JPH035096A - ガスメタルアーク溶接ワイヤ - Google Patents
ガスメタルアーク溶接ワイヤInfo
- Publication number
- JPH035096A JPH035096A JP13804089A JP13804089A JPH035096A JP H035096 A JPH035096 A JP H035096A JP 13804089 A JP13804089 A JP 13804089A JP 13804089 A JP13804089 A JP 13804089A JP H035096 A JPH035096 A JP H035096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- wire
- welding wire
- gas
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 title claims abstract description 94
- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims abstract description 35
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 35
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 18
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims abstract description 18
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims abstract description 18
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims abstract description 17
- 230000004927 fusion Effects 0.000 abstract description 6
- 230000007547 defect Effects 0.000 abstract description 5
- 230000035515 penetration Effects 0.000 abstract 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 30
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 4
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000007373 indentation Methods 0.000 description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 3
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 3
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 210000004709 eyebrow Anatomy 0.000 description 2
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 2
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 2
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013508 migration Methods 0.000 description 1
- 230000005012 migration Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、鉄構、船舶1機械などの溶接構造物の溶接加
工に適用されるガスメタルアーク溶接ワイヤに関する。
工に適用されるガスメタルアーク溶接ワイヤに関する。
従来、ガスメタルアーク溶接方法は、通常0.8〜2.
411Iφの細径ワイヤをアーク中に連続送給し、C0
2ガス、Ar+CO2ガスなどのシールドガスを用いて
大気と遮断して溶接を行う方法であり、この方法を施工
する溶接機のワイヤ送給速度は最大で15 m / m
inであったが、最近、ワイヤ送給速度が最大30〜5
0 m / minとなる溶接機が開発され、細径ワイ
ヤを高速送給し大電流高速溶接を行い、従来溶接機によ
る場合の約2〜3倍の高溶着量が得られている。また大
電流高速溶接方法は、アークを大気から保護するシール
ドガスとしてはAr+He+CO2+02の4元ガス、
Ar+He+CO2の3元ガスなどが主体に使用されて
