JPH0352797Y2 - - Google Patents

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JPH0352797Y2
JPH0352797Y2 JP18909586U JP18909586U JPH0352797Y2 JP H0352797 Y2 JPH0352797 Y2 JP H0352797Y2 JP 18909586 U JP18909586 U JP 18909586U JP 18909586 U JP18909586 U JP 18909586U JP H0352797 Y2 JPH0352797 Y2 JP H0352797Y2
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brake
auxiliary
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hoisting
main
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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はボツクスウインチ式巻上開閉装置に関
するものである。
(従来技術とその問題点) 近年クレーンの高速化にともない、巻速度、掴
み速度の速度アツプが行なわれると共に、各所で
沈み掴み作業では十分掴めないという問題があ
る。又実際に能率も悪いという事から一般には単
独掴み方式が多く採用されているのが現状であ
る。
しかし此の方式は、1)バケツトを掴み物の上
に降した場合、前もつて十分繰出しておき、掴み
終つた時丁度開閉ロープと支持ロープが均等に張
る様見当をつけ、〓み終る寸前に巻上ノツチを入
れ実際上支持ロープに張力が加わる時、掴みが完
了するという高度な技術を必要とした。2)従来
は開閉ロープで掴んだ後、支持ロープと開閉ロー
プを遊星歯車装置で切替えていたため、切替時の
時間差、シヨツク等により掴み物がこぼれる等の
欠点があつた。3)巻上量が沈み量より多い場合
は、その多過ぎた量に相当する量だけバケツトの
口が閉じない。4)巻上量が沈み量より少ない場
合掴み量が少ない。5)木材チツプの荷役はポリ
ツプバケツトが主で、ポリツプバケツトは掴んだ
状態で爪と爪の間は相当隙間があり、シヨツクを
与えると木材チツプがこぼれる。6)従来の装置
ではバケツトを接地させておかないと、支持ロー
プの弛みはとれない。7)開閉ロープ掴み後開閉
ロープと支持ロープに切替えるが、この時電気的
に複雑な装置を必要としている。8)支持開閉ロ
ープ張力のバランス取りについては、閉じ終つた
状態では支持ロープと開閉ロープの張力は普通は
大巾なアンバランス状態にある。これに対し従来
は適切な運転操作によつて或程度のバランスをと
つたり、或はバランスには余り拘泥せずに使用し
て来た。
その後10数年前より開閉モータに閉じ方向のト
ルクをかける方法が用いられ、沈み掴み制御方式
の大部分に使用してきた。然し〓み沈みそのも
のゝ不安定さや、設定調整の不具合なども関連し
て折角設備しても使用されないものも多かつた。
(従来により解決しようとする課題) 従来のボツクスウインチ式巻上開閉装置が非常
に煩雑で、且つこれに不確実な運転要素が加わる
ため、種々の支障を起し易い問題があつたことに
鑑み、これらの問題を解決し、作業の安全と時間
の節約、性能の向上を図ろうとするものである。
(考案による解決手段) 遊星歯車装置の第2太陽歯車に対し、主ブレー
キ付きの主モータの回転を伝達可能に連結し、又
同じく遊星歯車装置の中心にある第1太陽歯車を
支持する中実軸に対し補ブレーキ付補モータの回
転を伝達可能に支持ブレーキを介して連結し、遊
星歯車装置の中空の出力軸に歯車減速機構を介し
て連結された主ドラムと、前記支持ブレーキと遊
星歯車装置の第1太陽歯車を結ぶ中空軸から歯車
減速機構を介して連結した補ドラムとからなり、
前記主モータで巻上・下開閉を、又補モータで開
閉沈み弛み取りを行わせ、かつ支持ブレーキで公
