JPH0352874Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0352874Y2
JPH0352874Y2 JP1745786U JP1745786U JPH0352874Y2 JP H0352874 Y2 JPH0352874 Y2 JP H0352874Y2 JP 1745786 U JP1745786 U JP 1745786U JP 1745786 U JP1745786 U JP 1745786U JP H0352874 Y2 JPH0352874 Y2 JP H0352874Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
tubular body
annular
lubricant injection
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1745786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62129497U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1745786U priority Critical patent/JPH0352874Y2/ja
Publication of JPS62129497U publication Critical patent/JPS62129497U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0352874Y2 publication Critical patent/JPH0352874Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、地中を推進される管状体と地盤と
の摩擦抵抗を減少させるために、管状体の全周と
地盤との間に滑剤を均一に供給する装置に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来、地中を推進される管状体と地盤との摩擦
抵抗を小さくするための滑剤供給装置としては、
管状体の外周にその全周にわたつて延長する環状
溝を設け、ベントナイト泥水等の滑剤を供給する
滑剤供給管路を前記環状溝内の周囲方向の一部に
開口させた構造の滑剤供給装置が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、前記滑剤供給装置の場合は、滑剤供
給管路から環状溝内に供給された滑剤が、その環
状溝内を下方に流動しながら環状溝から管状体と
地盤との間に供給されるので、管状体の周囲の土
質が均一である場合は、管状体の上側部分と地盤
との間に供給される滑剤量よりも管状体の下側部
分と地盤との間に供給される滑剤量が多くなり、
そのため管状体の上側部分では滑剤供給量が少な
すぎて地盤との摩擦抵抗があまり小さくならず、
かつ管状体の下側部分では滑剤が過度に供給され
て滑剤が無駄に消費されるという問題がある。
また管状体の周囲の土質が不均一である場合、
例えば滑剤吸収性に差異のある土質が管状体の周
囲に存在する場合も、管状体の周囲の滑剤供給量
に差が生じ、そのため前述のように滑剤供給量が
少なすぎる部分では地盤との摩擦抵抗があまり小
さくならず、かつ滑剤が過度に供給される部分で
は滑剤が無駄に消費されるという問題がある。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決できる地中
推進管状体の滑剤供給装置を提供することを目的
とするものであつて、この考案の要旨とするとこ
ろは、地中を推進される管状体1の周囲に設けら
れた環状凹部2に、駆動装置3により回転される
滑剤射出用回転体4が嵌設され、その滑剤射出用
回転体4には、一端部が回転体4の外周面に開口
している滑剤射出孔5が設けられ、前記管状体1
と滑剤射出用回転体4との間に設けられた環状供
給室6に、前記滑剤射出孔5の他端部と管状体1
に設けられた滑剤供給路7とが開口され、その滑
剤供給路7は滑剤供給源に接続されていることを
特徴とする地中推進管状体の滑剤供給装置にあ
る。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
図面はこの考案の一実施例を示すものであつ
て、発進用立坑8内に反力壁9を有する推進装置
受台10が設置され、かつその推進装置受台10
には推進用ジヤツキ11を備えている推進装置1
2が載置され、その推進装置12の推進用ジヤツ
キ11により地中に推進埋設されるヒユーム管、
塩化ビニル管、鋼管等の多数の埋設管13からな
る埋設管列の前部に、鋼製第1管体14、鋼製第
2管体15、鋼製環体16、鋼製第3管体17お
よび鋼製刃口18が順次直列に配置され、前後方
向に隣り合う埋設管13および第1管体14は鋼
製連結用カラー19およびシールリング20を介
して連結され、第1管体14と第2管体15と環
体16と第3管体17とはボルト21により結合
され、前記各埋設管13と第1管体14と第2管
体15と環体16と第3管体17とにより管状体
1が構成されている。
前記刃口18の後端部は第3管体17の前端部
に嵌合され、かつその刃口18は前方に向かつて
拡大する截頭円錐状の前部室とその後部に連設さ
れた円筒状の後部室とからなる掘削排土室22を
備えている。
カツタ軸23の前端部に複数のカツタアーム2
4が放射状に固定されると共に、各カツタアーム
24間に排土用開口部25を有する土留板26が
固定され、かつ刃口18内においてカツタ軸23
の周囲に螺旋状の送り羽根27が固定されて、送
り羽根付きカツタ28が構成され、さらに前記カ
ツタ軸23は、刃口18の中心部に配置されて刃
口18の後端壁部29に設けられた軸受により回
転自在にかつ前後方向に移動しないように支承さ
