JPH0351181A - 光情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光情報記録媒体に関する。

［従来の技術］ 情報を記録するために照射するレーザ光の波長域の光を
吸収する有機色素からなる記録膜が基板上に設けられた
ヒートモード記録方式の光情報記録媒体が知られている
。この光情報記録媒体にレーザ光を照射すると、有機色
素がレーザ光のエネルギーを吸収し、光学的手段によっ
て検出されるピットが形成される。ピットには、レーザ
光のエネルギーを吸収した有機色素が分解または融解す
ることによって形成されるしのと、レーザ光のエネルギ
ーを吸収することによって有機色素の濃度が変化して形
成されるらのとがある。光情報記録媒体に記録された情
報は、記録に用いた波長のレーザ光または記録に用いた
とは異なる波長のレーザ光をトラッキングトラックにし
たがって走査することにより、ピットとピットのない部
分との反射率の差が検出されることによって読み取られ
る。

高反射率を有する光情報記録媒体においては、情報を記
録し、読み取るときにトラッキングエラーまたはフォー
カシングエラーが発生し難いことが知られている。そこ
で、基板上にアルミニウムなどの反射膜と有機色素膜と
を積層して形成された光情報記録媒体が開発されている
。

上記の有機色素としてはシアニン色素、フタロシアニン
色素、ナフトキノン色素、メロシアニン色素、トリフェ
ニルメタン色素などが用いられており、いずれの色素ら
吸収のピークか、記録に用いるレーザ光の波長域になる
ように分子設計されている。上記のうち、シアニン色素
は有機溶媒に溶けやすく、スピンコード法により薄膜を
形成することができ、生産性に優れている。

［発明か解決しようとする課題］ 上述のように、光情報記録媒体の記録膜に用いる有機色
素は、記録感度を高くするためにその吸収波長のピーク
が記録に用いるレーザ光の波長域、一般には７７０〜８
５０ｎａ＋の波長域になるように分子設計されているの
で、同じ波長のレーザ光を用いて情報を繰り返し再生し
た場合に色素の特性が変化し、再生特性が徐々に低下す
ることがある。この問題を解決するために光の吸収が小
さくなるように有機色素の膜厚を小さくする方法が提案
されているが、この方法には、有機色素記録膜の反射率
が低くなり、読み取りか困難になること、ピットとピッ
トのない部分との反射率の差が小さくなり、ＣＮＲか低
下することなどの問題点が存在する。

また、記録、再生に用いるレーザ光の波長域に該何機色
素の吸収波長ピークかある場合、光情報記録媒体の該レ
ーザ光に対する反射率が低くなることから、記録、再生
時にトラッキングエラーまたはフォー・・カン〉・グエ
ラーか発生し易くなる。

シアニン色素にあるメチン鎖の炭素数が大きくなると、
吸収波長が長波長側にシフトすることが知られている。

ヘプタメチン鎖をもつインドレニン系シアニン色素を塩
化メチレンに溶解し、ガラス基板上にｌｏＯｎｍの厚さ
で塗布したときの該色素の吸収波長ピークは６５０〜９
００ｎｍの範囲にあり、該色素の吸光度は波長がその範
囲にある光に対して高く、例えば波長７８０ｒ＋＋ａの
光に対しては１２〜２５である。発振波長７８０ｎｍを
有する半導体レーザによって情報を繰り返し読み取る場
合には、色素の特性が変化して再生特性が変化すること
がある。

ペンタメチン鎖またはトリメチン鎖を６つインドレニン
系ノアニン色素の吸収波長ピークは３００〜６９０ｎｍ
の範囲にあり、これらの色素は波長が７７０〜８５０ｎ
ｓの範囲にある光をほとんど吸収しないことから、通常
の半導体レーザを用いて情報を記録することは困難であ
る。

また、シアニン色素がイオン結合を形成するアニオンと
してＩＱを有している場合には、その色素は有機溶媒に
対する溶解性は高いが耐久性に劣る。

Ｃ（０，８を有するシアニン色素は耐久性は高いが、プ
ラスチック基板を侵さないアルコール系溶媒に対する溶
解性か低く、アルコール系以外の溶媒に溶解して使用す
る必要がある。この場合、基板にハードコート処理を施
して基板の耐溶剤性を高める必要がある。

