮影カメラを平行に設置してなる撮影システムを用いるとともに、これら2台の撮影カメラによる撮影画像からステレオ画像を作成することにより三次元位置を検出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、この撮影システムを物体(被写体)の周りに配置された円軌道上を移動する回転台に固定し、円軌道上の複数の既知の位置から物体を撮影するようにしたものもある(特許文献1〔0085〕および図3参照)。
【0008】
また、三次元の位置検出装置を架線への重機の接近監視に適用したシステムがある(例えば、特許文献2参照)。このシステムは、複数台の撮影カメラを、そのレンズの光軸が平行で且つレンズが光軸に垂直な平面上に並びそして画面も同一平面上に位置するように、一直線上に配置して物体を撮影するようにしたものである。
【0009】
このように複数台の撮影カメラで物体を撮影して得られたステレオ画像から三次元位置を検出することが知られている。
【0010】
【特許文献1】
特開2003−50110号公報
【0011】
【特許文献2】
特開平8−61918号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の構成によると、複数台の撮影カメラを用いてステレオ画像を得るようにしているため、撮影後すぐに画像処理を行い三次元位置を検出し得る反面、複数台の撮影カメラを必要とするためコストが高くつくという問題がある。
【0013】
また、中心方向を向いて設置されたカメラシステムを用いて、円軌道の中心付近に設置した物体を撮影するようにしたものについては、物体を、常に円軌道の中心付近に設置し得るとは限らないという問題がある。
【0014】
さらに、撮影カメラに設けられたレンズの歪みには個体差があり、精度を向上させるためには、撮影画像に対し補正をかける必要があるが、それも限界がある。したがって、2台の撮影カメラを用いる場合、異なる歪みを残した撮影画像を利用するため、各撮影画像に残っている誤差同士が増幅されるという問題がある。
【0015】
そこで、本発明は、コストが安価であり且つ撮影カメラを任意の方向に向けることが可能な撮影補助装置を用いて1台の撮影カメラにより異なる箇所から撮影した少なくとも2つの撮影画像に基づき物体の三次元位置を検出し得る三次元位置検出装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の物体の三次元位置検出装置は、レール上を走行する検査車両に設けられてレールが敷設された鉄道用トンネルの内壁面を検査する際に、当該内壁面に沿って配置された物体である架線の三次元位置を検出するとともに撮影手段をトンネルの内壁面に沿って案内するための撮影補助装置を有する三次元位置検出装置であって、
上記撮影補助装置を、トンネルの内壁面である弧面に沿った弧状のガイド部材と、このガイド部材に沿って移動自在にされた移動体と、この移動体を移動させる移動手段と、上記移動体にトンネル軸心と平行な軸心回りで回転自在に設けられるとともに投光手段および撮影手段を取り付けるための取付部がそれぞれ軸心方向で異なる位置に設けられた回転軸部と、この回転軸部を回転させる回転手段とから構成し、
且つ上記回転軸部に設けられた各取付部に取り付けられて架線に光を照射する投光手段および架線を撮影する撮影手段と、上記ガイド部材の異なる位置で撮影手段により撮影された複数の撮影画像を用いて被撮影物体である架線の三次元位置を検出する位置検出部とを具備したものである。
【0017】
上記三次元位置検出装置の撮影補助装置の構成によると、撮影手段を移動および回転させて被撮影物体である架線の撮影を複数箇所にて行うことができるため、撮影手段に具備されたレンズの歪み補正を1個の撮影手段についてだけ行えばよく、また異なる箇所から撮影した複数の撮影画像を用いて架線の三次元位置を検出する際に、同一の撮影手段を用いるため、各撮影画像はともに同じ誤差成分を含むことになり、したがって異なる撮影手段を用いて複数の撮影画像を得るものに比べて、誤差が増幅するのを抑制することができる。
【0018】
