JPH0352145Y2 - - Google Patents

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JPH0352145Y2
JPH0352145Y2 JP10513485U JP10513485U JPH0352145Y2 JP H0352145 Y2 JPH0352145 Y2 JP H0352145Y2 JP 10513485 U JP10513485 U JP 10513485U JP 10513485 U JP10513485 U JP 10513485U JP H0352145 Y2 JPH0352145 Y2 JP H0352145Y2
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sorting
grains
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は例えば籾を玄米と籾殻に分離する籾摺
機と、其の玄米と此れに含まれる籾を分離する揺
動選別機と、其の玄米を整粒と未熟粒に分離する
粒選機とを備え、籾殻並びに未熟粒(くず米)を
分離して連続的に仕上げ玄米を取出す装置に関す
る。
「従来の技術」 従来、特公昭48−33058号公報などに示す如く、
未熟粒を落下させる網目幅を変化させ、大中小粒
に分けて玄米を取出す技術があつた。
「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、玄米の粒形に応じて網目の大
きさを変化させていたが、実際の調節は1ミリメ
ートル以下の寸法精度で行われるから、微少な範
囲での調節操作を必要とし、取扱い操作の簡略化
並びに選粒効率の向上などを容易に図り得ない問
題があつた。
そこで、異なる大きさの網目を有する複数の米
選網を用意し、作業前に玄米の大きさを確認して
この大きさに応じて米選網を交換していたが、玄
米の平均的な大きさを容易に確認し得ないと共
に、能率向上のため米選網を大型にすることによ
り、米選網の脱着交換を簡単に行うことができな
い等の不具合があつた。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、籾を分離する選別機の玄米
排出口にバイパスを設け、玄米の粒形の大小を判
別して最も多い玄米の粒形を検出する粒形センサ
に前記バイパスを連通させると共に、異なる大き
さの網目を有する複数の米選網を並設させ、前記
粒形センサ出力に基づいて最も多い粒形の玄米に
対応した網目を有する米選網に前記玄米排出口を
自動的に連通制御すべく構成したものである。
「作 用」 従つて、玄米の大きさに応じて自動的に米選網
の選択を行い得、従来のように米選網の網目の大
きさを変化させる等の高精度の調節を不要にして
取扱い操作の簡略化並びに選粒効率の向上などを
容易に図り得ると共に、従来のように網目の大き
さが異なる米選網の脱着交換などを行う必要がな
く、選別選粒作業を従来よりも能率良く行えるも
のである。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図は全体の作業系統説明図であり、図中
1は乾燥後の籾を溜める籾タンク、2は前記タン
ク1からの籾を籾ホツパー3に送給する籾昇降
機、4は前記ホツパー3からの籾を玄米と籾殻に
分離する籾摺機、5は前記籾摺機4からの籾殻を
排出する風選機、6は前記籾摺機4からの玄米及
び籾の混合米を混合米タンク7に送給する混合米
昇降機、8は前記タンク7からの混合米を籾及び
混合米及び玄米に分離する揺動選別機、9は其の
籾及び混合米及び玄米を夫々取出す受樋、10は
前記受樋9からの玄米を玄米タンク11に送給す
る玄米昇降機、12,13,14は前記受樋9か
らの籾及び混合米及び玄米を前記各昇降機2,
6,10に排出する第1乃至第3振動コンベア、
15は前記タンク11からの玄米を整粒と未熟粒
に分離する粒選機であり、乾燥後の籾を玄米に仕
上げる作業を連続して行うように構成している。
また前記粒選機15は、小さい網目(例えば網
目幅が1.7ミリメートル)の一対の小粒用米選網
16,16と、中間の網目(例えば網目幅が1.8
ミリメートル)の一対の中粒用米選網17,17
と、大きい網目(例えば網目幅が1.9ミリメート
ル)の一対の大粒用米選網18,18と、さらに
大きい網目(例えば網目幅が2.0ミリメートル)
の一対の特大用米選網19,19とを備えてい
る。そして前記各米選網16,17,18,19
内部にタンク11からの玄米を流下させる二又形