基板上に色素膜とアルミニウムなどからなる反射膜とを
積層してなる光情報記録媒体において、レーザ光を照射
することによって、色素膜と反射膜とが融解してピット
を形成する場合には、第３図に示すようにピット５の形
状が歪むことがある。

歪んだ形状のピットにレーザ光を照射して、記録した情
報を再生した場合、再生信号の波形が乱れることから、
ノック特性が悪くなる。

本発明の目的は、情報を記録するために用いるレーザ光
を吸収し、情報を繰り返し再生しても特性が変化しない
シアニン色素膜を備えており、高反射率を有し、ジッタ
特性が良好な光情報記録媒体を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、上記の目的は、下記−最大［式中、Ｒ
１は炭素数２〜６のアルキル基または一般式 ％式％ で示される基を表し、Ｒ″は水素原子または炭素数１〜
６のアルキル基を表し、χは０〜４の整数を表し、ｙは
０〜５の整数を表し、ｍは１〜３の整数を表し、ｎは０
〜２の整数を表す。］で示されるインドレニン系シアニ
ン色素（以下、これを色素（［）と略称する）を含み、
吸収波長ピークが６３０〜７２０ｎｉの範囲にある色素
膜を基板上に備え、色素膜上に反射率が６０〜１００％
の範囲にある反射膜を備え、反射膜上に弾性率がｌＸｌ
０”〜ＩＸ　ｔｏ”ｄｙｎ：／　ａｍ”の範囲にある保
護膜を備えていることを特徴とする光情報記録媒体を提
供することによって達成される。

また、上記の目的は、下記−最大（ｎ）［式中、Ｒ３は
水素原子、ハロゲン原子または炭素数２〜６のアルキル
基を表し、ｐは１〜３の整数を表し、ｑは０〜３の整数
を表す。］ で示されるナフトインドレニン系ンアニン色素（以下、
これを色素（［Ｉ）と略称する）を含み、吸収波長ピー
クが６３０〜７２０ｎｍの範囲にある色素膜を基板上に
備え、色素膜上に反射率が６０〜１００％の範囲にある
反射膜を備え、反射膜上に弾性率がｌＸ　ｌｏ９〜ＩＸ
　１０１Ｓｄｙｎ／　ｃｍ”の範囲にある保護膜を備え
ていることを特徴とする光情報記録媒体を提供すること
によって達成されろ。

ここで、「色素（１）を含む色素膜」または「色素（■
）を含む色素膜」とは色素膜がそれぞれ色素（１）単独
または色素（ＩＩ）単独からなるか、色素（１）または
色素（■）と他の色素もしくは化合物との組合せからな
ることを意味する。

本発明の光情報記録媒体の一例の部分概略断面図を第１
図に示す。第１図に示される光情報記録媒体は基板ｉ上
に色素膜２が設けられ、色素膜２上に反射膜３が設けら
れ、反射膜３上に保護膜４が設けられてなる。色素膜の
膜厚は８０〜１６０ｎａ＋の範囲にあることが好ましく
、反射膜の膜厚は４０〜【００ｎｔａの範囲にあること
が好ましい。また保護膜の膜厚は０，５μｍ〜３０μ−
の範囲にあることか好ましい。

反射膜としてはＡｉ２、＾Ｕなどの反射率が高い金属膜
からなる膜が使用される。これら反射膜は単層または多
層のいずれでもよい。本発明における反射膜の波長７８
０Ｉの光に対する反射率は６Ｇ−１００％の範囲にある
。該反射率が上記の範囲にある光情報記録媒体は高反射
率であることから、記録、再生時にトラッキングエラー
またはフォーカシングエラーが発生し堆い。

保護膜としてはＳｉｎ、、Ｔｉ０ｚ、ＭｇＦ　ｔなどの
誘導体からなる膜または光架橋性ポリマー、熱架橋性ポ
リマーなどの樹脂からなる膜が使用される。これら保護
膜は単層または多層のいずれでもよい。保護膜の弾性率
はｌＸ　ＩＱ＠〜ＩＸ　１０１５ｄｙｎ／　ａｍ’の範
囲にある。該弾性率が上記の範囲にある光情報記録媒体
に情報を記録するためにレーザ光を照射する場合、色素
膜のみが融解してピットが形成されることから、該ピッ
トは、第２図に示すように均一な形状である。