また、撮影補助装置は、ガイド部材と、このガイド部材に沿って移動自在な移動体と、この移動体に回転自在に設けられた回転軸部とにより構成されているので、その製造コストは安価なものとなる。
【0019】
さらに、弧状のガイド部材を用いるとともに、このガイド部材に沿って移動する移動体に、撮影手段が取り付けられた回転軸部を回転自在に設けたので、弧状のガイド部材の内側および外側を問わず撮影を行うことができ、したがって撮影範囲を広くすることができる。
【0020】
上記三次元位置検出装置における撮影補助装置の構成によると、回転軸部に取り付けられる投光手段による光の照射方向を撮影方向(架線の方向である撮影範囲)に向けておくことで、撮影手段による撮影範囲が回転により変わった場合でも、投光手段も一緒に回転するため、その光軸調整を行う必要がなく、しかも撮影補助装置の各取付部に、投光手段および撮影手段を取り付けて被撮影物体である架線を複数箇所から撮影するようにしたので、撮影補助装置の場合と同様に、安価な構成でもって被撮影物体の三次元位置を容易に検出することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る撮影補助装置を用いた物体の三次元位置検出装置について説明するが、本実施の形態においては、これらの装置を具備したトンネル内検査車両について、図1〜図9に基づき説明する。
【0022】
このトンネル内検査車両は、鉄道線路の途中に設けられたトンネルの内壁面を点検するためのもので、撮影補助装置を用いた三次元位置検出装置および作業監視装置が具備されたものである。
【0023】
図1〜図3に示すように、このトンネル内検査車両(以下、単に、検査車両という)1は、電車と同様に、レールR上を走行する走行車輪2を有する走行車両3と、この走行車両3の運転台3aの後部の荷台3bに設置されたアーム装置(作業用クレーンでもある)4と、このアーム装置4の先端に取り付けられた作業員が乗り込むためのボックス状の作業台(作業用箱体)5と、走行車両3の例えば運転台3aの屋根に載置されてトンネルT内に張架された電線(以下、架線という)Dの位置を検出するとともに当該架線Dと作業台5を含めアーム装置(以下、作業台を含めて言及する場合、アーム装置等という)4とが干渉(接触)するかしないかを監視する作業監視装置6と、上記アーム装置5をアーム制御部7を介して操作するための作業用操作盤8とから構成されている。
【0024】
上記アーム装置4は、図1および図2に示すように、例えば電動機(図示せず)により駆動される旋回台11に立設された鉛直アーム12と、この鉛直アーム12の先端に鉛直面内で且つ2段でもって揺動自在に設けられた(連結された)2本の揺動アーム13,14と、先端側の揺動アーム14に出退自在に設けられた出退アーム15と、これら各アーム13〜15をそれぞれ駆動する例えば油圧シリンダ16,17(出退用の油圧シリンダについては図示せず)とから構成されており、上記出退アーム15の先端に作業台5が取り付けられている。勿論、上記電動機および各油圧シリンダが、上記作業用操作盤8からの操作指令に基づき作動される。
【0025】
上記作業監視装置6は、図3に示すように、大きく分けて、撮影カメラおよび投光器(これらについては、後述する)をトンネルTの内壁面に沿って移動させるための撮影補助装置21と、撮影カメラおよび投光器を用いて架線Dの三次元位置を検出する三次元位置検出装置22と、この三次元位置検出装置22により検出された架線Dとアーム装置等4,5とが干渉するか否かを判断する干渉判断装置23と、これら各装置21〜23を監視制御部(制御手段)24を介して制御する監視用操作盤25と、上記干渉判断装置23により干渉する危険が高いと判断された場合に、警報を発する警報器26とから構成されている。なお、上記作業用操作盤8および監視用操作盤25は、例えば作業台5に設けられる。
【0026】