いるが、電源の電圧傾きを10OAで0.5〜1.0■
とすることにより従来のAr+CO2ガスでも安定して
溶接を行うことができる。
411Iφの細径ワイヤをアーク中に連続送給し、C0
2ガス、Ar+CO2ガスなどのシールドガスを用いて
大気と遮断して溶接を行う方法であり、この方法を施工
する溶接機のワイヤ送給速度は最大で15 m / m
inであったが、最近、ワイヤ送給速度が最大30〜5
0 m / minとなる溶接機が開発され、細径ワイ
ヤを高速送給し大電流高速溶接を行い、従来溶接機によ
る場合の約2〜3倍の高溶着量が得られている。また大
電流高速溶接方法は、アークを大気から保護するシール
ドガスとしてはAr+He+CO2+02の4元ガス、
Ar+He+CO2の3元ガスなどが主体に使用されて
いるが、電源の電圧傾きを10OAで0.5〜1.0■
とすることにより従来のAr+CO2ガスでも安定して
溶接を行うことができる。
しかしながら、この溶接方法は、細径ワイヤの送給速度
を著しく増大して大電流溶接施工を行うために、とけこ
み深さは増大するが、第4同断面図に示すように、母材
1に対する溶接金属2がフィンガー状のとけこみ形状と
なりやすく、そのため突合わせ継手などの溶接に際して
は、とけこみ先端部へのブローホールの発生、多層溶接
時の融合不良などの溶接欠陥が生しやすくなり、重要構
造物への適用が今後の課題となっている。
を著しく増大して大電流溶接施工を行うために、とけこ
み深さは増大するが、第4同断面図に示すように、母材
1に対する溶接金属2がフィンガー状のとけこみ形状と
なりやすく、そのため突合わせ継手などの溶接に際して
は、とけこみ先端部へのブローホールの発生、多層溶接
時の融合不良などの溶接欠陥が生しやすくなり、重要構
造物への適用が今後の課題となっている。
本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
細径ワイヤの高速送給による大電流高速溶接を行うに際
して、溶接金属のフィンガー状とけこみ形状を防止し、
ブローホールや融合不良の発生を防止して溶接品質が向
上できるガスメタルアーク溶接ワイヤを提供することを
目的とする。
細径ワイヤの高速送給による大電流高速溶接を行うに際
して、溶接金属のフィンガー状とけこみ形状を防止し、
ブローホールや融合不良の発生を防止して溶接品質が向
上できるガスメタルアーク溶接ワイヤを提供することを
目的とする。
上記の課題を解決する手段として、第1番目の発明は、
細径ワイヤによる大電流高速ガスメタルアーク溶接にお
いて使用する溶接ワイヤであって、含有されているM
n / S i比が1.8以上であることを特徴とし、
第2番目の発明は、細径ワイヤによる大電流高速ガスメ
タルアーク溶接において使用する溶接ワイヤであって、
外表面の銅メッキ量が0.02〜0.20重量%範囲内
であることを特徴とする。
細径ワイヤによる大電流高速ガスメタルアーク溶接にお
いて使用する溶接ワイヤであって、含有されているM
n / S i比が1.8以上であることを特徴とし、
第2番目の発明は、細径ワイヤによる大電流高速ガスメ
タルアーク溶接において使用する溶接ワイヤであって、
外表面の銅メッキ量が0.02〜0.20重量%範囲内
であることを特徴とする。
第1番目の発明においては、高速送給による大電流高速
溶接を行う細径ワイヤを、含有されているM n /
S i比が1.8以上のものとすることにより、溶接金
属のフィンガー状とけごみを防止し、なお溶接施工に使
用するシールドガスはAr + He + C○2+0
21Ar+He+CO2、Ar+CO2のいずれでもよ
く、また溶接電源は100Aで2〜3Vの1頃き、
100 AT:0.5〜IVの1頃きを有する定電圧特
性電源が使用できる。
溶接を行う細径ワイヤを、含有されているM n /
S i比が1.8以上のものとすることにより、溶接金
属のフィンガー状とけごみを防止し、なお溶接施工に使
用するシールドガスはAr + He + C○2+0
21Ar+He+CO2、Ar+CO2のいずれでもよ
く、また溶接電源は100Aで2〜3Vの1頃き、
100 AT:0.5〜IVの1頃きを有する定電圧特
性電源が使用できる。
また第2番目の発明においては、高速送給による大電流
高速溶接を行うm径ワイヤを、外表面の銅メッキ量が0
.02〜0.20重量%のものとすることにより、溶接
金属のフィンガー状とけごみを防止し、なお使用するシ
ールドガス及び溶接電源については第1番目の発明と同
様である。
高速溶接を行うm径ワイヤを、外表面の銅メッキ量が0
.02〜0.20重量%のものとすることにより、溶接
金属のフィンガー状とけごみを防止し、なお使用するシ
ールドガス及び溶接電源については第1番目の発明と同
様である。
本発明ガスメタルアーク溶接ワイヤの実施例を図面につ
いて説明すると、第1図は第1番目の発明における溶接
ワイヤ中に含有されるM n / S i比と溶接金属
