JPH0353385Y2 - - Google Patents

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JPH0353385Y2
JPH0353385Y2 JP19903085U JP19903085U JPH0353385Y2 JP H0353385 Y2 JPH0353385 Y2 JP H0353385Y2 JP 19903085 U JP19903085 U JP 19903085U JP 19903085 U JP19903085 U JP 19903085U JP H0353385 Y2 JPH0353385 Y2 JP H0353385Y2
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cable
rollers
electron beam
roller
take
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はケーブルに被覆された未架橋状態のポ
リマーに電子線を照射する電子線照射装置に係
り、特に、前記ケーブルが巻回される引き取りロ
ーラに関するものである。
「従来の技術およびその問題点」 第2図および第3図は、ケーブルの心線に被せ
られた未架橋状態のポリマーに電子線を照射して
架橋させる装置の一従来例を示すものである。
この装置は、ケーブルCが巻回される溝を備え
た引き取りローラ1とアイドルローラ2とを互い
に平行に配設して、これらのローラ1,2にケー
ブルCをたすき掛け状に巻回し、引き取りローラ
1を駆動源(図示略)に接続して回転させること
により、前記ケーブルCを第2図矢印イ,ロに示
す如く走行させて同一箇所を多数回往復させるよ
うにしたものである。そして、前記ケーブルCに
第2図矢印ハで示す如く電子線源3から電子線を
照射し、この電子線の作用により、ケーブルCに
心線を覆つている未架橋ポリエチレン等のポリマ
ーを架橋することができるようになつている。
また、前記アイドルローラ2は、軸2aを中心
としてそれぞれ回動自在な多数のプーリ2bによ
り構成されて、それぞれ自由回転しながら、架橋
時の熱によるケーブルの線膨張を吸収している。
ところで、前記電子線照射装置において、架橋
度(ケーブルを被覆する未架橋ポリマーが架橋反
応によりゲル化される度合)を所定の値にするに
は、ケーブルCが電子線源3の照射範囲内を走行
する時間Tを一定に維持する(ただし、電子線源
3の出力は一定とする)必要があり、この時間T
は、 T=k・(1/V)・n ただし、V……ラインスピード n……ターン数(両ローラに巻回する回数) k……比例定数 で与えられる。
したがつて、生産性向上等を目的としてライン
スピードを上げようとすると、ケーブルCのター
ン数nを多くしなければ所定の架橋度が得られな
いことになる。
このような場合、アイドルローラ2を構成する
プーリ2bの数を増やすことが考えられるが、プ
ーリ2bの数が増えると、該プーリ2bがケーブ
ルCに対する負荷となつて、張力が大きくなり、
ケーブルCに塑性変形が生じて、所定の管理範囲
より線径が小さくなつてしまうことがある。
そこで、第4図に示すように、前記アイドルロ
ーラ2に代えて、引き取りローラ1と同様の構成
とされたローラ1Aを設け、両方のローラ1,1
Aを駆動して、ターン数の増大によるケーブルC
の張力増加を防止することが考えられるが、両方
のローラ1,1Aの周速の微妙な差、あるいは、
架橋時の熱に起因する線膨張によりケーブルCに
たるみが発生し、このたるみにより両ローラ1,
1A間においてケーブルCにぶれが生じ、著しい
場合には、絡み付いて切れてしまう等の新たな問
題が発生する。
本考案は上記事情に鑑みて提案されたもので、
上記緒問題の発生を見ることなくラインスピード
の増加を図り得る引き取り装置を提供することを
目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本考案は、ケーブル
が交互に巻回される一対のローラをそれぞれ駆動
するとともに、これらのローラの外径寸法を、ケ
ーブル引き込み側からケーブル繰り出し側へ向つ
て徐々に大きくなるようにしたものである。
「作用」 上記構成により、架橋に伴うケーブルの膨張を、
ローラの外径を大きくすることにより吸収して、
たるみを生じさせることなく引き取ることができ
る。
「実施例」 以下、第1図を参照して本考案の一実施例を説
明する。なお、図中従来例と共通の部分には同一
符号を付し、説明を簡略化する。
第1図は本考案の架橋装置に設けられるケーブ
ル引き取りローラ4B,4Cを示すものである。
これらのローラ4B,4Cは、例えば同一の駆
動装置に接続されて互いに同一の速度で回転する
もので、いずれもコーン状に形成されており、従
来例のケーブル引き取りローラと同様、電子線源
(図示略)の下方位置に設けられて、第1図矢印
イ方向から引き込まれたケーブルを多数回にわた
つて交互に巻回させた後、矢印ロ方向に繰り出し
ている。
前記ローラ4B,4Cの外周には、ケーブルが
巻回される溝4cが多数形成されており、両ロー
ラ4B,4Cは、互いに溝4cの位置を軸方向へ
ずらして配置されている。また、前記溝4cの外
