JPH03503639A - レトロウイルスhivのペプチドpf10〜pf19、該ペプチドの合成方法、特に診断用としてのその使用 - Google Patents

レトロウイルスhivのペプチドpf10〜pf19、該ペプチドの合成方法、特に診断用としてのその使用

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JPH03503639A JP1504146A JP50414689A JPH03503639A JP H03503639 A JPH03503639 A JP H03503639A JP 1504146 A JP1504146 A JP 1504146A JP 50414689 A JP50414689 A JP 50414689A JP H03503639 A JPH03503639 A JP H03503639A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 レロルス旧vへPF10〜PF19へ ム   ゛   、こ ノ     し  の  の本発明は、リンパ節症候群 (LAS)又は後天性免疫不全症候群(AIDS)を人体に誘発することが可能 なレトロウィルスのFタンパク質と共通の免疫学的特性、場合により免疫原性を 有するペプチドに係る。
今日までにLAS又はAIDSの発症に関与する種々のレトロウィルスが単離及 び同定されている。まずLAY−1又はHIV−1と呼称される最初のウィルス が単離され、英国特許出願第83724800号及び1984年9月14日付は ヨーロッパ特許出願第84/401834号に記載されている。このウィルスは F、 BarreSinoussi他により5cience、 220 n”  45−99.20.868−871頁にも記載されている。
このウィルスHIV−1の変異株であるLAV ELI及びLAV M^Lも単 離、同定され、ヨーロッパ特許出願第84/4018301834号に記載され ている。
別の類に属し且つ上記のレトロウィルスとの間に制限された免疫学的関係しかも たないレトロウィルスの単離及び同定は、ヨーロッパ特許出願第87/4001 514号(公開明細書第239425号)に記載されている。これらのレトロウ ィルスは)IIシー2の呼称のもとに分類され、リンパ節症又はAIDSの徴候 を示す複数のアフリカ人患者で単離された。
ヨーロッパ特許公開明細書第(1226513号の著者らは、ウィルスHIVの ゲノムによりコードされ且つMHC抗原(自己主要組織適合複合体(self  major histocompatibilitycomplexes>の英 文略称)と共通のペプチド配列を有するペプチドの研究を行った。レトロウィル ス旧Vのこのような非特異的ペプチド配列は、ヨーロッパ特許公開明細書第02 26513号によると、AIDSに関与するウィルスと丁4リンパ球により担持 されるT4レセプタとの相互作用を抑制する能力があり、より一般的にいうなら ば、夫々マクロファージと補助Tリンパ球との相互作用と、これらの補助Tリン パ球とBリンパ球との相互作用が通常クラス■の主要自己組織適合複合体(人体 におけるクラス■のHL^抗原)によりコードされるリンパ球レセプターにより 仲介されるとき、これらの相互作用に関して免疫調節効果を発揮する能力を有す る。
これらのレトロウィルスHIV−1及び旧V−2の研究の結果、それらの相補的 DNA配列が得られ、その後、上記以外のタンハク質、特に文献Bruno G uy他、Nature 1987. vol、 33゜p、 266〜269に 記載のHIV−1のFタンパク質をコードする特異的ヌクレオチド配列を同定す るに至った。
Fタンパク質は(protl!in F)、LAS又はAIDSを誘発すること が可能なレトロウィルスに感染した患者の血清に含まれる抗体、より特定的には このFタンパク質に対する抗体に対して抗原性を有することが知られている。
本発明者らは、レトロウィルスHIB−1又はHIV−2の種々の単離様につい て検討した結果、Fタンパク質の既知の配列から選択した特定のペプチド配列が 上記レトロウィルスの一方による感染を検出するなめに特に有利であることを確 認した。
之    レトロウィルスHIVのこれらの特異的ペプチド配列は調節タンパク 質の類に属し、構造ウィルスタンパク質とは対照的に感染細胞により分泌される 。
し    完全に有利なことに、本発明者らはFタンパク質(PFとも呼称する )の特定のペプチドがウィルスによる感染の非常に早期に■■v型のレトロウィ ルスにより感染した宿主で誘導される抗体により認識されるという事実に着目し た。
この知見は必要に応じて、このようなペプチドがクラス旧V−1又はHIM−2 のレトロウィルスによる人体感染を早期に検出するために有利であることを証明 するものである。
この見地から本発明は、LAS又はAIDSを誘発することが可能なレトロウィ ルスのFタンパク質のペプチドに係り、該ペプチドはこのFタンパク質と共通の 免疫学的特性を有しており、特にクラスt+rv−i又はクラス)IIシー2の レトロウィルス旧Vに感染した宿主の生物学的サンプル〈特に組織又は体液)中 に存在するこのタンパク質に対する抗体により認識される能力を有する。
本発明は更に、免疫原性を有するが又はin vivoで免疫原性を与えられ得 るレトロウィルス旧V−1又はHIV−2のFタンパク質のペプチドにも係る。
本発明のペプチドは、所定のレトロウィルスのFタンパク質の完全配列がら単離 するが、又は化学的合成により得られる。
第1図は一方がレトロウィルス旧L2、他方がレトロウィルスI(IV−1に対 応する2種の単離様のFタンパク質のペプチド配列を示す、アミノ酸とその1文 字標記との対応は以下の通りである。
Hメチオニン L   ロイシン D   アスパラギン酸 E   グルタミン酸 Cシスティン −トリプトファン レトロウィルスの単離様がら場合によりアミノ酸連鎖の改変後に得られるか又は 合成により得られる本発明のペプチドは、クラスHIV−1のレトロウィルス及 び/又はクラスHIV−2のレトロウィルスのFタンパク質の対応するペプチド 配列との間に、ウィルス旧V−1又はHIV−2の一方又は他方に感染した宿主 の生物学的媒体(特に血清)中で形成された抗体に対してこの配列の免疫学的特 性が維持されるように十分な配列関係又は(相同性)を有するように選択される 。
上記アミノ酸連鎖の改変は、ペプチドが決定されるレトロウィルス旧VのFタン パク質のアミノ酸配列に対応するこの連鎖のN又はC末端位置に外因性システィ ン型のアミノ酸を加え、例えば輸送タンパク質にペプチドを特徴的(特異的)に 結合することにより実施される。
この点に関して、LAS又は^IDSを誘発し得るレトロウィルスの抗Fタンパ ク質抗体との間に免疫学的複合体を形成することが可能な本発明のペプチドは、 レトロウィルスHIVのFタンパク質の一部に対応するか又はレトロウィルスH IVの抗Fタンパク質抗体により免疫学的に認識されるようなこの配列の変形に 対応する配列を形成する最大70個のアミノ酸を含むことを特徴とする。
本発明の別の態様によると、ペプチドはレトロウィルスBIV−1又はflIV −2の一方又は他方により特異的に感染した宿主の抗Fタンパク質抗体により認 識される能力に応じて選択される。