とけこみ形状の関係を示す説明図、第2図は第2番目の
発明における溶接ワイヤ外表面の銅メッキ量と溶接金属
とけこみ形状の関係を示す説明図、第3図は同上におけ
る銅メッキ量と通電性の関係を示す線図である。
いて説明すると、第1図は第1番目の発明における溶接
ワイヤ中に含有されるM n / S i比と溶接金属
とけこみ形状の関係を示す説明図、第2図は第2番目の
発明における溶接ワイヤ外表面の銅メッキ量と溶接金属
とけこみ形状の関係を示す説明図、第3図は同上におけ
る銅メッキ量と通電性の関係を示す線図である。
まず第1番目の発明について、ビードオンプレート溶接
試験を行った結果を説明する。
試験を行った結果を説明する。
溶接ワイヤはM n / S i比が種々異なる50k
gf/m2級の強度を有する軟鋼系のL2s*φを使用
し、シールドガスはAr+He+CO2+02の4元ガ
スとAr十002ガスを使い、溶接機は0.5〜1■の
傾きを有する定電圧特性の溶接電源を用い、ワイヤ送給
速度を30m/min、溶接電圧をアークの安定するア
ーク長から44V、溶接速度を50■/minとして、
ビードオンプレート溶接を行った。
gf/m2級の強度を有する軟鋼系のL2s*φを使用
し、シールドガスはAr+He+CO2+02の4元ガ
スとAr十002ガスを使い、溶接機は0.5〜1■の
傾きを有する定電圧特性の溶接電源を用い、ワイヤ送給
速度を30m/min、溶接電圧をアークの安定するア
ーク長から44V、溶接速度を50■/minとして、
ビードオンプレート溶接を行った。
その結果、第1図に示すように、図中の一点鎖線のM
n / S i比1.8を境界として、○印のM n
/ S iが1.8以上ではとけこみ形状が丸いとけこ
みとなり、×印のMn/Si比が1.8未満ではフィン
ガー状となることが認められた。
n / S i比1.8を境界として、○印のM n
/ S iが1.8以上ではとけこみ形状が丸いとけこ
みとなり、×印のMn/Si比が1.8未満ではフィン
ガー状となることが認められた。
その理由を考察すると、M n / S i比が低い場
合シールドガス組成にかかわらずフィン゛、: ゞ
が高いので、熔融金属が凝固するまでの時間が短かく凝
固に際して熔融金属が攪拌されないために、フィンガー
状となるものと考えられる。
合シールドガス組成にかかわらずフィン゛、: ゞ
が高いので、熔融金属が凝固するまでの時間が短かく凝
固に際して熔融金属が攪拌されないために、フィンガー
状となるものと考えられる。
くなる結果、凝固に際して熔融金属が攪拌され、丸いと
けこみ形状となるものと推測できる。
けこみ形状となるものと推測できる。
なおシールドガス組成の影響については、3元ガス及び
CO2ガスを使って同様の試験を行い、同様の結果を得
た。また溶接機については、100Aで2〜3Vの(頃
きを有する定電圧特性の溶接電源でも同様な傾向を示す
ことが、同様の試験により確認された。
CO2ガスを使って同様の試験を行い、同様の結果を得
た。また溶接機については、100Aで2〜3Vの(頃
きを有する定電圧特性の溶接電源でも同様な傾向を示す
ことが、同様の試験により確認された。
かくして、第1番目の発明によれば、■、2龍φの細径
ワイヤでの大電流高速ガスメタルアーク溶接にあたり使
用する溶接ワイヤを、含有されているM n / S
iの比が1,8以上のものとすることにより、とけこみ
先端部が丸くなるとけこみ形状が得られ、したがって、
従来の大電流溶接施工時にしばしば発生していたフィン
ガー状とけこみ形状に起因するとけこみ先端部のブロー
ホールと、多層溶接時の眉間の融合不良等の溶接欠陥の
発生が防止できる。
ワイヤでの大電流高速ガスメタルアーク溶接にあたり使
用する溶接ワイヤを、含有されているM n / S
iの比が1,8以上のものとすることにより、とけこみ
先端部が丸くなるとけこみ形状が得られ、したがって、
従来の大電流溶接施工時にしばしば発生していたフィン
ガー状とけこみ形状に起因するとけこみ先端部のブロー
ホールと、多層溶接時の眉間の融合不良等の溶接欠陥の
発生が防止できる。
次に第2番目の発明について、ビードオンプレート溶接
試験を行った結果を説明する。
試験を行った結果を説明する。
溶接ワイヤはワイヤ外表面の銅メッキ量を0.24.0
.20.0.0B、 0.04%に加工した50kg
f / ** 2級の強度を有する軟鋼系の1.2龍φ
を使用し、シールドガスはAr+He+CO2+02の
4元ガス、 A r +He +CO2の3元ガス及び
Ar+CO2ガスを使い、溶接機は100Aで1V以下
の傾きと100Aで2〜3■の傾きを有する定電圧特性
の溶接電源を用い、ワイヤ送給速度を30m/min、
溶接電圧をアークの安定するアーク長から44V、溶接
速度を50cm/minとして、ビードオンプレート溶
接を行った。
.20.0.0B、 0.04%に加工した50kg
f / ** 2級の強度を有する軟鋼系の1.2龍φ