上記撮影補助装置21は、図3〜図6に示すように、運転台3aの屋根部に、例えば取付架台31を介して、トンネルTの内壁面に沿うような円弧状に形成された支持体32と、この支持体32に同じくトンネルTの内壁面に沿うような円弧状に形成されたガイドレール(ガイド部材)33と、上記支持体32の内周面に且つガイドレール33に沿って取り付けられた円弧状の歯車(半円状のリングギヤでもある)34と、上記ガイドレール33に左右一対のスライド部材35を介して移動自在に案内されるとともに当該円弧の半径方向で長くされた矩形状の移動体36と、この移動体36の内周寄り位置に取り付けられて上記歯車34に噛合するピニオン37を減速機(例えば、ハーモニックドライブ機構が用いられる)38およびプーリ伝達機構39を介して回転させる移動用電動機(移動手段)40と、同じく移動体36の外周寄り位置で且つトンネル軸心方向と平行に軸心回りで回転される回転軸部(回転支持体)41がその出力軸に連結された減速機(例えば、ハーモニックドライブ機構が用いられる)42と、同じく移動体36に取り付けられて上記減速機42の入力軸側をプーリ伝達機構43を介して回転させる回転用電動機(回転手段)44と、上記回転軸部41の一端側に設けられて投光器(投光手段の一例で、後述する)51を取り付けるための第1取付部材(取付部)45と、同じく回転軸部41の他端側に設けられて投光器51からの光により照らし出された架線Dを撮影するための撮影カメラ52(撮影手段の一例で、後述する)を取り付けるための第2取付部材(取付部)46とから構成されている。例えば、第1取付部材45は、回転軸部41の一端側から水平方向で所定方向に突設された3本の軸部45aと、これら軸部45aの先端に鉛直面に沿って取り付けられた取付板部45bとから構成され、この取付板部45bに投光器51が取り付けられる。また、第2取付部材46は、回転軸部41の他端側から水平方向で所定方向とは反対方向に突設された軸体部46aと、この軸体部46aの先端に設けられたヨーク状の取付体部46bとから構成され、この取付体部46bに撮影カメラ52が取り付けられる。勿論、投光器51および撮影カメラ52が回転軸部41に取り付けられた状態では、図6に示すように、投光器51から光Hが照射された撮影箇所を、撮影カメラ52により撮影するようにされている。具体的には、撮影対象までの距離と、投光器51および撮影カメラ52との距離の関係に基づき、撮影カメラ52は投光器51側に所定の角度でもって向くように取り付けられる。
【0027】
したがって、移動用電動機40を駆動することにより、移動体36をガイドレール33の任意の位置に移動させることができ、また回転用電動機44を駆動することにより、投光器51および撮影カメラ52を撮影対象の架線Dに向けることができる。なお、ガイドレール33の両端部には、移動体36の移動範囲を規制するためのリミットスイッチ47が設けられている。
【0028】
また、上記三次元位置検出装置22としては、上記撮影補助装置21の第1取付部材45に取り付けられてトンネルTの横断面方向でスリット状の光を照射し得るようにされた投光器51と、同じく撮影補助装置21の第2取付部材46に取り付けられて上記投光器51にて照らし出された架線Dを撮影し得る撮影カメラ(撮影装置の一例で、例えばCCDカメラが用いられる)52と、この撮影カメラ52により異なる位置で、例えば2箇所で撮影された撮影画像を入力して所定の画像処理を施し架線Dの部分を抽出する画像処理部53と、この画像処理部53にて得られた2つの撮影画像に基づき架線Dの三次元位置を検出する位置検出部54とから構成されている。
【0029】
ここで、撮影動作について説明しておく。作業者が撮影すべき架線Dの方向を監視用操作盤25から入力する。例えば、図7に示すように、円弧状のガイドレール33の円弧の中心点OGを通りトンネルを横断する水平線に対する仰角θを入力する。すると、監視制御部24においては、当該仰角θおよび水平距離に基づきガイドレール33上の適正な2箇所における撮影位置(イ),(ロ)および撮影方向が演算される(勿論、この演算プログラムが組み込まれている)。
【0030】
そして、この演算結果により得られた2つの撮影位置および撮影方向が監視制御部24から移動用電動機40および回転用電動機44の各駆動制御部40a,44aに出力されて、移動体36が所定の撮影位置(イ),(ロ)に移動されるとともに、回転軸部41が所定の方向に回転されて投光器51および撮影カメラ52が撮影すべき架線Dの方向に向けられる。
