JPH0351773Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はカセツト式テープレコーダの記録再
生ヘツドをクリーニングするヘツドクリーニング
装置であつて特に所定時間後に自動的に停止する
機能を有するタイマ付ヘツドクリーニング装置に
関するものである。

「従来技術」 テープレコーダの磁気ヘツドに磁気テープから
とれた磁性粉等のゴミが付着すると音質が悪くな
る。このため従来よりクリーニングテープが存在
し、クリーニングテープによつて磁気ヘツドをク
リーニングすることが行われている。

「考案が解決しようとする問題点」 クリーニングテープは通常用いている磁気テー
プと同じ通路を通つて供給側リールから巻取側リ
ールに移送される。供給側リールから巻取側リー
ルに移る間において磁気ヘツドのヘツド面に摺接
し、磁気ヘツドのヘツド面を清掃する。

このときテープの張力は限られているためクリ
ーニング効果を高めることはむずかしい。またテ
ープを用いているため湿式のクリーニング方法を
採ることができない。この点でクリーニング効果
を高めることができない不都合がある。

この考案は湿式のクリーニング方法も採ること
ができ、高いクリーニング効果を得ることができ
るヘツドクリーニング装置を提供しようとするも
のである。

一方クリーニングテープの場合はクリーニング
テープが終了するとテープレコーダは自動シヤツ
トオフ機構によつて自動的に停止となり無駄な電
池の消耗を回避する構造としている。

これに対しこの考案で提案する構造の場合リー
ル駆動軸の駆動力を利用してフエルトのようなク
リーニング素子を磁気ヘツドに摺接させてクリー
ニングするものであるためクリーニングを所定の
時間に制限し、クリーニング終了時にテープレコ
ーダを自動的に停止させる機能を付加することが
むずかしい。このためクリーニングを行う場合テ
ープレコーダにクリーニング装置を装着し、クリ
ーニングを開始してから他の用事を行つた場合、
テープレコーダをクリーニングしていることを忘
れてしまうといつまでもテープレコーダはクリー
ニング動作を続け電池を無駄に消費してしまう不
都合がある。

このためこの考案ではクリーニング効果を高め
ることができる構造とした点に加えてタイマ機能
を付加しクリーニングが適当な時間実行されると
テープレコーダを自動的に停止させる構造を持つ
ヘツドクリーニング装置を提案するものである。

またこの考案ではピンチローラをクリーニング
する機能を持たせピンチローラに付着した例えば
磁性粉を除去し、磁気テープの走行ムラが発生す
ることを解消することができるクリーニング機構
も提供しようとするものである。

「問題点を解決するための手段」 この考案によるタイマ付ヘツドクリーニング装
置は、 Ａ カセツト式テープレコーダのリール駆動軸と
係合して回転駆動されるリールハブを有して成
るカセツトケースと、 Ｂ このカセツトケースの内部に装着されリール
ハブと回転結合しリールハブによつて回転駆動
される回転板と、 Ｃ この回転板の軸芯に設けられた偏芯カムと、 Ｄ 回転板の一方の面に設けた摩擦係合板と、 Ｅ カセツトケースの磁気ヘツド挿入窓と対向す
る位置に磁気ヘツド挿入窓と平行する方向に往
復運動できるように装着され、上記磁気ヘツド
挿入窓と直角方向に延長した長孔を有し、その
長孔に偏芯カムが挿入係合され、その偏芯カム
の回転により往復運動がなされるスライド板
と、 Ｆ このスライド板に回転自在に支持され一端が
摩擦係合して回転駆動される回転軸と、 Ｇ この回転軸の磁気ヘツド挿入窓側の端部に設
けたホルダと、 Ｈ このホルダに着脱自在に支持され磁気ヘツド
のヘツド面を拭くクリーニング素子と、 Ｉ 上記リールハブの外周に形成した歯車に回転
結合した第１歯車及びこの第１歯車と同一直径
を有し第１歯車と異なる歯数に選定された第２
歯車と、これら第１歯車及び第２歯車が共通の
軸に回転自在に軸支され第１歯車と第２歯車の
何れか一方から他方に向つて突起を形成すると
共に、この突起の回転軌跡上に設けられ突起と
の係合によつて外側に押出されて上記カセツト
ケースに設けた突起と係合して回転を阻止され
るタイマ歯車と、 Ｊ このタイマ歯車を構成する第１歯車及び第２
歯車の双方と回転結合する状態と何れか一方と
のみ回転結合する状態とに切換えることができ
るリセツト歯車と、 によつて構成される。

