JPH035256B2 - - Google Patents
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- JPH035256B2 JPH035256B2 JP59274431A JP27443184A JPH035256B2 JP H035256 B2 JPH035256 B2 JP H035256B2 JP 59274431 A JP59274431 A JP 59274431A JP 27443184 A JP27443184 A JP 27443184A JP H035256 B2 JPH035256 B2 JP H035256B2
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- Japan
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- slab
- continuous casting
- roll
- edge
- casting machine
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- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 17
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 9
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- 230000008023 solidification Effects 0.000 claims description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 12
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、偏平比3以上の鋼の連続鋳造法に関
するものである。
するものである。
[従来の技術]
近年、鋼の連続鋳造は、その技術と経済性への
信頼が高まり、適用鋼種が拡大されたことにより
普及されてきた。殊に、鋳造歩留りの向上、省資
源及び省エネルギー等の点において有利なことか
ら、鋼の連続鋳造比率は95%以上にも達しようと
している。
信頼が高まり、適用鋼種が拡大されたことにより
普及されてきた。殊に、鋳造歩留りの向上、省資
源及び省エネルギー等の点において有利なことか
ら、鋼の連続鋳造比率は95%以上にも達しようと
している。
更に生産性向上のために、また連続鋳造法の優
位性を発展拡大した製鋼−圧延の直結プロセス即
ち直接圧延へと進みつつある。
位性を発展拡大した製鋼−圧延の直結プロセス即
ち直接圧延へと進みつつある。
この場合、無欠陥鋳片でかつ安定した高温鋳片
を高速鋳造し供給することが要請されている。
を高速鋳造し供給することが要請されている。
即ち、鋳造スラブを熱片として圧延するかまた
は加熱炉に装入し、加熱炉の燃料原単位を削減す
る方法は従来から連続鋳造及び圧延間の技術とし
て広く知られている。
は加熱炉に装入し、加熱炉の燃料原単位を削減す
る方法は従来から連続鋳造及び圧延間の技術とし
て広く知られている。
この場合、問題となるのは、連続鋳造機を出た
熱片を圧延する際、スラブエツジ部が連続鋳造機
内で最初に凝固する部位であり、また連続鋳造機
内のスラブ最終凝固部より距離があるため復熱を
期待することが出来ない。その結果、スラブエツ
ジ部が連続鋳造機出側でスラブ中央に比較し第6
図に示す如く、温度差△Tは約200℃も低く、こ
の条件で直接圧延した場合、スラブエツジ部が低
温のため、組織が粗大となり、第8図に示す如
く、エツジ部温度が低温になるに従つて、粗大粒
の混入率(スラブエツジ部の面積率)が増加し、
材質上伸び悪化が生ずる。
熱片を圧延する際、スラブエツジ部が連続鋳造機
内で最初に凝固する部位であり、また連続鋳造機
内のスラブ最終凝固部より距離があるため復熱を
期待することが出来ない。その結果、スラブエツ
ジ部が連続鋳造機出側でスラブ中央に比較し第6
図に示す如く、温度差△Tは約200℃も低く、こ
の条件で直接圧延した場合、スラブエツジ部が低
温のため、組織が粗大となり、第8図に示す如
く、エツジ部温度が低温になるに従つて、粗大粒
の混入率(スラブエツジ部の面積率)が増加し、
材質上伸び悪化が生ずる。
[発明が解決しようとする課題]
以上のため、従来は連続鋳造機の排出端のプロ
フイルを変更するか、エツジ部を再加熱するかの
方法を行つていた。しかしながら高速連続鋳造−
圧延の直接圧延した場合、品質の安定化に当つて
障害となり、この問題の解決が要望されていた。
フイルを変更するか、エツジ部を再加熱するかの
方法を行つていた。しかしながら高速連続鋳造−