径Dnは、前記ローラ4B,4Cのテーパに沿つ
て、そのケーブル引き込み側の端部(第1図上側
の端部)から、ケーブル繰り出し側の端部(第1
図下側の端部)に向かつて徐々に大きく設定され
ている。
すなわち、引き取りローラ4Bに形成された一
つの溝4cの外径寸法と、該溝4cに続いてケー
ブルが巻回されるもう一方の引き取りローラ4C
の溝4cの外径寸法Do+1との間には、 ΔDn=Do+1−DnただしΔDn>0なる寸法差が
存在しており、前記ΔDnは、一方のローラ4B
の一つの溝4cから、他方のローラ4Cの一つの
溝4cに至る間の電子線照射によるケーブルの熱
膨張量Δ1に対して、 Δ1=πΔDn/2(ただし、ケーブルは両ローラ
に半周ずつ巻回されるものとする) なる関係が成立する如く設定されている。
なお、ケーブルには、弾性限度内の引つ張り応
力が生じてもその品質に影響を与えることがない
から、各溝4c,4c間の走行路長の増加量が、
実際に生じる膨張量Δ1より若干大きくなる如く
溝4cの外径寸法を設定することにより、ケーブ
ルのたるみが防止されるようになつている。
以上のように構成されたケーブル引き取りロー
ラは、両ローラ間におけるケーブルの走行経路の
長さが徐々に大きくなるように外径寸法が設定さ
れているから、架橋時の熱によるケーブルの膨張
を吸収しながらたるみを生じさせずにケーブルを
走行させることができる。
なお、ケーブル引き取りローラの具体的構成、
例えば、溝の数、形状等は前記一実施例に限定さ
れるものではなく、電子線源の出力、ケーブルの
太さ、架橋すべき被覆の厚さ等の条件に対して適
宜変更してもよいのはもちろんである。
また、前記一実施例においては、両ローラを互
いに同一の速度で回転させるようにしたが、個別
の駆動源により駆動して、両ローラの回転数に差
を持たせることを可能にし、溝の外径差による一
義的な走行路長の変化と、実際の膨張量との誤差
の微調整を回転数の差により行なうようにしても
よい。
さらに、本考案の技術は、架橋装置のみなら
ず、熱膨張が生じる可能性のある他の装置、例え
ば、線条件に熱処理、乾燥処理等を施す装置にも
適用することができる。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案は、ケー
ブルが巻回される部分の外径寸法を徐々に大きく
する如く、ケーブル引き取りローラをコーン状に
形成したから、架橋反応時の発熱による熱膨張を
吸収することができ、したがつて、架橋時におけ
るたるみの発生を防止することができるという効
果を奏する。また、ケーブルのたるみが防止され
るから、ケーブルが巻回される溝の相互間隔を狭
めてもケーブルが絡み合うことがなく、したがつ
て、溝の数をふやしてターン数を増すことによ
り、処理ラインをさらにスピードアツプすること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る引き取りロー
ラの平面図、第2図および第3図は架橋装置の一
従来例を示すもので、第2図は要部の斜視図、第
3図はケーブル引き取りローラの平面図、第4図
は架橋装置の他の従来例に係るケーブル引き取り
ローラの平面図である。 1a……軸、4A,4B……引き取りローラ、
4c……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに平行に配置された一対のローラ4A,4
    Bをそれぞれ駆動するとともに、これらのローラ
    の外周にそれぞれ複数列にわたつて形成された溝
    4cに交互にケーブルを巻回して両ローラの間を
    複数回往復して走行させながら、該ケーブルに電
    子線を照射して架橋処理を施すようにしたケーブ
    ルの電子線照射装置において、前記両ローラの溝
    部分の外径寸法は、それぞれの軸線方向に沿つ
    て、ケーブル取り込み側からケーブル繰り出し側
    へ徐々に大きく設定されたことを特徴とするケー
    ブルの電子線照射装置。
JP19903085U 1985-12-24 1985-12-24 Expired JPH0353385Y2 (ja)

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JP19903085U JPH0353385Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JP19903085U JPH0353385Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JPS62106426U JPS62106426U (ja) 1987-07-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0677414B2 (ja) * 1986-06-11 1994-09-28 三菱電線工業株式会社 極細被覆電線用の電子線照射装置

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JPS62106426U (ja) 1987-07-07

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