本発明の第1のペプチドPF16(HIV−1)!i 式:%式% (式中、−は最終ペプチドが上記レトロウィルスの一方による感染時に形成され る抗体により認識される能力を維持するように選択された可変アミノ酸を示し、 X基は遊離もしくは特に炭素原子数1〜5の1又は2個のアルキル基によりアミ ド基化したMHz基、又は1〜5個のアミノ酸を含み且つN末端アミノ酸がそれ 自体前記のような遊離もしくはアミド基化したNH,基であるようなペプチド基 を表し、Z基は遊離もしくはアルコキシル化され、したがって炭素原子数1〜5 のアルキル基を含むOH基、又は1〜5個のアミノ酸を含み且つそのC末端アミ ノ酸がそれ自体前記のような遊離もしくはアルコキシル化したOH基であるペプ チド基を表し、X又はZ又はその両方に場合により含まれる1〜5個のアミノ酸 の基及び−に置換するアミノ酸は、それらの存在が形成されるペプチドの免疫学 的特性、場合により免疫原性、特にレトロウィルスHIV−1のFタンパク質に 対する抗体、より特定的には上記ペプチドに対する単一特異性抗体を含むヒト血 清により認識される能力に不適合ではないように選択される)の全部又は一部に より表されることを特徴とする。
上記構造に対応する好適なペプチドを以下に挙げる。
XGMDDPEREVLEWRFDSRLAFHHVARELHPEYFKNC ZXfl:MEDAEKEVLVWRFDSKLAFHHMARELHPEYY KDCZXにMEDAEREVLKWKFDSSLALR)IRAREQHPE YYKDCZχGMEDPERQVLKWRFNSRLAFEHKAREMHP EFYKNZ特に好適なペプチドは次のアミノ酸連鎖により与えられる。
にMDD P ERE V LEWRF D SRLAF HHV ARELH P EYF K NCGMEDAEKEVLVIIIRFDSKLAFIIHM ^RELIIPEYYKDCGMEDAEREVLKIIIKFDSSLALR HRAREQHPEYYにDCGMEDPERQVLKIIIRFNSRLAF EHKAREMHPEFYKNレトロウィルスHIV−1により感染したヒト血 清に含まれるFタンパク質に対する抗体との間に免疫学的複合体を形成する能力 により特徴付けられる本発明に包含されるFタンパク質に属する他のペプチドは 以下のペプチドである。
PFII: XCGKWSKSSVVGIIIPTVRERMRRAEPAAD GVGAYCZPF12: XGGKHSKSSVV(HPTVRERMRRA EPAADGVI;AASRDLEKBG^ITSSNT^ATNAACAWL EAQEEEEVにZPF13:  XASRDLEKIIにAITSSNT^ ^TN^^CAMLEAQEEEEZPF14:  XCVGFPVTPQVP LRPMTYK^AVDLSHFLKEKGCLEにLIHSQRRQDIZ PF15:  XCにYFPDWQNYTPGPCVRYPLTFIJCYKL VPVEPDKVEEANKGENTSLLHPVZ PF17:  XCYKLVPVEPDKVEEANKGENTSLLHPVS LHGNDDPEREVLEIIRFDSRLAFHHVARELHPEYFK NCZPF18:  XCKGにLEGLIHSQRRQDILDLMIYI( TQにYFPDZ本発明は更に、上記と同一のアミノ酸配列を有していながら、 所定のシスティン基のレベルにアセトアミノメチル(ace)保護基を含むペプ チド: PFII:  XGにIIIsKssVVGHPTVRERMRRAEPAAD CVにAYC(aem)ZPF12: XGI:KHSKSSVVGMPTVR ERMRRAEPAADGVGAASRDLEKHGAITSSNT^^TN^ ^C(ice)^IIILEAQEEEEVGZPF13:  XASRDLE KHに^ITSSNT^^TN^^C(ac−)^IIILEAQEEEEZP F14: XC(ace)VGFPVTPQVPLRPMTYKAAVDLSH FLKEKGGLEGLIHSQRRQDILZ PF15:  XCGYFPDNQNYTPGPにVRYPLTFGHC(ae m)YKLVPVEPDKVEEANにGENTSLLIIPVZ PF17:  XC(aem)YKLVPVEPDKVEEANKGENTSL LHPVSLHにMDDPEREVLEWRFDSRLAFHHVAREL)I PEYFKNc(teII)ZPF18 二 XC(ace)KGにLE[;L IHSQRRQDILDLWIYI(TQGYFPDZにも係る。
本発明は更に、レトロウィルスHIV−1により感染したヒト血清中に存在する Fタンパク質に対する抗体に対して免疫学的特性を維持するという条件下でこれ らのペプチドの変異体も包含する。これらのペプチドの変異体はより特定的には 、上記ペプチドを第3図に示すHIV−1の他の単離様に対応するペプチドの変 異体と整合させることにより得られるペプチドである。
この第3図は、AIDSのウィルスの4種の単離様に関するFタンパク質の配列 の整合を示す、単離様LAV、、uを基準とし、ARV2、LAv、lAL及び LAvつLllニラテはLAV、R,、との相異ノミを示した。
本発明は更に、上記外因性システィン型のアミノ酸を欠失しており且つ結合の必 要のために化学的合成時に加えることが可能であった上記ペプチドにも係る。
−は整合に導入された欠失に対応する。
本発明の他のペプチドはクラス旧V−2のレトロウィルスにより感染した宿主で 形成された抗体により認識され得、次の配列PFIO: XKFll[IPIIGETLVWEFI)PLI、AYSYEAFIRYPE EFG)IKZ(式中X及びZは、ペプチドがレトロウィルス1(IV−2のF タンパク質に対する抗体、より特定的には上記ペプチドに対する単一特異性抗体 を含むヒト血清により認識される能力を維持できるように選択するという条件下 で上記と同義である)と共通の免疫学的特性、場合により免疫原性を有すること を特徴とする。
レトロウィルスHIV−2により感染した宿主で形成される抗体により認識され 得る本発明の別のペプチドは、次の配列PF19 : XCRG[;LEGMFYSERRf(KILNIYLEKEEGrlADZ又 は配列: XC(acII)RGGLEGMFYSERRHKILNIYLEKEEI;I IADZ(式中X及びZは、ペプチドがレトロウィルスHIV−2のFタンパク 質に対する抗体、より特定的には上記ペプチドに対する単一特異性抗体を含むヒ ト血清により認識される能力を維持できるように選択するという条件下で上記と 同義である)と共通の免疫学的特性、場合により免疫原性を有することを特徴と する。
本発明ペプチドの組成について記載される種々のアミノ酸配列の他の改変、場合 により所定のアミノ酸のレベルにおける欠失は、形成される改変配列が生物学的 媒体、特にLAS又はAIDSを誘発し得るレトロウィルスによる感染後のヒト 血清中に存在する該当ペプチドの一方又は他方に対する単一特異性抗体により認 識される能力を維持する限り、予想することができる。
形成される最小寸法の配列がレトロウィルスHIVのFタンパク質に対する抗体 に対して免疫学的特性、場合により免疫原性を維持する限りにおいて、特に上記 ペプチドの一部のみを使用することができる。
本発明は更に、上記ペプチドの少なくとも2Mの混合物を含むことを特徴とする 組成物にも係る。このような組成物は、レトロウィルスHIV(特にHIV−1 又は旧v−2)による感染後にFタンパク質又はFタンパク質の一部、特に組成 物中に場合により存在するペプチドフラグメントに対して形成される抗体を被験 生物学的サンプル中で検出するために使用可能である。
本発明はこの点において、1(IV型のレトロウィルスにょる感染の非特異的診 断用組成物に係る。このような組成物は、ペプチドPFIO〜PF19又はFタ ンパク質もしくは抗体の誘導源となるペプチドに対して形成された抗体により認 識される能力を有するこれらのペプチドの変異体がら選択される少なくとも2種 の異なるペプチドの混合物を含む。
本発明は更に、ヒトレトロウィルス)IIV−1又はHIV−2による感染の特 異的診断を可能にする組成物であって、検出しようとする感染に関与するウィル スのFタンパク質の配列を有するか、又は該ウィルスによる感染後に形成される 抗体により認識される特性を有するという条件下で上記から選択される少なくと も2種の異なるペプチドを含む組成物に係る。
