JPH03505840A - 振動スクリーン式粉砕機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 振動スクリーン式粉砕機 本発明は、特に軟性の材料、例えば石炭又はその類似物を粉砕するための装置で あって、粉砕部材を有する少な（とも１つの格子体がホッパの範囲に配置されて いる形式のものに関する。

ＤＥ−ＡＳ第１１６７１６３号明細書から公知の振動スクリーン式粉砕機では、 振動ケースの下側に打撃スクリーンが設けられており、振動ケースの上側が少な くとも部分的に衝突プレートによって被覆されている。さらに、砕料が長手方向 で振動ケース内を流過しており、この振動ケースが、補償質量体を倫えた２つの クランク軸によって鉛直方向に振動させられる。これらのクランク軸は振動ケー スよりも下方に配置されている。衝突プレート及び打撃スクリーンは互いに向か い合う粉砕歯を有している。振動ケースにおいて衝突プレートの最後の１７３の 範囲では、打撃ハンマが旋回アームに振動可能に支承されている。旋回アームは 空圧ばねを介して振動ケースに支持されている。

コークス、石炭及びそれに類似した材料のための粉砕機が、ＤＥ−ＰＳ第６５０ ４６１号明細書から公知である。この公知粉砕機には、ビックを有する粉砕揺れ 腕と、長手方向ロッドによって支持された振動テーブルとが設けられており、砕 料はこの振動テーブル上を流過する。この場合、振動テーブルは振動衝撃によっ て生ぜしめられた運動を行う。振動テーブルの複数箇所における振動衝撃の強さ は、種々異なるビックによって形成された破片の大きさに相応している。

引用した上記２つの明細書に示された欠点は主に、制御運動可能な質量体が振動 を繰り返すことによって、損傷が格子体もしくは格子体周辺の構成部材に及ぼさ れることにある。また、上記２つの明細書による粉砕機では粉砕された砕料が主 に水平方向で流過しており、この場合処理されるべき砕料によって、粉砕機の高 い処理能力を得ることはできない。

本発明の課題は、請求項１の上位概念に記載した形式の装置を改良して、極めて 容易な構成の装置によってできるだけ高い処理能力を得ることにある。

この課題は、本発明によればはじめに述べた形式の装置において、材料が、水平 方向に相対運動を行う少なくとも２つの格子体の間で粉砕されることによって解 決されている。

この解決手段によって、本発明による装置は極めて容易に構成されており、材料 は鉛直方向に流過することによって、比較的迅速に粉砕かつ処理される。背景技 術に対して、本発明では極めてわずかな構成部材しか使用されておらず、それに よって装置は極めて安価なものとなる。本発明による装置は、特に軟性鉱物、例 えば石炭を粉砕するために使用される。

有利には、互いに間隔を置いて上下に配置された少なくとも２つの格子体が、ホ ッパの流出範囲に設けられている。これら格子体のうちで少な（とも一方の格子 体が定置に固定されており、少な（とも他方の格子体が定置の格子体に対して並 進的に運動可能である。

この場合、並進運動を行う格子路はホッパの流出範囲のすぐ近くに配置されてお り、１つもしくは複数の定置の格子体は上記格子体の下側に配置されている。そ の結果、ホッパの流出範囲では常に相対運動が行われるので、この範囲に砕料が 詰まってしまうことはない。粉砕されるべき材料は常に水平方向に運動させられ て、定置の格子体及び運動可能な格子体の、互いにずらされた粉砕部材によって 粉砕される。この場合、粒材間を通って容易に落下する。従って、原則的には粒 度の大きな材料だけが粉砕されることとなる。

本発明の他の構成によれば、粉砕部材が三角形の横断面を有している。さらに、 運動可能な格子体に設けられた粉砕部材の尖端部が、定置の格子体に設けられた 、上記粉砕部材の下方に位置する粉砕部材の自由室内へ突入している。この場合 、運動可能な格子体は、これらのオーバーラツプする粉砕部材を接触させないよ うに往復運動を行う。その結果、粉砕されるべき破片が常に複数の粉砕部材によ って負荷される。本発明のさらに別な構成によれば、各粉砕部材の尖端部がそれ ぞれ種々異なる水平方向面及び鉛直方向面上位置しており、それによって粉砕効 果が高められる。

運動可能な格子体が有利には、揺れ腕によって駆動されるフレーム内部に保持さ れており、揺れ腕が、回転運動を並進運動へ転換させる駆動装置と接続されてい る。この場合、駆動装置は格子体と、もしくは格子体を受容するフレームとほぼ 同じ水平方向面上に配置されている。このような構成により、本発明による装置 の振動は極めて少なくなる。

