JPS5817125A - 電子線照射架橋装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は％ＰＥ　（ポリエチレン）チーープ等プラスチ
ノクチーープに電子線を照射して架橋処理を施す電子線
照射架橋装置に係る。

電線に被覆するＰＥ系チー−ブは、電子照射装置によっ
て電子線を照射し、架橋することにより、耐熱性、物理
的特性等が大幅に向上することから多用されている。

ＰＥ系チー−ブを被覆したケーブル（被照射物）に電子
線を照射するのに従来では、第１図に示すような方法を
採用していた。

すなわち、被照射物１を巻回したサプライドラム２から
繰シ出した前記被照射物ｉを水平方向に対向配置した一
対のキャプスタン３．４間にキャプスタン３．４の軸方
向に複数回、十字掛けして通過させ、他方の巻き取りド
ラム５に巻き取る途上において、前記キャプスタン３，
４間の直上に配置した電子照射装置６により、電子線７
を被照射物１に照射している。

かかる照射方法による場合、第２図に示すようにケーブ
ル８に被覆した例えばＰＥ系チューブ９のような被照射
物は、ハツチング１０で示す部分の側周部の照射量が不
足し、あるいは側周部の照射量を補うために必然的に被
照射物の送り速度を下げざるを得す、均一な照射が困難
となったり、生産能率の向上環の妨げとなっていた。

本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、被照射
物に均一に電子線照射をなし得るようＫした電子線照射
架橋装置を提供することを目的とする０ 以下に、本発明の一実施例につき図面を参照して説明す
る。

第３図は、本発明の電子線照射架橋装置の概略構成′を
〜示す。

同図において、ＰＥ系チューブ等を被覆したケーブル等
の被照射物１１は、サプライドラム１２に巻回されてい
る。このサプライドラム１２は、コーン状枠体１３に回
転可能に支持され、また、前記枠体１３の両端は、軸受
１４及び１５により、同じく回転可能に支持されている
。

サプライドラム１２から繰り出された被照射物１１は、
水平方向に一定の間隔を隔てて対向配置したキャプスタ
ン１６及び１７上に導びかれる。

すなわち、キャプスタン１６及び１７には、その軸方向
に沿って波状溝が形成され、この波状溝に被照射物をそ
の軸方向に沿って連続的に十字掛けし、終端をキャプス
タン１７を介して巻き取りドラム１８に導ひく。この巻
き取りドラム１８は、前記サプライドラム１２と同様に
コーン状枠体１９に回転可能に支持され、またコーン状
枠体１９も前記と同様に軸受２０及び２１により支持さ
れ、巻き取りドラム１８と一体的に回転可能な構成とな
っている。そしてサプライドラム１２を支持するコーン
状枠体１３と巻き堆りドラム１８を支持するコーン状枠
体１９とは、同期して少くとも一回転以上回転するよう
にしである。

前記キャプスタン１６及び１７間に軸方向に連続的に十
字掛した被照射物を強制的に回転させるために複数のコ
ンベア装置２２，２３．２４及び２５を設ける。このコ
ンベア装置２２．２３．２４及び２５は、第４図に示す
ように小径プーリ２６及び２７と、大径プーリ２８と、
これらプーリ２６．２７及び２８間に張架した無端ベル
ト２９とから成り、かつ上下一対の小径グーＩＪ２６，
２６の間隔は、被照射物１１の外径と略等しいかあるい
はそれよりも若干狭い間隔とし、上下のコンベア２９に
より挟持力が付与され、かつコンベア２９の進行方向が
小径プーリ２７によって反転されるところから、被照射
物１１が周方向に回転させられる。

上記コンベア装置における無端ベルト２９の走行速度は
、被照射物１１が、挾持された無端ベル）２９．２９間
ですべるこ七なく、かつ、キャプスタン１６及び１７間
で一回転以上するようにコーン状枠体１３及び１９の回
転数との関係を考慮する必要がある。

すなわち、コーン状枠体１３及び１９は同一回転数とし
、今、この回転数をＮ　（Ｒ，Ｐ、　Ｍ）、被照射物１
１の外径をＤ（ｍｍ）とすると、無端ベルト２９の走行
速度Ｖ　（ｍｍ　／ｍｌｎ’　）は、Ｖ　＝　ＮｆｆＤ
Ｋするように大径プーリ２８を駆動すれば良い。

しかして、キャプスタン１６及び１７間の直上に配置し
た電子照射装置３０により、電子線３１を被照射物１１
に照射すれば、被照射物１１は、コーン状枠体１３及び
１９によって周方向に回転させられると共にコンベア装
置２２により、挾持され、同一方向に一定速度で強制的
に回転させられ、照射むらのない均一な電子線照射が可
能となり、耐熱性、物理的特性に優れた被照射物を製造
することができる。

第５図は、本発明の他の実施例を示すもので。

サプライドラム１２及び巻き取シトラム１８を同一のコ
ーン状枠体３２内に回転可能に支持し、さらに被照射物
１１の移動経路に補助ねじり装置３３を設けたものであ
る。

上記実施例によれば、サプライドラム１２及び巻き取シ
トラム１８を１個のコーン状枠体３２によって支持して
いるために両者の同期がとりやすく、また、補助ねじり
装置３３を備えることＫより、被照射物１１の周方向の
回転が均一になり、無理な張力を付与しない等の効果を
有する。なお、前記の実施例と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。

上記の説明から明らかなように本発明によれば。

サプライドラムから繰り出された被照射物を他方に配置
された巻き取りドラムに巻き取られる間に周方向に強制
的に回転力が付与され、一定速度で回転しつつ、電子照
射装置によって電子線が照射されるところから、周方向
全体に亘って照射むらのない、均一な架橋が可能となり
、耐熱性、物理的特性等に優れた被照射物の製造ができ
ると共に被照射物の送り速度を遅くする必要がなくなる
ので、生産性の向上に寄与するところ大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、電子線照射架橋装置の一例を示す概略構成図
、第２図は、同上装置による被照射物の照射状態の説明
図、第３図は、本発明の電子線照射架橋装置の構成図、
第４図は、同上装置に用いるコンベア装置の構成図、第
５図は、本発明の他の実施例を示す前記装置の構成図で
ある。 １１・・・被照射物、 １２・・・サプライドラ４． １３．１９・・・コーン状枠体、 １６．１７・・・キャプスタン、 １８・・・巻き取りドラム、 ２２．２３，２４．２５・・・コンベア装置。 ３０・・・電子層゛射装置。 出願代理人　弁理士　　菊　池　五　部間　山田明信

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 枠体と一体的に回転し、かつ自転し得るように支持され
   た被照射物のサプライドラムと、同じく枠体と一体的に
   回転し、かつ自転し得るように支持された前記被照射物
   の巻き取シトラムと、前記サプライドラム及び巻き取シ
   トラム間に配置された一対のキャプスタンと、このキャ
   プスタン間に十字掛けされた被照射物に電子線を照射す
   る電子照射装置と、前記キャプスタン間の被照射物に周
   方向の回転力を付与するコンベア装置とを有することを
   特徴とする電子線照射架橋装置。