JPH035296A - 船外機付ボートのパワーステアリング装置 - Google Patents
船外機付ボートのパワーステアリング装置Info
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- JPH035296A JPH035296A JP1138499A JP13849989A JPH035296A JP H035296 A JPH035296 A JP H035296A JP 1138499 A JP1138499 A JP 1138499A JP 13849989 A JP13849989 A JP 13849989A JP H035296 A JPH035296 A JP H035296A
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- 230000000694 effects Effects 0.000 claims abstract description 20
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、エンジンを搭載した船外機の操舵を、電動
モータでパワーアシストするようにしたパワーステアリ
ング装置に関する。
モータでパワーアシストするようにしたパワーステアリ
ング装置に関する。
(従来の技術)
この種のものとして第3〜11図に示したものが従来か
ら知られている。第3〜11図において、1は船体で、
その船尾にブラケット2を固定している。3はブラケッ
ト2に固定した筒状のガイド部材で、船尾の縁に対して
平行に配置している。4はこのガイド部材3に摺動自在
に内装したスライド部材で、その一端にはステアリング
ケーブル5の一端を連結している。このステアリングケ
ーブル5は、図示していないハンドル7の回転に応じて
引っ張られたり、押されたりするものである。10は上
記ブラケット2に揺動自在に取り付けた揺動レバーで、
上記リンク部材9の先端を揺動レバー10の先端に回動
自在に連結している。11は船尾に回動自在に設けた船
外機で、上記船外機11に設けたブラケット12に上記
揺動レバー10を固定している。このようにした船外機
11は、そのエンジン搭載部11aを水上に位置させる
とともに5図示していないスクリューを水中に位置させ
るようにしている。
ら知られている。第3〜11図において、1は船体で、
その船尾にブラケット2を固定している。3はブラケッ
ト2に固定した筒状のガイド部材で、船尾の縁に対して
平行に配置している。4はこのガイド部材3に摺動自在
に内装したスライド部材で、その一端にはステアリング
ケーブル5の一端を連結している。このステアリングケ
ーブル5は、図示していないハンドル7の回転に応じて
引っ張られたり、押されたりするものである。10は上
記ブラケット2に揺動自在に取り付けた揺動レバーで、
上記リンク部材9の先端を揺動レバー10の先端に回動
自在に連結している。11は船尾に回動自在に設けた船
外機で、上記船外機11に設けたブラケット12に上記
揺動レバー10を固定している。このようにした船外機
11は、そのエンジン搭載部11aを水上に位置させる
とともに5図示していないスクリューを水中に位置させ
るようにしている。
13は筒状のギヤケースで、その両端に設けた取り付は
片14.15の先端を上記ブラケット2の両サイドに固
定し、当該ギヤケース13をガイド部材3と平行にして
いる。16は一側にラック17を形成したラック部材で
、上記ギヤケース13の両端に設けた軸受18.19で
摺動自在に支持されるとともに、その両端をギヤケース
13から突出させている。そして、このラック部材16
の片側突出端には、上記リンク部材9の基端を固定して
いる。したがって、このラック部材16が軸方向に移動
すれば、リンク部材9が回動し、揺動レバー10を揺動
させるものである。20.21はギヤケース13の両端
とラック部材16の両端との間に設けたブーツで、当該
ギヤケース13内にダストが侵入するのを防止するため
のものである。
片14.15の先端を上記ブラケット2の両サイドに固
定し、当該ギヤケース13をガイド部材3と平行にして
いる。16は一側にラック17を形成したラック部材で
、上記ギヤケース13の両端に設けた軸受18.19で
摺動自在に支持されるとともに、その両端をギヤケース
13から突出させている。そして、このラック部材16
の片側突出端には、上記リンク部材9の基端を固定して
いる。したがって、このラック部材16が軸方向に移動
すれば、リンク部材9が回動し、揺動レバー10を揺動
させるものである。20.21はギヤケース13の両端
とラック部材16の両端との間に設けたブーツで、当該
ギヤケース13内にダストが侵入するのを防止するため
のものである。
また、上記ギヤケース13には、第5図からも明らかな