れ、また前記後端壁部29には液圧モータおよび
減速機からなるカツタ用駆動装置30が固定さ
れ、その駆動装置30の回転軸31は、カツタ軸
23の後端部に相対回転しないように嵌挿されて
いる。
前記第2管体15と環体16との間に設けられ
た環状凹部2内に、内歯歯車32を備えている環
状の滑剤射出用回転体4が収容され、その滑剤射
出用回転体4における外周突条33は、第2管体
15および環体16における外周筒状部分の間に
介在され、かつ前記外周突条33の外周面は第2
管体15および環体16の外周面と同一円筒面上
に配置され、さらに滑剤射出用回転体4は第2管
体15および環体16によりラジアル軸受34お
よびスラスト軸受35を介して支承されている。
滑剤射出用回転体4の前部に環状シール室36
およびその後部中央に連続する環状供給室6が設
けられ、かつ環体16の後部には、環状シール室
36内に配置される環状突条37が設けられ、そ
の環状突条37の内周面および外周面と環状シー
ル室36の周面との間にはゴム製シールリング3
8が介在され、さらに滑剤射出用回転体4におけ
る外周突条33の両側の外周面と第2管体15お
よび環体16における外周筒状部分との間にもゴ
ム製シールリング39が介在されている。
前記滑剤射出用回転体4に、一端部が外周突条
33の外周面に開口すると共に他端部が環状供給
室6に開口している滑剤射出孔5が設けられ、か
つ外周突条33の外周面には、滑剤射出孔5の開
口部の突条周囲方向の両側において突出部40が
設けられ、さらに環体16には、一端部が前記環
状供給室6に開口すると共に他端部が環体16の
内周に開口する滑剤供給路7が設けられ、その環
体16の内周には滑剤供給路7に連通する継手4
1が固定され、その継手41に一端部が連結され
ている滑剤供給管42は、管状体1内および発進
用立坑8を通つて地上に導かれて、ポンプ装置等
の滑剤供給源(図示を省略した)に接続され、ベ
ントナイト泥水等の滑剤は、その滑剤供給源から
滑剤供給管42、継手41、滑剤供給路7、環状
供給室6および滑剤射出孔5を通つて地盤に向か
つて射出される。
前記第2管体15の前部の内側に液圧モータか
らなる駆動装置3が固定され、その駆動装置3の
回転軸に固定された駆動歯車43は前記内歯歯車
32に噛み合わされ、その駆動装置3により駆動
歯車43および内歯歯車32を介して滑剤射出用
回転体4が回転される。
前記カツタ用駆動装置30を構成する液圧モー
タは給液ホース44および排液ホース45を介し
て地上の圧液供給ユニツト(図示を省略した)に
接続され、かつ駆動装置3を構成する液圧モータ
は給液ホース46および排液ホース47を介して
前記圧液供給ユニツトに接続され、前記給液ホー
ス44,46および各排液ホース45,47はホ
ースユニツトとホースユニツト継手とにより構成
されている。
刃口18の下部に、掘削排土室22内の後方下
部に開口する吸引孔48が設けられ、さらに刃口
18の後部には吸引孔48に連通する吸引管49
の前端部が連結され、その吸引管49の後端部
は、地上に設置されたレシーバ50の上部に設け
られている土砂吸入口に接続されている。
レシーバ50の上部に真空ポンプ51の空気吸
引管が接続され、かつレシーバ50の下部排土口
にはロータリーバルブ52が接続され、さらに土
砂搬送用コンベヤ53の一端部はロータリバルブ
52の下部に配置され、そのコンベヤ53の他端
部は土砂運搬用トラツク54における荷台の上部
に配置されている。
前記刃口18の周囲に、掘削排土室22におけ
る截頭円錐状の前部室内に開口する送気口55が
設けられ、各送気口55は送気用分岐管56を介
して送気用ヘツダ57に接続され、その送気用ヘ
ツダ57に一端部が接続された送気ホース58の
他端部は、調節弁を介して地上のコンプレツサに
接続される。
図示の装置において、駆動装置3、カツタ用駆
動装置30、コムプレツサ、真空ポンプ51およ
びロータリバルブ52を運転すると共に、推進装
置12の推進用ジヤツキ11により管状体1およ
び刃口18等を推進すると、刃口18の前方の土
砂が送り羽根付きカツタ28におけるカツタアー
ム24により掘削されると共に送り羽根27によ
り掘削排土室22の後方に移送され、かつ回転す
る滑剤射出用回転体4の滑剤射出孔5からベント
ナイト泥水等の滑剤が地盤に向かつて射出される
と共に、突出部40により滑剤と土砂とが攪拌さ
れ、管状体1の周囲に滑剤と土砂との混合物から
なる滑り層59が形成されていく。
掘削排土室22の後部に移送された土砂は、吸
引孔48および吸引管49内の真空吸引力によ
り、空気と共に吸引搬送されてレシーバ50内に
投入され、レシーバ50内に投入された土砂はロ
ータリバルブ52を通つて土砂運搬用コンベヤ5
3の一端部に排出され、そのコンベヤ53により
トラツク54に搭載される。
前記実施例のように、滑剤射出用回転体4の周
面に、滑剤射出孔5の回転方向の両側において突
出部40を設けておけば、滑剤射出孔5内に土砂
が詰まる恐れを排除すると共に滑剤射出孔5から
地盤に向かつて滑剤を出易くすることができる。
しかしこの考案を実施する場合、前記突出部40
を設けなくてもよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、地中を推進される管状体1
の周囲に設けられた環状凹部2に、駆動装置3に
より回転される滑剤射出用回転体4が嵌設され、
その滑剤射出用回転体4には、一端部が回転体4
の外周面に開口している滑剤射出孔5が設けら
れ、その滑剤射出孔5の他端部は環状供給室6お
よび滑剤供給路7を介して滑剤供給源に接続され
ているので、管状体1を地中で推進する際に、単
に駆動装置3により滑剤射出用回転体4を回転さ
せることにより、管状体1の周りに回転する滑剤
射出孔5から滑剤を地盤に向かつて強制的に射出
することができ、そのため滑剤を管状体1の全周
と地盤との間に均一に供給することができるの
