JPH06501260A - ヒト免疫不全ウィルスに対する中和抗体の誘発とワクチン接種に用いられるペプチド - Google Patents

ヒト免疫不全ウィルスに対する中和抗体の誘発とワクチン接種に用いられるペプチド

Info

Publication number
JPH06501260A
JPH06501260A JP3516126A JP51612691A JPH06501260A JP H06501260 A JPH06501260 A JP H06501260A JP 3516126 A JP3516126 A JP 3516126A JP 51612691 A JP51612691 A JP 51612691A JP H06501260 A JPH06501260 A JP H06501260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
group
peptide
acid sequence
sequence order
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3516126A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴァルネ,アンデルシュ
スヴェンネルフォルム,ヴォー
リューモ,ラーシュ
ヤンション,スチク
ホラール,ペーテル
Original Assignee
シンテロ ヴァクシーン ディベロップメント ケービー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シンテロ ヴァクシーン ディベロップメント ケービー filed Critical シンテロ ヴァクシーン ディベロップメント ケービー
Publication of JPH06501260A publication Critical patent/JPH06501260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
    • A61P31/18Antivirals for RNA viruses for HIV
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2740/00Reverse transcribing RNA viruses
    • C12N2740/00011Details
    • C12N2740/10011Retroviridae
    • C12N2740/16011Human Immunodeficiency Virus, HIV
    • C12N2740/16111Human Immunodeficiency Virus, HIV concerning HIV env
    • C12N2740/16122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • AIDS & HIV (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒト免疫不全ウィルスに対する 中和抗体の誘発と ワクチン に いられるペプチド 見匪■背景 本発明は、AIDSに対するワクチン接種に用いるのに適するペプチドに関する 。
ヒト免疫不全ウィルス(HIV)は、後天性免疫不全症候群(AIDS)として 知られるようになった病気の原因となる。この死を避けられない病気は1981 年に初めて認められたが、いまだにその治療法は見つかっていない。HIVは、 性的接触、感染血液ないし血液製剤。
および出生時のような様々な経路で蔓延する。HIV感染の複雑さと有効な治療 法の不足のために、AIDSの撲滅は、既に感染した人達の治療よりもむしろ新 たな感染を予防することによって達成されると思われる。この目的に向かって、 感染を検査し予防する手段の開発に多大な努力が費やされてきた。感染した人、 血液、その他の生物学的生成物を識別するため、診断手法が開発されてきている 。
一般的なウィルスと同様に、HIVはしばしば中和抗体の生産を誘発するが、他 の多くのウィルスや他の病原菌に感染すると、防御免疫が生じるのに対し、HI Vの特異抗体は病気の進行を止めるには不十分である。したがって、HIVの場 合には、自然感染の免疫を誘発するワクチンは効果がないことが明らかであろう 。事実、HIVタンパク質gp160から作られたワクチンは、中和抗体を誘発 するにもかかわらず、HIV感染に対する免疫はわずかしかもたらさないことが 明らかにされている。有効な抗HIVワクチンが作れないために、1990年代 の終りまで有効なワクチンは実用化されないであろうとの予測がなされている。