本発明における弾性率は、保護膜の材料を厚さ２００μ
ｍ、長さ３２ｍｍのフィルムに成形し、このフィルムを
振幅１６μｍ、振動数３，５ｔｌｚ、２５℃の条件で測
定して得られろ値である。

本発明において用いられる色素（［）および色素（ロ）
は吸収波長ピークが６３０〜７２０ｎａ＋の範囲にあり
、アルコール系溶媒に対する溶解性が高く、かつ耐久性
、特に耐湿性に優れる。上記一般式（１）においてＲ１
がエチル基、ブチル基、メトキンメチル基またはメトキ
ンエチル基であり、かつＲ２が水素原子、メチル括また
はブチル基である色素（ｒ）は特にアルコール系溶媒に
対する溶解性が高いことから好ましい。また一般式（１
）におけるペンタメチン鎖のメソ位に存在する一般式 −＋　Ｃ）ｌｔ＋−０−＋−ＣＨ，＋−ＣＩＩ、で示さ
れる置換基がメトキン基、エトキン基、メトキシエチル
基またはプロポキン基である色素（１）は該置換基が存
在しないペンタメチン鎖を有するインドレニン系ノアニ
ン色素に比べて吸収波長ピークが長波長側に１ｏｎｅ以
上シフトしていることから特に好ましい。

上記一般式（ＩＩ）においてＲ３がエチル基、ブチル基
、水素原子、塩素原子または臭素原子である色素（ＩＩ
）は記録した情報を繰り返し再生しても特性が特に変化
し難いことから好ましい。また一般式（ＩＩ）ニおイテ
一般式＋ＣＨｔ→ＴＯ−＋ｃＨ１−＋Ｔ−Ｃ！（３で示
される基がメトキシエチル基またはエトキノエチル基で
ある色素（ＩＩ）は特にアルコール系溶媒に対する溶解
性が高いことから好ましい。

本発明においては、色素（１）および色素（［）はこれ
らの配合割合が１００：１〜１ｇ１ｏｏ（重量比）の範
囲になるように混合して用いてらよい。

色素（１）および色素（ＩＩ）はこれらをそれぞれ塩化
メチレンに溶解し、ガラス基板上に１ｏＯｒ＋ｓ＋の厚
さで塗布した場合に、波長７７０〜８５０Ｉの光に対し
て０１〜０．３の吸光度を示す。この吸光度は従来のへ
ブタメチン鎖をもつインドレニン系シアニン色素（以下
、これを色素（Ｉ［Ｉ）と略称する）の吸光度よりら低
い。このことは、色素（１）または色素（ＩＩ）と色素
（ＩＩＩ）とを用いて同じ膜厚の色素膜を形成し、波長
が７７０〜８５０ｎｍの範囲にある光をそれぞれ照射す
ることによって情報を繰り返し再生する場合、色素（１
）および色素（Ｉｔ）は色素（ＩＩＩ）よりら特性が変
化し錐いことを意味する。また、吸光度が低いｇ！、索
を用いて色素膜を形成する場合にはその膜厚を大きくす
ることが可能であり、色素（１）および色素（［）は反
射率の高い色素膜を与えることができる。

色素（［）の代表例として次のらのを挙げることができ
る。

色素（Ｉ ■　）： ■、ｌ°−ノエチルー３．３．３’　Ｊｏ−テトラメチ
ル−１０−エトキシーインドジカーボシアニンバークロ
レー ト 色素（Ｉ ２）： ｌ、１′−ジブチル−３，３，３′、３°−テトラメチ
ル−１０−エトキシーイ ン ドジカーボシアニンバ 一りロレー ト 色素（■ −３）： １、ｌｏ−ジ （２−メトキシエチル） −３，３，３’　、３゜ 一テトラメチルー１０−エトキシーインドジカーボシア
ニンバークロレー ト 色素（Ｉ −４）： １．１’−ジプチル−３，３，５，３°、３°、５゛−
ヘキサメチル １０−エトキシーイ ンドジカーボシアニ ンバークロレー ト 色素（１−５）： １．１’−ジブチル−３，３，５，３°、３°、５゛−
ヘキサメチル−１０−メトキシ−インドシカ−ポジアニ
ンバークロレート 色素（ｒ−６）： １、ｌｏ−ジエチル−３，３，３’　、３’−テトラメ
チル−１Ｇ−メトキシエチル−インドシカ−ポジアニン
バークロレート 色素（Ｉｆ）の代表例として次のらのを挙げることがで
きる。