1(IV−1による感染の特異的診断用の具体的な組成物は、ペプチドPFII 〜PF18又は上記に規定したような変異体から選択される少なくとも2種の異 なるペプチドを含む。
本発明の特に有利な態様によると、 −例えばPF15、PF16及びPF17から選択されるFタンパク質のC末端 領域の少なくとも1種のペプチドと、例えばPFII、PF12及びPF13か ら選択されるFのN末端領域で選択される少なくとも1種のペプチド、 −少なくともペプチドPF12とPF17、−少なくともペプチドPF12とP F16、及び場合によりPF17、−少なくともペプチドPFIIとPF17、 及び場合によりPF16、−少なくともペプチドPF13とPF17及び/又は PF16、あるいは抗体検出に有利な他の全組み合わせ から成る混合物を含む組成物を挙げることができる。
本発明は更に、上記規定の範囲で上記種々のペプチドの全体の混合物を含む組成 物にも係る。
本発明の特定の態様によると、クラスHIV−1のレトロウィルスにより感染し たヒト血清中に存在する抗体により認識されることが可能な混合物で上記ペプチ ドPFII〜PF18のいくつかを使用することができる。
別の態様によると、レトロウィルスHIV−2により感染したヒト血清中に存在 する抗体により認識されることが可能なペプチドPFIO及びPF19の混合物 を使用する。
更に、HIV−1型のレトロウィルスに対する抗体により認識されるペプチドと 、IIIV−2型のレトロウィルスにより認識されるペプチドとの混合物を使用 することもできる。
本発明は更に、このようなペプチドを単独で含むか又は、LAS又はAIDSを 誘発することが可能なレトロウィルスのゲノムによりコードされる他のタンパク 質又はペプチドとの混合物としてこのようなペプチドを含む組成物、及び生物学 的サンプル中におけるHIV−1又は■IV−2型のレトロウィルスによる感染 のin vitro検出方法でのその使用にも係る。
本発明は更に、Fタンパク質の有利なペプチドの合成にも係る。
合成原理は例えば、ペプチド配列を結合させる固相と、溶媒及び試薬を含む液相 とを存在させることがら成る。各段階で、成長しつつあるペプチドと試薬との間 の分離は電縫な濾過及び洗浄により実施される。
まず最初に、反応基を担持する固体支持体は、ブロック(例えばt−ブチルオキ シカルボニルにより保護)したα−Nhと共に導入したアミノ酸のカルボキシル と反応し、共有結合を形成する。(例えばトリフルオロ酢酸のような酸で洗浄す ることにより)アミン官能基の脱保護後、保護した第2のアミノ酸を導入し、結 合により最初のペプチド結合を形成する。配列の2番目のアミノアシルを供給す る第2のアミノ酸は、C末端アミノアシル残基がら連鎖の第1のC末端アミノ酸 の脱保護アミン官能基に結合する。好ましくは、この第2のアミノ酸のカルボニ ル官能基は例えばジシクロヘキシルカルボジイミドにより活性化される1反応、 脱保護及び結合から成る一連の操作により、合成はC末端残基からN末端残基に 向がって進行する。所望の配列が合成されたら、最初に形成されたペプチド−残 基結合の特異的切断反応により、ペプチドを固相から分離する。この合成の詳細 なプロトコルは実施例1に記載する。
以上の説明に従うペプチドの合成方法は次の段階、即ちalカルボキシル基と反 応し得る反応基を担持する固体支持体を、自己縮合を避けるために他のアミノ酸 との結合に介入する以前にアミン官能基のレベルで保護された被合成連鎖の第1 のC末端アミノ酸と接触させる段階と、b/予め固定したアミノ酸のアミン官能 基を脱保護する段C/段Nb/から得たアミノ酸の脱保護アミン官能基を、アミ ン官能基のレベルで保護され且つ被合成ペプチドのC末端アミノアシル残基に結 合した第2のアミノアシル残基を供給する第2のアミノ酸のカルボキシル官能基 と結合する段階と、 d/加えた第2のアミノ酸のアミン官能基を脱保護し、該ペプチドのN末端アミ ノアシル残基に到達するまで夫々連続的アミノアシル残基に対応するアミノ酸を 連続的に使用して結合段階C/及び脱保護段階d/を繰り返す段階と、e/ N 末端アミノ酸の導入後、合成されたペプチドを担持する固相を(特にフッ化水素 酸を用いて)処理することにより、形成されたペプチドを分離する段階と、f/ 温溶液らペプチド配列を回収する段階とを含むことを特徴とする。
上記方法の1好適態様によると、脱保護段階b/の後に、アミン官能基を求核性 にするための中和段階を実施する。
別の態様によると、段階C/から得られたペプチドの洗浄及び中和後に、結合剤 を用いて第2の結合段階を実施し、第1の結合時に反応しなかったアミン官能基 を反応させるようにしてもよい。
トリプトファン又はシスティンのような所定のアミノ酸については、反応基の脱 保護は夫々塩基を用いるか又は酢酸水銀処理により樹脂からペプチドを分離後に 得られる。
当然のことながら本発明のペプチドの合成方法は上記方法に限定されず、こうし て合成されるペプチド配列が所望の免疫学的特性を維持する限りにおいて全変形 を包含する。
der Organischen Chemie″(有機化学方法)E、 Wu nsch編、vol、15−1及び■9丁)IIEME、 5tutt4art  1974に記載されている均質溶液合成法を使用する。
この合成方法は所望の順序で連続的アミノアシルを2つずつ連続的に縮合するか 、又はアミノアシルと、予め形成され既に適当な順序で複数のアミノアシルを含 んでいるフラグメント、もしくはこうして予め形成された複数のフラグメントと を縮合することから成り、当然のことながら、ペプチド合成分野で周知の方法に 従い、これらのアミノアシル又はフラグメントにより担持される反応性官能基で あって、特にカルボキシル官能基の活性化後、ペプチド結合の形成に通常介入す ると思われる一方のアミン官能基と他方のカルボキシル官能基又は一方のカルボ キシル官能基と他方のアミン官能基とを除く全反応基を予め保護しておくように する。変形例によると、カルボジイミド型の慣用結合試薬(例えば1−エチル− 3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド)を使用することにより 結合反応を実施することもできる。使用されるアミノアシルが補助酸基を有する 場合(特にグルタミン酸の場合)、これらの官能基は例えばt−ブチルエステル 基により保護される。
本発明は更に、LAS又は^105を誘発し得るレトロウィルスによる感染のi n vitro検出方法にも係り、該方法は、a)ペプチドと抗体との免疫学的 複合体を形成することが可能な条件下で、本発明の少なくとも1種のペプチドを 、上記レトロウィルスI(IVのFタンパク質に対する抗体を含み得る被験生物 学的サンプルと接触させる段階と、b)形成された免疫学的複合体を検出する段 階とを含むことを特徴とする。
ペプチド−抗体の免疫学的複合体を検出し、こうして怒つ  染の診断を行うた めには、例えばラジオイムノアッセイを使用することができる。また、ELIS A法のような酵素抗体法を使用することもできる。
LAS又はAIDSを誘発することが可能なレトロウィルスによる感染の検出試 験の第1の実施態様によると、抗Fタンパク質抗体の存在の診断を実施するなめ に使用されるペプチドはレトロウィルスHIV−1により特異的に認識される。
この検出試験の第2の実施態様によると、使用されるペプチドはレトロウィルス HIV−2により特異的に認識される。
この試験の別の実施態様によると、レトロウィルス)IIV−1のFタンパク質 に対して形成された抗体を認識するペプチドと、レトロウィルス旧V−2のFタ ンパク質に対して形成された抗体を認識するペプチドとの混合物を使用するよう に選択する。こうしてレトロウィルスHIV−1又はHIV−2の一方又は他方 による感染の非特異的診断を実施することができる。
