JPH0352323B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0352323B2 JPH0352323B2 JP58234828A JP23482883A JPH0352323B2 JP H0352323 B2 JPH0352323 B2 JP H0352323B2 JP 58234828 A JP58234828 A JP 58234828A JP 23482883 A JP23482883 A JP 23482883A JP H0352323 B2 JPH0352323 B2 JP H0352323B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- skin material
- integrally
- density layer
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 23
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 21
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 15
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 15
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 11
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 4
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 3
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 3
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- 239000011550 stock solution Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010097 foam moulding Methods 0.000 description 1
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 238000007666 vacuum forming Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、織物或いは編物などの布地を表皮材
として発泡樹脂でクツシヨン体を一体成形とする
ところの一体発泡成形品の製造方法に関するもの
である。
として発泡樹脂でクツシヨン体を一体成形とする
ところの一体発泡成形品の製造方法に関するもの
である。
背景技術
従来、例えばヘツドレストレイントを製造する
に表皮材として織物或いは編物などの布地を用い
しかもその表皮材に発泡樹脂でクツシヨン体を一
体成形するときは、発泡樹脂の表皮への浸み出し
或いは含浸を防止するべく、布地の裏面にフイル
ムや独立気泡(非通気性)の弾性シートをラミネ
ートし、その複層化素材を所望の立体形状に成形
した後に型内でウレタン原液等を注入して発泡す
ることによりクツシヨン体を表皮材と一体にする
ことが行われている。然し、このヘツドレストレ
イント等の一体発泡成形品で布地の裏面にラミネ
ートするフイルムや独立気泡の弾性シートが非通
気性材料であるため、通気性が損なわれて柔軟性
に欠けまた表面の風合に劣る欠点がある。
に表皮材として織物或いは編物などの布地を用い
しかもその表皮材に発泡樹脂でクツシヨン体を一
体成形するときは、発泡樹脂の表皮への浸み出し
或いは含浸を防止するべく、布地の裏面にフイル
ムや独立気泡(非通気性)の弾性シートをラミネ
ートし、その複層化素材を所望の立体形状に成形
した後に型内でウレタン原液等を注入して発泡す
ることによりクツシヨン体を表皮材と一体にする
ことが行われている。然し、このヘツドレストレ
イント等の一体発泡成形品で布地の裏面にラミネ
ートするフイルムや独立気泡の弾性シートが非通
気性材料であるため、通気性が損なわれて柔軟性
に欠けまた表面の風合に劣る欠点がある。
発明の開示
本発明は、織物或いは編物などの布地に発泡樹
脂を浸透することなくしかも通気性を損なわずに
クツシヨン体を一体成形できる一体発泡成形品の
製造方法を提供すること、を目的とする。
脂を浸透することなくしかも通気性を損なわずに
クツシヨン体を一体成形できる一体発泡成形品の
製造方法を提供すること、を目的とする。
即ち、本発明に係る一体発泡成形品の製造方法
においては、織物或いは編物等の布地を用いた表
皮材の裏面に熱的に塑性変形する連続気泡性シー
トを接合し、その接合したシートの他面側を熱的
に塑性変形することにより気泡を圧縮した高密度
層に形成し、この高密度層側に発泡樹脂でクツシ
ヨン体を一体的に発泡成形するようにされてい
る。
においては、織物或いは編物等の布地を用いた表
皮材の裏面に熱的に塑性変形する連続気泡性シー
トを接合し、その接合したシートの他面側を熱的
に塑性変形することにより気泡を圧縮した高密度
層に形成し、この高密度層側に発泡樹脂でクツシ
ヨン体を一体的に発泡成形するようにされてい
る。
実施例
以下図面を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
る。
この方法は、表皮材1として織物或いは編物な
どの布地を用い、その裏面側にウレタン原液等の
発泡樹脂でクツシヨン体2を一体成形することに
より、ヘツドレストレイント、その他の立体形状
を有するものを製造するに適用することができ
る。
どの布地を用い、その裏面側にウレタン原液等の
発泡樹脂でクツシヨン体2を一体成形することに
より、ヘツドレストレイント、その他の立体形状
を有するものを製造するに適用することができ
る。
表皮材1には、まず裏面側に連続気泡性シート
3を接合する。そのシート3としては熱的に塑性
変形可能な軟質ウレタンシートや塩ビ発泡シート
等の樹脂シートを用い、表皮材1の裏面に接着剤
で貼り合せて接合することができる。次に、複層
化素材には連続気泡性シート3の片面側に塑性変