ようにピニオン22を設けるているが、このピニオン2
2の一方の軸23は、当該ギヤケース13に設けたベア
リング24で支持されている。
ようにピニオン22を設けるているが、このピニオン2
2の一方の軸23は、当該ギヤケース13に設けたベア
リング24で支持されている。
そして、このピニオン22の他方の軸25には、第1キ
ヤリヤ26を嵌着するとともに、この第1キヤリヤ26
の筒部26aを、ギヤケース13に設けたベアリング2
7で回転自在に支持している。このピニオン22の他方
の軸25の先端にはベアリング28を埋め込んでいる。
ヤリヤ26を嵌着するとともに、この第1キヤリヤ26
の筒部26aを、ギヤケース13に設けたベアリング2
7で回転自在に支持している。このピニオン22の他方
の軸25の先端にはベアリング28を埋め込んでいる。
rはピニオン22と電動モータmとを連係する減速機、
29はこの減速機のケーシングで、上記軸25の先端を
、このケーシング29内に突出させている。30は第2
キヤリヤで、その中心部分に突出させた回転軸31の先
端に支持軸32を突出させ、この支持軸32を上記ベア
リング28に挿入して、当該第2キヤリヤ30を回動自
在に支持している。
29はこの減速機のケーシングで、上記軸25の先端を
、このケーシング29内に突出させている。30は第2
キヤリヤで、その中心部分に突出させた回転軸31の先
端に支持軸32を突出させ、この支持軸32を上記ベア
リング28に挿入して、当該第2キヤリヤ30を回動自
在に支持している。
33は上記回転軸30に嵌着した第1サンギヤ、34は
第1キヤリヤ26に回転自在に設けた第1遊星ギヤ、3
5はケーシング29の内周に固定したリングギヤで、上
記第1遊星ギヤ34は、第1サンギヤ33とリングギヤ
35との両方にかみ合せている。したがって、第1サン
ギヤ33が回転すれば、第1遊星ギヤ34が自転しなが
ら、第1サンギヤ33の回りを公転し、第1キヤリヤ2
6を回すものである。
第1キヤリヤ26に回転自在に設けた第1遊星ギヤ、3
5はケーシング29の内周に固定したリングギヤで、上
記第1遊星ギヤ34は、第1サンギヤ33とリングギヤ
35との両方にかみ合せている。したがって、第1サン
ギヤ33が回転すれば、第1遊星ギヤ34が自転しなが
ら、第1サンギヤ33の回りを公転し、第1キヤリヤ2
6を回すものである。
36は電動モータmの出力軸で、この出力軸36には第
2サンギヤ37を嵌着している。38は第2キヤリヤ3
0に設けた第2遊星ギヤで、この第2遊星ギヤ38は上
記サンギヤ37とリングギヤ35との両方にかみ合わせ
ている。したがって、電動モータmを回転して第1サン
ギヤ37を回転すれば、第2遊星ギヤ34が自転しなが
ら第2サンギヤ37の回りを公転して、第2キヤリヤ3
0を回動するものである。
2サンギヤ37を嵌着している。38は第2キヤリヤ3
0に設けた第2遊星ギヤで、この第2遊星ギヤ38は上
記サンギヤ37とリングギヤ35との両方にかみ合わせ
ている。したがって、電動モータmを回転して第1サン
ギヤ37を回転すれば、第2遊星ギヤ34が自転しなが
ら第2サンギヤ37の回りを公転して、第2キヤリヤ3
0を回動するものである。
aはケーシング1に連接したトルクセンサで、このセン
サaのケース39にはセンサ本体40を内装している。
サaのケース39にはセンサ本体40を内装している。
このセンサ本体40の一端すなわち第6図右端には、フ
ランジ部41を形成するとともに、このフランジ部41
の内側にも別のフランジ部42を形成し、これら両フラ
ンジ部41.42間に所定の間隔を保持している。この
ようにした両フランジ部41.42間にはスプリングシ
ート43.44を摺動自在に嵌合するとともに、これら
スプリングシート43.44間にスプリング45を介在
させている。そして、上記スプリングシート43.44
は、ケース39内に形成したストッパ部46.47にも
接触しつる外径を保持している。
ランジ部41を形成するとともに、このフランジ部41
の内側にも別のフランジ部42を形成し、これら両フラ
ンジ部41.42間に所定の間隔を保持している。この
ようにした両フランジ部41.42間にはスプリングシ
ート43.44を摺動自在に嵌合するとともに、これら
スプリングシート43.44間にスプリング45を介在
させている。そして、上記スプリングシート43.44
は、ケース39内に形成したストッパ部46.47にも
接触しつる外径を保持している。
さらに、このセンサ本体40には縮径部48を形成する
とともに、この縮径部48には歪みゲージ49を取り付
けているか、この歪みゲージ49は船体1に設けたコン
トローラCに接続している。また、この縮径部48に隣
接した部分にはストッパとしての環状突部50を形成す
るとともに、この環状突部50はケース39に形成した
段部51.52の範囲で移動できるようにしている。
とともに、この縮径部48には歪みゲージ49を取り付
