JPH0350632Y2 - - Google Patents

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JPH0350632Y2
JPH0350632Y2 JP17782087U JP17782087U JPH0350632Y2 JP H0350632 Y2 JPH0350632 Y2 JP H0350632Y2 JP 17782087 U JP17782087 U JP 17782087U JP 17782087 U JP17782087 U JP 17782087U JP H0350632 Y2 JPH0350632 Y2 JP H0350632Y2
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contact
terminal pin
groove
socket
socket contact
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、IC(集積回路)などの素子をプリ
ント基板などに取り外し可能に装着するのに使用
するコネクタに関する。
「従来の技術」 ICをプリント基板に取り外し可能に装着する
のに使用するICソケツトの一種として、ICの端
子ピンが傷ついたり曲がつたりすることがないよ
うに、端子ピンの挿抜に何ら力を要しないように
したものがある。
このような無挿抜力タイプのコネクタは、従来
一般に、ICの端子ピンを軸方向に挿入したのち、
レバーの操作により摺動部材を端子ピンの軸方向
と直角な方向に摺動させることにより、端子ピン
を板バネ状のソケツト接触子に所定の接触圧で接
触させ、この状態から、レバーの操作により摺動
部材を逆方向に摺動させることにより、端子ピン
を開放状態にし、軸方向に抜去する構成にされて
いる。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の一般的な無挿
抜力タイプのコネクタは、端子ピンをソケツト接
触子に接触させる際に板バネ状のソケツト接触子
を偏倚させるので、端子ピンをソケツト接触子に
接触させるのに大きな駆動力を必要とし、多ピン
化されたLSI(大規模集積回路)のようなピン数
の多い素子には適さない不都合がある。
そこで、この考案は、端子ピンの挿抜に何ら力
を要しないだけでなく、小さな駆動力により端子
ピンをソケツト接触子に所定の接触圧で接触させ
ることができ、従つてピン数の多い素子にも使用
することができるようにしたものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案のコネクタは、ソケツト接触子と中間
接触子を有する。ソケツト接触子には、端子ピン
挿入側に一側に臨んで、端子ピンの径ないし厚み
と等しい幅の、端子ピンが挿入される溝が形成さ
れる。中間接触子には、一側に内側に臨んだバネ
片が形成される。この中間接触子は、上記のバネ
片がソケツト接触子の上記の一側により偏倚され
る状態で、ソケツト接触子に嵌め込まれる。端子
ピンは、このように中間接触子がソケツト接触子
に嵌め込まれた状態で、ソケツト接触子の上記の
溝に挿入される。中間接触子は端子ピンが上記の
溝に挿入されたのちに端子ピン側に移動させら
れ、これにより上記のバネ片が端子ピンを上記の
溝の側壁側に押圧する。
「作用」 このように構成された、この考案のコネクタに
おいて、中間接触子がソケツト接触子に嵌め込ま
れた状態では、中間接触子のバネ片が所定の力で
ソケツト接触子の一側を押圧している。この状態
で端子ピンをソケツト接触子の溝に挿入すると、
端子ピンは溝の側壁に案内されて、その先端が溝
の底面に達するまで、いかなる力も受けることな
く溝内に挿入される。このとき、端子ピンの中間
接触子のバネ片が形成された一側と対向する一側
縁は、ソケツト接触子の中間接触子のバネ片で押
圧されている一側の延長上に位置する。この状態
で中間接触子を端子ピン側に移動させるが、端子
ピンの一側縁がソケツト接触子の一側の延長上に
位置しているので、移動の途中で中間接触子のバ
ネ片は端子ピンの軸方向に対して垂直な方向に変
位せず、摩擦力のみによつて中間接触子を移動さ
せることができる。
中間接触子が端子ピン側に移動させられた状態
では、中間接触子のバネ片が端子ピンをソケツト
接触子の溝の側壁側に、ソケツト接触子の一側を
押圧していたときと同じ力で押圧し、端子ピンと
ソケツト接触子は、端子ピンがソケツト接触子の
溝の側壁および底面に接触することによる直接の
接触と、端子ピンが中間接触子のバネ片に所定の
接触力で接触することによる中間接触子を介した
接触との、二点接触の状態となる。
端子ピンをコネクタから取り外すときは、装着
するときと逆に、中間接触子をソケツト接触子の
基部側に移動させてから、端子ピンをソケツト接
触子の溝から抜去すればよい。この場合、装着す
るときと同様に摩擦力のみによつて中間接触子を
移動させることができるとともに、中間接触子が
ソケツト接触子の基部側に移動させられた状態で
は端子ピンは中間接触子のバネ片から開放される
ので、端子ピンをいかなる力も受けることなくソ
ケツト接触子の溝から抜去することができる。
「実施例」 第1図、第2図および第3図は、この考案のコ
ネクタの一例を示す。
プリント基板10上に、ソケツト接触子20
が、IC30の端子ピン31の配列に応じた配列
で、ハンド付けなどにより取り付けられる。ソケ
ツト接触子20は、例えば角柱状にされ、その
IC30の端子ピン31の挿入側には、その一側
面20aに臨んで、端子ピン31が挿入される溝
21が形成される。溝21の幅Wは端子ピン31
の径と等しくされるとともに、溝21の側壁21
aの先端部はテーパ状にされる。
絶縁基板40に、ソケツト接触子20が通る穴
41が、プリント基板10上のソケツト接触子2
0の配列に応じた配列で形成される。この穴41
の位置において、絶縁基板40の一面側に、中間
接触子50が、接着剤などにより取り付けられ
る。
中間接触子50は、4個の側壁50a,50
b,50cおよび50dを有する筒体とされ、そ
の側壁50aには、内側に臨んだバネ片51が一
体に形成され、側壁50aと対向する側壁50c
には、内側に半円筒状に突出した突部52が一体
に形成される。中間接触子50がソケツト接触子