形をする熱処理を加える。その熱処理は、立体形
状をモールド成形しなければならない成形品を製
造する場合には凹状の熱モールドMと押え型Pと
で押え(第2図参照)または割り型m1,m2内で
ラバーバツクBを膨張する(第3図参照)手段を
適用することができる。これら手段では、熱モー
ルドMまたは割り型m1,m2を加熱状態下で連続
気泡性シート3の接合地面側を各型面に圧接する
ことにより、複層化素材を立体形状に成形すると
同時に連続気泡性シート3の片面に加熱処理を加
えることができる。また、これら手段では表皮材
1として用いる織物或いは編物等の起毛を潰すこ
ともなくて好ましい。これに対し、形状を熱モー
ルドで付形する必要がないものでは連続気泡性シ
ート3が接する側を熱ロールとたピンチロールを
適用し、そのロールで圧縮しながら厚さ方向の一
部を塑性変形することができる。また、狭域に加
熱処理を施せば足りるものでは熱アイロンを用い
ることもできる。この加熱処理では連続気泡性シ
ート3の片面に塑性変形で高密度層4を形成する
ようになり、その高密度層4は気泡を圧縮するこ
とによりある程度の通気性を保持するが後述する
ウレタン原液等の発泡樹脂を染み出させない程度
の緻密な層として形成することができる。この高
密度層4は複層化素材を立体形状に成形するとき
に内面側に位置させるようにする。例えば、熱モ
ールドMと押え型Pとで加熱処理した場合は熱モ
ールドMと接触した側を内面にして複層化素材を
発泡モールドm3,m4内に配置し、またラバーバ
ツクBで膨張成形した場合は表皮材1を表側にす
るよう反転して発泡モールド内に収容すればよ
い。これら以外に、真空成形、高周波ウエルダ、
超音波ウエルダ或いはミシン等で複層化素材を立
体形状にする場合でも高密度層4を内面側に位置
するよう形成する。その内面側にはウレタン原液
等の発泡樹脂を注入して低圧発泡すると、発泡樹
脂によるクツシヨン体2と表皮材1とを一体にし
たヘツドレストレイント等を製造することができ
る。
3を接合する。そのシート3としては熱的に塑性
変形可能な軟質ウレタンシートや塩ビ発泡シート
等の樹脂シートを用い、表皮材1の裏面に接着剤
で貼り合せて接合することができる。次に、複層
化素材には連続気泡性シート3の片面側に塑性変
形をする熱処理を加える。その熱処理は、立体形
状をモールド成形しなければならない成形品を製
造する場合には凹状の熱モールドMと押え型Pと
で押え(第2図参照)または割り型m1,m2内で
ラバーバツクBを膨張する(第3図参照)手段を
適用することができる。これら手段では、熱モー
ルドMまたは割り型m1,m2を加熱状態下で連続
気泡性シート3の接合地面側を各型面に圧接する
ことにより、複層化素材を立体形状に成形すると
同時に連続気泡性シート3の片面に加熱処理を加
えることができる。また、これら手段では表皮材
1として用いる織物或いは編物等の起毛を潰すこ
ともなくて好ましい。これに対し、形状を熱モー
ルドで付形する必要がないものでは連続気泡性シ
ート3が接する側を熱ロールとたピンチロールを
適用し、そのロールで圧縮しながら厚さ方向の一
部を塑性変形することができる。また、狭域に加
熱処理を施せば足りるものでは熱アイロンを用い
ることもできる。この加熱処理では連続気泡性シ
ート3の片面に塑性変形で高密度層4を形成する
ようになり、その高密度層4は気泡を圧縮するこ
とによりある程度の通気性を保持するが後述する
ウレタン原液等の発泡樹脂を染み出させない程度
の緻密な層として形成することができる。この高
密度層4は複層化素材を立体形状に成形するとき
に内面側に位置させるようにする。例えば、熱モ
ールドMと押え型Pとで加熱処理した場合は熱モ
ールドMと接触した側を内面にして複層化素材を
発泡モールドm3,m4内に配置し、またラバーバ
ツクBで膨張成形した場合は表皮材1を表側にす
るよう反転して発泡モールド内に収容すればよ
い。これら以外に、真空成形、高周波ウエルダ、
超音波ウエルダ或いはミシン等で複層化素材を立
体形状にする場合でも高密度層4を内面側に位置
するよう形成する。その内面側にはウレタン原液
等の発泡樹脂を注入して低圧発泡すると、発泡樹
脂によるクツシヨン体2と表皮材1とを一体にし
たヘツドレストレイント等を製造することができ
る。
このようにして得た一体発泡成形品では、発泡
樹脂が高密度層4より外側に染み出さないため表
皮材1の外観が損なわれることがなく、また高密
度層4の表層側に若干の発泡樹脂が浸透して硬化
するからクツシヨン体2と連続気泡性シート3と
が一体的になり、しかも連続気泡性シート3が通
気性を保持しているため柔軟でクツシヨン性の良
好なまた表面風合の優れた製品となる。
樹脂が高密度層4より外側に染み出さないため表
皮材1の外観が損なわれることがなく、また高密
度層4の表層側に若干の発泡樹脂が浸透して硬化
するからクツシヨン体2と連続気泡性シート3と
が一体的になり、しかも連続気泡性シート3が通
気性を保持しているため柔軟でクツシヨン性の良
好なまた表面風合の優れた製品となる。
なお、上述した実施例では表皮材1と連続気泡
性シート3とを接合した後に高密度層4を形成し
たが、これを連続気泡性シート3の接合前に予め
設けるようにすることができる。また、クツシヨ
ン体2の発泡成形時にヘツドレストレイン等を製
造する場合にはステーや芯金を発泡樹脂内に挿置
して一体装着するようにできる。
性シート3とを接合した後に高密度層4を形成し
たが、これを連続気泡性シート3の接合前に予め
設けるようにすることができる。また、クツシヨ
ン体2の発泡成形時にヘツドレストレイン等を製
造する場合にはステーや芯金を発泡樹脂内に挿置
して一体装着するようにできる。
発明の効果
以上の如く、本発明に係る一体発泡成形品の製
造方法に依れば、織物或いは編物等の布地を表皮
材として用いても発泡樹脂が染み出さずに外観を
損なうことなくしかも布地の風合を生して外観の
良好な製品を製造できるものであり、しかも通気
性を保持するためクツシヨン性の極めて良好な製
品を得ることができる。
造方法に依れば、織物或いは編物等の布地を表皮
材として用いても発泡樹脂が染み出さずに外観を
損なうことなくしかも布地の風合を生して外観の
良好な製品を製造できるものであり、しかも通気
性を保持するためクツシヨン性の極めて良好な製