診断を実施するためには、ペプチドをELIS^プレートに固定すると有利であ る。
本発明は更に、Fタンパク質に対する単一特異性抗体を精製するためのFタンパ ク質のペプチドの使用にも係る。
例えばアフィニティークロマトグラフィーによりこのような精製を実施するため には、次のように操作することができる。
一精製に使用されるペプチドを支持体に固定し、−ペプチド−抗体免疫学的複合 体の形成を可能にする条件下で、精製すべき抗体を含む溶液(該溶液はモノクロ ーナル抗体を含むポリクローナル血清又は上滑又は腹水であり得る)をこの支持 体上に通し、固定したペプチドに該抗体を接触させ、 一反応しなかった成分を除去し、 −Fタンパク質に対する単一特異性抗体を回収する。
本発明は更に、上記1又は複数のペプチドにより認識されることを特徴とする、 Fタンパク質に対する単一特異性抗体にも係る。
本発明は更に、上記ペプチドに対するポリクローナル抗体及びモノクローナル抗 体にも係る。これらの抗ペプチド抗体はレトロウィルスHIVのFタンパク質の 存在を検出するために使用することができる。
本発明は更に、LAS又はAIDSを誘発することが可能なレトロウィルスによ る感染のin vitro診断用キットにも係り、該キットは、 一本発明のペプチド、又はこれらのペプチドの混合物と、−1又は複数のペプチ ドと生物学的サンプル中に場合により存在する抗体との間に免疫学的反応を形成 するのに適当な媒体、特に緩衝溶液を構成するための試薬と、−形成されたペプ チド−抗体複合体を検出するために該I又は複数のペプチドと反応し得る、場合 により標諏された1又は複数の試薬と、 一任意要素として、場合によりレトロウィルスHIVに感染した人体に由来し且 つ該ペプチドを認識する抗体を欠失する生物学的媒体に類似する対照用生物学的 媒体(例えば血清)とを含むことを特徴とする。
被験生物学的サンプル中におけるFタンパク質の存在を検出するために、診断用 試薬が本発明のペプチドに対する抗体により構成されるとき、検出用キットは、 −上記ペプチドの少なくとも1種に対する抗体と、−試薬の1又は複数の抗体と 生物学的サンプル中に場合により存在するFタンパク質との間の免疫学的反応の 形成に適当な媒体、特にM@温溶液構成するための試薬と、−形成された抗体− Fタンパク質複合体を検出するために1又は複数の抗体と反応し得る、場合によ り標識された1又は複数の試薬と、 一任意要素として、場合によりレトロウィルスHIVに感染した人体に由来する 生物学的媒体に類似し且つ該抗体により認識されるFタンパク質を欠失する対照 用生物学的媒体(例えば血清)とを含む。
ペプチドは、細胞膜を通ってペプチドを導入し、例えば血液中のペプチドの半減 期を増加できるように場合により改変後、レトロウィルスHIvに起因する疾患 の治療に使用され得る0例えばミリスチル化又はペプチドLからペプチドDへの 転換のような改変を予想することができる。
更に、本発明のペプチドは免疫原性組成物で予防接種に使用され得る。
以下の実施例は、本発明のペプチドの合成、及びウィルスHIV−1により感染 していると認められるヒト血清に含まれる抗Fタンパク質抗体の存在の診断試験 における該ペプチドの使用を説明するものである。
他の特徴は図面にも示される。
LlfiJi n ■v −2cr)単離様ROD、P及びHIV−1ノ単離株 LAV、P4::関するFタンパク質のアミノ酸配列の整合を示す。
1ilはアミノ酸の全体的導入収率と、固相合成(Hang。
S、S、、 1972)により得られた生成物の純度との関係を示す。
111はレトロウィルスHIV−1の4種の単離様のFタンパク質を示す。
1支lは単離様HIV−I BruのFタンパク質(nef)の−次構造を1文 字対応コードにより示す、化学的に合成したペプチド配列を矢印により示す。1 つのHIV株から別の株へのFタンパク質の可変度は約2〜17%であることが 認められる。
第]−は2種の陽性111Vヒト血清(曲線^及びB)を用いた+251 ne fの液相ラジオイムノアッセイを示す。”’I nefの結合曲線を血清の希釈 度の関数として与える。約1:200及び1:500の血清希釈度で50%の結 合率が得られる 125Inefの非特異的結合は2種の陰性HIV血清(曲線 C及びD)を使用することにより評価される。
LILは抗nef陽性ヒト血清(1:200)を用いた+2’I netの液相 ラジオイムノアッセイを示す。”’I nefの結合特異性は、非放射性タンパ ク質nefが抗nef抗体とタンパク質125■nefとの結合を阻止する能力 により示される。タンパク質”’I nefと抗nef抗体との結合の50%を 阻止する(即ちに、、5)ことが可能なnefの濃度は2.2x 10−’Hで ある。
え1jlJLL ペブのム     び口 1/: 合成を行うために以下の条件、即ち 一液相の溶媒及び試薬に不溶性であり、−合成の試薬に対して不活性であり、 −撹拌及び濾過を行うために物理的に十分安定であり、−溶液反応に比較して過 度に大きな割合で反応速度を遅らさせないように試薬の良好な拡散を確保すると いう条件を満たすように、良好な固体支持体を選択する。
合成の必要のために2種の樹脂、即ち 一1%のジビニルベンゼンの存在下でスチレンの共重合により得られ、反応基と してベンジドリルアミン基(−0−CHO−Nl2)を有しており、O20鵠− ole NH2/IF樹脂の置換度を有する樹脂と、 一反応基としてアミノメチル基(−CI=−NHz)を有する置換度0.5又は 0.7smole NH2/IFのマクロポーラスポリアクリルアミド樹脂を使 用した。
2/ア」−乙敢m夏−: a/α−アミノ基の保護ニ アミノ酸の自己縮合反応を避けるために、付加したアミノ酸のα−N■2官能基 を保護した。この合成に使用した保護基は、ジクロロメタン(DCM)中の30 %トリフルオロ酢酸(TF^)により脱離したtert−ブチルオキシカルボニ ル(Boc)である。
b/側鎖官能基の保護: α−アミン官能基の一時的保護とは逆に、側鎖により担持される官能基は全合成 工程の間保護状態に維持されなければならず、したがって、保護は30%丁F^ 媒体中で安定でなければならない、また、該官能基は一般にペプチド−歿基結合 を切断するために使用される試薬であるフッ化水素酸により脱保護される。使用 されるアミノ酸に対応する種々の保護基を第1表に示す。
第1表:本 日のム に  されるアミノ の 3 F の保う37犬taZ: MERRIF IELDにより記載されている一般方法に従い、合成装置(^P PLIED BIOSYSTEMS(登録商標)PeptidesSyn th es 1zerモデル430^)でペプチドの合成を自動的に行った。
4/  の  プロ コル: 合成サイクルを実施するための実験プロトコルは以下の段階を含む。
a/−ミン   の  テ 該脱保護は2分間の前処理2回と、それに続<30分間の30%TF^/CHz Ch処理により得られる。使用される条件は通常、官能基α−NH,の保護基B oaを完全に除去するために十分で脱保護した生成物を2分間CFI2CI2で 5回洗浄した。
C/−も扛 樹脂上のペプチドのアミンα−NH2を脱イオン化し、結合反応に関与できるよ うに求核性にするために必要な中和は、2分間の前処理2回と、それに続<10 分間の5%DIE^/CH2Cl。
(DIE^はジインプロピルエチルアミンである)処理とにより得られる。
d/−第」Jと1遣− 第1の結合はCLCI2中過剰(3倍)のBoaアミノ酸(aa)及びジシクロ へキシルカルボジョージイミド(DCC)中で実施される(2時間)、下記に示 す機序を有する結合時に、二次反応は溶媒の種類に依存する非反応性尿素誘導体 を与える。