20に嵌め込まれていないときには、バネ片51
は側壁50aおよび突部52に対して第1図Aの
一点鎖線で示す位置にある。
第1図Aに示すように、絶縁基板40の穴41
にソケツト接触子20を通して、中間接触子50
をソケツト接触子20に嵌め込む。このように中
間接触子50がソケツト接触子20に嵌め込まれ
た状態では、中間接触子50の突部52がソケツ
ト接触子20の一側面20aと反対側の側面20
cに当接し、バネ片51がソケツト接触子20の
一側面20aにより上記の一点鎖線の位置に対し
て外側に偏倚され、バネ片51がソケツト接触子
20の一側面20aを所定の力で突部52側に押
圧する。
このように構成されたコネクタにIC30を装
着するには、まず、第1図Bに示すようにIC3
0の端子ピン31をソケツト接触子20の溝21
に挿入する。このとき、端子ピン31は溝21の
側壁21aに案内されて、その先端が溝21の底
面21bに達するまで、いかなる力も受けること
なく溝21内に挿入される。溝21の幅Wが端子
ピン31の径と等しいので、端子ピン31が溝2
1に挿入された状態では、端子ピン31の中間接
触子50の側壁50aと対向する一側縁31aが
ソケツト接触子20の一側面20aの延長上に位
置する。
次いで、絶縁基板40をIC30側に移動させ
ることにより、第1図Cに示すように中間接触子
50を端子ピン31側に移動させる。このとき、
端子ピン31の一側縁31aがソケツト接触子2
0の一側面20aの延長上に位置しているので、
移動の途中で中間接触子50のバネ片51は端子
ピン31の軸方向に対して垂直な方向に変位せ
ず、摩擦力のみによつて中間接触子50および絶
縁基板40を移動させることができる。
このように中間接触子50が端子ピン31側に
移動させられると、中間接触子50のバネ片51
が端子ピン31をソケツト接触子20の溝21の
側壁21a側にソケツト接触子20の一側面20
aを押圧していたときと同じ力で押圧し、IC3
0がコネクタに装着された状態となる。このと
き、端子ピン31とソケツト接触子20は、端子
ピン31がソケツト接触子20の溝21の側壁2
1aおよび底面21bに接触することによる直接
の接触と、端子ピン31が中間接触子50のバネ
片51に所定の接触圧で接触し、中間接触子50
の突部52がソケツト接触子20の側面20cに
接触することによる中間接触子50を介した接触
との、二点接触の状態となる。
IC30をコネクタから取り外すには、装着す
るときと逆に、絶縁基板40をプリント基板10
側に移動させることにより、第1図Bに示すよう
に中間接触子50をソケツト接触子20の基部側
に移動させてから、第1図Aに示すように端子ピ
ン31をソケツト接触子20の溝21から抜去す
ればよい。この場合、装着するときと同様に摩擦
力のみによつて中間接触子50および絶縁基板4
0を移動させることができるとともに、中間接触
子50がソケツト接触子20の基部側に移動させ
られた状態では端子ピン31はバネ片51から開
放されるので、端子ピン31をいかなる力も受け
ることなく溝21から抜去することができる。
なお、ソケツト接触子は円柱状でもよい。この
場合、ソケツト接触子の溝の幅とは、ソケツト接
触子の中間接触子のバネ片が接触する一側縁から
溝の側壁までの距離である。また、端子ピンは板
状でもよい。この場合、ソケツト接触子の溝の幅
は端子ピンの厚みと等しくされる。
「考案の効果」 この考案によれば、端子ピンをソケツト接触子
の溝に挿入し、溝から抜去するとき、端子ピンは
いかなる力も受けず、端子ピンの挿抜に何ら力を
要しないだけでなく、中間接触子を摩擦力で移動
させるだけの小さな駆動力により端子ピンをソケ
ツト接触子に所定の接触圧で接触させることがで
き、ピン数の多い素子にも使用することができ
る。しかも、端子ピンとソケツト接触子との接触
は直接の接触と中間接触子を介した接触との二点
接触となり、良好かつ確実な接触が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はこの考案のコネ
クタの一例を示し、第1図Aは端子ピンの挿入前
または抜去後における断面図、第1図Bは端子ピ
ンの挿入直後または抜去直前における断面図、第
1図Cは端子ピンが装着された状態の断面図、第
2図は同じ状態の斜視図、第3図は主要構成部品
の分解斜視図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 端子ピン挿入側に一側に臨んで、上記端子ピン
    の径ないし厚みと等しい幅の、上記端子ピンが挿
    入される溝が形成されたソケツト接触子と、 一側に内側に臨んだバネ片が形成され、このバ
    ネ片が上記ソケツト接触子の上記一側により偏倚
    される状態で上記ソケツト接触子に嵌め込まれる
    とともに、上記端子ピンが上記ソケツト接触子の
    上記溝に挿入されたのちに上記端子ピン側に移動
    させられることにより、上記バネ片が上記端子ピ
    ンを上記溝の側壁側に押圧する中間接触子と、 を有することを特徴とするコネクタ。
JP17782087U 1987-11-20 1987-11-20 Expired JPH0350632Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17782087U JPH0350632Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17782087U JPH0350632Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0181884U JPH0181884U (ja) 1989-05-31
JPH0350632Y2 true JPH0350632Y2 (ja) 1991-10-29

Family

ID=31469471

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JP17782087U Expired JPH0350632Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

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