JPH0352852A - フェニレン ジウレア誘導体 - Google Patents

フェニレン ジウレア誘導体

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JPH0352852A
JPH0352852A JP18704289A JP18704289A JPH0352852A JP H0352852 A JPH0352852 A JP H0352852A JP 18704289 A JP18704289 A JP 18704289A JP 18704289 A JP18704289 A JP 18704289A JP H0352852 A JPH0352852 A JP H0352852A
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JP
Japan
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group
compound
formula
lower alkyl
cholesterol
Prior art date
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Pending
Application number
JP18704289A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuki Ito
伊藤 徳樹
Mitsuaki Matsuda
松田 光陽
Kiyoshi Iwaoka
清 岩岡
Yuichi Iiizumi
飯泉 裕一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は医薬として有用な下記一般式(1)で示される
フェニレンジウレア誘導体又はその塩に関する。
(式中、R’及びR2は同一又は異なって水素原子;ア
ルキル基;シクロアルキル基をR”,R’R’及びR6
は同一又は異なって水素原子;低級アルキル基;未置換
又は置換のアラルキル基を、n1及びn!はl乃至3の
整数を意味する。(以下同様) (従来の技術及び発明が解決しようとする課題)血管系
におけるコレステロールの沈着が冠状動脈性心臓病を含
む様々な病気の原因として挙げられる。このうち、アテ
ローム性動脈硬化症は、中間及び大動脈壁の脂質、特に
コレステロールエステルの蓄積及び肥厚に特色のある動
脈硬化症の形態である。
近年、このコレステロールエステルの生成はアシルーコ
エンザイムA コレステロール アシルトランスフェラ
ーゼAcyl−CoA Cholesterol ac
yl−t ransferase (A C A T)
により触媒されことが知られてきた。即ち、動脈壁にお
けるコレステロールエステルの過剰蓄積はACAT酵素
の増加と関係している。従って、ACAT酵素の阻害は
、コレステロールのエステル化速度を減じ、動脈壁にお
けるコレステロールエステルの多量蓄積に基づく粥状病
変の形成及び発展を抑制することが期待される。
一方、食物中のコレステロールは遊離のコレステロール
として吸収され、ACAT酵素の作用によりエステル化
されたのち、カイロミクロンの形で血液中に放出される
。従ってACAT酵素の阻害は、食物中コレステロール
の腸内からの吸収を抑制し、さらに膓内に放出されたコ
レステロールの再吸収をも抑制することが期待される。
本発明者等は、このACAT酵素を阻害することにより
血管壁におけるコレステロールの沈着を防止し、更に腸
管からのコレステロールの吸収を抑制する化合物の創製
を目指し鋭意研究した結果、本発明を完成した。
(課題を解決するための手段) 即ち、本発明は頭記一般式(1)で示されるフェニレン
 ジウレア誘導体又はその塩、その製造法に関する。
本発明の化合物(I)は、2個の尿素誘導体がアルキレ
ン基を介してフェニル基に結合しているもので、結合の
態様により、オルトー,メターパラージウレア誘導体に
大別される。
一般式(1)の定義において、「シクロアルキル基」は
、炭素数3乃至l8個からなる環状アルキル基であって
、例えば、シクロプロビル基,シクロブチル基,シクロ
ペンチル基,シクロヘキシル基,シクロヘブチル基,シ
クロオクチル基.シクロノニル基,シクロデシル基,シ
クロドデシル基,シクロトリデシル基,シクロベンタデ
シル基等を挙げることができる。特に好ましいものは炭
素数6乃至lO個のシクロアルキル基である。
「低級アルキル基』は、炭素数が1乃至5個の直鎖状又
は分岐状のアルキル基であって、例えば、メチル基、エ
チル基,プロビル基,インプロビル基,ブチル基,イソ
ブチル基, sec−ブチル基,tert−ブチル基,
ペンチル基(アミル基),イソペンチル基, tert
−ペンチル基,ネオペンチル基,1−メチルブチル基,
2−メチルブチル基1  t.2−ジメチルプロビル基
等が挙げられる。
「アルキル基」は、炭素数がl乃至lO個のアルキル基
であって、例えば、前記低級アルキル基で示した具体例
に加え、更に、ヘキシル基,イソヘキシル基、l−メチ
ルペンチル基,2−メチルペンチル基,3−メチルペン
チル基.  1.  1−ジメチルブチル基,l,2−
ジメチルブチル基I’ll3−ジメチルブチル基,2.