この反応はジクロロメタン中ではかなり弱く、過剰の試薬(DCC及びBoa− aa)の使用により拮抗される。
アミノアシル樹脂 ジシクロヘキシル尿素 ジシクロへキシルカルバミドによる結合機序e/−洗2 反応生成物をCLClzで2分間5回洗う。
f/−1虹扛 この新規中和を実施するためには、2分間の前処FJZ回と、それに続<10分 間の5%DIE^/CH2Cl2処理を行う。
この再中和により、最初の塩基処理で排出された筈であるーαアミンを活性化さ せることができる。
g/−直重 生成物を2分子fjl CH2Cl zで5回、2分間ジメチルホルムアミド( DNF)で1回洗う。
h/−亀ユ!」1し この第2の結合は試薬としてDMF中1.5倍量のBocアミノ酸のベンゾトリ アゾールエステルを介入させる(1時間)。
Boa(aa)のベンゾトリアゾールエステルはその場で次のように調製する。
一ジメチルホルムアミド(DMF)中でDCC及びヒドロキシベンゾトリアゾー ル(HOBt)の等分子混合物を調製し、0℃で10分間インキュベートする  0次に、Boaアミノ酸を加え、0℃で10分間反応を続ける。こうして形成さ れたBoaアミノ酸のベンゾトリアゾールエステルを反応容器に加える。
i/−洗jL 生成物を再び2分間Cf1.C1,で5回洗浄した。
5/Δ   の      : 合成は中間生成物の精製なしに行われるので、結合反応が完全になるように制御 することが不可欠である。第2図のグラフは、長い配列の合成のために完全な結 合を有することの重要性を示しており、実際に40残基のペプチドを98%の全 体く脱保護、中和及び結合)収率で合成するならば、所望のペプチド46%とよ り短い種々のペプチド54%とを含む混合物が得られる。収率が段階平均99% であるならば、完全ペプチドは67%存在する。収率が99.5%であるならば 、所望のペプチドは82%を示し、より小さいペプチドの混合物は18%に過ぎ ない。
結合の良好な実現を確認するためには、3種類の結合試験を実施することができ る。
一ニンヒドリン試験(Kaiser他、1970) 、ペプチジル−樹脂のアリ コート部分(約10zg)を分取し、小ガラス管中でエタノールで洗う、遠心分 離及びエタノール除去後、ニンヒドリン溶液を加え、5分間95℃で反応させる 。
青着色の発色(陽性試験)は不完全な結合を意味する。樹脂の色が変わらないな らば、結合は少なくとも99%行われている。
−フルオレサミン試験(Felex及びJimenez、 1973)、ニンヒ ドリン試験よりもやや高感度であり、1%未溝の遊離NHaを検出することがで きる。ペプチジル−樹脂のアリコート部分<10〜20mg)をDCM、エタノ ール及びDIE^の5%DCM溶液で連続的に洗った後、フルオレサミンを加え る0反応は塩基媒体(DIE^5%)中で10分間行う、洗浄及び乾燥後、波長 366nmのUv灯で樹脂を観察する。蛍光の出現は遊離NH2の存在を意味す る。
一クロラニル試験(Christensen、 1979)、任意のアミノ酸を プロリンに結合した後は、前記2種の試験は二次アミンの検出感度が低いので使 用することができない、そこでクロラニル(2,3,5,8−テトラクロロ−1 ,4−ベンゾキノン)を使用する。ペプチジル−樹脂のアリコート部分(5〜1 0B)にアセトン200IIN及びクロラニルの飽和トルエン溶液50IJff iを加える。全体を5分間撹拌状態に維持する。緑色の発色は不完全な結合を意 味する。試験の結果に従い、第2又は第3の結合後にも陽性であるならば、反応 しながったα−Nl12官能基をアセチル化によりブロックし、欠失を有するペ プチドの形成を避け、陰性であるならば、新たな脱保護−結合サイクルを開始す る。また、樹脂上に存在するアミンの量を等間隔(導入した2又は3種の残基毎 )で滴定する。この量は一定でなければならず、最初に固相に固定したアミノ酸 の量に等しくなければならない、このために、ピクリン酸塩法(Gisin、  1972)を使用し、10〜20■の乾燥ペプチジル−樹脂を注射器で正確に分 取し、次のように処理する。
−DCMで5回洗浄、 一ピクリン酸溶液(DCM中0.0IM)で3分間処理3回、−過剰のピクリン 酸を除去するためにDCMで5回洗浄、=5分間DIE^(DCM中5%)処理 を5回行い、樹脂に結合したピクリン酸塩を分離する。100z1容フラスコに r液を集める。
−樹脂をエタノールで洗浄し、その後、100z1容フラスコにエタノールを充 填する。
一358nmで光学密度の測定、 358n−の6M(モル消光係数)の値(1 3800)が判明したら、対応する塩を形成するためにピクリン酸と反応しなか った遊離α−Nl(2の濃度を計算する。
6/   のペブ ドのアセ ル : 数回の反応を試行後にアミノ酸の結合が不完全のままである場合、又はペプチド の合成が終了し、ペプチドのα−NH2末端をアセチル基によりブロックしたい 場合(N末端のアセチル化は電荷の観点から見て天然のタンパク質中に存在する 電荷を表すペプチドを得る目的で実施される)、樹脂上のペプチドを次の条件で アセチル化する。
−5%DIE^による中和、 −DCM洗浄、 −DMF洗浄、 −DMF中の無水酢酸(10mmole)lz/及びDIE^(10mmole >1.7zj!の混合物によるアセチル化6反応は20〜30分間行われ、結合 試験が陰性であるとき完全であるとみなされる。
7/ベブ−4の  : ペプチド−固相結合の破壊は0℃で無水フッ化水素酸(HF)により行われる( Lenard及びRobinson、 1967; 5akakibara他1 987) 。
HF中で不安定な保護基を選択した場合、この操作に引き続き、側鎖の脱保護を 行う、遊離基を捕え、遊離保護基による所定の残基(例えばチロシン)のアルキ ル化を阻止するためには、アニソール(10容量%)の存在が必要である。ベン ゾヒドリルアミン樹脂を使用することにより、反応後にアミド化したC−α形態 のペプチドが得られる。フッ化水素酸の蒸発後、アニソールをエーテルにより抽 出し、ペプチドを酢酸により可溶化させる。切断反応の収率はフッ化水素酸によ る切断前のペプチド(樹脂に結合したペプチド)及び切断後のペプチド(遊離し た粗ペプチド)の量を与えるアミノ酸の分析結果から計算される。しかしながら 、(例えばホルミルトリプトファンのように)アミノ酸によっては補助処理を介 さないと側鎖の所定の保護基が除去されないものもある。
8/トリプトフアンの  :: ホルミルトリブトファン形態の芳香族アミノ酸は、合成中にインドール基の酸化 の危険から保護すると好都合である。このインドール基は水性媒体中で1時間塩 基(1Mヒドロキシルアミン、pH9)を作用させることにより再生される(O hno他、1972) 。
合成されたペプチドは下記第3表に示す物理化学的特性を有する。
莱1表 夾1jLL Δ によ ′ れるFタンパク のペプ ドPF16を秋iム」]すm 上記方法によりペプチドを予め合成しておいた。このペプチドはレトロウィルス ■IV−1のFタンパク質のアミノ酸配列のC末端の35個のアミノ酸の配列を 含む。
ペプチドPF16は次のアミノ酸配列:GMDDPEREVLIJIRFDSR LAFIIHV^RELHPEYFにNC(acs+)(式中、アセトアミドメ チル(acII)はシスティンのSR官能基の保護基を表す)を有する。
試験の必要のために、使用した種々のペプチドPF16、PF19、PF13、 PF17は2mg7xiの濃度に希釈した。
トランスプロット用のBIORAD紙テープ上にlul、2μl、hl、10u 1の各スポットを堆積した。
乾燥後、ウィルス旧V−1により感染した患者の血清でFタンパク質に対して陽 性のものを抗体として1/100〜1/300の種々の希釈度で使用することに より、慣用ウェスタンプロット試験を実施した。