転腕を制動してバケツトを固定可能とした。
(実施例) 第2図は本考案の巻上・開閉装置が実施される
バケツトを示し、aはグラブバケツト、bは巻上
ロープ、cは支持ロープである。巻上ロープbは
主巻上・下げ及び掴み開きを行う。又支持ロープ
cはグラブバケツトaの支持、沈み弛み取り、巻
上・下中のグラブバケツトaの開閉、補助的巻
上・下げを行つている。
第1図〜第3図を参照して第2図に示すグラブ
バケツトaの巻上開閉装置について説明する。1
は巻上・下開閉用の主モータ、2は主モータ1用
の主ブレーキである。3は開閉・沈み・弛み取り
用の補モータ、4は補モータ3用の補ブレーキで
ある。Pは遊星歯車装置である。遊星歯車装置P
は第3図に示す如く第1太陽歯車14と遊星歯車
15が互いに噛みあうと共に公転腕16で継がれ
ており、さらに遊星歯車15は内歯歯車17と噛
合つている。さらに前記主モータ1に遊星歯車装
置Pの第2太陽歯車18が軸6を介し連結されて
いる。図示しないが第2太陽歯車18は一般には
歯車列を介して前記内歯歯車17の外周に設けた
歯車と噛み合つている。中空軸7は中実軸7aに
回転可能に支持され、中実軸7aの一端には支持
ブレーキ5を介し補モータ3が連結されている。
10は巻上開閉用の主ドラムで、遊星歯車装置
Pの中空軸8に取付けられた歯車9、該歯車9と
噛合う歯車9aで減速され駆動される。11は開
閉・沈み弛み取用補ドラムで、前記中空軸7に取
付けられた歯車12及びこれと噛合う歯車12a
を介し駆動される。
さて本発明では巻上ロープbと支持ロープcに
6:4の割合に張力をもたせ、補ブレーキ4の制
動力は50%以下に持たせるようにした。もしも50
%以上もたせると巻上ロープbが弛んだ場合掴み
物がこぼれる恐れがある。この方式によつて巻上
ロープbと支持ロープcの張力がある程度のバラ
ンスをとる結果としてロープの弛みをとることに
もなる。かくして駆動装置、ロープ、シーブ等の
寿命をより長くすることが出来るようになつてい
る。
(作用) a バケツト閉じ沈み及び弛み取、巻上; 1 着地後主モータ1を閉じ、同時に主ブレーキ
2を開き、補モータ3を巻下方向に閉じ補ブレ
ーキ4を開く。バケツトaは沈みながら掴み初
め、掴み作業80%で支持ロープcの弛み取りの
ため補モータ3を巻上方向に切替えて4秒程リ
ミツトスイツチ13により操作する。
2 主モータ1も掴み80%で低ノツチに切替え、
バケツトaは停止することなく巻上る。支持ロ
ープcの弛み取りは地切後でも可能である。
3 補モータ3は支持ロープ弛み取り後電源を開
にし補ブレーキ4は閉じる。主モータ1を巻上
停止し、主ブレーキ2を閉じて巻上を停止す
る。
b バケツト開き; 支持ブレーキ5を閉じ主モータ1を巻下方向に
閉じ主ブレーキ2を開く。次に補ブレーキ4を開
く。主モータ1にてバケツト開方向に回転し、遊
星歯車装置P内の第2太陽歯車18より遊星歯車
15を自転させ、これを第1太陽歯車14に伝達
し第1太陽歯車14を介して補モータ3の軸は空
転する。公転腕16は歯車を介して支持ブレーキ
5にて固定している。
c バケツト開き停止; 主モータ1閉、主ブレーキ2を閉、補ブレーキ
4閉、支持ブレーキ5開でバケツト開きを停止す
る。
d バケツト巻下げ; 主モータ1、主ブレーキ2開き、主モータ1で
巻下げ方向に回転巻上ロープbと支持ロープcは
遊星歯車装置Pを介して主モータ1にて等速で巻
下げる。
1 巻上げ停止;主モータ1の電源を開させる
と、主ブレーキ2が閉じ巻下停止となる。
2 宙掴み;支持ブレーキ5でバケツトaを固定
し、主モータ1で閉じ、主ブレーキ2を開く。
以後は前記と同じ操作を繰返す。
3 巻上・下中バケツトの開閉;主ブレーキ2を
開いて主モータ1駆動中補モータ3(補ブレー
キ4開)駆動し、第2太陽歯車18が回転し遊
星歯車15を介して支持ロープcを巻上・下方
向に駆動する。支持ロープcはバケツトaのヘ
ツドシーブボツクスに連結している。ヘツドシ
ーブボツクスの上・下によりバケツトaは開閉
する。
e バケツトa閉じ沈み及び弛み取巻上; 1 着地後主モータ1を閉じ、同時に主ブレーキ