2−ジメチルブチル基,2.3−ジメチルブチル基,l
一エチルブチル基,1,1.2−トリメチルプロビル基
,l−エチルーl−メチルブロピル基,ヘプチル基,■
=メチルヘキシル基,2−メチルヘキシル基,3一メチ
ルヘキシル基,4−メチルヘキシル基,5一メチルヘキ
シル基,1,l−ジメチルペンチル基,l,2−ジメチ
ルペンチル基,■,3−ジメチルペンチル基,1,4−
ジメチルベンチル基,2,2−ジメチルペンチル基,2
.3−ジメチルペンチル基,2,4−ジメチルペンチル
基,3,3−ジメチルペンチル基,3,4−ジメチルペ
ンチル基,l一エチルペンチル基,2−エチルペンチル
基.3−エチルペンチル基,  1,  1.  2−
トリメチルブチル基,  1,  1.  3−}リメ
チルブチル基,l.2.2−}リメチルブチル基,  
2,  2.3−トリメチルブチル基,1−エチル−1
−メチルプチル基,l一エチル−2−メチルブチル基,
■−エチル−3−メチルブチル基,1−プロビルブチル
基,■−イソプロビルブチル基,オクチル基,6−メチ
ルヘプチル基,ノニル基,7−メチルオクチル基,デシ
ル基,8−メチルノニル基等の直鎖状又は分岐状のアル
キル基が挙げられる。
「アラルキル基」は、フエニル基,ナフチル基,ピリジ
ル基等のアリル基で置換された炭素数1乃至10個のア
ルキル基である。代表的なものとしは,ベンジル基,フ
ェネチル基,フェニルプロビル基,フエニルブチル基,
フェニルペンチル基,フエニルヘキシル基,ナフチルメ
チル基,ピリジルメチル基,ピリジルエチル基,ビリジ
ルブ口ビル基,ピリジルブチル基等を挙げることができ
る。
「ピリジル基」は、2− 3−又は4−ビリジル基であ
る。
また,このアラルキル基の芳香環は、未置換であるか、
又は低級アルキル基,ハロゲン原子,ニトル基,アミン
基,モノ若しくはジ低級アルキルアミノ基,又は低級ア
ルコキシ基又は低級アルキルチオ基で置換されたアラル
キル基である。
この置換基としての低級アルキル基は前記の意味を有す
る。ハロゲン原子は、フッソ原子,塩素原子,臭素原子
,ヨウ素原子を意味する。モノ若しくはジ低級アルキル
アミノ基は,前記の低級アルキル基が1個又は2個置換
したアミノ基を意味し、例えばメチルアミノ基,エチル
アミノ基,プロビルアミノ基,ジメチルアミノ基,ジエ
チルアミノ基等が挙げられる。低級アルコキシ(又はチ
オ)基としてはメトキシ(又はメチルチオ)基,エトキ
シ(又はエチルチオ)基,プロポキシ(又はプロビルチ
オ)基,イソプロポキシ(又はイソプロピルチオ)基,
ブトキシ(又はブチルチオ)基,イソブトキシ(又はイ
ソブチルチオ)基,  sec一ブトキシ(又はsee
−ブチルチオ)基+ Lerjブトキシ(又はtert
−ブチルチオ)基,ペンチルオキシ(又はペンチルチオ
)基,イソペンチルオキシ(又はイソペンチルチオ)基
, tert−ペンチルオキシ(又はtert−ベンチ
ルチオ)基,ネオペンチルオキシ(又はネオペンチルチ
オ)基,2−メチルブトキシ(又は2−メチルブチルチ
オ)基1.  2−ジメチルブロポキシ(又はl,  
2−ジメチルプ口ビルチオ)基,1−エチルプロポキシ
(又はl一エチルプロピルチオ)基が挙げられる以上の
アラルキル基の置換基は、同一又は異なるものが1個乃
至複数個置換してもよい。
一般式(1)で示される化合物は塩を形成することもで
き、本発明には、化合物(I)の塩も含まれる。そのよ
うな塩としては、・塩酸、臭化水素酸,ヨウ化水素酸,
硫酸,硝酸,リン酸等の鉱酸やギ酸,酢酸,シュウ酸,
クエン酸,コハク酸,フマール酸,マレイン酸,リンゴ
酸,酒石酸,メタンスルホン酸,エタンスルホン酸等の
各種の有機酸との酸付加塩が挙げられる。
(製造法) 本発明により提供される化合物(1)は種々の方法によ
り製造することができる。以下にその代表的な方法を例
示する。
第1製法 (If) Rl R2 (Ia) (式中、R’,R”は同一又は異なって水素原子;低級