HIVゲノムの特性は、かなり明らかにされている。その約10kbの部分は、 HIV複製のための調節部分と、それぞれ核タンパク質。
逆転写酵素−タンパク質分解酵素−エンドヌクレアーゼ、内被および外被糖タン パク質の遺伝暗号を有する釘獲、止り、、 env遺伝子を含む配列順序を暗号 化する。
HIVの匣遺伝子は、細胞白糖タンパク質gp160を暗号化し、通常タンパク 質分解により、ウィルス外部筒タンパク質gp120とウィルス膜内外糖タンパ ク質gp41を形成する。 gp120はgP’41との非共有結合的相互作用 の効果によって、HIVウィルス粒子との関係を持続する。この非共有結合的相 互作用は弱く、その結果、gp120のほとんどは可溶体として細胞とウィルス 粒子から解放される。
HI V−1ゲノムのmと特にenvの部分に暗号化されるタンパク質は、免疫 原性を有することが既往の研究により明らかにされている。これは、gla と env遺伝子の生成物に対する抗体が、HIVに感染したAIDSおよびARC (AIDSに関連した症状)の患者の血清中に見出されるからである。
AIDSとARCの患者およびウィルスに感染しているが症状の現れていない人 達の血清から得られるいくつかの抗体は1gp120とgpi60に特異的であ ることが既に明らかにされている。これらの抗体は。
中和作用を有する場合がある。外被糖タンパク質は、AIDSおよびARCの患 者の血清中の抗体と常に反応するHIV−1抗原である(アランら:“AIDl k者に抗体を誘発する主要な糖タンパク質抗原は、HT L V −m k:よ り暗号化される″、サイxンス、 228. ]、091−1094.1985 年、および、バリンら:“AIDS患者体内の抗体の主要な標的抗原の一例とし てのHTLV−mウィルス外被タンパク質”。
サイエンス、 228.1094−1096.1985年)、さらに患者の血清 中の抗体は、釘5遺伝子によって暗号化されるウィルス核タンパク質のエピトー プとも反応する。
診断と潜在的なワクチンの生成に使用される免疫学的に重要なHIV−1抗原は 、細菌、酵母、ワクチニア等の種々の発現組織における1(IV−1ゲノムの部 分のクローニングにより調製されてきた(カブラディラら:“細菌により合成し たenvポリペプチドを用いたヒトAIDSレトロウィルス抗体の血清学的診断 ″、生物工学、 4.128−133、1986年、および、チャンら:“組み 換え大腸菌−誘導ウィルス抗原ペプチドを使用する免疫学的検査を用いたヒトT 細胞リンパ球ウィルス−m (HTLV−m)の抗体検査″、生物工学、 3. 905−909゜1985年)aしかし、組み換えDNA法により生成されるH  I V−1抗原は、HIV−1抗原調製に混入するおそれのある発現組織を抗 原とする抗体反応による、ワクチン接種の際の副作用とELI SA検定での偽 陽性反応を避けるために、徹底的に精製しなければならない。また、精製中にH IV−1抗原が変性して、抗原の重要な効力が失われることもある。無傷のウィ ルスからのタンパク質の調製もまた、結果的に無傷のウィルスの混入を生じ得る 。
HIV−1の抗原タンパク質に相当する選択された合成ペプチドの免疫学的反応 性を示すデータが、いくつか発表されている。ある研究では、HIV−1のアミ ノ酸残基735−752に相当するアミノ酸連鎖Tyr−Asp−Arg−Pr o−G 1u−Gly−I 1e−G 1u−G 1u−G 1u−G 1y− Gly−Glu−Arg−A@sp−Ar g−Asp−Arg−5er−Gly−Cysをもつペプチドが合成されている (ケネディら: ”HTLV−m外被糖タンパク質と反応する合成ペプチド抗血 清′″、サイエンス、 231.1556−1559.1986年)。gP41 の部分から得たこのペプチドをウサギの免疫処理に使用し、HIV−1に対する 中和抗体反応が誘発されるかどうかが試みられた。さらに、抗gp’l 1抗体 を有することがわかっているAIDS患者からのいくつかの血清が、このペプチ ドと弱い反応性を示したことから、このペプチドは天然の&p160/gρ41 の抗体とある程度反応するエピトープを少なくとも一つ有することが示されてい る。しかし、このペプチドがウサギ以外の哺乳類で中和抗体を誘発することは示 されておらず、ヒトのワクチンとしての使用も提案されていない。