けているか、この歪みゲージ49は船体1に設けたコン
トローラCに接続している。また、この縮径部48に隣
接した部分にはストッパとしての環状突部50を形成す
るとともに、この環状突部50はケース39に形成した
段部51.52の範囲で移動できるようにしている。
上記のようにしたセンサ本体40の外端には、伝達ロッ
ド53の一端を連結するとともに、この伝達ロッド53
の他端は、ステアリングケーブル5に設けた連動片54
に固定している。
ド53の一端を連結するとともに、この伝達ロッド53
の他端は、ステアリングケーブル5に設けた連動片54
に固定している。
なお、図中符号55はコントローラCに接続したドライ
バである。
バである。
また、上記のようにしたコントローラCには、スクリュ
ーが回転しているかどうかを検出するニュートラルセン
サ56と、スクリューの回転方向を検出するリバースセ
ンサ57と、エンジンの回転数を検出する回転数センサ
58とを接続している。
ーが回転しているかどうかを検出するニュートラルセン
サ56と、スクリューの回転方向を検出するリバースセ
ンサ57と、エンジンの回転数を検出する回転数センサ
58とを接続している。
しかして、図示していないハンドルを回すと、その操舵
力が、ステアリングケーブル5→スライド部材4→リン
ク部材9→揺動レバー10を介して船外機11に伝達さ
れるとともに、その操舵力が連動片54及び伝達ロッド
53を介して、トルクセンサaのセンサ本体40にも伝
達される。そこで、このセンサ本体40がスプリング4
5に抗して弓1っ弓長られたり押されたりするが、この
ときにセンサ本体40の縮径部48に歪みが生じる。
力が、ステアリングケーブル5→スライド部材4→リン
ク部材9→揺動レバー10を介して船外機11に伝達さ
れるとともに、その操舵力が連動片54及び伝達ロッド
53を介して、トルクセンサaのセンサ本体40にも伝
達される。そこで、このセンサ本体40がスプリング4
5に抗して弓1っ弓長られたり押されたりするが、この
ときにセンサ本体40の縮径部48に歪みが生じる。
この歪みを歪みセンサ49で検出して、その検出信号を
コンl−ローラCに人力する。
コンl−ローラCに人力する。
コントローラCでは、上記歪みセンサ49の出力信号に
応じてパワーアシストすべき操舵力を演算し、その演算
信号に応じて電動モータmの出力とその回転方向を制御
する。
応じてパワーアシストすべき操舵力を演算し、その演算
信号に応じて電動モータmの出力とその回転方向を制御
する。
上記のように制御された出力で電動モータmが駆動する
と、その駆動力が減速機rを介してピニオン22に伝達
され、当該ピニオンを回転させる。このようにピニオン
22が回転すれば、ラック部材16がピニオン22の回
転方向に応じて左右いずれかにスライドし、リンク部材
9を回動して揺動レバー10を揺動するとともに、船外
機11を所定の方向に転舵する。
と、その駆動力が減速機rを介してピニオン22に伝達
され、当該ピニオンを回転させる。このようにピニオン
22が回転すれば、ラック部材16がピニオン22の回
転方向に応じて左右いずれかにスライドし、リンク部材
9を回動して揺動レバー10を揺動するとともに、船外
機11を所定の方向に転舵する。
このときスクリューの回転反力の影晋で、例えば、前進
時には、船体1を右方向に回そうとする力が常に作用す
るが、これをジャイロ効果という。このジャイロ効果の
ために第7図に示すように、左右の操舵力がアンバラン
スになるが、このアンバランスを解消するために、コン
トロー−ycか機能する。このコントローラCは、第1
0図に示すように、ジャイロ効果をキャンセルするテー
ブル値Faを記憶させている。つまり、このコントロー
ラCはジャイロ効果をキャンセルするために、電動モー
タmに逆トルクを出力させるようにしたもので、その逆
トルクの大きさはエンジンの回転数に依存させるととも
に、ニュートラルセンサ56及びリバースセンサ57か
らの出力信号で切り換えられる。
時には、船体1を右方向に回そうとする力が常に作用す
るが、これをジャイロ効果という。このジャイロ効果の
ために第7図に示すように、左右の操舵力がアンバラン
スになるが、このアンバランスを解消するために、コン
トロー−ycか機能する。このコントローラCは、第1
0図に示すように、ジャイロ効果をキャンセルするテー
ブル値Faを記憶させている。つまり、このコントロー
ラCはジャイロ効果をキャンセルするために、電動モー
タmに逆トルクを出力させるようにしたもので、その逆
トルクの大きさはエンジンの回転数に依存させるととも
に、ニュートラルセンサ56及びリバースセンサ57か
らの出力信号で切り換えられる。
なお、第10図において、前進時と後退時とで、ジャイ
ロ効果のキャンセルテーブル値F4を逆にしているのは
、スクリューの回転方向に応じてジャイロ効果が相違す
るためである。