本発明の構成によれば、粉砕された砕料を搬出する搬送装置、例えばコンベヤベ ルト及びプレート状ベルト又はその類似物が、格子体よりも下方に配置されてい る。

本発明による装置は、有利には坑道、採石場及び炭坑において使用される。

本発明による装置は実施例に基づいて図面に示されており、以下に詳しく述べら れている。図面によれば、第１図、第２図及び第３図は相対運動を行う２つの格 子体の設けられた、軟性鉱物を粉砕するための装置を種々異なる３つの作業位置 で示す図である。

第１図〜第３図は、本発明による装置を種々異なる３つの作業位置で示している 。本発明による装置は以下の構成部材から、即ち、粉砕されるべき材料２を受容 するためのホッパ１と、鉛直方向及び水平方向に互いにずらされた複数の粉砕部 材５．６．７を有する２つの格子体３．４と、駆動装置８とコンベヤベルト９と から形成されている。上記格子体３はフレーム１０内に保持されており、フレー ム１０は揺れ腕１１に枢着的に支承されている。揺れ腕１１が一方で駆動装置８ のクランク１２に枢着的に支承されており、他方でフレーム１０の、駆動装置８ とは反対側の端部１３に枢着的に支承されている。上記格子体４は受容部材１４ ．１５内に保持されており、コンベヤベルト９も受容部材１４．１５にヒンジ結 合されている。粉砕された砕料１６が自重によってコンベヤベルト９上へ落下し 、その後、さらに使用されるために本発明の装置から搬出される。並進運動を行 う格子体３に設けられた粉砕部材５の尖端部１７が、格子体４に設けられた粉砕 部材６とオーバーラツプしている。この場合、格子体３の並進運動時に上記２つ の粉砕部材５．６が接触しないように、上記２つの格子体３，４は構成されてい る。

並進運動を行う格子体３は、第１図では右側の出発位置にあり、第２図では中央 の位置にあり、第３図では最も左側の作業位置にある。

国際調査報告 国際調査報告 Ｅρ８９００４８５ ＳＡ　　　　２９０４５

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．特に軟性の材料、例えば石炭又はその類似物を粉砕するための装置であって 、粉砕部材を有する少なくとも１つの格子体がホッパの範囲に配置されている形 式のものにおいて、材料（２）が、水平方向に相対運動を行う少なくとも２つの 格子体（３，４）の間で粉砕されることを特徴とする振動スクリーン式粉砕機。
2. ２．互いに間隔を置いて上下に配置された少なくとも２つの格子体（３，４）が 、ホッパ（１）の流出範囲に設けられており、これら格子体（３，４）のうちで 少なくとも一方の格子体（４）が定置に固定されており、少なくとも他方の格子 体（３）が定置の格子体（４）に対して並進的に運動可能である。請求項１記載 の装置。
3. ３．並進運動を行う格子体（３）がホッパ（１）の流出範囲のすぐ近くに配置さ れており、１つもしくは複数の定置の格子体（４）が上記格子体（３）の下側に 配置されている、請求項１又は２記載の装置。
4. ４．互いにずらされた粉砕部材（５，６，７）が上記２つの格子体（３，４）に 設けられている、請求項１から３までのいずれか１項記載の装置。
5. ５．粉砕部材（５，６，７）が三角形の横断面を有している、請求項１から４ま でのいずれか１項記載の装置。
6. ６．運動可能な格子体（３）に設けられた粉砕部材（５）の尖端部（１７）が、 定置の格子体（４）に設けられた、上記粉砕部材（５）の下方に位置する粉砕部 材（７）の自由室内へ突入しており、運動可能な格子体（３）が、これら粉砕部 材（５，７）を接触させないように水平方向に移動する、請求項１から５までの いずれか１項記載の装置。
7. ７．１つもしくは複数の定置の格子体（４）に設けられた粉砕部材（６，７）が 、水平方向及び／又は鉛直方向に互いにずらされて配置されている、請求項１か ら６までのいずれか１項記載の装置。
8. ８．運動可能な格子体（３）が揺れ腕（１１）によって駆動されるフレーム（１ ０）内部に保持されている、請求項１から７までのいずれか１項記載の装置。
9. ９．揺れ腕（１１）が、回転運動を並進運動へ変換させる駆動装置（８）と接続 されている、請求項１から８までのいずれか１項記載の装置。
10. １０．駆動装置（８）が格子体（３）と、もしくは格子体（３）を受容するフレ ーム（１０）とほぼ同じ水平方向面上に配置されている、請求項１から９までの いずれか１項記載の装置。 ｌ１．コンベヤベルト及びブレート状ベルト又はその類似物のような搬送装置（ ９）が、１つもしくは複数の定置の格子体（４）よりも下方に配置されている、 請求項１から１０までのいずれか１項記載の装置。