【0031】
次に、画像処理部53にて行われる処理内容について説明する。まず、この画像処理部53で扱われる座標系を図8に基づき説明しておくと、撮影カメラにより撮影された撮影画像を二次元座標にて表す画像座標系と、この画像座標系を撮影カメラ(CCDカメラ)のセンサ面の中心を原点とする三次元座標にて表すカメラ座標系(X,Y,Z)(図8(b)参照)と、このカメラ座標系をガイドレール33の中心点OGを原点とする共通の三次元座標で示すガイド座標系(基本座標系と称してもよい)と、アーム装置4の基準点を原点とする三次元座標で表す作業座標系(比較座標系と称してもよい)とが用いられる。
【0032】
上記画像座標系は、図8(a)に示すように、撮影カメラ52にて撮影した撮影画像をx軸(画面水平方向)とy軸(同鉛直方向)とで表される。また、上記カメラ座標系は、図8(b)に示すように、画像座標系で示された撮影画像を、ガイドレール33上でそれぞれ撮影された撮影カメラ52の位置を基準点(点1)として、所定距離だけ離れた位置に設けられた仮想スクリーンSを含む三次元座標にて表されたもので、画像座標系に平行なX−Y座標系に奥行き方向のZ軸が加わった直交座標系である。
【0033】
また、上記ガイド座標系は、図7に示すように、ガイドレール33の円弧の中心点OGを通って円弧を含んだ平面と直交し紙面(図面)手前側に向うXG軸と、円弧を含んだ平面上にあり中心点OGを通る水平線であって紙面右側に向うYG軸と、XG軸とYG軸とに直交し紙面上方に向うZG軸とからなる直交座標系であり、さらに作業座標系は、ガイド座標系の原点OGを走行車両3に設置されたアーム装置4の制御基準点(例えば、旋回台11の中心点)OAに平行移動させたものである。
【0034】
次に、この画像処理部53における処理内容を、上記座標系および図9に示すフローチャートを用いて説明する。撮影カメラ52にて、所定の第1位置36(イ)で撮影された二次元座標(x−y)で示される撮影画像(カメラ画像1)が画像処理部53に取り込まれる。なお、この撮影画像は、撮影カメラ(CCDカメラ)における二次元配列の各画素に対応して設けられる直交座標系としての画像座標系(x−y)のデータとして表される(ステップ1)。
【0035】
次に、ステップ1で得られた架線Dの画像を直線にて数式化して、数直線を表すデータ1として保持する(ステップ2)。なお、このデータ1は、架線の中心位置(x,y)と傾き(s)とからなる[図8(a)参照]。
【0036】
次に、図8(b)に示すように、ステップ2で得られた架線Dを示すデータ1を、撮影カメラ52の位置を基準点(いわゆる原点であり、点1として示す)として仮想スクリーンSC上に投影する。そして、投影した直線の仮想スクリーンSC上における両端位置(点2および点3と称する)を求める(ステップ3)。
【0037】
次に、上記ステップ3で求められた直線の両端(点2,点3)および点1を、カメラの位置と回転角度に基づきガイド座標系に変換する(ステップ4)。次に、上記ステップ1〜4を、他の撮影画像(カメラ画像2)に対しても行う(ステップ5〜8)。
【0038】
次に、上記ステップ4およびステップ8において、ガイド座標系に変換して得られた点1〜点3を含む第1平面、および点4〜点6を含む第2平面を求めた後、両平面が交わる直線としての交線を求める。一応、この交線が架線Dの三次元位置を示すことになるが、誤差をなくすために、さらに撮影カメラのセンサ面(カメラが水平に置いた場合には、鉛直面となる)を含む平面に対して直交し直線のデータ1(またはデータ2)上の任意の点(x,y)を含む平面と、上記求められた交線との交点を求め、より正確な架線Dの位置が求められる(ステップ9)。
【0039】
そして、ステップ9で求められた架線Dの三次元位置が、作業座標系に変換される(ステップ10)。上述した手順にて、トンネルT内の架線Dの三次元位置がアーム装置4と同じ座標系にて示されたことになり、したがって架線Dとアーム装置等4,5とが干渉するか否かの判断が可能となる。