圧延の直接圧延した場合、品質の安定化に当つて
障害となり、この問題の解決が要望されていた。
本発明は、連続鋳造法におけるスラブ鋳片のエ
ツジ部温度とスラブ巾中央部との温度差△Tを少
なくし、エツジ部温度を上昇せしめ、直接圧延し
た際、スラブ(コイル)エツジ部の粗大粒の混入
率を少なくし良質な製品を製造するための連続鋳
造法を提供することを目的とする。
ツジ部温度とスラブ巾中央部との温度差△Tを少
なくし、エツジ部温度を上昇せしめ、直接圧延し
た際、スラブ(コイル)エツジ部の粗大粒の混入
率を少なくし良質な製品を製造するための連続鋳
造法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明は、スラブの連続鋳造法においては、モ
ールド直下以後、一般にロール(ガイドロールま
たはエプロンロール)でスラブは冷却支持案内さ
れる。これら連続鋳造用ロールとしては、一般に
ロール軸にスパイラルの水冷溝を切つたものに外
面表が平面的なスリーブを被包嵌合せしめて両者
が一体化したもの、または、ロール軸の軸心に水
冷溝を貫通形成し、これに外面表が平面的なスリ
ーブを被包嵌合せしめて両者が一体化したもの等
が使用されている。
ールド直下以後、一般にロール(ガイドロールま
たはエプロンロール)でスラブは冷却支持案内さ
れる。これら連続鋳造用ロールとしては、一般に
ロール軸にスパイラルの水冷溝を切つたものに外
面表が平面的なスリーブを被包嵌合せしめて両者
が一体化したもの、または、ロール軸の軸心に水
冷溝を貫通形成し、これに外面表が平面的なスリ
ーブを被包嵌合せしめて両者が一体化したもの等
が使用されている。
本発明者は、上記モールド直下以後の冷却支持
案内のロールの抜熱機構を究明し本発明に至つた
ものである。
案内のロールの抜熱機構を究明し本発明に至つた
ものである。
本発明は、偏平比3以上のスラブを鋳造後熱片
のまま圧延の加熱炉へ装入及び直接圧延する際、
スラブのエツジ部の温度を確保する為に連続鋳造
機のロールへの抜熱を減少せしめ鋳造することに
より本発明の目的を達成するものである。
のまま圧延の加熱炉へ装入及び直接圧延する際、
スラブのエツジ部の温度を確保する為に連続鋳造
機のロールへの抜熱を減少せしめ鋳造することに
より本発明の目的を達成するものである。
即ち、本発明は偏平比3以上の鋼を連続鋳造す
るに当り、連続鋳造機内のモールド直下より排出
側までの間において、モールド直下以降で、鋳片
を厚み方向にバルジングさせても、歪量の合計が
鋳片の表面あるいは内部に割れを生じさせない限
界値以内に収まるような連続鋳造機内の範囲にお
いて、上ロールと下ロールとの間隔を徐々に広
げ、後に該鋳造機排出側直前までに前記上ロール
と下ロールの間隔を狭めるような山型パターンに
バルジング量を調節し、鋳片の凝固終了点を前記
パターンの挾める部分に収まるように鋳造し、前
記バルジング量調節中は鋳片のエツジ部にはロー
ルが接触しない間隔にすることにより、スラブエ
ツジ部とスラブ巾中央部との間の温度差を少なく
することを特徴とする連続鋳造法である。
るに当り、連続鋳造機内のモールド直下より排出
側までの間において、モールド直下以降で、鋳片
を厚み方向にバルジングさせても、歪量の合計が
鋳片の表面あるいは内部に割れを生じさせない限
界値以内に収まるような連続鋳造機内の範囲にお
いて、上ロールと下ロールとの間隔を徐々に広
げ、後に該鋳造機排出側直前までに前記上ロール
と下ロールの間隔を狭めるような山型パターンに
バルジング量を調節し、鋳片の凝固終了点を前記
パターンの挾める部分に収まるように鋳造し、前
記バルジング量調節中は鋳片のエツジ部にはロー
ルが接触しない間隔にすることにより、スラブエ
ツジ部とスラブ巾中央部との間の温度差を少なく
することを特徴とする連続鋳造法である。
[作用]
第1図に連続鋳造機のプロフイルを示す。第1
図において、1はモールド、2はスラブ、3はロ
ールであり、取鍋の溶鋼はタンデイツシユを介し
てモールド1に注入され、モールド出側Aより熱
片スラブ2はロール3群により冷却支持され連続
鋳造排出側Bに案内される。斯る連続鋳造機の機
長方向における鋳造中のロール間隔(上ロール3
aと下ロール3bとの間隔)は第2図における
()にて示す如くなる。
図において、1はモールド、2はスラブ、3はロ
ールであり、取鍋の溶鋼はタンデイツシユを介し
てモールド1に注入され、モールド出側Aより熱
片スラブ2はロール3群により冷却支持され連続
鋳造排出側Bに案内される。斯る連続鋳造機の機
長方向における鋳造中のロール間隔(上ロール3
aと下ロール3bとの間隔)は第2図における
()にて示す如くなる。
即ち、従来法における熱片スラブ2は、連続鋳
造機内をロール3にて冷却支持案内されながら、
ロール間のスプレーの併用により1次ならびに2