（作用） この考案において、ヘツドクリーニング装置を
収納したカセツトケースをカセツト式テープレコ
ーダに装着し、カセツト式テープレコーダを記録
または再生状態にセツトする。これによりヘツド
クリーニング装置を収納したカセツトケースのリ
ールハブがテープレコーダのリール駆動軸により
回転駆動される。リールハブが回転駆動されるこ
とにより回転板が回転し偏芯カムが回転する。偏
芯カムが回転することによりスライド板が往復運
動しカセツトの磁気ヘツド挿入窓に挿入された磁
気ヘツドの面を第１クリーニング素子が往復運動
してクリーニングする。

これと同時に回転軸が回転板に摩擦係合して回
転され第１クリーニング素子を回転させる。よつ
て第１クリーニング素子は往復運動に回転運動が
加わり、磁気ヘツドのヘツド面を短時間に確実に
クリーニングすることができる。

更にこの考案によればリールハブの回転をタイ
マ歯車に伝達し、タイマ歯車を所定量だけ回転さ
せるとタイマ歯車がロツク状態となり、その制動
力によつてテープレコーダはオートシヤツトオフ
機構を作動させて自動的に停止する。尚オートリ
バース機能を持つテープレコーダの場合はタイマ
歯車がロツク状態になるとオートリバース機構が
作動し、テープ走行方向を反転させる動作を行
う。この反転動作により反対側のピンチローラが
クリーニングカセツト内に挿入されクリーニング
される。よつて往復の何れの方向のピンチローラ
もクリーニングすることができる。

「実施例」 第１図にこの考案の一実施例を示す。図中１
はカセツトケースを示す。カセツトケース１の内
部に通常のカセツトと同様にリールハブ２Ａ，２
Ｂが回転自在に装着されている。

この考案においてはこれらリールハブ２Ａ，２
Ｂに回転結合した回転板３を設ける。このために
この実施例では、リールハブ２Ａ，２Ｂの各外周
に歯車４Ａ，４Ｂを形成すると共に回転板３の外
周にも歯車４Ｃを形成する。これら歯車４Ａと４
Ｃ及び４Ｃと４Ｂをそれぞれ噛合させ、リールハ
ブ２Ａ，２Ｂと回転板３とを回転結合する。

一方カセツトケース１の前面側にスライド板５
を設ける。このスライド板５は磁気ヘツド挿入窓
６の窓口と平行する方向にスライド自在に支持さ
れる。７はカセツトケース１の内面に突設されス
ライド板５をスライド自在に支持する支持ピンを
示す。スライド板５にはカセツトケース１の偏平
面と平行する方向に折曲げた板部５Ａを設け、こ
の板部５Ａに長孔５Ｂを形成し、この長孔５Ｂに
偏芯カム９を係合させ偏芯カム９が回転すること
によりスライド板５を往復運動させる構造とした
場合を示す。

スライド板５には軸受け１２を設け、この軸受
け１２に回転軸１３を回転自在に支持させる。回
転軸１３の一端は回転板３の軸芯近くまで延長さ
れ、その端部にゴムローラ１３Ａを取付ける。回
転板３の軸芯近くの面に例えばゴム板のような摩
擦係合板１４を被着し、この摩擦係合板１４に回
転軸１３に取付けたゴムローラ１３Ａを摩擦係合
させる。

回転軸１３の他端側はスライド板５から磁気ヘ
ツド挿入窓６側に突出され、その突出端部にホル
ダ１５を取付ける。ホルダ１５は第２図に示すよ
うに一端が閉塞された円筒状体によつて構成され
閉塞端の中心に回転軸１３が取付けられ、開口端
を磁気ヘツド挿入窓６と対向して配置する。ホル
ダ１５の開口端には内側に突出した突起１６を設
ける。

ホルダ１５の内部にはクリーニング素子を支持
したクリーナホルダ１７を装着する。クリーナホ
ルダ１７は円柱状体によつて構成され、例えば第
３図に示すように正面に長方形の穴１７Ａ，１７
Ａを有し、この穴１７Ａ，１７Ａに例えばフエル
トのような第１クリーニング素子１８を嵌着す
る。第１クリーニング素子１８の端部はクリーナ
ホルダ１７の前面から適当な量だけ突出して穴１
７Ａ，１７Ａに嵌着する。