アルキル基;未置換又は置換のアラルキル基を意味する
。以下同様) 本発明化合物中、一般式(Ia)で示される化合物は、
一般式(II)で示されるジアミノ化合物と、一般式(
III)で示されるl種又は2種のインシアナート化合
物を反応させることにより得ることができる。一般式(
III)で示されるイソシアナート化合物は一般式(n
)で示される化合物に対し通常2倍モル乃至過剰モルが
用いられる。
反応はN,  N−ジメチルホルムアミド,ピリジン,
ベンゼン,トルエン,ジオキサン,テトラヒド口フラン
,エーテル,クロロホルム,ジクロロメタン,ジクロロ
エタン,n−ヘキサン等の反応に不活性な溶媒中,室温
下乃至加熱下に行われる。
第2製法 (n) (IV) R1 R1 (I) (式中、 Xはハロゲン原子を意味する。
以下同 様) 本発明化合物は一般式(n)で示されるアミノ化合物と
一般式(IV)で示されるハロゲン化合物とを反応させ
ることによっても得ることができる。
反応は、一般式(If)で示されるアミノ化合物と2倍
乃至過剰モルのハロゲン化合物(IV)とをN.N−ジ
メチルホルムアミド,ベンゼン,トルエン,ジオキサン
,テトラヒド口フラン,エーテル,クロロホルム,ジク
ロロメタン,ジクロロエタン,n−ヘキサン等の不活性
溶媒中で反応させることにより行われる。反応温度は原
料化合物や溶媒の種類により適宜調節されるが、通常,
室温下乃至加温下に設定される。
第3製法 Rl1 (I) (式中、R9は低級アルキル基又はフェニル基を意味す
る。以下同様) 本発明化合物(1)は一般式(■)で示されるアミノ化
合物に、一般式(■)で示される炭酸ハロゲン化合物を
反応させカルバミン酸エステルとしたのち、更に一般式
(II)で示される化合物を反応させることによっても
得ることができる。
一般式(■)で示される炭酸ハロゲン化物としては、例
えばイソブチル炭酸クロライド,メチル炭酸クロライド
,エチル炭酸ブロマイド,フェニル炭酸クロライド等で
ある。また,反応を促進させるために炭酸カリウム,炭
酸ナトリウム,水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,ト
リエチルアミン,N,N−ジメチルアニリンの如き塩基
の存在下に行なうのが有利な場合がある。
反応溶媒としては、N.N−ジメチルホルムアミド,ク
ロロホルム,ベンゼン,トルエン,キシレン,ジオキサ
ン,エーテル,テトラヒドロフラン,クロロホルム,ジ
クロロメタン,ジクロロエタン等の不活性溶媒であれば
いずれでもよい。反応温度は、一般式(n)で示される
アミノ化合物と炭酸ハロゲン化合物の反応においては冷
却下乃至室温下に、また、ここで得られたカルバミン酸
エステルと化合物(n)の反応においては室温下乃至加
温下に設定される。
その他の製造法 目的化合物を製造するその他の方法として、一般式(I
)の化合物における置換基を相互に変換する方法がある
。相互変換法の主なものとしては、フエニル基の置換基
のうち、 ■ アミノ基をモノもしくはジ低級アルキルアミノ基に
変換する方法 ■ ニトロ基をアミノ基に変換する方法などである。
このうち芳香族アミン基を芳香族(モノもしくはジ)ア
ルキルアミノ基に変換するには通常のアルキル化反応が
用いられるが,特にアルデヒドと反応させイミンとし、
これを還元してアミンを得る還元的アミノ化が好適であ
る。イミンの還元には、パラジウムー炭酸,酸化白金等
の触媒を用いる接触還元もしくはシアノ水素化ホウ素ナ
トリウム、シアノ水素化ホウ素リチウム等の金属水素化
物を用いるのが好適である。
芳香族二トロ基を芳香族アミノ基に変換するには、常法
による接触還元が用いられる。触媒としては、パラジウ
ム炭素、ラネーニッケル、白金などが用いられる。
また目的化合物の製造原料となるジアミノ化合物(■) は以下の様にして製造される。
(式中Yは、水素原子又はハロゲン原子をn1n4は0