次冷却を受け冷却凝固され、それに伴つてロール
3aと3b間の間隔は第2図()に示す如く調
節し縮まつてゆく。なおロール間隔の調節は、固
定軸に軸支された3bと、可動軸に軸支された3
aを例えば油圧等によつて上ロール3aを調節す
ることにより行う。この場合のロール3aと3b
間のスラブ状態は第4図示す如くなるが、この場
合連続鋳造排出側B点においてスラブエツジ部2
c部分とスラブ巾中央部2dとの間の温度差△T
は、第6図の黒丸の線(従来法)にて示す如く
200℃となり、第8図に示す如く、圧延にかけた
場合エツジ部温度が低下する程粗大粒の混入率が
増加し、伸びの悪化を生ずる。
造機内をロール3にて冷却支持案内されながら、
ロール間のスプレーの併用により1次ならびに2
次冷却を受け冷却凝固され、それに伴つてロール
3aと3b間の間隔は第2図()に示す如く調
節し縮まつてゆく。なおロール間隔の調節は、固
定軸に軸支された3bと、可動軸に軸支された3
aを例えば油圧等によつて上ロール3aを調節す
ることにより行う。この場合のロール3aと3b
間のスラブ状態は第4図示す如くなるが、この場
合連続鋳造排出側B点においてスラブエツジ部2
c部分とスラブ巾中央部2dとの間の温度差△T
は、第6図の黒丸の線(従来法)にて示す如く
200℃となり、第8図に示す如く、圧延にかけた
場合エツジ部温度が低下する程粗大粒の混入率が
増加し、伸びの悪化を生ずる。
本発明は偏平比3以上の鋼を連続鋳造するに当
り、連続鋳造機内例えば第1図並びに第2図に示
すモールド直下のA点および排出側B点迄の間に
おいて、モールド直下以降で、鋳片を厚み方向に
バルジングさせても、歪量の合計が鋳片の表面あ
るいは内部に割れを生じさせない限界値以内に収
まるような連続鋳造機内の範囲において、上ロー
ル3aと下ロール3bとの間隔を徐々に広げ、第
5に示す如くスラブエツジ部2cとロール3a及
び3bとの間に間隙を生ぜしめ、スラブエツジ部
2cを上ロール3aおよび下ロール3bと接触し
ないようにし、その後に狭めるような山形パター
ンにバルジング量を調節し、鋳片の凝固終了点を
前記パターンの挾める部分Dに収まるように鋳造
し、バルジング量調節中は鋳片のエツジ部2cに
はロール3が接触しない間隔にすることにより、
スラブエツジ部とスラブ巾中央部との間の温度差
を少なくするように鋳造するものである。
り、連続鋳造機内例えば第1図並びに第2図に示
すモールド直下のA点および排出側B点迄の間に
おいて、モールド直下以降で、鋳片を厚み方向に
バルジングさせても、歪量の合計が鋳片の表面あ
るいは内部に割れを生じさせない限界値以内に収
まるような連続鋳造機内の範囲において、上ロー
ル3aと下ロール3bとの間隔を徐々に広げ、第
5に示す如くスラブエツジ部2cとロール3a及
び3bとの間に間隙を生ぜしめ、スラブエツジ部
2cを上ロール3aおよび下ロール3bと接触し
ないようにし、その後に狭めるような山形パター
ンにバルジング量を調節し、鋳片の凝固終了点を
前記パターンの挾める部分Dに収まるように鋳造
し、バルジング量調節中は鋳片のエツジ部2cに
はロール3が接触しない間隔にすることにより、
スラブエツジ部とスラブ巾中央部との間の温度差
を少なくするように鋳造するものである。
本発明に当たつて、ロール間ピツチは通常のス
ラブ連続鋳造機のロール間ピツチであれば適用可
能であり、ロール間隔の設定は、引抜抵抗を考慮
して、鋳造速度が低速の時にはバルジング量を少
なく、鋳造速度が高速の時にはバルジング量を多
くするようにすればよい。
ラブ連続鋳造機のロール間ピツチであれば適用可
能であり、ロール間隔の設定は、引抜抵抗を考慮
して、鋳造速度が低速の時にはバルジング量を少
なく、鋳造速度が高速の時にはバルジング量を多
くするようにすればよい。
第3図に高速鋳造用(1.6〜2.5m/分)及び低
速鋳造用(1.4〜1.6m/分)におけるロール間隔
の設定パターンの例を示す。
速鋳造用(1.4〜1.6m/分)におけるロール間隔
の設定パターンの例を示す。
即ち、本発明はスラブエツジ部2cをロール3
aおよび下ロール3bと接触せしめないようにす
ることにより、ロールへの抜熱を防止することを
可能とし、連続鋳造機の排出側B点においてスラ
ブエツジ部2cとスラブ巾中央部2d間の温度差
△Tを減少せしめ、スラブエツジ部2cの温度を
従来法より約40℃上昇せしめるものである。
aおよび下ロール3bと接触せしめないようにす
ることにより、ロールへの抜熱を防止することを
可能とし、連続鋳造機の排出側B点においてスラ
ブエツジ部2cとスラブ巾中央部2d間の温度差
△Tを減少せしめ、スラブエツジ部2cの温度を
従来法より約40℃上昇せしめるものである。
その結果、直接圧延においてホツト圧延後のス
ラブ(コイル)巾中央部2dとエツジ部2cの温