クリーナホルダ１７の外周面にはホルダ１５に
形成した突起１６と係合する凹溝１７Ｂと１７Ｃ
を設ける。これら凹溝１７Ｂ，１７Ｃはクリーナ
ホルダ１７の外周面に軸芯と平行に形成する。一
方の凹溝１７Ｂはクリーナホルダ１７の後端側か
ら前面側に貫通して形成する。また他方の凹溝１
７Ｂは前面側に連通し後端側は行止まりに形成さ
れる。１７Ｄは行止まりの端部を示す。二本の凹
溝１７Ｂと１７Ｃは互に近接して設けられ、クリ
ーナホルダ１７の前面側において溝１７Ｅによつ
て互に連結される。

クリーナホルダ１７をホルダ１５に装着するに
は凹溝１７Ｃをホルダ１５の突起１６に合わせ、
凹溝１７Ｃに突起１６を沿わせて挿入する。突起
１６が凹溝１７Ｅの位置に達したときクリーナホ
ルダ１７を回転させ突起１６を凹溝１７Ｂの位置
に合わせる。ホルダ１５の閉塞端とクリーナホル
ダ１７との間にはバネ１９を介挿しておく、この
結果クリーナホルダ１７から手を離すとクリーナ
ホルダ１７はバネ１９の偏倚力によつて前方に押
し出され突起１６は凹溝１７Ｂの行止まりの端部
１７Ｄに係合した状態で停止し、ホルダ１５にク
リーナホルダ１７が保持される。

一方この考案においてはリールハブ２Ａまたは
２Ｂに回転結合したタイマ歯車２１を設ける。こ
の例ではリールハブ２Ａの外周面に形成した歯車
４Ａにタイマ歯車２１を噛合させた場合を示す。
タイマ歯車２１は第５図乃至第８図に示すように
同一直径で歯の枚数が異なる二枚の歯車２１Ａ，
２１Ｂと、これら二枚の歯車２１Ａ，２１Ｂに常
時は共通に噛合するリセツト歯車２２と、二枚の
歯車の一方２１Ａの面に形成した突起２３と、他
方の歯車２１Ｂの面に形成した凹面２４と、この
凹面２４に設けた傾斜面を持つ二つの舌片２５
Ａ，２５Ｂと、二枚の歯車２１Ａと２１Ｂの間に
介挿した巻戻しバネ２６と、カセツトケース１の
内面に形成した突起２１Ｃとによつて構成され
る。

リールハブ２Ａに形成した歯車４Ａは第５図及
び第６図に示すように一方の歯車例えば２１Ａだ
けに噛合し、歯車２１Ａを回転させる。このとき
歯車２１Ａと２１Ｂは一つのリセツト歯車２２に
同時に係合しているから歯車２１Ａが回転するの
に追従して一体に回転する。このとき歯車２１Ａ
と２１Ｂは互に直径は等しいが歯の数が一方の歯
車例えば２１Ｂが他方の歯車２１Ａの歯の数より
一つ小さい歯車とされる。このような関係の歯車
を転位歯車と呼んでいる。歯車２１Ｂの歯の数が
他方の歯車２１Ａの歯の数より１個分少ない場
合、歯車２１Ａが一回転する毎に歯車２１Ｂは一
回転より１ピツチ分多く回転する。よつて歯車２
１Ｂに形成した舌片２５Ａは第７図において突起
２３の位置から反時計方向に漸次遠ざかり、二枚
の歯車２１Ａ，２１Ｂが所定数回転すると突起２
３は舌片２５Ｂの傾斜側から係合し傾斜面に乗り
上げ舌片２５Ｂを下方に湾曲させ、カセツトケー
ス１の内面に形成した突起２１Ｃに衝合させ、歯
車２１Ａと２１Ｂは回転することを阻止されロツ
クされる。

この結果リールハブ２Ａと２Ｂは起動時から一
定時間後に強制的にロツクされ停止する。リール
ハブ２Ａ，２Ｂが強制的にロツクされることによ
りリール駆動軸の機械的な負荷が増加しオートシ
ヤツトオフ機構が作動する。

リセツト歯車２２は第５図及び第６図に示すよ
うに押釦２２Ａを有し、この押釦２２Ａがカセツ
トケース１の一方の面に露出され、押釦２２Ａを
押下操作することにより第６図に示すようにリセ
ツト歯車２２は歯車２１Ｂの噛合から外れ歯車２
１Ｂを自由な状態に釈放する。この結果歯車２１
Ｂは巻戻バネ２６の偏倚力によつて初期位置に戻
される。押釦２２Ａの押下操作力を解除すること
によりリセツト歯車２２は歯車２１Ａと２１Ｂの
双方に噛合した状態に戻る。