,1又は2を、R Is, R2mは夫々R’ ,R’
の意味するアルキル基からメチル基の少ない基を意味す
る。一般式(n)で示されるフエニレンジアミン誘導体
は (i)一般式(IX)で示されるカルボニル化合物と一
般式(X)で示されるアミノ化合物とを反応せたのち所
望により還元するか,あるいは(ii)一般式(XI)
で示されるジアミン化合物と一般式(XII)で示され
るカルポニル化合物とを反応させ、その後所望により還
元するか、あるいは (iii)一般式(X I[[)で示されるアミド化合
物をハロゲン化し、その後還元することによって行なわ
れる。
上記反応式中(i)及び(ii)において化合物(IX
)と化合物(X)又は化合物(XI)と化合物(XI)
との反応温度は水冷下乃至室温下に設定される。
反応媒体としてはベンゼン,ヘキサン,トルエン,キシ
レン,ジクロ口メタン,クロロホルム,N, N−ジメ
チルホルムアミド等が用いられる。
尚、反応を促進されるためにトリメチルアミン,トリエ
チルアミン等の有機塩基,炭酸ナトリウム,炭酸水素ナ
トリウム等の無機塩基を添加してもよい。
次に還元は、トルエン,ベンゼン,キシレン,テトラヒ
ド口フラン,ジオキサン,エーテル等の溶媒中,水素化
リチウムアルミニウム,水素化ジイソブチルアルミニウ
ム,水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウム
 ナトリウム,ポランテトラヒドロフラン錯体,ポラン
硫化ジメチル錯体等で処理することにより行われる。
反応温度は通常水冷下乃至加温下に設定される。
また、上記反応式(斑)において化合物(XIII)は
、ハロゲン化試薬(例えば、塩化チオニル,三塩化リン
,五塩化リン,オキシ塩化リン,ホスゲン,オキザリル
クロライド,三臭化リン,五臭化リン,オキシ臭化リン
等)により一旦イミノハライド化合物とし、このものを
単離・精製するかあるいはせずして金属水素化物(例え
ば水素化ホウ素ナトリウム,水素化ホウ素リチウム,水
素化ホウ素カリウム等)により還元する。通常、単に濃
縮、留去等により未反応ハロゲン化試薬の大半を除去し
たのち還元に付される。
反応溶媒としては、■ハロゲン化反応においては、ベン
ゼン,トルエン,キシレン,クロロホルム,四塩化水素
,テトラヒド口フラン,ジオキサン等の不活性溶媒又は
、ハロゲン化試薬が反応溶媒を兼ねることもできる。ま
た、■還元工程においてはメタノール,エタノール,イ
ソプロパノール,テトラヒドロフラン,アセトニトリル
等である。
反応温度は、■ハロゲン化反応では室温下乃至過熱下で
あり、■還元工程においては、冷却下乃至室温下である
このようにして製造された本発明化合物(1)は遊離の
ままあるいはその塩として常法により造塩あるいは脱塩
し単離精製される。単離、精製は、抽出,結晶化,再結
晶,各種クロマトグラフィー等の通常の化学操作を適用
して行われる。
(発明の効果) 本発明化合物(1)又はその塩は、ACAT酵素を阻害
することにより血管内においては、動脈壁平滑筋細胞内
へのコレステロールエステルの蓄積を抑制する。また、
既存の脂質低下剤と比較して、コレステロールの腸管か
らの吸収を抑制し、肝臓内におけるコレステロールの異
化排泄を促進することにより血中コレステロールの低下
のみならず、動脈壁におけるコレステロールエステルの
蓄積及び貯蔵を減少させ、アテローム性動脈硬化病変の
形成又は発展を抑制する。
また、本発明化合物(1)又はその塩は、動物実験によ
れば、優れた血液中総コレステロール並びに低比重リポ
蛋白(LDL)の低下作用を有しており、脂質低下作用
と同時に動脈硬化症の関連する諸疾患、例えば、脳梗塞
,一過性虚血発作,狭心症,末梢性血栓および閉塞等の
予防、治療に有用である。
本発明化合物の効果は、次の様にして確認されたもので
ある。
i)ACAT酵素阻害活性 実験例 ウサギ肝ミクロソームのアシルーCoA;コレ