度を第7図に示す如く、従来法に比して約10〜15
℃少なくすることが出来た。この結果、エツジ部
過冷による粗大粒発生率を減少せしめ得て圧延品
の品質向上を可能としたものである。
ラブ(コイル)巾中央部2dとエツジ部2cの温
度を第7図に示す如く、従来法に比して約10〜15
℃少なくすることが出来た。この結果、エツジ部
過冷による粗大粒発生率を減少せしめ得て圧延品
の品質向上を可能としたものである。
[実施例]
第1図に示す連続鋳造機において、巾750〜
1600mm、連続鋳造機排出端での厚みがスラブ巾中
央部で225〜226mm、エツジ部で222〜223mm(偏平
比:3以上)となるようなスラブを鋳造速度1〜
2.5m/分の連鋳条件にて連続鋳造を行う。
1600mm、連続鋳造機排出端での厚みがスラブ巾中
央部で225〜226mm、エツジ部で222〜223mm(偏平
比:3以上)となるようなスラブを鋳造速度1〜
2.5m/分の連鋳条件にて連続鋳造を行う。
この場合ロール間隔を第2図の()パターン
に示すように、ロール間隔228mmに対しバルジン
グ量を2.0〜4.7mm/分に調節し、スラブエツジ部
2cを第5図に示す如くロール3a及び3bと接
触せしめないように鋳造を行つた。
に示すように、ロール間隔228mmに対しバルジン
グ量を2.0〜4.7mm/分に調節し、スラブエツジ部
2cを第5図に示す如くロール3a及び3bと接
触せしめないように鋳造を行つた。
その結果、連続鋳造機排出側Bにおける、スラ
ブエツジ部2cとスラブ巾中央部2dとの温度差
△Tは第6図に示す如く、100〜120℃となり、従
来法に比べて格段と温度差が少なくなることが確
認することが出来た。
ブエツジ部2cとスラブ巾中央部2dとの温度差
△Tは第6図に示す如く、100〜120℃となり、従
来法に比べて格段と温度差が少なくなることが確
認することが出来た。
またこのスラブをホツト圧延にかけた場合のス
ラブ(コイル)巾中央部とエツジ部との温度差は
第7図に示す如くなり、エツジ部温度は従来法と
比較し15℃の上昇となり、その結果、圧延後にお
けるエツジ部の粗大粒の比率も低下ぞし材質上の
問題が全くなくなつた。
ラブ(コイル)巾中央部とエツジ部との温度差は
第7図に示す如くなり、エツジ部温度は従来法と
比較し15℃の上昇となり、その結果、圧延後にお
けるエツジ部の粗大粒の比率も低下ぞし材質上の
問題が全くなくなつた。
更に、ロールへの抜熱防止を図り得た結果、燃
料原単位も30〜40%低減することが可能となつ
た。
料原単位も30〜40%低減することが可能となつ
た。
[発明の効果]
本発明の連続鋳造法によれば、従来法における
スラブエツジ部の過冷によるスラブエツジ部とス
ラブ巾中央部の温度差を縮め温度上昇を図り得る
ため、直接圧延における圧延後のエツジ部におけ
る粗大粒の比率を低下せしめ材質上の問題の無い
製品を圧延することが出来た。
スラブエツジ部の過冷によるスラブエツジ部とス
ラブ巾中央部の温度差を縮め温度上昇を図り得る
ため、直接圧延における圧延後のエツジ部におけ
る粗大粒の比率を低下せしめ材質上の問題の無い
製品を圧延することが出来た。
本発明の方法は、直接圧延の製造の能率良く、
かつ燃料原単位を低減する有用な連続鋳造法であ
る。
かつ燃料原単位を低減する有用な連続鋳造法であ
る。
第1図は連続鋳造機の模式図、第2図は連続鋳
造機の機長方向におけるロール間隔を示す説明
図、第3図は高速及び低速鋳造におけるロール間
隔の設定パターンの説明図、第4図及び第5図は
夫々従来法並に本発明法におけるロール間のスラ
ブ状態を示す説明図、第6図は従来法及び本発明
法におけるスラブ巾方向の温度分布図、第7図は
従来法及び本発明法におけるホツト圧延後のスラ
ブ巾中央部とエツジ部との温度差比較図、第8図
は従来法におけるスラブエツジ部温度と粗大粒混
入率との関係を示す説明図。 図において、1……モールド、2……スラブ、
2c……スラブエツジ部、2d……スラブ巾中央
部、3……ロール、3a……上ロール、3b……
下ロール、A……モールド出側、B……連続鋳造
機排出側、C……ロール間隔拡大点。なお図面中
同一符号は同一または同じ機能を示すものであ
る。
造機の機長方向におけるロール間隔を示す説明
図、第3図は高速及び低速鋳造におけるロール間
隔の設定パターンの説明図、第4図及び第5図は
夫々従来法並に本発明法におけるロール間のスラ
ブ状態を示す説明図、第6図は従来法及び本発明
法におけるスラブ巾方向の温度分布図、第7図は
従来法及び本発明法におけるホツト圧延後のスラ
ブ巾中央部とエツジ部との温度差比較図、第8図
は従来法におけるスラブエツジ部温度と粗大粒混
入率との関係を示す説明図。 図において、1……モールド、2……スラブ、
2c……スラブエツジ部、2d……スラブ巾中央
部、3……ロール、3a……上ロール、3b……