更にこの考案においてはピンチローラをクリー
ニングする第２クリーニング素子を設ける。この
第２クリーニング素子は第１図に示すようにカセ
ツトケース１のピンチローラ挿入窓２７，２８に
先端が対向するように配置される。２９は第２ク
リーニング素子、３１はこの第２クリーニング素
子２９を支持するホルダを示す。ホルダ３１はカ
セツトケース１の内側の面に形成した凹溝３２に
収納されバネ３３によつて前方に突出するように
弾性的に押圧されている。３４Ａ，３４Ｂはキヤ
プスタン３５Ａ，３５Ｂはピンチローラを示す。
テープ（特に図示しない）が正送り方向に移送さ
れているときはキヤプスタン３４Ｂにピンチロー
ラ３５Ｂが転接する。このときキヤプスタン３４
Ｂとピンチローラ３５Ｂの間に第２クリーニング
素子２９が入り込み、キヤプスタン３４Ｂとピン
チローラ３５Ｂをクリーニングする。

テープレコーダがオートリバース機構を有して
いるときはタイマ歯車２１が所定時間後にロツク
されるとテープレコーダはテープの移送方向を反
転する。この結果今度はピンチローラ３５Ａがキ
ヤプスタン３４Ａに転接し、ピンチローラ３５Ａ
もクリーニングすることができる。尚クリーニン
グ素子２９を支持するホルダ３１は突起３１Ａを
有し、この突起３１Ａをカセツトケース１に形成
した長孔３６に挿通し、ホルダ３１が抜け出ない
構造としている。

（実施例の動作） 上述したようにこの考案によるクリーニング装
置によればカセツトケース１をカセツト式テープ
レコーダに装着することによりテープレコーダの
リール駆動軸（特に図示しない）がリールハブ２
Ａ，２Ｂに係合する。このとき駆動側のリール駆
動軸がリールハブ２Ａ，２Ｂの何れに係合しても
リールハブ２Ａ，２Ｂの双方が回転板３に回転結
合しているから、回転板３は必ず回転駆動され
る。つまりカセツトケース１を裏表の別なくテー
プレコーダに装着しても回転板３は必ず回転駆動
される。

テープレコーダを記録または再生状態にセツト
するとカセツトケース１の磁気ヘツド挿入窓６に
第１図に示すように磁気ヘツドMHが挿入され
る。磁気ヘツドMHのヘツド面が第１クリーニン
グ素子１８に当接しクリーナホルダ１７をバネ１
９の偏倚力に抗して後退させる。よつてクリーニ
ング素子１８は磁気ヘツドMHのヘツド面に弾性
的に圧接される。

これと共に回転板３が回転し偏芯カム９が回転
するからレバー８が偏芯カム９のカム面によつて
左右に動かされ、スライド板５を左右に往復運動
させる。

この結果第１クリーニング素子１８は磁気ヘツ
ドMHのヘツド面と左右に摺接しヘツド面を拭く
ことができる。更に第１クリーニング素子１８は
回転軸１３が回転駆動されることにより往復運動
に回転運動が加わりクリーニング素子１８とヘツ
ド面との摺接回数が増加され短時間に効率よく磁
気ヘツドMHをクリーニングすることができる。
これと共にキヤプスタン３４Ｂ及びピンチローラ
３５Ｂの周面を第２クリーニング素子２９によつ
てクリーニングすることができる。

またクリーニング開始から所定の時間例えば10
〜20秒程度経過するとタイマ歯車２１の回転がロ
ツクされる。この結果テープレコーダはオートシ
ヤツトオフ機構により動作を停止する。

一方テープレコーダがオートリバース機能を持
つている場合はタイマ歯車２１がロツクされると
同時にテープの移送方向を反転する機構が状態を
反転させる。このためピンチローラ３５Ｂは窓２
８から排出されキヤプスタン３４Ｂから離れると
共に反対側のキヤプスタン３５Ａが窓２７に挿入
され、キヤプスタン３４Ａに当接する。タイマ歯
車２１が再びロツクされるまでこの状態が維持さ
れピンチローラ３５Ａ及びキヤプスタン３４Ａが
クリーニングされる。オートリバース機構の場合
はタイマ歯車２１の突起２３が舌片２５Ａと２５
Ｂを交互して押圧して突起２１Ｃに係合し、突起
２１Ｃに衝合する毎にテープの移送方向が反転
し、これを繰返す。尚オートリバース用として用
いない場合はタイマ歯車２１の舌片２５Ａ，２５
Ｂは何れか一方だけ設ければよい。

