JPH0350385A - 磁気シールド板 - Google Patents

磁気シールド板

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JPH0350385A
JPH0350385A JP18465289A JP18465289A JPH0350385A JP H0350385 A JPH0350385 A JP H0350385A JP 18465289 A JP18465289 A JP 18465289A JP 18465289 A JP18465289 A JP 18465289A JP H0350385 A JPH0350385 A JP H0350385A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
shield plate
coil
magnetic flux
ignition
Prior art date
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Pending
Application number
JP18465289A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kizawa
鬼澤 真
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0350385A publication Critical patent/JPH0350385A/ja
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業−1−の利用分野〕 本発明は、磁気回路からの磁束の漏洩を低減する磁気遮
蔽板に関する。
〔従来の技術〕
第2図は自動車の一般的な点火装置の概略図を示す。リ
ラクタ9、ステータ10および永久磁石11は閉じた磁
気回路を形成し、リラクタ9は内燃機関のシリンダ数と
同数の突起を持ち、内燃機関の回転数に比例して回転し
ている。そのため、リラクタ9とステータ10間のギャ
ップ間隔の変化により磁気抵抗が変化し、磁気回路中の
磁束密度が変化する。ピックアップコイル4にはコイル
と鎖交する磁束の変化により第3図(a)の実線に示す
ような点火制御電圧が発生する。この電圧を用いて点火
信号増幅器12は第3図(b)の破線に示すような点火
しきい電圧VQで点火コイルへの電流の制御を行なう。
具体的には点火制御電圧15がVQより高いときには点
火コイル−次側へ電流16を通電し、点火制御電圧]5
がVQより下がると点火コイル−次側への電流を遮断す
る。
ここで点火コイル−次側への電流が遮断されると、点火
コイルコア中の磁束が大きく変化し、二次側に高電圧が
誘起する。この二次側に発生した高電圧は配電器14に
より各シリンダの点火プラグへ分配されて点火が行なわ
れる。
ところで、エンジンルームの小型化、高集積化に伴い、
第4図に示すように、最近は、配電器、点火コイル、ピ
ックアップコイルが一体化されている。点火コイルコア
のギャップは、電気回路の磁気抵抗を増加させることに
より、昇圧動作中に磁気回路中の透磁率のヒステリシス
特性を低減し、かつ、高い透磁率を保持するために必要
なものである。しかし、コアのギャップは不整漏洩磁束
を放射し、それがピックアップコイルと鎖交すると考え
られる。そのため第6図に示すように、点火制御電圧と
、不整漏洩磁束によるノイズ電圧が重なり、点火制御電
圧を狂わせ、点火の誤動作を弓き起こすと考えられる。
このような点火の誤動作を防11二する従来例は特開昭
56−104163号公報のように、ピックアップコイ
ルと鎖交する磁束を点火コイルからの漏れ磁束が強める
ようにピックアップコイル、点火コイルの配置を工夫す
るものがある。また、特開昭6:3106366号公報
のように、点火コイルとピックアップコイルの間への磁
気シールド板を配置し漏洩磁束を遮蔽することが行われ
ている。また、磁気シールド板の構造に関しては、特開
昭57−23206号公報のように、異なる種類の磁性
体を張り合わせ、かつ、磁界に曝される側の磁性体を飽
和磁束密度と比透磁率が共に高い。または、どちらが一
方が高い磁性体で構成するものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、点火コイル13がらの漏洩磁束17は空間的分
布が一様でない事が多く、また、ピックアップコイル4
中の制御磁束を強めるようにピックアップコイル4、点
火コイル1:3の最適な配置が得られるとは限らない。
また、磁気シールド板を用いる場合、高い磁気遮蔽効果
を得るためには、比透磁率が高い磁性体を用いて磁気シ
ールド板を構成すれば良い。しかし、高い比透磁率を持
