JPH0351864B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 (ア) 産業上の利用分野 この発明はホークにより自動車を吊上げて格納
する駐車場の地上面に設置するターンテーブルに
関するものである。

(イ) 従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点。

格納塔に自動車を吊上げて格納する従来の自動
車駐車場にあつては、地上において自動車の向き
を転換させるためにターンテーブルが用いられて
いるが、自動車が地上面へ降下してきた位置にお
いては、駐車装置の構造上ターンテーブルを設置
することが非常に困難で、駐車場の入口に設置し
なければならなかつた。このため駐車装置の用地
の他にターンテーブル用の専用の敷地を余分に必
要とした。

(ウ) 問題点を解決するための手段及び作用 この発明は上述の問題点を解決するため、実施
例の図面により説明すると、自動車を載置した左
右の吊上げホーク１ａ，１ｂが地上面に降下し、
回転ホーク台３に自動車を受渡し、さらに、左右
の吊上げホーク１ａ，１ｂが回転ホーク台３のホ
ークを通りぬけて、ピツトｐにて停止させ、次に
自動車を載置した回転ホーク台３を半回転させる
ことにより、自動車が降下したその位置で、自動
車の車体の方向を転換できるように構成されてい
る。

(エ) 実施例 以下、図面によつて本発明の実施例を説明する
と、１ａは左吊上げホーク、１ｂは右吊上げホー
ク、２は左右の吊上げホーク１ａ，１ｂを吊上げ
るためのワイヤーまたはチエン（以上単にワイヤ
ーと略称す）、Maはこのワイヤー２を巻上げて
左右の吊上げホーク１ａ，１ｂを吊上げるための
モーターにしてこのモーターMaの駆動により左
吊上げホーク１ａと右吊上げホーク１ｂは常に同
じ速さと同じ高さの位置を保つて、この駐車装置
の中央の昇降用空間を昇降するようになつてい
る。

３は回転ホーク台にして、左吊上げホーク１ａ
と右吊上げホーク１ｂの両方のホークと噛合うホ
ークがとりつけてあり、この回転ホーク台３の上
面は地上面と同じ高さにしてある。

Ｐはピツト、Mbは回転ホーク台３を回転させ
るためのピツトＰ内にとりつけたモーターであ
る。４は梁、５は横行格納台車にして、各層の横
行格納台車５はそれぞれの層の梁４を横行できる
ようになつている。

なお、４本のワイヤー２は第２図、第３図に示
すように前後の梁４の外側で、左吊上げホーク１
ａ、右吊上げホーク１ｂを吊上げるので、回転ホ
ーク台３はワイヤー２に接触することなく、自由
に回転できるようになつている。

また、第４図ａのように回転ホーク台３の回転
する周縁にローラー６をとりつけ、Mbに代つて
モーターMcの駆動によりローラー６を回転させ
ることにより、回転ホーク台３を回転させるか、
或いは、第４図ｂのように回転ホーク台３の周縁
のレール１０の上を回転ホーク台３にとりつけた
モーターMdの駆動により回転させることによ
り、回転ホーク台３を回転させることもある。

(オ) 効果 この発明は、上述のように構成されているの
で、この駐車場に格納されている自動車が退出す
るとき、地上面に降下したその位置で回転ホーク
台を回転させることにより、自動車の向きを変え
ることができて便利であり、また、自動車の乗入
れは第３図中矢印Ａの方向のみならず、土地の状
況によつては、矢印ＢまたはＣの方向からも乗入
れができて便利である。さらに、自動車の方向転
換のために、駐車装置の敷地以外に別途にターン
テーブルのための用地を必要とせず、土地の利用
効率を上げるのに、極めて効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかるターンテーブルを設
置した自動車駐車場の正面図、第２図は同上の平
面図、第３図は回転ホーク台を回転させたときの
斜視図、第４図ａ，ｂは別の実施例による回転ホ
ーク台の平面図である。 「主な部分の符号の説明」、１ａ……左吊上げ
ホーク、１ｂ……右吊上げホーク、３……回転ホ
ーク台、５……横行格納台車。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 左右の吊上げホーク１ａ，１ｂが上下動する
   昇降空間を設け、昇降空間の左右に自動車を収納
   するホーク式の横行移動する横行格納台車５を配
   置し、自動車を受渡し可能にした自動車駐車装置
   において、 地上面の昇降空間を自動車の乗入場にして、そ
   の乗入場の左右には横行台車５を配設してなく、
   左右一対に分割した左右の吊上げホーク１ａ，１
   ｂが上下動して自動車を受渡し回転可能にした回
   転ホーク台３を、地上面の昇降空間に設置したこ
   とを特徴とするホーク式自動車駐車場用ターンテ
   ーブル。