JPH0352788B2 - - Google Patents

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JPH0352788B2
JPH0352788B2 JP8496083A JP8496083A JPH0352788B2 JP H0352788 B2 JPH0352788 B2 JP H0352788B2 JP 8496083 A JP8496083 A JP 8496083A JP 8496083 A JP8496083 A JP 8496083A JP H0352788 B2 JPH0352788 B2 JP H0352788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coal
oil
ash content
flotation machine
deashing
Prior art date
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Expired
Application number
JP8496083A
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English (en)
Other versions
JPS59210996A (ja
Inventor
Akira Oosawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8496083A priority Critical patent/JPS59210996A/ja
Publication of JPS59210996A publication Critical patent/JPS59210996A/ja
Publication of JPH0352788B2 publication Critical patent/JPH0352788B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は脱灰された石炭−油スラリの製造方法
に関する。 石炭には灰分が含まれていて、ボイラで燃焼さ
せると、ボイラ効率の低下が生ずるため、できる
だけ灰分を燃焼前に除去しておくことが好まし
い。又石炭中の残灰分を各炭種毎に値をそろえる
ということは、炭種による発熱量、燃焼効率のば
らつきを最小にできるという効果がある。このよ
うな背景のもとに従来の脱灰プロセスが組み込ま
れた石炭・重量スラリ製造方法を第1図にしたが
つて説明する。 原炭30を原炭受入槽31に入れ定量供給機3
2により石炭破砕機33に供給する。石炭破砕機
33では約30〜50mmの原炭30を約30mm以下の細
炭34に破砕する。この細炭34はスクリーン3
5により、3mm以上の石炭37と3mmより小さい
石炭36に分別される。3mmより小さい石炭36
は細炭受入槽38に貯蔵される。3mm以上の石炭
37は再び原炭受入槽31にもどされる細炭受入
槽38に貯蔵された3mmより小さい石炭36は定
量供給機39により一定割合で微粉砕機(通常湿
式微粉砕機)40に供給され水43と混合されな
がら200メツシユパス70〜95%の如き微粉炭41
に微粉砕される。微粉炭41は、石炭−水スラリ
状(石炭濃度で約45〜55重量%)で微分炭貯槽4
2に受け入れられる。 そして微粉炭41は、後記する浮選機1の後の
脱水機2より分離された水14により約20〜30重
量%水分に濃度調整され条件槽4に起泡剤24、
捕収剤25とともに供給され、浮選機1に導入さ
れ、灰分の少い石炭(精炭11と、灰分の多い石
炭(テール)12に別けられる。灰分の多い石炭
(テール)12は排水処理設備へ送られ廃棄され
る。 灰分の少い石炭(精炭)11は、脱水機2によ
り約20重量%水分の石炭濃度迄、脱水され、脱水
機2より分離された水14は前記したように条件
槽4に供給される微粉炭41の濃度調整に再利用
される。ケーキ状の水分約20重量%の精炭13は
スラリ調整槽3で界面活性剤26と重油27で約
石炭/重油50重量%/50重量%の石炭・重油ス
ラリ15の最終石炭濃度に調整される。 以上が従来の脱灰プロセスが組み込まれた石
炭・重油スラリ製造方法である。ここで従来の脱
灰プロセスは、かなり粒度巾の広い微粉炭41を
同時に条件槽4で処理し浮選機1に送つている。
そして炭分回収率と脱灰率の関係は、第2図に示
すように、脱灰率を向上させようとすると炭分回
収率がさがる。したがつて灰分の少い石炭(精
炭)11の回収率が急に悪化するのがわかる。 第2図は、大同炭(粒度200メツシユパス80%)
を、条件槽滞留時間7分間後、フアーレンワルド
型浮選機中でPH6〜8、石炭濃度6〜8、捕集剤
としてケロシンを用い7分間の浮選を行つた結果
である。 このままでは、灰分の少い石炭(精炭)11が
少く、供給する原炭30の量を増やさねばなら
ず、灰分の多い石炭(テール)12が増え、排水
処理設定負荷が増加し、不具合である。 そこで本発明者は、石炭粒度分布の変動があつ
ても、精炭回収率、脱灰処理効率が効率よく保た
れるプロセスを開発すべく鋭意研究の結果、本発
明を完成するに到つた。 すなわち、本発明は石炭を石炭−油スラリに上
適する粒度に粉砕し、これを浮選機にかけて、浮
選された灰分の少い石炭と浮選機のテールより発
生する灰分の多い石炭とに分離し、それぞれを油
添造粒装置により脱灰処理した後、両者を一緒に
し、これに重油、界面活性剤を添加し撹拌混合す
ることを特徴とする脱灰石炭−油スラリの製造方
法に関するものである。 以下、本発明の具体的な一実施態様を第3図に
したがつて説明する。第3図には、第1図に関し
て説明した微粉炭貯槽42までの工程は同一であ
るので、省略してある。 すなわち微粉炭41は、水44により約20〜30
重量%に濃度調整され、条件槽4にて起泡剤2