品を得ることができる。
第1図は本発明に係る方法で得た一体発泡成形
品の一部拡大側断面図、第2〜4図は本発明に係
る一体発泡成形品の製造工程を示す説明図であ
る。 1:表皮材、2:クツシヨン体、3:連続気泡
性シート、4:高密度層。
品の一部拡大側断面図、第2〜4図は本発明に係
る一体発泡成形品の製造工程を示す説明図であ
る。 1:表皮材、2:クツシヨン体、3:連続気泡
性シート、4:高密度層。
Claims (1)
- 1 織物或いは編物などの布地を表皮材とし、そ
の裏面に熱的に塑性変形する連続気泡性シートを
接合し、その接合したシートの他面側を熱的に塑
性変形することにより気泡を圧縮した高密度層に
形成し、この高密度層側に発泡樹脂でクツシヨン
体を一体成形するようにしたことを特徴とする一
体発泡成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58234828A JPS60127116A (ja) | 1983-12-13 | 1983-12-13 | 一体発泡成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58234828A JPS60127116A (ja) | 1983-12-13 | 1983-12-13 | 一体発泡成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60127116A JPS60127116A (ja) | 1985-07-06 |
JPH0352323B2 true JPH0352323B2 (ja) | 1991-08-09 |
Family
ID=16977015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58234828A Granted JPS60127116A (ja) | 1983-12-13 | 1983-12-13 | 一体発泡成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60127116A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0520495Y2 (ja) * | 1987-12-25 | 1993-05-27 | ||
JPH04102274U (ja) * | 1991-02-14 | 1992-09-03 | 梅重 佐伯 | ポケツトテイツシユ収納箱 |
DE69123057T2 (de) * | 1991-08-27 | 1997-03-06 | Namba Press Kogyo Kk | Oberflächenstoff rückseitig mit latexschaum beschichtet und dessen verwendung an einem eingebauten produkt |
JP5186279B2 (ja) * | 2008-05-14 | 2013-04-17 | 難波プレス工業株式会社 | 車両シートに備える発泡成形品およびその製造方法 |
JP6036026B2 (ja) * | 2012-09-04 | 2016-11-30 | 東海化成工業株式会社 | 車両内装品の製造方法 |
CN108698267B (zh) * | 2016-02-17 | 2021-02-26 | 井上株式会社 | 表皮一体发泡制品及其生产方法 |
-
1983
- 1983-12-13 JP JP58234828A patent/JPS60127116A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60127116A (ja) | 1985-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3932252A (en) | Process for the manufacture of composite foam and fabric articles | |
US4867826A (en) | Method for making laminated foam articles | |
US5053271A (en) | Skin covered foamed plastic article | |
CN109963706B (zh) | 层叠成形体及其制造方法 | |
US4547920A (en) | Process for developing porosity in air impervious film and articles produced by the process | |
US5490890A (en) | Method for making embossed laminated foam articles | |
JP2003516258A (ja) | 車両内装要素および車両内装要素を製造する工程 | |
JP6036026B2 (ja) | 車両内装品の製造方法 | |
JPH0352323B2 (ja) | ||
CA2074425C (en) | Multi-layered sheet | |
JPS6345286B2 (ja) | ||
JP3318460B2 (ja) | 積層成形品の製造方法 | |
JPH01275020A (ja) | 積層内装材の製造方法 | |
JPH0751329B2 (ja) | 座席体の製造方法 | |
JPH0374891B2 (ja) | ||
JPS6251748B2 (ja) | ||
JP2843616B2 (ja) | クッション製品およびその製造方法 | |
JPH0688267B2 (ja) | 自動車用内装部品の製造方法 | |
JPS621816B2 (ja) | ||
JPS6117654B2 (ja) | ||
JP2833316B2 (ja) | 複合体及びその製造方法 | |
JP3444932B2 (ja) | シートの製造方法 | |
JPH05261819A (ja) | 表皮と基材を有する内装部材の製造方法 | |
JPS61169223A (ja) | 内装材の製造方法 | |
JPS58205739A (ja) | 表面に凹凸模様を付形した表皮付きクツシヨン材の製造方法 |