試験したペプチドによると、3種の異なる抗F+÷血清(+÷はより顕著な反応 を意味する)を用いて第2表に要約するような結果が得られた。
一方、本発明者らはマウスで産生されたレトロウィルスHIV−1の抗Fタンパ ク質モノクローナル抗体がELIS^試験で本発明のペプチドPF16を認識す ることを確認した。
このことは本発明のペプチドの免疫優性特徴を立証するものである。
大J1理」− Flrvに  しt・  の ゛  にお番る;  タンパ  nefにる   の  のt・めのム ペプ ドの便宜上、Fタンパク質の別称(3’ orf、  B、 E’とも呼称する)としてnefなる呼称を用いる。
本実施例は、タンパ9’In+4を合成する組換生物を用いてラジオイムノアッ セイにより陽性111V血清中の抗nef抗体を検出するものである0本実施例 はまた、分子の免疫優性領域を決定し、HIVに暴露されるヒト血清中の抗ne f抗体を同定するために、nefの長い合成フラグメントの抗原性を検討するも のである。
社1juL友広− 一免I」す1区1− 遺伝子nefを含む組換細菌E、coli(大腸菌)を使用した。
これらの細菌はGuy B他によりNature 1987.330:266− 269に記載されている。感染患者の300個のヒト血清を使用してこれらの試 験を実施した。マウス抗ヒトIgG−(H+L)−ペルオキシダーゼ及び0−フ ユニレンジアミン(OPD)の複合体はPa5teur Diagnostic (フランス)から入手し、成分125INaは^論6rsha輸(英国)製品で あり、^−セファロースタンバク質及び5ephadexカラムGzsPD+o はPharsacia(スウェーデン、Uppsala)の製品であり、96ウ エルを有する微量滴定プレートはNunc(デンマーク、Rotskild)か ら入手し、ヨウ素はPierce Cher+eicals(米国Rockfo rd、 IL)から入手した。γカウンター及びtitertek光度計Mul tiskin MCC340は夫々Kontron Instruments( スイス、Zurieh)及びFlo−laboratories(スウェーデン 、Up9salt)から入手した。
−ペプ ドの   4 実施例1に記載したと同一のプロトコルにしたがってこの合成を実施し、したが って、同一の生成物を使用した。
−ンパ  nefの Guy、 B、他の論文に記載の方法にしたがって細菌E、eoli(大腸菌) でタンパク質nefを合成した。大腸菌から得たタンパク質nefはミリスチル 化しなかった。大腸菌の溶菌細胞のタンパク質をベンズアミジンの存在下に尿素 により抽出した。透析及び遠心分離後、上滑をシバクロンブルー上でクロマトグ ラフィーにかけた。 nef含有量の高いフラクションを最終的に限外沢過によ り精製した。HPLC法により決定したタンパク質nefの均質度は約75〜9 0%であった。
−凹工Ω旦:し1北。
60nmoleのヨウ素で予め被覆した管に、0.5mC1の1257 N。
(13〜17+Ci/シg)を含む9に7.4のリンW1緩衝液(PBS)50 u/中にneflouyを溶解して成る溶液を加えた。この調製物を室温で10 分間インキュベートしな、チロシン10ul(9wg/ml>を加えることによ り反応を停止した。0.5%ウシ血清アルブミン(BS^)を含む緩衝液PBS で平衡した5ephadex G25(PD 1G)カラム上でr遇することに より、ヨウ素化したタンパク質から415Il&を除去した 10)により標識 したnefの比放射能は約2511Ci/μgであった。
−一ジ イムノアツセ R1^ 125I nef(60000cpm)50u1を種々ノ希釈度の血清50μl ト共に2時間37℃でインキュベートした。+2’I nefと抗nef抗体と の間に予め形成された複合体を0.5%BS^(IV/2V)を含むpH7,4 のPBSM衝液中の5epharose−Aタンパク質懸濁液100μfで1時 間37℃で免疫沈降させた。0.5%のBS^、0.05%のNaN3.0.0 1%のtween 20(登録商標)を含有するpH7,4のPBSlI衝液で 2回洗浄後、結合放射能をγカウンターで計数した。
−ロef   の  のt・めのELISAfi96ウエルを有する微量滴定プ レートを37℃で細菌タンパク質nef500ngで一晩、又はpH7,4のP BS50.N中つェル当たり500ngの合成ペプチドで被覆した。5%のカゼ インを含むpH7,4のPBS400uNで37℃で1時間飽和させ、BSSO 25%、tweenO,01%を含有するpH7,4のPBSで洗浄した後、種 々の希釈度の血清50.1を2時間かけて37℃で加えた。濯ぎ後、マウス抗ヒ トIgG−(H+L)−ペルオキシダーゼ1:1000の複合体50μβを1時 間37℃でインキュベートした。再び濯ぎ後、0PD100μlを暗所で室温で 30分間かけて加えた。4N硫酸50.1を加えることにより酵素の反応を停止 し、プレートの光学密度を492n11/620nmテ読み取った。カゼインで 被覆したプレートを陰性対照として使用した。
陽性旧■血清を使用することにより、125Iで標識したFタンパク質と抗ne f抗体との免疫反応性をR1^法により試験した。第5図は血清の希釈度の関数 として抗体と標識タンパク質nefとの結合曲線に対応する。約1:200の血 清希釈度で50%の結合率が得られた。陰性HIV血清から任意に選択した血清 を使用することにより、非特異的結合の存在を調べた。標識タンパク質nefと の結合の特異性は、非放射性の天然タンパク質nefが+xs■により標識した タンパク質nefと任意に選択された血清の1種の抗nef抗体との間の免疫複 合体の形成を阻止する能力により確認した。
この場合、抗nef抗体とタンパク質+2’T nefとの間の結合の50%を 阻止する(Ko、sに対応)ことが可能なnefの濃度は2.2x 10−’M (第6図)であった。
−HIVに、  した  にお番る   nef゛の1(IVに感染した患者か らの陽性抗nef血清の百分率(%)を推定するために、300個の陽性HIV 血清と100個の陰性111V血清(陰性対照に対応)とを試験し、R1A法に より抗nef抗体の存在を検出した。試験は’ ”I(60000cpm)で標 識したタンパク質nefの存在下に1:200に希釈した血清で実施した。対照 の陰性血清と標識タンパク質nefとの閏で検出された非特異的結合は約300 ±50cpmに対応し、これに対して陽性血清の値は約1500〜6000cp aであった。試験した300個の陽性HIV血清のうち211個が標識タンパク 質nefとの間に顕著な免疫反応性を示した(70±5.3%(信頼区間95% ))。
−I′II■7.1気  の ゛ の nef   の  のt・めの タンパ ク nefのム ベブ ドフーグメントの旧v悠染患者で抗net抗体を検出す るための抗原として合成ペプチドの使用可能性を検討するために、I(IV−1 のタンパク質nefの配列(第4図)の全体を包含する8個の合成ペプチドを、 31個の陽性抗nef血清及び対照として使用した2個の陰性抗nef血清と共 にELIS^試験で使用した。nef組換体をELIS^試験の陽性対照として 使用し、陰性対照としてカゼインを使用した。これらの実験の結果は、以下の試 験を示す第4表に与えられる。
31個の陽性抗nef血清及び2個の陰性抗nef血清を合成ペプチド(PFI I〜PF18)で予め被覆するか、又はnef、カゼインもしくはペプチドPF 12及びPF17の混合物を使用することにより+ ELIS^試験を実施した 。血清は”’I nefを使用することによりR1h法により試験した陽性抗n ef血清及び陰性抗net血清から任意に選択した。免疫放射能の強度は、−が 0.2未満の光学密度(00)、十が0D=0.2〜0.4、++が0D=0. 4〜0.8、及び++十がOD= 0.8〜2.0を表す。