を使用し、シールドガスはAr+He+CO2+02の
4元ガス、 A r +He +CO2の3元ガス及び
Ar+CO2ガスを使い、溶接機は100Aで1V以下
の傾きと100Aで2〜3■の傾きを有する定電圧特性
の溶接電源を用い、ワイヤ送給速度を30m/min、
溶接電圧をアークの安定するアーク長から44V、溶接
速度を50cm/minとして、ビードオンプレート溶
接を行った。
その結果、第2図に示すように、溶接ワイヤ外表面の銅
メッキ量を0.20%以下とすることにより、溶接金属
とけこみ形状は、結果欄に示す×印のフィンガー状から
○印の丸いとけこみ形状に変化することが認められた。
メッキ量を0.20%以下とすることにより、溶接金属
とけこみ形状は、結果欄に示す×印のフィンガー状から
○印の丸いとけこみ形状に変化することが認められた。
その理由を考察すると、細径ワイヤを大電流溶接する場
合、ワイヤ先端形状はペンシル状に尖った形となり、溶
接ワイヤは小滴となって大きな移行速度で母材中に移行
し、すなわちスプレーアークとなる。このスプレーアー
ク溶接範囲の高電流域で溶接すると、電流密度が増大し
溶接ワイヤの先端部(コンタクトチップから母材までの
ワイヤの突出し長さ)は抵抗発熱のため軟化し、溶滴移
行しようとしているワイヤ先端部からは金属蒸気の発生
と、大電流溶接でのアーク力による溶滴移行に伴う反作
用力が発生している。
合、ワイヤ先端形状はペンシル状に尖った形となり、溶
接ワイヤは小滴となって大きな移行速度で母材中に移行
し、すなわちスプレーアークとなる。このスプレーアー
ク溶接範囲の高電流域で溶接すると、電流密度が増大し
溶接ワイヤの先端部(コンタクトチップから母材までの
ワイヤの突出し長さ)は抵抗発熱のため軟化し、溶滴移
行しようとしているワイヤ先端部からは金属蒸気の発生
と、大電流溶接でのアーク力による溶滴移行に伴う反作
用力が発生している。
そこで、通電性向上と防錆効果のため溶接ワイヤ外表面
に施している銅メッキ量が0.20%以上となると、銅
蒸気発生量も多くなり、これにより発生する反作用力も
強くて溶接ワイヤ先端軟化部が強く振られる結果、アー
クは不安定となりやすく、したがって適正な溶接電流、
電圧施工条件も狭く、かつとけこみ形状もフィンガー状
となる。一方、溶接ワイヤ外表面の銅メッキ量が0.0
2〜0.20%の範囲内では、上述した反作用力が減少
する結果、溶接ワイヤ径の3倍ぐらいの直径で安定した
回転アークが得られ、丸くて扁平なとけこみ形状を得る
ことができる。
に施している銅メッキ量が0.20%以上となると、銅
蒸気発生量も多くなり、これにより発生する反作用力も
強くて溶接ワイヤ先端軟化部が強く振られる結果、アー
クは不安定となりやすく、したがって適正な溶接電流、
電圧施工条件も狭く、かつとけこみ形状もフィンガー状
となる。一方、溶接ワイヤ外表面の銅メッキ量が0.0
2〜0.20%の範囲内では、上述した反作用力が減少
する結果、溶接ワイヤ径の3倍ぐらいの直径で安定した
回転アークが得られ、丸くて扁平なとけこみ形状を得る
ことができる。
なお、溶接ワイヤ外表面の銅メッキ量の減少については
、コンタクトチップでの通電性低下となることが懸念さ
れるが、第3図に1.2龍φ炭素鋼ワイヤで溶接電流を
35OAとして溶接したときのコンタクトチップでの電
圧降下を示すように、従来の溶接ワイヤの銅メッキ量0
.20%以上でもその電圧降下は0.015 Vとなり
、本発明による適用範囲とほとんど差はなく問題ない。
、コンタクトチップでの通電性低下となることが懸念さ
れるが、第3図に1.2龍φ炭素鋼ワイヤで溶接電流を
35OAとして溶接したときのコンタクトチップでの電
圧降下を示すように、従来の溶接ワイヤの銅メッキ量0
.20%以上でもその電圧降下は0.015 Vとなり
、本発明による適用範囲とほとんど差はなく問題ない。
また溶接ワイヤ外表面の銅メッキ量が0.02%以下と
なるとコンタクトチップでの電圧降下も大となるので、
下限値0.02%は、この面からも限定値である。
なるとコンタクトチップでの電圧降下も大となるので、
下限値0.02%は、この面からも限定値である。
0
かくして、第2番目の発明によれば、■、2顛φの細径
ワイヤでの大電流高速ガスメタルアーク溶接にあたり使
用する溶接ワイヤを、その外表面の銅メッキ量が0.0
2〜0.20%のものとすることにより、とけこみ先端
部の形状が丸くなるとけこみ形状が得られ、したがって
、従来の大電流溶接施工時にしばしば発生していたフィ
ンガー状とけこみに起因するとけこみ先端部のブローホ
ールと、多層溶接時の眉間の融合不良等の溶接欠陥の発
生が防止できる。
ワイヤでの大電流高速ガスメタルアーク溶接にあたり使
用する溶接ワイヤを、その外表面の銅メッキ量が0.0
2〜0.20%のものとすることにより、とけこみ先端
部の形状が丸くなるとけこみ形状が得られ、したがって
、従来の大電流溶接施工時にしばしば発生していたフィ
ンガー状とけこみに起因するとけこみ先端部のブローホ