ロ効果のキャンセルテーブル値F4を逆にしているのは
、スクリューの回転方向に応じてジャイロ効果が相違す
るためである。
また、このコントローラCは、第8図に示すように、ト
ルクセンサaからのトルク信号■1に応じたトルクテー
ブル値Aと、第9図に示すように、エンジン回転数を検
出する回転数センサ58からの回転数出力信号に応じた
エンジン回転数テーブル値Bとを記憶し、それらのテー
ブル値に応じて電動モータmに対する電流指令値IMを
制御するようにしている。つまり、電動モータmの電流
指令値は、I、=k (A−B+Fa)となる。
ルクセンサaからのトルク信号■1に応じたトルクテー
ブル値Aと、第9図に示すように、エンジン回転数を検
出する回転数センサ58からの回転数出力信号に応じた
エンジン回転数テーブル値Bとを記憶し、それらのテー
ブル値に応じて電動モータmに対する電流指令値IMを
制御するようにしている。つまり、電動モータmの電流
指令値は、I、=k (A−B+Fa)となる。
したがって、この電流指令値I2は、ジャイロ効果を打
ち消すものになるとともに、トルクテーブル値Aにエン
ジン回転数テーブル値Bを乗じているので、この指令値
IMはエンジンの回転数感応になる。
ち消すものになるとともに、トルクテーブル値Aにエン
ジン回転数テーブル値Bを乗じているので、この指令値
IMはエンジンの回転数感応になる。
このようにして電動モータmに対する電流IMを制御す
れば、この電流IMが電動モータmの出力トルクにほぼ
比例するので、当該モータmの出力制御が実施されるこ
とになる。
れば、この電流IMが電動モータmの出力トルクにほぼ
比例するので、当該モータmの出力制御が実施されるこ
とになる。
(発明が解決しようとする課題)
上記のように船外機付ボートのパワーステアリング装置
では、そのジャイロ効果をキャンセルしないかぎり、左
右の操舵力がアンバランスになるが、実際には、このジ
ャイロ効果以外に、トリム角の変化も、左右のバランス
を崩す大きな要因になっている。トリム角とは、第11
図に示すように、船体1に対するエンジン59の角度を
いうが、このトリム角は、当該ボートの速度等の航行条
件に応して変化するものである。
では、そのジャイロ効果をキャンセルしないかぎり、左
右の操舵力がアンバランスになるが、実際には、このジ
ャイロ効果以外に、トリム角の変化も、左右のバランス
を崩す大きな要因になっている。トリム角とは、第11
図に示すように、船体1に対するエンジン59の角度を
いうが、このトリム角は、当該ボートの速度等の航行条
件に応して変化するものである。
そして、第7図に示すように、エンジン59の回転数が
2000rpmぐらいのときに、ジャイロ効果が最大に
なり、それ以上の回転数のときには、ジャイロ効果がか
えって小さくなるのは、次の理由による。つまり、当該
ボートの速度が速くなればなるほど、それにともなって
船首が上昇する。このように船灯が上昇すると、船体の
接水面積が小ざくなるが、その面積が小さくなった分だ
けジャイロ効果が小さくなるものである。
2000rpmぐらいのときに、ジャイロ効果が最大に
なり、それ以上の回転数のときには、ジャイロ効果がか
えって小さくなるのは、次の理由による。つまり、当該
ボートの速度が速くなればなるほど、それにともなって
船首が上昇する。このように船灯が上昇すると、船体の
接水面積が小ざくなるが、その面積が小さくなった分だ
けジャイロ効果が小さくなるものである。
したがって、トリム角の変化を無視して、操舵トルクや
エンジンの回転数だけをパラメータにして操舵力を制御
しても、左右の操舵トルクをバランスさせることができ
ない。
エンジンの回転数だけをパラメータにして操舵力を制御
しても、左右の操舵トルクをバランスさせることができ
ない。
しかも、上記従来のパワーステアリング装置では、トリ
ム角の変化を一切考慮していないので、それが変化した
ときに左右の操舵力がアンバランスになるという問題が
あった。
ム角の変化を一切考慮していないので、それが変化した
ときに左右の操舵力がアンバランスになるという問題が
あった。
この発明の目的は、トリム角が変化しても、左右の操舵
力がバランスするようにしたパワーステアリング装置を
提供することである。
力がバランスするようにしたパワーステアリング装置を
提供することである。
(課題を解決するための手段)
この発明は、ハンドル操作に応じて船外機を回動させる
船外機付ホードのステアリング装置を訂提にするもので
ある。
船外機付ホードのステアリング装置を訂提にするもので
ある。
そして、上記の装置を前提にしつつ、この発明は、ハン
ドルの操舵方向に応じて駆動する電動モータと、この電
動モータの回転力を船外機に伝達する伝達機構と、エン
ジンの回転数を検出する回転数センサと、操舵トルクを
検出するトルクセンサと、トリム角を検出するトリム角
センサと、トルクテーブル値、エンジン回転数テーブル