ステロールアシルトランスフ ェラーゼ(A C A T)活性に対する阻害作用 家兎肝ミクロソームをHe ider ”の方法に従っ
て調整し、酵素画分とする。
0.154Mリン酸緩衝液(pH7.4) 、2mMジ
チオスレイトール36μM牛血清アルブミン、10−1
00μgミクロソーム画分に、Suckl ing”の
方法に従って調整したリポソームを20%V/Vとなる
ように加える。これに各濃度検体化合物のジメチルスル
フォキシド溶液を2%V / Vで加え、37℃、5分
間加温する。次いでt −”c−オレオイルCoAを含
む、36μMオレオイルCoAを加え、37℃、10分
間加温した後、クロロホルム/メタノール(=2/l)
混液を添加して反応を停止する。攪拌後、クロロホルム
層に抽出されるコレステロールオリエイトを薄層クロマ
トグラフィーにて分離後、放射活性を測定しACAT活
性とした。
1 ) J.G.Heider at al.J.of
 Lipid Res.24.1127−34(198
3) 2) K.E.Su会kling at.al.FEB
s Lettera  151111−116 ( 1
 9 8 3 )ii)脂質低下作用; 生後5週令のスプラグ ドウリー(Sprague−D
*wley)の雄性ラットにコレステロール1. 5%
と胆汁酸0.5%含有食餌を7日間与え、最後の5日間
、メチルセルロース0.5%水溶液に懸濁させた本発明
化合物(I)を1日1回経ロゾンデによって投与し、最
終投与2時間後にエーテル麻酔下採血し、血清の総コレ
ステロール及びHDL−コレステロールの量を測定した
。コレステロールの測定は、シーデル,J等;ジャーナ
ル オブ クリニカル ケミストリー アンド クリニ
カル バイオケミストリー第19巻838頁1981年
(Siedel, J. , et al ;J. C
Iin. Chem. CIin. Biochem.
上9838 (1981))に記載されている方法で、
またHDL−コレステロールの測定はリビッド第11巻
628頁l976年(Ishikawa, T. T.
 , et.al, , Lipids  上1  6
28 (1976))に記載されている方法で行なった
本発明化合物(1)やその塩を主成分として含有する薬
剤は、当分野において通常用いられている製剤用担体、
賦形剤等を用いて、通常使用されている方法によって調
製することができる。
投与は錠剤,丸剤,カプセル剤,顆粒剤,散剤,液剤等
による経口投与、あるいは静注、筋注等の注射剤、坐剤
等による非経口投与にいずれの形であってもよい。投与
量は症状、投与対象の年令、性別等を考慮して個々の場
合に応じて適宜決定されるが、通常経口投与の場合成人
1日当り50〜500■程度であり、これを1回で、あ
るいは2〜4回に分けて投与する。
(実施例) 以下に実施例を掲載し、本発明を更に詳細に説明する。
実施中、’H−NMRは水素核磁気共鳴スペクトルを、
mpは融点を、Massは質量分析値を、IRは赤外線
吸収スペクトルを意味する。
実施例1 N, N′−ジシクロへプチルーm キシリレン ?アミン1.1g,P−ジメチルアミノフエニルメチル
 カルバミン酸フエニル1.8gおよび5〇一のトルエ
ン混合物を5時間還流した後溶媒を減圧留去した。残留
物をクロロホルム501dで抽出した後抽出液をlN水
酸化ナトリウム,水,食塩水で洗浄した。溶液を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残留
物をシリカゲル力ラムクロマトグラフイーにて精製して
得た固体をアセトンで再結晶することにより1,3−ビ
ス((1−シク口へプチル−3−(p−ジメチルアミノ
フェニルメチル)ウレイド〕メチル〕ベンゼン1gを得
た。
(i)ml)   142〜144°C(ii) Ma
ss  (FAB) m/z 6 8 0 (M+)(
蚕)元素分析値(C4■H6。N.0,として)CHN 計算値(%)  74.08   8.88  12.