色素（Ｉｆ−１）： ＣＨ３ＣＨｚ ｌ、１゛−ジ（２−メトキシエチル）　−３，３，３°
、３゛−テトラメチル−１２−クロロ−４，５，４’、
５°−ジベンゾインドジカーボシアニンパークロレート 色素（Ｉｔ−２）： １．１’−ジ（２−メトキシエチル）−３，３，３°３
°−テトラメチル−１２−ブロモ−４，５，４’、５’
−ジベンゾインドジカーボシアニンパークロレー色素（
ＩＩ−３）： １．１′−ジ（２−エトキシエチル）　−３，３Ｊ°、
３−テトラメチル−１２−クロロ−４，５，４’　、５
’　−ジベンゾインドジカーボシアニンパークロレート 色＊（ＩＩ−４）： １．１’−ジ（２−エトキシエチル）−３，３，３°、
３゜−テトラメチル−１２−ブロモ−４，５，４’５°
−ノベンゾインドジカーボシアニンバーク口レー色素（
ｆｆ−５）： １．１’−ジ（２−メトキシエチル）　−３，３，３°
、３゜−テトラメチル−４，５，４°、５°−ジベンゾ
インドジカーボシアニンバークロレート 色素（ＩＩ−６）： １．１゛−ジ（２−メトキシエチル）−３，３，３’３
’−テトラメチル−Ｉ２−メチル−４，５，４’　、５
“−ジベンゾインドジカーボシアニンバークロレート 色素（Ｉ）は一般式（ＩＩＩ）で示される化合物と一般
式（ＩＶ）で示される化合物とを、例えばジュルナール
・オルガニジニスコイ・キミー（ＺｈｕｒｎａｌＯｒｇ
ａｎｉｃｈｅｓｋｏｊ　Ｋｈｉｉｉｉ）　、第１７巻、
第１１号、第２２６３頁（１９８を年）に記載された方
法に従って反応させることによって製造される。

（Ｉ［Ｉ） （ＩＶ） （［） ［式中、Ｒ’、　Ｒ″、χおよびｙは前記のとおりであ
る。コ また色素（ＩＩ）は一般式（Ｖ）で示される化合物と一
般式（Ｖ［）で示される化合物とを、例えば前記の文献
に記載された方法に従って反応させることによって製造
される。

（Ｖ） ３ （Ｖｌ） （ｆｌ） ［式中、Ｒ３、ｐおよびｑは前記のとおりである。コ本
発明の光情報記録媒体における色素膜は、色素（１）ら
しくは色素（［Ｉ）、またはこれらの混合物をアルコー
ル系溶媒に溶解し、その溶液をスピンコード法によって
基板上に塗布し、成膜することによって作製される。ア
ルコール系溶媒としてはメタノール、エタノール、ブタ
ノールなどのアルコール、またはこれらアルコールの２
種以上の混合物、これらのアルコールとケトンらしくは
ハロゲン炭化水素との混合物などが使用される。アルコ
ール系溶媒の使用量は色素（＋）または色素（ＩＩ）の
１ｇに対してそれぞれ１０〜５０ｇの範囲である。色素
（１）と色素（ＩＩ）とを混合して用いる場合、アルコ
ール系溶媒の使用量はこれらの合計１１ｇに対して１０
〜５０ｇの範囲である。

上述のようにして得られた色素膜はその吸収波長ピーク
か６３０〜７２０ｎ巾の範囲にあることから、半導体レ
ーザ光の波長域の光に対する吸光度が低く、再生時に特
性が変化し難い。また、その色素膜は耐久性、特に耐湿
性に優れる。

本発明の光情報記録媒体における反射膜は、スパッタリ
ング法、真空蒸着法、イオンブレーティング法などによ
って形成することができる。また保護膜は上記の方法に
加えて、スピンコード法、フォトポリマー（２Ｐ）法な
どによって形成することができる。基板材料としてはポ
リカーボネート樹脂、ポリメタクリル樹脂、ポリオレフ
ィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂などのプ
ラスチック材料が好ましい。