【0040】
また、上記干渉判断装置23は、走行車両3の姿勢(例えば、作業座標系上での姿勢)を検出する車両姿勢検出部(例えば、3軸にそれぞれ配置された傾斜センサにより構成されたもの)61と、アーム装置4における各アーム12〜15の姿勢等(具体的には、旋回角、揺動角、出退量などである)を検出するアーム姿勢検出部(旋回角、揺動角、出退量などを検出し得るエンコーダなどのセンサにより構成されたもの)62と、上記位置検出部54にて検出された架線Dの三次元位置とこれら両検出部61,62にて検出された姿勢を入力して架線Dとアーム装置等4,5とが干渉するか否かを判断するとともに干渉する虞れがある場合に警報器26にその旨を出力する干渉判断部63と、この干渉判断部63にて干渉する虞れがありしかも危険度が高いと判断された場合にその旨を入力してアーム制御部7にその動作を停止させる動作停止信号(割込み信号)を発生させる割込み発生部64とから構成されている。
【0041】
なお、上記干渉判断部63においては、アーム装置4および作業台5に関する寸法等形状把握のための初期情報が具備されるとともに、車両姿勢検出部61およびアーム等姿勢検出部62からの姿勢データを入力し、アーム装置4および作業台5の外形位置が常に算出されている。
【0042】
勿論、作業者による作業台5を移動させての架線Dの検査作業に先立ち、三次元位置検出装置22により架線Dの三次元位置が検出されており、この架線Dの位置と上記算出されているアーム装置等4,5の外形位置との距離が求められ、この求められた距離に応じて干渉の危険度が判断されている。
【0043】
例えば、充分に離れている場合には、警告が出力されないが、予め定められた許容距離より近い場合には、警告が出力される。この警告には、干渉するまでに十分回避の余裕がある場合には、低レベルの警告が、またかなり近づき過ぎの状態で干渉するまでにそれほど余裕がない場合には、高レベルの警告が出力される。
【0044】
すなわち、低レベルであると判断されると、警報器26に警報信号が出力されて、アーム装置等4,5が架線Dに接近していることが操作者に警告され、更に警告が高レベルであると判断されると、割込み発生部64で割り込み信号を発生させる。この割り込みにより、作業台5に設けられた作業用操作盤8からの操作を行うことができなくなるとともに、アーム制御部7における駆動制御が一旦停止させられる。なお、作業台5に設けられた作業用操作盤8からの操作については、作業者が干渉等に対する安全を確認した後、所定の手順で再起動を行うことにより可能となるようになされている。
【0045】
上述したトンネル内検査車両1により、トンネルTの内壁面を検査する場合、まず検査すべき箇所に走行車両3を走行させ、そして作業台5に乗っている作業者が監視用操作盤25を操作して、当該検査箇所近傍における架線Dの位置を検出する。
【0046】
すなわち、作業者が撮影すべき架線Dに対する仰角θを監視用操作盤25にて入力すると、監視制御部24において、架線Dの三次元位置を特定し得るガイドレール33上での適正な撮影位置が2箇所求められる(勿論、3箇所以上で撮影を行い、これら撮影箇所部分における撮影画像を用いて架線の位置を検出するようにしてもよい)。
【0047】
そして、監視制御部24からの制御指令により、例えば現在位置から近い方の撮影位置に、移動体36が移動されるとともに回転軸部41が回転されて、投光器51および撮影カメラ52が架線Dの方向に向けられて撮影が行われ、この後、引き続いて、他方の撮影位置に移動されて、異なる位置から、同様に架線Dの撮影が行われる。
【0048】
例えば、図7に示すように、移動体36を(イ)位置に移動させるとともに、回転軸部41を回転させて投光器51を架線D方向に向けて光を照射し、撮影カメラ52により架線Dの撮影を行い、さらに移動体36を(ロ)位置に移動させて、同様に、投光器51により光を照射し、撮影カメラ52により架線Dを撮影する。勿論、これら撮影画像は画像処理部53に入力され、例えば架線Dが抽出される。これら架線Dが抽出された撮影画像は位置検出部54に入力され、ここで、カメラ座標系上における架線Dの三次元位置が検出されるとともに、このカメラ座標系での架線Dの三次元位置がガイド座標系を経て、最終的に作業座標系に変換される。