つ磁性体は、一般に、高価で、さらに、飽和磁束密度が
大きくないため、強い磁界に曝された場合、磁性体中の
磁束密度が飽和し十分な磁気遮蔽効果が得られない。
さらに、磁性体シールド板は、また、導体でもあるため
、遮蔽対象の磁場が非定常磁場の場合、渦電流がシール
ド板に発生する。この渦電流は、一般に、外部磁場を打
ち消すような渦電流磁場を発生させる。しかし、渦電流
によって磁気シールド板中にジュール熱による発熱が生
じる。一方、コイル−次側には大電流が流れ、また、コ
アにも渦電流が流れるため、イグニッションコイルから
は熱が発生している。イグニッションコイルとシール1
く板が接近している場合、これらの熱のために温度が上
昇し、ディストリビュータの信頼性に問題が生しる恐れ
がある。
本発明の主な1」的は、磁気回路からの漏洩磁束を遮蔽
する場合に、磁気シールド板が強い磁場に曝されている
場合でも、磁気遮蔽効果が低下しない手段を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、磁気回路からの漏洩磁束を遮蔽す
る場合に、渦電流の生成を抑制し、渦電流による発熱に
よる温度」二51を低減する手段を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
上記主な目的は、コイルが巻かれたコアとピックアップ
コイルとの間の磁気シールド板で、シールド板を隙間を
持たせて複数板設置し、強い磁場に曝されるコイルに面
したシールド板を比透磁率はそれ程大きくはないが飽和
磁束密度が大きい磁性体で、また、ピックアップコイル
に面したシールド板を飽和磁束密度はそれ程大きくはな
いが、高い比透磁率をもつ磁性体で、それぞれ、構成す
ることにより達成される。
本発明の他の目的は、強い磁場に曝されるコイルに面し
たシールド板を、磁性体の繊維の束により構成すること
により達成される。
また本発明の他の目的は、主な目的の手段の強い磁場に
曝されるコイルに面したシールド板を、磁性体粉を含ん
だ合成樹脂により構成することによっても達成される。
〔作用〕
第一の手段では、イグニッションコイルからの漏洩磁束
は、ます、内側の飽和磁束密度が大きい磁性体で構成さ
れるシールド板で遮蔽され磁界の強さか弱められた後に
、外側の比透磁率が高い磁性体を用いた磁気シールド板
により遮蔽される。
そのため、強い磁界に曝された場合でも磁気遮蔽効果が
失われることがない。また、磁気シールド板のU旧こ隙
間を持たせているため、内側の磁気シールド板中の磁束
が外側の磁気シールド板に入り磁束密度が飽和し磁気遮
蔽効果が失われることもない。
第二の手段では、内側の磁性体シールド板を磁性体の繊
維の束により構成しているため、非定常磁場による渦電
流が発生しない。そのため、渦電流によるジュール熱に
より磁気シールド板の温度が」二昇することがない。
第三の手段では、内側の磁性体シールド板を磁性体粉を
含んだ合成樹脂により構成している。個個の磁性体粉は
合成樹脂により絶縁されているため、第二の手段と同様
、非定常磁場による渦電流が発生しない。そのため、渦
電流によるジュール熱により磁気シールド板の温度が−
に昇することがない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図(a)はイグニッションコイルからの磁束の漏洩
を防止する手段として、ピックアップコイルとイグニッ
ションコイルとの間に透磁率のノJ)さい磁性体をコイ
ルの近くに、透磁率の大きい磁性体をその外側に設置す
る本発明の一実施例の斜視図である。また、第1図(b
)は本実施例の磁気シールド板部分の拡大図である。コ
イル2が巻かれたコア1の一部にギャップ3が形成され
、ピックアップコイル4との間に複数のシールド板5、
及び、6が設置されている。これらのシールド板は磁性
体で構成され、強い磁場に曝されるコイル7 に面したシールド板5は飽和磁束密度が大きい磁性体で
、また、ピックアップコイルに面したシールド板6は高
い比透磁率をもつ磁性体で構成される。これらシールド
板の間は、それぞれのシールド板中を流れる磁束が他の
シールド板中に流れこまないように、隙間をもたせてあ
り、その間には、例えば、合成樹脂モールド7が充填さ
れる。
高い磁気遮蔽効果を得るためには、比透磁率が高い磁性
体を用いて磁気シールド板を構成すれば良い。しかし、
高い比透磁率を持つ磁性体は、般に、飽和磁束密度が小
さく、強い磁界に曝された場合、磁気遮蔽効果が失われ
る。本実施例では、イグニッションコイルからの漏洩磁
束は、まず、内側の飽和磁束密度が大きい磁性体で構成
されるシールド板5で遮蔽され磁界の強さが弱められた
後に、外側の比透磁率が高い磁性体を用いた磁気シール
ド板6により遮蔽される。そのため、強い磁界に曝され