［実施例コ 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではな
い。

実施例１ 色素（１−１）の１．１’−ジエチル−３３３°３゜テ
トラメチル−１０＝エトキシ−インドツカ−ポンアニン
パークロレート２００Ｂをエタノール５ｇ＋、：溶解し
、得られた溶液をポリカーボネート基板上にスピンコー
ド法により膜厚１２０ｎｍで塗布し、色素膜を形成した
。色素膜の吸収波長ピークは７００ｎｍであり、波長７
８０ｎｉの光に対する吸光度は０．２０であった。該色
素膜上に真空蒸着法に上り＾Ｕからなる反射膜（反射率
＝９５％）を膜厚Ｈｎｍで形成し、反射膜上にスピンコ
ード法によりウレタンアクリレート系光硬化性樹脂（大
日本インキ化学工業社製：商品番号Ｅ　Ｘ　−７０４、
弾性率：　３．５ｘ　ｔｏ１０ｄｙｎ／ａｍ’）からな
る保護膜を膜厚８４ｆｆｉで形成することによって光情
報記録媒体を作製した。波長７８０ｎｍの光を基板側か
ら照射すると、この光情報記録媒体の反射率は８０％で
あった。

発振波長７８０ｒ＋ａ＋、パワー８ａ＋Ｗを有する半導
体レーザを用いて、線速１．４ｍ／ｓ、記録０周波数１
９６ＫＨｚの条件でビットを形成することにより光情報
記録媒体に情報を記録した。記録した情報の再生時にお
けるＣ　Ｎ　Ｒは５０ｄＢであり、非常に高かった。ま
たビットの形成は均一てめり、ジッタは１５ｎｓであっ
た。発ＦＸ波長７８Ｑｎｍ１パワー１ｎ＋Ｗを育する半
導体レーザを用いて、記録した情報の再生を１万回繰り
返したが、光情報記録媒体の反射率およびＣＮＲは変化
しなかった。

実施例２〜４ 実施例１において色素（１−１）２００１１１ｇの代り
に色素（ｉ−２）、色素（１３）または色素（１−４）
を同量用いる以外は同じ方法で色素膜を作製した。

これらの色素膜の吸収波長ピークを第１表に示す。

これらの色素膜上に第１表に示す反射膜を形成し反射膜
上に第１表に示す保護膜を形成することによって光情報
記録媒体を作製した。実施例１におけろと同じ条件で測
定したこれらの光情報記録媒体の反射率、ＣＮＲおよび
ジッタを第１表に示す。

第１表から明らかなようにＣＮＲは高く、ノックは良好
であった。また、１万回再生を繰り返した後も、光情報
記録媒体の反射率およびＣＮＲは変化がなかった。

以下余白 実施例５ 色素（■−１）の１．１−ノ（２−メトキシエチル）−
３，３，３°、３゛−テトラメチル−１２−クロロ−４
，５，４’　、５’−ノベンゾインドジカーボシアニン
パークロレート２ＱＯｍｇをエタノール４．５ｇと塩化
メチレン０．６ｇとの混合溶媒に溶解し、得られた溶液
をポリカーボネート基板上にスピンコード法により膜厚
１２０ｎｍで塗布し、色Ｘ膜を形成した。色素膜の吸収
波長ピークは７００ｎｍであり、波長７ａＯｎｉの光に
対する吸光度は０．２０であった。該色素膜上に真空蒸
着法によりＡｕからなる反射膜（反射率・９５％）を膜
厚８０ｎｍで形成し、反射膜上にスピンコード法により
ウレタンアクリレート系先便化性樹脂（大日本インキ化
学工業社製：商品番号ＥＸ−７０４、弾性率：　３．５
Ｘ　１０１０ｄｙｎ／　ａｍ”）からなる保護膜を膜厚
６ｕｌｌで形成することによって光情報記録媒体を作製
した。実施例１におけると同じ条件で測定した光情報記
録媒体の反射率は８０％であった。

また、ＣＮＲは５８ｄＢ、ジッタは１５ｎｓであり、と
らに良好であった。この光情報記録媒体にある情報をＸ
ガロ再生したが、上記の反射率およびＣＮＲは変化がな
かった。