下ロール、A……モールド出側、B……連続鋳造
機排出側、C……ロール間隔拡大点。なお図面中
同一符号は同一または同じ機能を示すものであ
る。
Claims (1)
- 1 偏平比3以上の鋼を連続鋳造するに当り、連
続鋳造機内のモールド直下より排出側までの間に
おいて、モールド直下以降で、鋳片を厚み方向に
バルジングさせても、歪量の合計が鋳片の表面あ
るいは内部に割れを生じさせない限界値以内に収
まるような連続鋳造機内の範囲において、上ロー
ルと下ロールとの間隔を徐々に広げ、後に該鋳造
機排出側直前までに前記上ロールと下ロールの間
隔を挾めるような山型パターンにバルジング量を
調節し、鋳片の凝固終了点を前記パターンの挾め
る部分に収まるように鋳造し、前記バルジング量
調節中は鋳片のエツジ部にはロールが接触しない
間隔にすることにより、スラブエツジ部とスラブ
巾中央部との間の温度差を少なくすることを特徴
とする連続鋳造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27443184A JPS61154750A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 連続鋳造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27443184A JPS61154750A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 連続鋳造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61154750A JPS61154750A (ja) | 1986-07-14 |
JPH035256B2 true JPH035256B2 (ja) | 1991-01-25 |
Family
ID=17541577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27443184A Granted JPS61154750A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 連続鋳造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61154750A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230130A (en) * | 1975-09-03 | 1977-03-07 | Hitachi Ltd | Store control system of multihierarchy memory |
JPS5490019A (en) * | 1977-12-28 | 1979-07-17 | Sumitomo Metal Ind | Continuous casting apparatus |
JPS5815756A (ja) * | 1981-07-21 | 1983-01-29 | Nippon Denso Co Ltd | 燃料タンクの配管取り出し構造 |
JPS6021150A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-02 | Nippon Steel Corp | 高品質鋳片の製造法 |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP27443184A patent/JPS61154750A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230130A (en) * | 1975-09-03 | 1977-03-07 | Hitachi Ltd | Store control system of multihierarchy memory |
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JPS5815756A (ja) * | 1981-07-21 | 1983-01-29 | Nippon Denso Co Ltd | 燃料タンクの配管取り出し構造 |
JPS6021150A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-02 | Nippon Steel Corp | 高品質鋳片の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61154750A (ja) | 1986-07-14 |
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