「考案の効果」 上述したようにこの考案によればクリーニング
装置を収納したカセツトをテープレコーダに装着
することにより磁気ヘツドのヘツド面をクリーニ
ングすることができる。特にクリーニング素子１
８はバネ１９の偏倚力によつて磁気ヘツドMHの
ヘツド面に当接し比較的大きい圧接力を与えるこ
とができ、その大きい圧接力と共にクリーニング
素子１８を往復運動と回転運動の双方により摺接
回数を多くする構造としているため短時間に確実
にヘツド面をクリーニングすることができる。よ
つてだれにでも簡単に磁気ヘツドをクリーニング
することができる。

またクリーニング素子１８を用いるためクリー
ニング素子１８に適当な溶剤を浸み込ませておく
ことにより湿式のクリーニングを行うことができ
る。よつて一層クリーニング効果を高めることが
できる。またタイマ歯車２１によりクリーニング
が終了すると自動的に停止させるからクリーニン
グ中機械に付き添つている必要がなく便利であ
る。またピンチローラのクリーニングも実行され
るためテープ走行速度にムラが生じることを解消
することができる。

更にオートリバース機構付きのテープレコーダ
の場合は二つあるピンチローラの双方をクリーニ
ングすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を説明するための
ケースを開けた状態の平面図、第２図はホルダの
構造を説明するための斜視図、第３図はクリーナ
ホルダの構造を説明するための正面図、第４図は
クリーナホルダの構造を説明するための側面図、
第５図及び第６図はタイマ歯車の構造を説明する
ための断面図、第７図はタイマ歯車の構造を説明
するための分解斜視図、第８図はこの考案の要部
の動作を説明するための断面図である。 １……カセツトケース、２Ａ，２Ｂ……リール
ハブ、３……回転板、４Ａ，４Ｂ，４Ｃ……歯
車、５……スライド板、６……磁気ヘツド挿入
窓、７……スライド板支持部材、８……レバー、
９……偏芯カム、１１……バネ、１２……軸受
け、１３……回転軸、１４……摩擦係合板、１５
……ホルダ、１６……突起、１７……クリーナホ
ルダ、１７Ｂ，１７Ｃ，１７Ｅ……凹溝、１８…
…第１クリーニング素子、１９……バネ、２１…
…タイマ歯車、２１Ａ，２１Ｂ……タイマ歯車を
構成する歯車、２１Ｃ……突起、２２……リセツ
ト歯車、２２Ａ……押釦、２３……突起、２５
Ａ，２５Ｂ……舌片、２７，２８……ピンチロー
ラ挿入窓、２９……第２クリーニング素子、３１
……クリーナホルダ、３５Ａ，３５Ｂ……ピンチ
ローラ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 Ａ リール駆動軸と係合する一対のリールハブを
   内蔵したカセツトケースと、 Ｂ このカセツトケースの内部に装着され上記リ
   ールハブと回転結合しリールハブにより回転駆
   動される回転板と、 Ｃ この回転板の軸芯に設けられた偏芯カムと、 Ｄ 上記回転板の一方の面に設けた摩擦係合板
   と、 Ｅ 上記カセツトケースの磁気ヘツド挿入窓と対
   向する位置に磁気ヘツド挿入窓と平行する方向
   に往復運動できるように装着され、上記磁気ヘ
   ツド挿入窓と直角方向に延長した長孔を有し、
   その長孔に上記偏芯カムが挿入係合され、その
   偏芯カムの回転により上記往復運動がなされる
   スライド板と、 Ｆ このスライド板に回転自在に支持され一端が
   上記摩擦係合板に摩擦係合して回転駆動される
   回転軸と、 Ｇ この回転軸の上記磁気ヘツド挿入窓側の端部
   に設けたホルダと、 Ｈ このホルダに着脱自在に支持され磁気ヘツド
   のヘツド面を拭くクリーニング素子と、 Ｉ 上記リールハブの外周に形成した歯車に回転
   結合した第１歯車及びこの第１歯車と同一直径
   を有し第１歯車と異なる歯数に選定された第２
   歯車と、これら第１歯車及び第２歯車が共通の
   軸に回転自在に軸支され第１歯車と第２歯車の
   何れか一方から他方に向つて突起を形成すると
   共に、この突起の回転軌跡上に設けられ突起と
   の係合によつて外側に押出されて上記カセツト
   ケースに設けた突起と係合して回転を阻止され
   るタイマ歯車と、 Ｊ このタイマ歯車を構成する第１歯車及び第２
   歯車の双方と回転結合する状態と何れか一方と
   のみ回転結合する状態とに切換えることができ
   るリセツト歯車と、 から成るタイマ付ヘツドクリーニング装置。