実施例６〜８ 実施例５において色素（■−１）２００ｍｇの代りに色
素（ｎ−２）、色素（ＩＩ　−３）または色素（■−４
）を同量用いる以外は同じ方法で色素膜を作製した。

これらの色素膜の吸収波長ピークを第２表に示す。

これらの色素膜上に第２表に示す反射膜を形成し、反射
膜上に第２表に示す保護膜を形成することによって光情
報記録媒体を作製した。実施例１におけると同じ条件で
測定したこれらの光情報記録媒体の反射率、ＣＮ　Ｒお
よびノックを第２表に示す。

第２表から明らかなようにＣＮＲは高くジッタは良好で
あった。また、１万回再生を繰り返した後も、光端・報
記録媒体の反射率お上びＣＮＲは変化がなかった。

以下余白 実施例９ 実施例５において色素（ＩＩ　−１）２００Ｂを色素（
１１）１００ｍｇと色素（■−１）ｌｏｏｍｇとの混合
物に代える以外は同じ方法で色素膜を作製した。この色
素膜の吸収波長ピークは７００〜７１０ｎａの範囲であ
り、波長７８Ｑｒ＋ａ＋の光に対する吸光度は０．２０
であった。

色素膜上に真空蒸着法によりＡｕからなる反射膜（反射
率：９５％）を膜厚８０ｎｓ＋で形成し、反射膜上にス
ピンコード法によりウレタンアクリレート系光硬化性樹
脂（大日本インキ化学工業社製：商品番号Ｅ　Ｘ　−７
０４、弾性率＋　３．５ｘ　１０”ｄｙｎ／　ｃ＋＊”
）からなる保護膜を膜厚６μｍで形成することによって
光情報記録媒体を作製した。実施例１におけろと同じ条
件で測定した光情報記録媒体の反射率は８０％であった
。またＣＮＲは５８ｄＢ、ジッタは１５ｎｓであり、と
もに良好であった。この光情報記録媒体にある情報を１
万回再生したが、上記の反射率およびＣＮＲは変化がな
かった。

［発明の効果］ 本発明によれば、情報を記録するために用いるレーザ光
を吸収し、情報を繰り返し再生しても再生特性か変化し
ないシアニン色素膜を備えており、高反射率を有し、ジ
ッタ特性が良好な光情報記録媒体が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光情報記録媒体の一例の部分概略断面
図、第２図は本発明の光情報記録媒体におけるピットの
形状を示す部分概略平面図、第３図は従来の光情報記録
媒体に形成されろピットの形状を示す部分概略平面図で
ある。 ｌ・・・基　彼、　　２・・・色素膜、３・・・反射膜
、　　４・・・保護膜、５・・・ピット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ［式中、Ｒ＾１は炭素数２〜６のアルキル基または下記
   一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される基を表し、Ｒ＾２は水素原子または炭素数１
   〜６のアルキル基を表し、ｘは０〜４の整数を表し、ｙ
   は０〜５の整数を表し、ｍは１〜３の整数を表し、ｎは
   ０〜２の整数を表す。］ で示されるインドレニン系シアニン色素を含み、吸収波
   長ピークが６３０〜７２０ｎｍの範囲にある色素膜を基
   板上に備え、色素膜上に反射率が６０〜１００％の範囲
   にある反射膜を備え、反射膜上に弾性率が１×１０＾３
   〜１×１０＾１＾５ｄｙｎ／ｃｍ＾２の範囲にある保護
   膜を備えていることを特徴とする光情報記録媒体。 ２、下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ［式中、Ｒ＾３は水素原子、ハロゲン原子または炭素数
   ２〜６のアルキル基を表し、ｐは１〜３の整数を表し、
   ｑは０〜３の整数を表す。］ で示されるナフトインドレニン系シアニン色素を含み、
   吸収波長ピークが６３０〜７２０ｎｍの範囲にある色素
   膜を基板上に備え、色素膜上に反射率が６０〜１００％
   の範囲にある反射膜を備え、反射膜上に弾性率が１×１
   ０＾３〜１×１０＾１＾５ｄｙｎ／ｃｍ＾２の範囲にあ
   る保護膜を備えていることを特徴とする光情報記録媒体
   。