値、ジャイロ効果キャンセルテーブル値及びトリム角テ
ーブル値に応じて電動モータの電流指令値を最適に制御
するコントローラとを備えた点に特徴を有する。
ドルの操舵方向に応じて駆動する電動モータと、この電
動モータの回転力を船外機に伝達する伝達機構と、エン
ジンの回転数を検出する回転数センサと、操舵トルクを
検出するトルクセンサと、トリム角を検出するトリム角
センサと、トルクテーブル値、エンジン回転数テーブル
値、ジャイロ効果キャンセルテーブル値及びトリム角テ
ーブル値に応じて電動モータの電流指令値を最適に制御
するコントローラとを備えた点に特徴を有する。
(本発明の作用)
この発明は、上記のように構成したので、ハンドルを回
転すれば、それにともなって電動モータが駆動して、そ
の操舵力をパワーアシストする。
転すれば、それにともなって電動モータが駆動して、そ
の操舵力をパワーアシストする。
また、コントローラは、トルクテーブル値、エンジン回
転数テーブル値、ジャイロ効果キャンセルテーブル値及
びトリム角テーブル値とに応じてモータ電流指令値を制
御する。このようにして電動モータの電流値を制御すれ
ば、この電流値は電動モータの出力トルクにほぼ比例す
るので、操舵力を制御することができる。
転数テーブル値、ジャイロ効果キャンセルテーブル値及
びトリム角テーブル値とに応じてモータ電流指令値を制
御する。このようにして電動モータの電流値を制御すれ
ば、この電流値は電動モータの出力トルクにほぼ比例す
るので、操舵力を制御することができる。
(本発明の効果)
この発明の装置によれば、エンジン回転数やトリム角の
変化に対応できるようにしたので、どのような航行条件
のもとにおいても、左右の操舵力をバランスさせること
ができる。
変化に対応できるようにしたので、どのような航行条件
のもとにおいても、左右の操舵力をバランスさせること
ができる。
(本発明の実施例)
第1図に示した実施例は、コントローラCに、従来のト
ルクンサaとエンジン回転数センサ58に加えて、トリ
ム角センサ60を接続している。
ルクンサaとエンジン回転数センサ58に加えて、トリ
ム角センサ60を接続している。
さらに、このコントローラCは、従来と同様に、トルク
センサaからのトルク信号Vアに応じたトルクテーブル
値Aと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セン
サ58からの回転数出力信号に応じたエンジン回転数テ
ーブル値Bと、ジャイロ効果キャンセルテーブル値Fa
とを記憶している。さらに、この実施例では、第2図に
示すように、トリム角センサ60からのトリム角信号θ
にもとづくトリム角テーブル値FTを記憶している。
センサaからのトルク信号Vアに応じたトルクテーブル
値Aと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セン
サ58からの回転数出力信号に応じたエンジン回転数テ
ーブル値Bと、ジャイロ効果キャンセルテーブル値Fa
とを記憶している。さらに、この実施例では、第2図に
示すように、トリム角センサ60からのトリム角信号θ
にもとづくトリム角テーブル値FTを記憶している。
そして、上記の各テーブル値に応じて電動モータmに対
する電流指令値I2を制御するようにしている。つまり
、電動モータmの電流指令値は、IM =kl A−B
+に2 F、−FTとなる。
する電流指令値I2を制御するようにしている。つまり
、電動モータmの電流指令値は、IM =kl A−B
+に2 F、−FTとなる。
なお、上記式において、k、、k2は定数である。
したがって、この電流指令値I2は、ジャイロ効果を打
ち消すとともに、トリム角の変化にも対応するものとな
る。
ち消すとともに、トリム角の変化にも対応するものとな
る。
上記以外の構成は、首記した従来と全く同様なので、そ
の詳細な説明は省略する。
の詳細な説明は省略する。
図面第1図はこの発明の実施−例を示す回路図、7JJ
2図はトリム角テーブル値を示したグラフ、第3〜11
図は従来の装置を示すもので、第3図は要部の斜視図、
第4図はラック部材とスライド部材との関係を示す断面
図、第5図は減速機とと二オンとの関係を示す断面図、
第6図は操舵力センサの断面図、第7図はジャイロ効果
による操舵力特性を示したグラフ、第8図はトルク信号
とトルクテーブル値との関係を示したグラフ、第9図は
エンジン回転数とエンジン回転数テーブル値との関係を
示したグラフ、第10図はエンジン回転数とジャイロ効
果キャセンルテーブル値との関係を示したグラフ、第1
1図はエンジンとスクリュー部分とを示した部分側面図
である。 11・・−船外機、m・・・電動モータ、a−トルクセ
ンサ、58・・・エンジン回転数センサ、60・・・ト
リム角センサ、C・・・コントローラ。
2図はトリム角テーブル値を示したグラフ、第3〜11