玄米シユート20,21,22,23を設けると
共に、前記シユート20〜23を玄米タンク11
に連通制御するシヤツタ24,25,26,27
と、各シヤツタ24〜27を開閉制御するエアシ
リンダ28,29,30,31とを配設し、前記
タンク11からの玄米を各米選網16〜19に選
択して供給し、最も多い平均的な粒形の玄米の大
きさに対応した米選網16〜19を用いて未熟粒
を除去するように構成している。
さらに前記選別機8から玄米を取出す受樋9の
玄米排出口32にバイパス33を設け、小粒及び
中粒及び大粒用のテスト米選機34,35,36
に前記バイパス33を並列に連通させると共に、
各テスト米選機34〜36から取出される一定時
間当りの玄米重量を検出する粒形センサである小
粒及び中粒及び大粒センサ37,38,39と、
前記米選機34〜36及びセンサ37〜39から
流下する玄米を玄米昇降機10に搬出する第4振
動コンベア40とを備え、玄米を小粒及び中粒及
び大粒に分けてこの流量を検出するように構成し
ている。
第2図乃至第4図は上記テスト米選機34,3
5,36の説明図であり、上記バイパス33から
の玄米を供給する投入口41と、前記投入口41
に上端側を開放するサンプル供給ホツパー42
と、上記センサ37〜39に連通させる整粒出口
43と、前記ホツパー42上端側から溢れ出る玄
米を出口43に導出するオーバーフロー通路44
とを備え、前記ホツパー42に常に一定量の玄米
を溜めると共に、多孔板45で形成して軸芯方向
に傾斜支持させる選別筒46と、此の選別筒46
を回転させる選別モータ47とを備え、前記ホツ
パー42下端の定量供給口48を前記選別筒46
の傾斜上端側内部に臨ませる一方、排出樋49,
49を設ける側端板50を前記選別筒46の傾斜
下端側に固定させて該部を閉鎖する。また前記選
別筒46の上側外周面に目詰防止板51を摺接さ
せると共に、多孔板45から落下する未熟粒(薄
肉粒)を取出す未熟粒シユート52と、前記選別
筒46の傾斜下端側から排出樋49を介して取出
す玄米(厚肉粒)を前記出口43に送出する整粒
取出口53とを備え、前記選別筒46の外周に沿
つて排出樋49,49を略180度折曲延設させ、
排出樋49の一端を前記取出口53側に開放する
一方、排出樋49の他端を選別筒46内部に排出
口54を介して連通させ、そして排出口54への
玄米の流入を規制する案内板55を取付け、第4
図に示す如く実線矢印方向に選別筒46を回転時
に案内板55を介して選別筒46内部の玄米を排
出口54から排出樋49に取出すもので、前記各
米選網16,17,18の網目大きさと各米選機
34,35,36の多孔板45…の網目大きさと
を夫々一致させ、各米選機34,35,36から
取出される小粒以上及び中粒以上及び大粒以上の
各玄米流量を各センサ37〜39によつて検出さ
せるように構成している。
第5図は前記各センサ37〜39出力に基づい
て上記各エアシリンダ28〜31を作動させる制
御回路図であり、小粒センサ37と中粒センサ3
8の出力差(G−H)を演算して実際の小粒の玄
米量gを算出する減算回路56と、中粒センサ3
8と大粒センサ39の出力差(H−I)を演算し
て実際の中粒の玄米量hを算出する減算回路57
と、前記各回路56,57の出力を比較して中粒
玄米量hが大きいときに出力を生じるコンパレー
タ58と、大粒センサ39と減算回路57の出力
を比較して大粒玄米量iが大きいときに出力を生
じるコンパレータ59と、大粒センサ39と減算
回路56の出力を比較して大粒玄米量iが大きい
ときに出力を生じるコンパレータ60とを備え
る。そして小粒が最も多いときに各コンパレータ
58,60出力に基づき、ノツトゲート61,6
2及びアンドゲート63を介して小粒用エアシリ
ンダ28を作動させると共に、中粒が最も多いと
きに各コンパレータ58,59出力に基づき、ノ
ツトゲート64及びアンドゲート65を介して中
粒用エアシリンダ29を作動させるように構成し
ている。
また大粒用の米選網18,18の一定時間内で
の最大処理量を設定する設定器66と、その設定
器66の基準値よりも大粒センサ39出力が大き
くなつたときにこれを検出するコンパレータ67
とを備え、前記米選網18,18の処理範囲内で
大粒が最も多いとき各コンパレータ59,60出
力に基づき、各アンドゲート68,69及びノツ
トゲート70を介して大粒用エアシリンダ30を
作動させると共に、大粒が最も多いときで米選網
18,18の処理範囲以上に増加したとき、各コ
ンパレータ59,60,67出力に基づいて各ア