【0049】
一方、干渉判断部63においては、車両姿勢検出部61にて検出された車両の姿勢および位置が入力されるとともに、アーム等姿勢検出部62にて検出された各アーム12〜15および作業台5の姿勢等が入力されて、アーム装置4および作業台5の外形線(外表面)と架線Dとの間の距離が求められ、この距離に基づき干渉するまでの程度が評価される。
【0050】
例えば、この距離が充分に離れており、現時点では、干渉(接触)する心配がない場合には警告は出力されない。しかし、上記距離がそれ程充分ではなく、現状態が進行し、やがて架線Dがアーム装置等4,5と干渉する虞れがかなりの割合で生じると判断されると、低レベルでの警告が警報器26に出力されて、作業者に警告が発せられる。
【0051】
そして、架線Dがアーム装置等4,5と干渉する虞れがありしかもこの状態が続くと確実に干渉すると判断された場合には、高レベルでの警告が警報器26に出力されて、作業者に警告が発せられる。また、警告が高レベルである場合には、割込み発生部64に出力され、ここから動作停止信号がアーム制御部7に出力されて、アーム装置4の動作が停止される。勿論、この状態では、作業者によるアーム装置4の操作をすることができないようにされている。
【0052】
このように、トンネル内壁面の検査に際し、1台の撮影カメラ52を用いて、確実に、当該検査用のアーム装置4および作業台5と架線Dとが接触するのを防止することができる。
【0053】
特に、上記撮影補助装置21の構成によると、一台の撮影カメラ52を移動および回転させて被撮影物体である架腺の撮影を複数箇所にて行うようにしているため、撮影カメラに用いられているレンズの歪み補正を一台の撮影カメラ52についてだけ行えばよく、また異なる箇所から撮影した複数の撮影画像を用いてステレオ画像法により架線の三次元位置を検出する場合、一台の撮影カメラにて撮影を行うため、各撮影画像はともに同じ誤差成分を含むことになり、したがって異なる撮影カメラを用いて所定の撮影画像を得る際に生じる誤差の増幅を抑制することができる。
【0054】
また、撮影補助装置21は、ガイドレール33と、このガイドレール33に沿って移動自在な移動体36と、この移動体36に回転自在に設けられた回転軸部41などにより構成されているので、比較的、安価に得られるものである。
【0055】
また、円弧状のガイドレール33を用いるとともに、このガイドレール33に沿って移動する移動体36に、撮影カメラ52が取り付けられた回転軸部41を回転自在に設けたので、円弧状のガイドレール33の内側および外側を問わず撮影を行うことができ、また回転軸部41には、投光器51と撮影カメラ52とを取り付けたので、被撮影物体である架線側に光の照射方向を向けておくことで、撮影カメラ52による撮影箇所が回転により変わった場合でも、投光器51との光軸調整を行う必要がない。
【0056】
さらに、上記三次元位置検出装置22の構成によると、撮影補助装置21における移動体36の回転軸部41に設けられた各取付部材45,46に、投光器51および撮影カメラ52を取り付けて、架線Dを複数箇所から撮影するようにしたので、安価な構成でもって架線Dの三次元位置を容易に検出することができる。勿論、この三次元位置検出装置22が搭載された走行車両、すなわちトンネル内検査車両においても、安価な構成でもって、トンネル内を順次移動しながら架線Dの三次元位置を容易に検出することができる。
【0057】
ところで、上記実施の形態においては、ガイドレール33が円弧状であると説明したが、必ずしも、円弧状でなく、円弧以外の弧状であってもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上のように本発明の三次元位置検出装置、特にその撮影補助装置の構成によると、撮影手段を移動および回転させて被撮影物体である架線の撮影を複数箇所にて行うことができるため、撮影手段に用いられているレンズの歪み補正を1個の撮影手段についてだけ行えばよく、また異なる箇所から撮影した複数の撮影画像を用いて所定の撮影画像を得る場合、1個の撮影手段にて撮影を行うため、各画像はともに同じ誤差成分を含むことになり、したがって異なる撮影手段を用いて所定の撮影画像を得る場合に、生じる誤差の増幅を抑制することができる。