ールと、多層溶接時の眉間の融合不良等の溶接欠陥の発
生が防止できる。
要するに本発明によれば、細径ワイヤによる大電流高速
ガスメタルアーク溶接において使用する溶接ワイヤであ
って、含有されているMn/Si比が1.8以上である
ことと、細径ワイヤによる大電流高速ガスメタルアーク
溶接において使用する溶接ワイヤであって、外表面の銅
メッキ量が0.02〜0.20重量%範囲内であること
とにより、それぞれ細径ワイヤの高速送給による大電流
高速溶接を行うに際して、溶接金属のフィンガー状とけ
こみ形状を防止し、ブローホールや融合不良の発生を防
止して溶接品質が向上できるガスメタルアーク溶接ワイ
ヤを得ることができるから、本発明は産業上極めて有益
なものである。
ガスメタルアーク溶接において使用する溶接ワイヤであ
って、含有されているMn/Si比が1.8以上である
ことと、細径ワイヤによる大電流高速ガスメタルアーク
溶接において使用する溶接ワイヤであって、外表面の銅
メッキ量が0.02〜0.20重量%範囲内であること
とにより、それぞれ細径ワイヤの高速送給による大電流
高速溶接を行うに際して、溶接金属のフィンガー状とけ
こみ形状を防止し、ブローホールや融合不良の発生を防
止して溶接品質が向上できるガスメタルアーク溶接ワイ
ヤを得ることができるから、本発明は産業上極めて有益
なものである。
第1図〜第3図は本発明ガスメタルアーク溶接ワイヤの
実施例を示し、第1図は第1番目の発明における溶接ワ
イヤ中に含有されるM n / S i比と溶接金属と
けこみ形状の関係を示す説明図、第2図は第2番目の発
明における溶接ワイヤ外表面の銅メッキ量と溶接金属と
けこみ形状の関係を示す説明図、第3図は同上における
銅メッキ量と通電性の関係を示す線図である。 第4図は従来の溶接ワイヤによる溶接金属とけごみ形状
を示す断面図である。
実施例を示し、第1図は第1番目の発明における溶接ワ
イヤ中に含有されるM n / S i比と溶接金属と
けこみ形状の関係を示す説明図、第2図は第2番目の発
明における溶接ワイヤ外表面の銅メッキ量と溶接金属と
けこみ形状の関係を示す説明図、第3図は同上における
銅メッキ量と通電性の関係を示す線図である。 第4図は従来の溶接ワイヤによる溶接金属とけごみ形状
を示す断面図である。
Claims (2)
- (1)細径ワイヤによる大電流高速ガスメタルアーク溶
接において使用する溶接ワイヤであって、含有されてい
るMn/Si比が1.8以上であることを特徴とするガ
スメタルアーク溶接ワイヤ。 - (2)細径ワイヤによる大電流高速ガスメタルアーク溶
接において使用する溶接ワイヤであって、外表面の銅メ
ッキ量が0.02〜0.20重量%範囲内であることを
特徴とするガスメタルアーク溶接ワイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13804089A JPH035096A (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | ガスメタルアーク溶接ワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13804089A JPH035096A (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | ガスメタルアーク溶接ワイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035096A true JPH035096A (ja) | 1991-01-10 |
Family
ID=15212619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13804089A Pending JPH035096A (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | ガスメタルアーク溶接ワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH035096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63232527A (ja) * | 1988-02-19 | 1988-09-28 | Toshiba Corp | アナログ/ディジタル変換回路 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5237453A (en) * | 1975-09-19 | 1977-03-23 | Hitachi Ltd | Process for fabricating liquid crystal display device |
