JPH0351424Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はロータンクカバーを有する密結式洋風
便器又はワンピース洋風便器等の洋風便器に関す
るものである。

［従来の技術］ 第７図はロータンクカバーを有する密結式洋風
便器の斜視図である。符号１は便器本体であり、
前部には便鉢が設けられ、その上側に便座２と便
蓋３が配設され、各々便座ボツクス４に枢支され
ている。該本体１の後部上面にはロータンクが設
置され、カバー５が被装されている。符号６はレ
バーハンドルである。

第８図はワンピース洋風便器の従来例を示す斜
視図であり、便器本体７の前部上面に便座２と便
蓋３が設置され、各々便座ボツクス４に枢支され
ている。該本体７内の後部にはロータンクが設置
され、カバー８が被装されている。

［考案が解決しようとする問題点］ 上記の密結式洋風便器やワンピース洋風便器の
従来例においては、便座ボツクス４とカバー５，
８とが別体とされている。そのため、該便座ボツ
クス４とカバー５，８との間に〓間が生じ、塵や
ゴミ等がたまつたり、こびりついたりし易いとい
う問題があつた。

［問題点を解決するための手段］ 本考案の洋風便器は便座ボツクスとロータンク
のカバーとを一体成形品としたものである。

［作用］ かかる本考案においては、便座ボツクスとカバ
ーとの間に〓間が生じないから、塵やゴミ等がた
まつたり付着することが防止される。

［実施例］ 以下図面を参照して実施例について説明する。

第１図は本考案の実施例に係る密結式洋風便器
の構成を示す斜視図、第２図は側面図、第３図は
要部断面図である。この密結式洋風便器は、本体
１の前部に便鉢１ａを備え、便座２及び便蓋３が
上面に設置されている。また、本体１の後部上側
にはロータンク１ｂが設置されている。符号１ｃ
はフロート弁、１ｄはオーバーフロー管、１ｅは
ボールタツプを示す。

而して前記便座２及び便蓋３を枢支する便座と
該ロータンク１ｂのカバーとはFRP（ガラス繊維
強化プラスチツク）等の適宜の材質よりなる一体
成形品９とされている。そのため、この一体成形
品の便座ボツクス部９ａとロータンクカバー部９
ｂとは連続したものとなり、それらの間に塵やゴ
ミのたまり易い〓間が存在しない。なお、符号４
ａは便座ボツクス部９ａ内に設置された臀部乾燥
用の温風フアンを示すが、該便座ボツクス部９ａ
内には便座ヒータの制御回路や、臀部の温水洗浄
装置の制御回路など種々の便器電装品が内蔵され
ている。

第４図は本考案の別の実施例に係るワンピース
洋風便器の斜視図、第５図は側面図、第６図は要
部断面図である。このワンピース洋風便器の本体
７の前部には便鉢７ａが設けられ、便座２、便蓋
３が配設されている。本体７の後部側の内部には
ロータンク７ｂが設置されている。符号１０は便
座ボツクスとロータンクカバーとの一体成形品を
示し、便座ボツクス部１０ａには便座２と便蓋３
とが枢着されており、該便座ボツクス１０ａ内に
は温風フアン４ａ等の便器電装品が内蔵されてい
る。

かかるワンピース洋風便器においても、便座ボ
ツクスとロータンクカバーとが一体成形品よりな
り、それらの間に塵のたまり易い〓間等が存在し
ない。

［効果］ 以上の通り、本考案の洋風便器ではロータンク
のカバーと便座ボツクスとが一体であるから、そ
れらの間の部分が連続したものとなり、塵やゴミ
等がたまつたり付着したりすることが防止され
る。また、清掃等も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例に係る洋風便器の構成を示す斜
視図、第２図は同側面図、第３図は同要部断面
図、第４図は別の実施例に係る洋風便器の斜視
図、第５図は同側面図、第６図は同要部断面図、
第７図及び第８図は従来例を示す斜視図である。 ２……便座、３……便蓋、４……便座ボツク
ス、５，８……カバー、９，１０……一体成形
品、９ａ，１０ａ……便座ボツクス部、９ｂ，１
０ｂ……カバー部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 便器本体後部の内部又は上側にロータンクを設
   置すると共に、該ロータンクのカバーを被装して
   なる洋風便器において、鉢部後方の便器上面に固
   定されており便座を枢支すると共に便器電装品を
   内蔵する便座ボツクスと、前記カバーとを一体成
   形品としたことを特徴とする洋風便器。