ンドゲート68,69を介して特大粒用エアシリ
ンダ31を作動させるように構成している。
本考案は上記の如く構成しており、乾燥機等に
よつて乾燥させた籾を籾タンク1に投入すると、
其の籾は籾昇降機2を介して籾ホツパー3に送給
され、籾摺機4によつて玄米及び籾の混合米と籾
殻とに分離され、風選機5によつて其の籾殻を機
外に排出する。前記籾摺機4から取出された玄米
及び籾の混合米は、第2振動コンベア13及び混
合米昇降機6を介して混合米タンク7に送給され
ると共に、揺動選別機8によつて籾及び混合米及
び玄米に分離し、受樋9を介して籾及び混合米及
び玄米を夫々取出し、其の籾を第1振動コンベア
12によつて籾昇降機2に、また其の混合米を第
2振動コンベア13によつて混合米昇降機6に
夫々還元させる。前記選別機8の玄米排出口32
から取出された玄米は、第3振動コンベア14及
び玄米昇降機10を介して玄米タンク11に送給
され、粒選機15によつてくず米(薄肉粒)と玄
米(厚肉粒)とに分離されて取出される。
また前記選別機8から粒選機15に搬出される
玄米の一部をバイパス33を介してテスト米選機
34,35,36に取出し、小粒以上及び中粒以
上及び大粒以上の各玄米量を各センサ37,3
8,39によつて検出すると共に、各センサ37
〜39出力に基づいて各エアシリンダ28〜30
を作動制御し、各シヤツタ24〜27のいずれか
を選択して開動させ、最も多い粒形の玄米に対応
した網目を有する米選網16〜19に玄米を投入
して選粒作業を行うものである。
なお、上記実施例において、大中小粒以上の玄
米量を検出したが、テスト米選機34,35,3
6から取出されるくず米の量を検出し、このくず
米量に基づいてシヤツタ24〜27を開閉制御し
ても良く、また前記テスト米選機により大中小粒
に分けて特定の粒形の玄米だけを取出し、大中小
粒に分離してこれらの量を検出し、その大中小粒
の量に応じてシヤツタ24〜27を開閉制御する
ことも容易に行える。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、籾を
分離する選別機8の玄米排出口32にバイパス3
3を設け、玄米の粒形の大小を判別して最も多い
玄米の粒形を検出する粒形センサ37,38,3
9に前記バイパス33を連通させると共に、異な
る大きさの網目を有する複数の米選網16,1
7,18,19を並設させ、前記粒形センサ37
〜39出力に基づいて最も多い粒形の玄米に対応
した網目を有する米選網16〜19に前記玄米排
出口32を自動的に連通制御すべく構成したもの
で、従つて、玄米の大きさに応じて自動的に米選
網16〜19の選択を行うことができ、従来のよ
うに米選網の網目16〜19の大きさを変化させ
る等の高精度の調節を不要にして取扱い操作の簡
略化並びに選粒効率の向上などを容易に図ること
ができると共に、従来のように網目の大きさが異
なる米選網16〜19の脱着交換などを行う必要
がなく、選別選粒作業を従来よりも能率良く行う
ことができる等の実用的な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体の作業系
統説明図、第2図はテスト米選機の断面側面図、
第3図及び第4図は前図の拡大部分図、第5図は
要部の制御回路図である。 8…選別機、16〜19…米選網、32…玄米
排出口、33…バイパス、37…小粒センサ(粒
形センサ)、38…中粒センサ(粒形センサ)、3
9…大粒センサ(粒形センサ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 籾を分離する選別機の玄米排出口にバイパスを
    設け、玄米の粒形の大小を判別して最も多い玄米
    の粒形を検出する粒形センサに前記バイパスを連
    通させると共に、異なる大きさの網目を有する複
    数の米選網を並設させ、前記粒形センサ出力に基
    づいて最も多い粒形の玄米に対応した網目を有す
    る米選網に前記玄米排出口を自動的に連通制御す
    べく構成したことを特徴とする穀粒選別選粒装
    置。
JP10513485U 1985-07-09 1985-07-09 Expired JPH0352145Y2 (ja)

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JPS6213585U JPS6213585U (ja) 1987-01-27
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