JPS55147498A (en) * | 1979-05-02 | 1980-11-17 | Daido Steel Co Ltd | Stainless steel wire for gas shielded arc welding |
JPS62199287A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-02 | Nippon Steel Weld Prod & Eng Co Ltd | ア−ク溶接用銅めつき鋼ワイヤ及びその製造方法 |
JPS62296993A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-24 | Nippon Steel Corp | Magパルス高速溶接用鋼ワイヤ |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP13804089A patent/JPH035096A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5237453A (en) * | 1975-09-19 | 1977-03-23 | Hitachi Ltd | Process for fabricating liquid crystal display device |
JPS55147498A (en) * | 1979-05-02 | 1980-11-17 | Daido Steel Co Ltd | Stainless steel wire for gas shielded arc welding |
JPS62199287A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-02 | Nippon Steel Weld Prod & Eng Co Ltd | ア−ク溶接用銅めつき鋼ワイヤ及びその製造方法 |
JPS62296993A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-24 | Nippon Steel Corp | Magパルス高速溶接用鋼ワイヤ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63232527A (ja) * | 1988-02-19 | 1988-09-28 | Toshiba Corp | アナログ/ディジタル変換回路 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5405711B2 (ja) | 鉄合金のガス−金属アーク溶接法 | |
CA1189152A (en) | Welding system | |
US6723954B2 (en) | Straight polarity metal cored wire | |
JP3459396B2 (ja) | パイプ溶接方法 | |
JP2004130387A (ja) | 溶接用フラックス入りワイヤの調製 | |
JP4538520B2 (ja) | 鋼板のガスシールドアークブレージング方法 | |
JP2001510401A (ja) | アーク溶接のための多目的多移行多姿勢シールドガス | |
JP5066375B2 (ja) | パルスmag溶接用銅めっきソリッドワイヤ | |
JPH035096A (ja) | ガスメタルアーク溶接ワイヤ | |
JP2003053545A (ja) | タンデムアーク溶接方法 | |
JP3579573B2 (ja) | 炭酸ガスアーク溶接による片面溶接方法 | |
JPH0221911B2 (ja) | ||
JPH0663754A (ja) | ガスシールドアーク溶接法 | |
JPH0455796B2 (ja) | ||
JP3282285B2 (ja) | アルミニウム合金の硬化肉盛溶接方法 | |
JPH09248668A (ja) | ガスシールド消耗電極式アークろう付け法 | |
CA1071715A (en) | Method of high speed gas shielded arc welding | |
US3557340A (en) | Selenium bearing wire for steel welding | |
JP2002346787A (ja) | パルスmag溶接用ソリッドワイヤ | |
JPH11226736A (ja) | ガスシールドアーク溶接方法 | |
JP2015100813A (ja) | 薄鋼板のガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ | |
JPH02268976A (ja) | ガスシールドアーク溶接方法 | |
JP3947422B2 (ja) | チタン又はチタン合金のmig溶接方法 | |
JPH0692032B2 (ja) | パルスマグ溶接用ソリッドワイヤ | |
KR20160142667A (ko) | 융접공정용 용가재 |