図は従来の装置を示すもので、第3図は要部の斜視図、
第4図はラック部材とスライド部材との関係を示す断面
図、第5図は減速機とと二オンとの関係を示す断面図、
第6図は操舵力センサの断面図、第7図はジャイロ効果
による操舵力特性を示したグラフ、第8図はトルク信号
とトルクテーブル値との関係を示したグラフ、第9図は
エンジン回転数とエンジン回転数テーブル値との関係を
示したグラフ、第10図はエンジン回転数とジャイロ効
果キャセンルテーブル値との関係を示したグラフ、第1
1図はエンジンとスクリュー部分とを示した部分側面図
である。 11・・−船外機、m・・・電動モータ、a−トルクセ
ンサ、58・・・エンジン回転数センサ、60・・・ト
リム角センサ、C・・・コントローラ。
Claims (1)
- ハンドル操作に応じて船外機を回動させる船外機付ボー
トのステアリング装置において、ハンドルの操舵方向に
応じて駆動する電動モータと、この電動モータの回転力
を船外機に伝達する伝達機構と、エンジンの回転数を検
出する回転数センサと、操舵トルクを検出するトルクセ
ンサと、トリム角を検出するトリム角センサと、トルク
テーブル値、エンジン回転数テーブル値、ジャイロ効果
キャンセルテーブル値及びトリム角テーブル値に応じて
電動モータの電流指令値を最適に制御するコントローラ
とを備えた船外機付ボートのパワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1138499A JP2805034B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 船外機付ボートのパワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1138499A JP2805034B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 船外機付ボートのパワーステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035296A true JPH035296A (ja) | 1991-01-11 |
JP2805034B2 JP2805034B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=15223549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1138499A Expired - Fee Related JP2805034B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 船外機付ボートのパワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2805034B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225475A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-08-25 | Kayaba Ind Co Ltd | 小型船舶用パワーステアリング装置 |
JP2010241238A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Yamaha Motor Co Ltd | 船推進機 |
JP2014000846A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Showa Corp | 船舶のパワーステアリング装置、船舶 |
JP2019199103A (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | ヤマハ発動機株式会社 | 船外機 |
US20200090688A1 (en) * | 2018-09-19 | 2020-03-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Wiring board unit for disk devices, actuator assembly for disk devices and disk device comprising the same |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP1138499A patent/JP2805034B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2805034B2 (ja) | 1998-09-30 |
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