【0059】
また、撮影補助装置は、ガイド部材と、このガイド部材に沿って移動自在な移動体と、この移動体に回転自在に設けられた回転支持体等により構成されているので、比較的、安価に得られるものである。
【0060】
また、弧状のガイド部材を用いるとともに、このガイド部材に沿って移動する移動体に、撮影手段が取り付けられた回転軸部を回転自在に設けたので、弧状のガイド部材の内側および外側を問わず撮影を行うことができるとともに、撮影範囲に光の照射方向を向けておくことで、撮影手段による撮影箇所が回転により変わった場合でも、投光手段との光軸 調整を行う必要がない。
【0061】
さらに、本発明の三次元位置検出装置の構成によると、撮影補助装置の各取付部に、投光手段および撮影手段を取り付けて被撮影物体である架線を複数箇所から撮影するようにしたので、安価な構成でもって被撮影物体の三次元位置を容易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るトンネル内検査車両の概略構成を示す背面図である。
【図2】 同トンネル内検査車両の概略構成を示す側面図である。
【図3】 同トンネル内検査車両における作業監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】 同トンネル内検査車両における撮影補助装置の正面図である。
【図5】 同撮影補助装置の右側面図である。
【図6】 同トンネル内検査車両における三次元位置検出装置の要部を示す斜視図である。
【図7】 同トンネル内検査車両における撮影位置を示すトンネル横断面である。
【図8】 同トンネル内検査車両の三次元位置検出装置による架線位置検出する際の座標系を説明する図である。
【図9】 同トンネル内検査車両の三次元位置検出装置による架線位置の検出手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 トンネル内検査車両
3 走行車両
4 アーム装置
5 作業台
6 作業監視装置
7 アーム制御部
8 作業用操作盤
21 撮影補助装置
22 三次元位置検出装置
23 干渉判断装置
24 監視制御部
25 監視用操作盤
26 警報器
32 支持体
33 ガイドレール
34 歯車
36 移動体
40 移動用電動機
44 回転用電動機
45 第1取付部材
46 第2取付部材
51 投光器
52 撮影カメラ
53 画像処理部
54 位置検出部
61 車両姿勢検出部
62 アーム姿勢検出部
63 干渉判断部
64 割込み発生部

Claims (1)

  1. レール上を走行する検査車両に設けられてレールが敷設された鉄道用トンネルの内壁面を検査する際に、当該内壁面に沿って配置された物体である架線の三次元位置を検出するとともに撮影手段をトンネルの内壁面に沿って案内するための撮影補助装置を有する三次元位置検出装置であって、
    上記撮影補助装置を、トンネルの内壁面である弧面に沿った弧状のガイド部材と、このガイド部材に沿って移動自在にされた移動体と、この移動体を移動させる移動手段と、上記移動体にトンネル軸心と平行な軸心回りで回転自在に設けられるとともに投光手段および撮影手段を取り付けるための取付部がそれぞれ軸心方向で異なる位置に設けられた回転軸部と、この回転軸部を回転させる回転手段とから構成し、
    且つ上記回転軸部に設けられた各取付部に取り付けられて架線に光を照射する投光手段および架線を撮影する撮影手段と、上記ガイド部材の異なる位置で撮影手段により撮影された複数の撮影画像を用いて被撮影物体である架線の三次元位置を検出する位置検出部とを具備したことを特徴とする物体の三次元位置検出装置。
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