で、管状体1の全周にわたつて地盤との摩擦抵抗
を軽減することができると共に、滑剤が無駄に消
費されるのを防止できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであつ
て、第1図はこの考案の滑剤供給装置を有する管
状体地中推進装置の前部を示す縦断側面図、第2
図は第1図における滑剤供給装置の部分を拡大し
て示す縦断側面図、第3図は第2図のA−A線断
面図、第4図は第2図のB−B線断面図、第5図
は管状体地中推進装置の前部を拡大して示す縦断
側面図、第6図は管状体地中推進装置の正面図、
第7図は管状体地中推進設備を示す側面図、第8
図は管体相互の継手部を示す縦断側面図である。 図において、1は管状体、2は環状凹部、3は
駆動装置、4は滑剤射出用回転体、5は滑剤射出
孔、6は環状供給室、7は滑剤供給路、11は推
進用ジヤツキ、12は推進装置、13は埋設管、
14は鋼製第1管体、15は鋼製第2管体、16
は鋼製環体、17は鋼製第3管体、18は鋼製刃
口、22は掘削排土室、28は送り羽根付きカツ
タ、30はカツタ用駆動装置、32は内歯歯車、
33は外周突条、34はラジアル軸受、35はス
ラスト軸受、38および39はゴム製シールリン
グ、42は滑剤供給管、43は駆動歯車、59は
滑り層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地中を推進される管状体1の周囲に設けられた
    環状凹部2に、駆動装置3により回転される滑剤
    射出用回転体4が嵌設され、その滑剤射出用回転
    体4には、一端部が回転体4の外周面に開口して
    いる滑剤射出孔5が設けられ、前記管状体1と滑
    剤射出用回転体4との間に設けられた環状供給室
    6に、前記滑剤射出孔5の他端部と管状体1に設
    けられた滑剤供給路7とが開口され、その滑剤供
    給路7は滑剤供給源に接続されていることを特徴
    とする地中推進管状体の滑剤供給装置。
JP1745786U 1986-02-12 1986-02-12 Expired JPH0352874Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1745786U JPH0352874Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1745786U JPH0352874Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62129497U JPS62129497U (ja) 1987-08-15
JPH0352874Y2 true JPH0352874Y2 (ja) 1991-11-18

Family

ID=30810238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1745786U Expired JPH0352874Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0352874Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005137758A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Sankei:Kk ソフトバッグ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5061071B2 (ja) * 2008-09-22 2012-10-31 株式会社奥村組 トンネル掘削機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005137758A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Sankei:Kk ソフトバッグ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62129497U (ja) 1987-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0352874Y2 (ja)
JPH0332624Y2 (ja)
JP2907739B2 (ja) 浅層大径孔掘削用のドリルストリングス及びこのドリルストリングスを用いた掘削方法
JPH0765462B2 (ja) シールド工法におけるウオータージェットによる障害物の切断方法および切断装置
JP3397712B2 (ja) 小口径トンネル掘進機
JP3488407B2 (ja) シールド掘進機のカッタ面板閉塞防止方法
JP2589637Y2 (ja) 電気式ショベル系掘削機の電気油圧用旋回継手
JP2520265B2 (ja) 地中掘進装置
JP4270355B2 (ja) トンネル埋戻し装置
JPH0255600B2 (ja)
JP2000160994A (ja) 泥濃式小口径管推進装置及び泥濃式小口径管推進工法
JPH0336639Y2 (ja)
JP3836468B2 (ja) トンネル掘削機
JPH0345200B2 (ja)
JP3106142B2 (ja) セミシールド掘進機
JPH0369440B2 (ja)
JPS5931828Y2 (ja) シ−ルド掘進機
JP3794518B2 (ja) 土圧系シールド掘進機
JPH09144459A (ja) 改良型併用杭打機
JPH06100062B2 (ja) 推進工法および推進工法用継手
JPS6040704Y2 (ja) シ−ルド掘進機
JP3347312B2 (ja) 地中接合型シールド掘進機及びその地中接合方法
JPH0941881A (ja) シールド掘進機の排土量調整装置
JP3526963B2 (ja) 立坑シールド掘進機
JPH0333832Y2 (ja)