これらの結果を以下に要約する。
−R1^試験の31個の陽性抗net血清は組換タンパク質nefに対してEL IS^試験で陽性反応を示した。
−R1^試験で陰性抗nefであった2個の血清は、ELIS^試験でタンパク 質net及び全合成ペプチドに対して陰性反応を示した。
一26個の陽性抗nef血清はC末端ペプチドPF16及びPF17に対して応 答した。
−IS個の陽性抗nef血清はN末端ペプチドPF12及びPFII及び/又は PF13と反応した。
一ペプチドPF14は3個の血清と強い陽性反応を示し、ペプチドPF15及び PF18は夫々4及び10個の血清と反応した。
−31個の陽性抗nef血清はN及びC末端ペプチド(PF12及びPF17) の混合物と強く反応した。
煮J1 1(IVの複製は複数の調節因子に依存する。HIVタンパク質に対する宿主の 免疫応答を十分に理解できるようにするために、一方で抗nef抗体の特異性に 関する試験を実施し、他方で抗nef抗体と合成ペプチドとの反応性を試験する ことにより、タンパク質nefに対する応答を検討した。
111V感染患者の血清中の抗nef抗体を検出するために、組換体I25■n efを使用してR1^試験を実施した。抗nef抗体と12SIで標識したタン パク質nefとの結合特異性は、天然のタンパク質nefが”’I nef−抗 nef複合体の形成を線量依存的に阻止する能力により確認した。試験した血清 では、上記実験条件下でタンパク質”’I nef−抗nefの50%の結合を 阻止することが可能な天然のタンパク質nefの濃度は約2.2XIO−”Mで あることが判明した。この値(K、、、)は組換抗原と抗nef抗体との間に親 和性の高い相互作用があることを示す、一方、タンパク質”’I nefと抗体 との50%の結合率に対応する希釈度として規定される血清力価は1:100〜 1:1000の範囲であった。
免疫診断試験用抗原としての合成ペプチドの使用を検討し、これと同時にHIV 感染血清に含まれる抗nef抗体の特異性を検討するために、タンパク質nef のペプチドフラグメントであって旧V−tのnefタンパク質の全体を含むよう に選択した8個の相互に重複するペプチドフラグメントを固相法により合成した 。 nefの二次構造をChou及びFasman (^nn。
Rev、 Biochem、 1978.47:251−276>の方法に従っ て検討した。ペプチドの1個(PF18)はタンパク質nefの潜在的CTP結 合部位を含むことが判明した。
これらの合成ペプチドを用いて31個の陽性抗nef血清をELIS^試験で分 析した処、認識されたエビトー1の異種性が判明した0例えば、血清の約半分は nefのC末端部分を排他的に認識しくPF15、PF16及びPF17)、4 個の血清はN末端領域のみと反応した(ペプチドPFII、PF12及びPF1 3) 、全陽性抗nef血清はN及び/又はC末端ペプチドと強く反応し、この ことは、分子のこれらの2領域の免疫優性を立証するものである。ペプチドPF 12(配列1〜66)と反応する血清は、ペプチドPF11(配列1〜31)及 び/又はPF13(配列32〜64)を認識し、従って、少なくとも2個のエピ トープが夫々ペプチドPFII及びPF13の配列のレベルに位置することが判 明した。 Hopp及びMoods(Proe、 Natl、^cad、 Sc i、 US^、 19B1゜72:3824−3828)の方法にしたがってタ ンパク質nefの親水性を分析した処、対応する配列上に2つの潜在的親水性領 域が存在することが判明した。また、PF17(配列141〜205)と反応す る血清はペプチドPF16(配列171〜205)とも反応した。
nefの親水性プロフィルによると、ペプチドPF17は2つの親水性ピーク、 即ち抗原性ペプチドPF16に対応するピークと、ペプチドPF15に含まれる ピークとを含むことが判明した。
ペプチドPF16の応答を考慮すると、ペプチドPF17に含まれる主要抗原部 位はC末端ペプチドPF16に位置すると予想される。ペプチドPF11(配列 1〜31)、PF14(配列65〜109)及びPF18(配列93〜122) に対応するnefの他の3つの領域は、同様に抗原部位を含む、潜在的GTP結 合部位を含むと仮定されるペプチドPF18は、驚くべきことに陽性抗nef血 清の約173に対して顕著な免疫反応性を示す、 nefのN及びC末端領域の 免疫優性を考慮して、ペプチドPF12及びPF17の混合物が陽性抗nef血 清により認識される能力を試験した。31個の陽性抗nef血清はペプチド混合 物と強く反応した0以上のデータに明示されるように、主要エピトープはFタン パク質のN及びC末端部分の近傍に位置する。
第14 ?寵丁ムLII+ ネ丁 ^ヤ合 禰1にアミノ…蓄↑欠−:82 り −−り −−り −− LIL :#塁= =N塁==P、マ=>>ζ−−糎>〉>ν〉〉 j:jjjフニニ  ニ二二二 −s     −4−3−2−10 1og外#伶べ東 国際調査報告 一−1−−^−−−−kPcT/FRB9100151国際調査報告

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.LAS又はAIDSを誘発し得るレトロウィルスのFタンパク質に対する抗 Fタンパク質抗体との間に免疫学的複合体を形成することが可能なペプチドであ って、HIVのFタンパク質の一部に対応するアミノ酸配列又はこの配列の変異 種であってレトロウィルスHIVのFタンパク質に対する抗Fタンパク質抗体に より免疫学的に認識されるような変異種に対応するアミノ酸配列を形成する最大 70個のアミノ酸を含むことを特徴とするペプチド。
  2. 2.式: XGM−D−E−−VL−N−F−S−LA−−H−ARE−HPE−−K−C Z(式中、X及びZはOH又はNH2基、又はこれらの基を欠失するペプチドの 免疫学的特性が本質的に変わらない限りにおいて1〜5個のアミノ酸残基を含む 基であり、−の各々はレトロウィルスHIV−1のFタンパク質に対する抗体、 より特定的には上記ペプチドに対する単一特異性抗体を含むヒト血清により認識 される能力を該ペプチドに維持させ得るような類から選択されるアミノアシル残 基に対応する)で表される配列の全部又は一部を有することを特徴とする請求項 1に記載のペプチド。
  3. 3.次のペプチド: 【配列があります】 から選択されるペプチドの全部又は一部により構成されることを特徴とする請求 項1又は2にに記載のペプチド。
  4. 4.以下のペプチド: PF11:【配列があります】 PF12:【配列があります】 PF13:【配列があります】 PR14:【配列があります】 PF15:【配列があります】 PF16:【配列があります】 PF17:【配列があります】 PF18:【配列があります】 (式中、X及びZはOH又はNH2基、又はこれらの基を欠失するペプチドの免 疫学的特性が本質的に変わらない限りにおいて1〜5個のアミノ酸残基を含む基 であって、該アミノ酸はレトロウィルスHIV−1のFタンパク質に対する抗体 、より特定的には上記ペプチドに対する単一特異性抗体を含むヒト血清により認 識される能力を該ペプチドに維持させ得るように選択される)から選択されるこ とを特徴とする請求項1に記載のペプチド。
  5. 5.以下の配列: PF10:【配列があります】 (式中、X及びZはOH又はNH2基、又はこれらの基を欠失するペプチドの免 疫学的特性が本質的に変わらない限りにおいて1〜5個のアミノ酸残基を含む基 であって、該アミノ酸はレトロウィルスHIV−2のFタンパク質に対する抗体 、より特定的には上記ペプチドに対する単一特異性抗体を含むヒト血清により認 識される能力を該ペプチドに維持させ得るように選択される)と共通の免疫学的 特性を有することを特徴とする請求項1に記載のペプチド。