2を開、補モータ3巻下方向に開、補ブレーキ
4開にすると、バケツトaは沈みながら掴み始
める。掴み作業80%で支持ロープcの弛み取り
のため補モータ3を巻上方向に切替4秒間リミ
ツトスイツチ13により操作する。
2 主モータ1も掴み80%で低ノツチに切替えバ
ケツトaは停止することなく巻上る。支持ロー
プcの弛み取りは地切後でも可能。
3 補モータ3は支持ロープc弛み取り後その電
源を開とし、補ブレーキ4は閉となる。
4 巻上停止;主モータ1巻上停止、主ブレーキ
2閉じる。
5 バケツト開き;支持ブレーキ5を閉じた後、
主モータ1を巻下方向に閉とし回転作動すると
共に、主ブレーキ2も開く。次に補ブレーキ4
を開く。主モータ1をバケツトが開方向に回転
させ、遊星歯車装置P内の第2太陽歯車18よ
り遊星歯車15は自転し中心の第1太陽歯車1
4に伝達し、第1太陽歯車14を介して補モー
タ3の軸は空転する。公転腕16は歯車を介し
支持ブレーキ5にて固定する。
(効果) 主モータで巻上下開閉を、又補モータで開閉沈
み弛み取りを行わせ、かつ公転腕を制動する支持
ブレーキを設けてバケツトを固定可能にした。
このような構成にしたので、 1 バケツト沈み及び支持ロープの弛み取りを解
決することができた。
2 補モータでの沈みは強制的に支持ロープを送
り出すので、途中より巻取り地切後でも支持ロ
ープの弛み取りを可能とした。
かくして従来に比し作業の安全及び時間の節約
が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る巻上開閉装置のブロツク
図。第2図はグラブバツト及びこれの支持ロープ
並びに巻上ロープを示す。第3図は遊星歯車装置
の詳細図。 図において;1……主モータ、2……主ブレー
キ、3……補モータ、4……補ブレーキ、5……
支持ブレーキ、6……軸、7,8……中空軸、9
……歯車、10……主ドラム、11……補ドラ
ム、12……歯車、13……リミツトスイツチ、
14……第1太陽歯車、15……遊星歯車、16
……公転腕、17……内歯歯車、18……第2太
陽歯車、a……グラブバケツト、b……支持ロー
プ、c……巻上ロープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遊星歯車装置Pの第2太陽歯車18に対し、主
    ブレーキ2付きの主モータ1の回転を伝達可能に
    連結し、又同じく遊星歯車装置Pの第1太陽歯車
    14を支持する中実軸7aに対し、補ブレーキ4
    付補モータ3の回転を伝達可能に支持ブレーキ5
    を介して連結し、遊星歯車装置Pの中空の出力軸
    8に歯車減速機構9,9aを介して連結された主
    ドラム10と、前記支持ブレーキ5と遊星歯車装
    置Pの第1太陽歯車14を結ぶ中空軸7から歯車
    減速機構12,12aを介して連結した補ドラム
    11とからなり、前記主モータ1で巻上・下開閉
    を、又補モータ3で開閉沈み弛み取りを行わせ、
    かつ支持ブレーキ5で公転腕16を制動してバケ
    ツトaを固定可能としたことを特徴とするボツク
    スウインチ式巻上開閉装置。
JP18909586U 1986-12-10 1986-12-10 Expired JPH0352797Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18909586U JPH0352797Y2 (ja) 1986-12-10 1986-12-10

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JP18909586U JPH0352797Y2 (ja) 1986-12-10 1986-12-10

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JPS6393384U JPS6393384U (ja) 1988-06-16
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