4、補集剤25と充分撹拌混合され、浮選機1に
導入される。ここで灰分の少い石炭(精炭)11
と灰分の多い石炭(テール)12に別けられる。
灰分の多い石炭(テール)12は油添造装置53
に導入する。重油の如きバインダ27も同時に導
入する。 油添造粒装置53の具体例を第4図に示す。第
4図は浮選機1よりの灰分の多い石炭(テール)
12又は、浮選機1よりの灰分の少い石炭(精
炭)11に適用する場合を示している。すなわち
重油の如きバインダ27をバインダノズル54よ
り、又浮選機1よりの灰分の多い石炭(テール)
12又は灰分の少い石炭(精炭)11をノズル5
5より油添造粒装置53に導入し、電動機51に
より駆動される撹拌機52により撹拌される。灰
分の多い石炭(テール)12又は灰分の少い石炭
(精炭)11中の炭分と重油の如きバインダ27
が撹拌機52の撹拌作用により合体し、更に大き
な粒子へと成長していく。このとき灰分は重油の
如きバインダ27と合体しないので炭分とバイン
ダ27の合体した粒子と灰分は分離できる状態と
なつている。このような状態のスラリをノズル5
6よりライン20又は40を経てスクリーン45
又はスクリーン5にかけると炭分とバインダ27
の合体した粒子はスクリーン上部に、灰分は水分
と共にスクリーン下部に分離されて、ライン22
を経て排出され脱灰ができるわけである。 このような油添造粒装置53での運転データ例
を表1、表2に示す。 表1は、浮選機1よりの灰分の多い石炭(テー
ル)12を油添造粒した場合のデータであり、表
2は浮選機1よりの灰分の少い石炭(精炭)11
を油添造粒した場合のデータである。
【表】
【表】 表1の運転データからわかるように浮選機1よ
りの灰分の多い石炭(テール)12を油添造粒装
置53に導入することにより灰分の多い石炭(テ
ール)12中の炭分を高効率で回収することがで
きる。 重油添加率、炭分回収率等は炭種によつて異な
ることは、もちろんであるが、炭分が高効率で、
残灰分の少ない状態で回収できるという特徴は広
い炭種について言える。 このようにして回収された炭分(重油の如きバ
インダと炭分で造粒された状態)21は、石炭・
油スラリ製造槽3に送られる。 又表2の運転データは浮選機1よりの灰分の少
い石炭(精炭)11を油添造粒装置53に導入す
ることにより更に脱灰処理をした場合を示してい
る。この脱灰処理された石炭42も石炭・油スラ
リ製造槽3に送られる。石炭・油スラリ製造槽3
にて炭分21と脱灰処理された石炭42と、重油
27、アルキルナフタレンスルフオン酸ソーダの
如き界面活性剤26と撹拌、混合され石炭・油ス
ラリ15となる。 石炭・油スラリ製造槽3にて油添造粒装置53
よりの造粒された石炭21,41は解さいされて
石炭・油スラリ15が燃焼効率が良くなるように
考慮されている。 このようにして脱灰された、炭分回収率の高
い、巾広い炭種への適用が可能な石炭・油スラリ
が製造される。なお、石炭・油スラリ15中の石
炭濃度は約50%(重量)で重油27により調整さ
れる。 なお本発明方法は、浮選にかけないで直接粉砕
石を油添造粒にかける方法に比し炭分回収率が高
い状態のまゝでかなり高い脱灰率が期待できる効
果を有する。すなわち、油添造粒のみでは炭分回
収率は高いが余り高い脱灰率は得られない。例え
ば第2図に関するデータを採つた時の条件で浮選
を行いついで別々に油選造粒した時の本発明方法
によれば、炭分回収率99%、脱灰率77%であつた
が、同じ石炭を浮選にかけないで直接油添造粒料
した時の炭分回収率は99%、脱灰率は42%に過ぎ
なかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の脱灰プロセスが組み込まれた
石炭・油スラリ製造方法のフロー、第2図は浮選
機における脱灰率と炭分回収率の関係を示すグラ
フ、第3図は本発明の一実施態様のフロー、第4
図は本発明方法で行う油添造粒装置の概略図を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 石炭を石炭−油スラリに適する粒度に粉砕
    し、これを浮選機にかけて、浮選された灰分の少
    い石炭と浮選機のテールより発生する灰分の多い
    石炭とに分離し、それぞれを油添造粒装置により
    脱灰処理した後、両者を一緒にし、これに重油、
    界面活性剤を添加し撹拌混合することを特徴とす
    る脱灰石炭−油スラリの製造方法。
JP8496083A 1983-05-17 1983-05-17 脱灰石炭−油スラリの製造方法 Granted JPS59210996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8496083A JPS59210996A (ja) 1983-05-17 1983-05-17 脱灰石炭−油スラリの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8496083A JPS59210996A (ja) 1983-05-17 1983-05-17 脱灰石炭−油スラリの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59210996A JPS59210996A (ja) 1984-11-29
JPH0352788B2 true JPH0352788B2 (ja) 1991-08-13

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JP8496083A Granted JPS59210996A (ja) 1983-05-17 1983-05-17 脱灰石炭−油スラリの製造方法

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