  6. 6.以下の配列: PF19:【配列があります】 (式中、X及びZはOH又はNH2基、又はこれらの基を欠失するペプチドの免 疫学的特性が本質的に変らわない限りにおいて1〜5個のアミノ酸残基を含む基 であって、該アミノ酸はレトロウィルスHIV−2のFタンパク質に対する抗体 、より特定的には上記ペプチドに対する単一特異性抗体を含むヒト血清により認 識される能力を該ペプチドに維持させ得るように選択される)と共通の免疫学的 特性を有することを特徴とする請求項1に記載のペプチド。
  7. 7.レトロウィルスHIV−1による感染時に産生されるFタンパク質又はFタ ンパク質の一部に対する抗体の検出用組成物であって、請求項1から4のいずれ か一項に記載のペプチドから選択される少なくとも2種の異なるペプチドを混合 物として含むことを特徴とする組成物。
  8. 8.レトロウィルスHIV−2による感染時に産生されるFタンパク質又はFタ ンパク質の一部に対する抗体の検出用組成物であって、請求項5又は6に記載の ペプチドから選択される少なくとも2種の異なるペプチドを混合物として含むこ とを特徴とする組成物。
  9. 9.レトロウィルスHIVによる感染時に産生されるFタンパク質又はFタンパ ク質の一部に対する抗体の検出用組成物であって、請求項1から6のいずれか一 項に記載のペプチドから選択される少なくとも2種の異なるペプチドを混合物と して含むことを特徴とする組成物。
  10. 10.一方がHIV−1のFタンパク質のC末端領域のペプチドから選択され、 例えばPF15、PF16及びPF17の配列から選択されるペプチドであり、 他方がHIV−1のタンパク質のN末端領域のペプチドから選択され、例えばP F11、PF12及びPF13の配列から選択されるペプチドであるように選択 された少なくとも2種のペプチドを混合物として含むことを特徴とする請求項7 又は8に記載の組成物。
  11. 11.ペプチドPF12及びPF17を混合物として含むことを特徴とする請求 項10に記載の組成物。
  12. 12.ペプチドPF12及びPF16を混合物として含むことを特徴とする請求 項11に記載の組成物。
  13. 13.ペプチドPF13及びPF17を混合物として含むことを特徴とする請求 項11に記載の組成物。
  14. 14.ペプチドPF13及びPF16を混合物として含むことを特徴とする請求 項11に記載の組成物。
  15. 15.請求項2から4のいずれか一項に記載の少なくとも1種のペプチドと請求 項5又は6に記載のペプチドとの混合物を含むことを特徴とするペプチド組成物 。
  16. 16.LAS又はAIDSを誘発することが可能なレトロウィルスによる感染の in vitro診断用キットであって、−請求項1から6のいずれか一項に記 載のペプチド、又は請求項7から15のいずれか一項に記載のペプチド組成物と 、−1又は複数のペプチドと生物学的サンプル中に場合により存在する抗体との 間の免疫学的反応の形成に適当な媒体、特に緩衝溶液を構成するための試薬と、 −形成されたペプチド−抗体複合体の検出のために1又は複数のペプチドと反応 し得る場合により標識された1又は複数の試薬と、 −任意要素として、場合によりレトロウィルスHIVに感染した人体に由来する 生物学的媒体に類似し且つ該ペプチドを認識する抗体を欠失する対照用生物学的 媒体(例えば血清)とを含むことを特徴とするキット。
  17. 17.Fタンパク質に対する単一特異性抗体であって、請求項1から6のいずれ か一項に記載の1又は複数のペプチド又は請求項7から15のいずれか一項に記 載の組成物により免疫学的に認識されることを特徴とする単一特異性抗体。
  18. 18.請求項1から6のいずれか一項に記載のペプチドの合成方法であって、 a/カルボキシル官能基と反応し得る反応基を担持する固体支持体を、自己縮合 を避けるために別のアミノ酸との結合に介入する前にアミン官能基のレベルで保 護された被合成連鎖の第1のC末端アミノ酸と接触させる段階と、b/先に固定 したアミノ酸のアミン官能基を脱保護する段階と、 c/段階b/で得られたアミノ酸の脱保護アミン官能基を、アミン官能基のレベ ルで保護され且つ被合成ペプチドのC末端アミノアシル残基に結合される第2の アミノアシル残基を供給する第2のアミノ酸のカルボキシル官能基と結合する段 階と、 d/加えた第2のアミノ酸のアミン官能基を脱保護し、該ペプチドのN末端アミ ノアシル残基に到達するまで連続的アミノアシル残基に夫々対応するアミノ酸を 連続的に用いて結合段階c/及び保護段階d/を繰り返す段階と、e/N末端ア ミノ酸の導入後に、合成されたペプチドを担持する固相を特に例えばフッ化水素 酸で処理することにより、形成されたペプチドを分離する段階と、f/溶液から ペプチド配列を回収する段階とを含むことを特徴とする方法。
  19. 19.脱保護段階b/の後に、アミン官能基を求核性にするための中和段階を実 施することを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 20.結合段階でカルボキシル官能基、好ましくはジシクロヘキシルカルボジイ ミドを活性化することが可能な結合剤を作用させることを特徴とする請求項18 又は19に記載の方法。
  21. 21.第1の結合時に反応しなかったアミン官能基を反応させるために、段階c /後に得られたペプチドの洗浄及び中和後に結合剤を用いて第2の結合段階を実 施することを特徴とする請求項18から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 22.チロシンのOH官能基に2,6−ジクロロベンジル、スレオニンもしくは セリンのOH官能基又はアスパルテートもしくはグルタメートのCOOH官能基 にベンジル、システインのSH官能基にt−ブチルメルカブト、ヒスチジンのイ ミダゾール又はアルギニンのNH官能基にトシル、リシンのNH2官能基にベン ジルオキシカルボニル、トリプトファンのインドール官能基にホルミルを用いて アミノ酸の第3官能基の保護を行うことを特徴とする請求項18から21のいず れか一項に記載の合成方法。
  23. 23.LAS又はAIDSを誘発し得るレトロウィルスHIVによる感染のin  vitro検出方法であって、a/ペプチド−抗体免疫学的複合体の形成を可 能にする条件下で、請求項1から6のいずれか一項に記載の少なくとも1種のペ プチド又は請求項7から15のいずれか一項に記載の組成物を、レトロウィルス HIVのFタンパク質に対する抗体を含む可能性のある被験生物学的サンプルと 接触させる段階と、 b/形成された免疫学的複合体を検出する段階とを含むことを特徴とする方法。
  24. 24.使用されるペプチドがレトロウィルスHIV−1のFタンパク質に対して 形成された抗体を特異的に認識することを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 25.使用されるペプチドがレトロウィルスHIV−2のFタンパク質に対して 形成された抗体を特異的に認識することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  26. 26.レトロウィルスHIV−1又はHIV−2による感染を検出することが可 能なペプチドの混合物を使用することを特徴とする請求項23に記載の方法。
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