34実測値(%)74.18   8.85  12.
34実施例2 N,N−−ジシクロへプチルーm−キシレンジアミソ1
.26g,2−(4−ピリジル)エチルカルバミン酸フ
エニル2. 4 8 gおよび30iのトルエン混合物
を46時間還流させた。生成した溶液を冷却し、IN塩
酸で3回抽出した。抽出液に炭酸水素ナトリウムを加え
て、クロロホルムで3回抽出し、抽出液を飽和食塩水で
洗浄し、無水炭酸カリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製
し、n−ヘキサンークロロホルムで再結晶して1・3ー
ビス〔〔l−シクロへプチル−3− (2− (4−ピ
リジル)エチル〕ウレイド〕メチル〕ベンゼン1. 1
 6 gを得た。
(i) mp   1 7 3〜1 7 5°C(ii
) Mass  (FAB) m/z  625 (M
” + 1)(iii)元素分析値(CaJsJsOg
として)C (X)   H (X)   N (X)
計算値 73.04    8.39   13.45
実測値 72.25    8.32   13.28
同様して次の化合物を得た。
実施例3 1.3−ビス[(1−シクロへプチル−3−(2−(2
−ピリジル)エチル]ウレイド〕メチル〕ベンゼン 2
塩酸塩 (i)’H−NMR (DMSO−d.,  δppm
 )4.2 4 (4}{,  s) . 6.4 4
 (2H.  s)(ii) Mass  (FAB)
 m/z  625 (M” + 1)(in)IR 
(cm−’)1638,1536.1472実施例4 1.3−ビス([1−シクロへブチル−3−(4−ビリ
ジルメチル)ウレイド]メチル〕ベンゼン ( i ) ’H  NMR (C D C 1 * 
,  δppm )4.59  (2H,  t),6
.98  (4H,d)8.46  (4H,d) (ii) Mass  (FAB) m/z  597
 (M” + 1)(ii)IR(cm−’)1626
,1534.1424実施例5 1.  3−ビス((1−シクロへブチル−3−(4−
ピリジルメチル)ウレイド〕メチル〕ベンゼン (i)’H−NMR (CDCf− ,  δppm 
)4.3 5  (IOH,  s ) ,  5.2
 8  (2H,  t)(u) Mass (FAB
) m/z 597 (M” +1)(ii)IR (
cm−’)1 630.1532.1428実施例6 1.  3−ビス〔〔1−シクロへプチル−3−(2−
ピリジルメチル)ウレイド〕メチル〕ベンゼン 2塩酸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1及びR^2は同一又は異なって水素原子
    ;アルキル基、シクロアルキル基をR^3、R^4R^
    5及びR^6は同一又は異なって水素原子;低級アルキ
    ル基;未置換又は置換のアラルキル基を、n_1及びn
    _2は1乃至3の整数を意味する。)で示されるフェニ
    レンジウレア誘導体又はその塩。
  2. (2)アラルキル基が未置換若しくは置換フェニル低級
    アルキル基又は未置換若しくは置換ピリジル低級アルキ
    ル基である請求項(1)記載の化合物又はその塩。
  3. (3)アラルキル基の置換基が低級アルキル基、ハロゲ
    ン原子、ニトロ基、アミノ基、モノ若しくはジ低級アル
    キルアミノ基、低級アルコキシ基又は低級アルキルチオ
    基である請求項(1)記載の化合物又はその塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998016497A1 (fr) * 1996-10-11 1998-04-23 Kowa Co., Ltd. Nouveaux composes de diamide et medicaments les contenant

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