た場合でも、磁気遮蔽効果が失われることがない。また
、磁気シールド板5、及び、6の間に隙間を持たせてい
るため、磁気シールド− 抜5中の磁束が磁気シールド板6に入り磁束密度が飽和
し磁気遮蔽効果が失われることもない。
第7図は、実施例1の内側の磁性体シールド板を磁性体
の繊維の束18により構成した場合の本発明の一実施例
である。イグニッションコイルからの漏洩磁束のように
、遮蔽対象の磁場が非定常磁場の場合、磁性体シールド
板は導体でもあるため渦電流がシールド板に発生する。
シールド板とイグニッションが近接している場合、磁気
シールlく板はこの渦電流によりジュール発熱する。さ
らに、イグニッションコイルもコアに生じる渦電流、及
び、−次側電流により発熱するため、ディストリビュー
タ内の温度が上昇し、部品の耐久性、及び、動作の信頼
性が失われる可能性もある。本実施例の場合、非定常磁
場による渦電流が発生しないため、渦電流によるジュー
ル発熱によりディス1−リビュータ内の温度が上昇する
ことがない。
第3図は、実施例1の内側の磁性体シールド板を磁性体
粉を含んだ合成樹脂により構成した場合の本発明の一実
施例である。個々の磁性体粉は合成樹脂により絶縁され
ているため、第二の実施例と同様、非定常磁場による渦
電流が発生しないため渦電流によるジュール発熱により
ディストリビュータ内の温度が上昇することがない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、強い磁界に曝された場合でも磁束密度
が飽和し、磁気遮蔽効果が失われることがない。
さらに、遮蔽対象の磁場が非定常であっても渦電流が発
生せず、渦電流によるジュール熱によりディストリビュ
ータ内の温度が上昇することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明の一実施例のシールド部
の斜視図、第2図は自動車の一般的な点火装置の説明図
、第3図(a)、(b)は正常な点火制御電圧及び点火
電圧の特性図、第4図は一体型配電器の斜視図、第5図
は不整漏洩磁束がピックアップコイルと鎖交する様子の
説明図、第6図(a)、(b)は不整漏洩磁束が鎖交し
た点火制御電圧、及び、点火電圧特性図、第7図、第8
図は本発明の詳細な説明図である。 1・ コア、2 ・コイル、3・・・ギャップ、4 ・
ピックアップコイル、5・シールド板コア側、6・・・
シール1〜板ピツクアツプコイル側、7・・シャツ1〜
.8・・・モールド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、コイルが巻かれたコア周囲の磁気シールド板におい
    て、 強い磁場に曝される前記コイルに面した内側の前記シー
    ルド板は飽和磁束密度が大きい磁性体で、外側の前記シ
    ールド板は高い比透磁率をもつ磁性体で構成し、隙間を
    持たせて複数個設置したことを特徴とする磁気シールド
    板。 2、請求項1に記載の磁性体磁気シールド板において、 強い磁場に曝される前記コイルに面した内側の前記シー
    ルド板を、絶縁した磁性体の繊維の束により構成した磁
    気シールド板。 3、請求項1に記載の磁性体磁気シールド板において、 強い磁場に曝される前記コイルに面した内側の前記シー
    ルド板を、磁性体粉を含んだ合成樹脂により構成した磁
    気シールド板。
JP18465289A 1989-07-19 1989-07-19 磁気シールド板 Pending JPH0350385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18465289A JPH0350385A (ja) 1989-07-19 1989-07-19 磁気シールド板

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JP18465289A JPH0350385A (ja) 1989-07-19 1989-07-19 磁気シールド板

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JPH0350385A true JPH0350385A (ja) 1991-03-04

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ID=16156984

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JP18465289A Pending JPH0350385A (ja) 1989-07-19 1989-07-19 磁気シールド板

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