倉囲み栗封 本発明により、HIV−1のgp120タンパク質とその類似体および同族体の エピトープに相当する新しいペプチドが与えられる。このペプチドは、単独で、 もしくは組み合わせて、他の分子あるいは物質と組み合わせず、あるいは組み合 わせて使用することができる。このペプチドは、HIVに対する強い免疫を誘発 し、多クローンまたは単一クローン抗体を生産して、HIV感染に対する免疫に 有用である。
髪匪段詑狙至ユ更 本発明は、霊長類の被験者によるHIV中和抗体の生産を誘発することが明らか にされたペプチドを与えるものである。ケネディら(” HT L V −m外 被糖タンパク質と反応する合成ペプチド抗血清″。
サイエンス、 231.1556−1559.1986年)により定義された座 標では、このペプチドはgpl、20タンパク質の範囲に相当する。本発明のペ プチドを、gp120−12 (7ミ/酸座標159−183) 、 gp12 0−15 (7ミ/W座111200−225) 、 gp120−1.6 ( 7ミ/酸座41213−237) 、 gp120−19(アミノ酸座標255 −276)と名付ける。ペプチドgp120−19は、既に報告されているペプ チド(ホーら、サイエンス、 239.1021−1023.1988年)と類 似しているが、霊長類においてgp120−19が中和抗体を誘発することを新 たに明らかにした。本発明のペプチドは、ワクチンの組成における免疫原として 、多クローンあるいは単一クローン抗体の生産、とりわけ重要なHIV中和抗体 の生産に使用することができる。
タンパク質には、特定の抗体と反応し結合する部分である抗原決定因子あるいは エピトープが数多く含まれている。一般にタンパク質は5〜10のエピトープを 有し、それぞれのエピトープは6〜8のアミノ酸の連鎖を有する。エピトープに は連続的なものと、不連続なものがあり、連続的なエピトープでは、6〜8のア ミノ酸が直線連鎖として存在しており、不連続なエピトープでは、エピトープを 形成するアミノ酸が、タンパク質の3次元的な折りたたみにより集合している。
エピトープは比較的わずかなアミノ酸から構成されているが、その抗体との反応 性は、エピトープの周囲のタンパク質のアミノ酸によって影響を受ける。
抗原部位あるいはタンパク質のエピトープの地図作成を目的とした研究は、対象 とするタンパク質の種々の範囲に相当する合成ペプチドを利用することによって 促進されてきた(ラーナーら二″免疫疾患の生物学:病院実習書、ディクソン& フィッシャー編、 pP、331−338.1983年、および、ラーナー:応 用免疫学、 36.1.1.984年)。エピトープ地図作成の研究に有用なの に加えて、合成ペプチドは、もしタンパク質の主要な抗原決定因子を含むならば 、ワクチンおよび診断試薬としての可能性を有する(ファン・レーゲンモルテル :パスツール研究所年報、ウィルス学137E、 497−528.1986年 、および、ファン・レーゲンモルテル:生物化学および分子生物学の実験法、ブ ローデン&ファン・クニッペンベルグ編、第19巻、抗原としての合成ペプチド 、 Elsevier l5BN 0−444−80974−0.1988年) 。
特定の抗体の生産と反応性に関して、合成ペプチドはいくつかの長所を有する。
タンパク質のアミノ酸の配列により決定されるタンパク質のアミノ酸連鎖、ある いはタンパク質を暗号化するDNA塩基配列から決定される予測アミノ酸連鎖か ら、合成ペプチドの正確な連鎖が選択される。特定の合成ペプチドを使用するこ とにより、ワクチン接種および抗体の生成や検査においてタンパク質を全長にわ たって用いる必要性が排除される。さらに、メリフィールドらによる固相ペプチ ド合成技術により、必要なペプチドを半無限量化学的に生産することが可能であ る(エリクソン&メリフィールド:タンパク質、第3版。
第2巻、アカデミツクプレス、ニューヨーク、第3章、 1976年)。自動ペ プチド合成器の実用化によりこの技術はさらに進歩した。
タンパク質の抗原の範囲を予測するために、種々の基準を用いることが可能であ るが、こうした範囲に相当するペプチドがワクチンとして必ずしも有用であると は限らない、たとえば、ペプチドの空間的な配向が適当でないために、タンパク 質と反応する抗体によって認識されないことによって、免疫原性が失われること もある。C型レトロウィルスから得られるある種のペプチドとHIVは、HIV 単独よりも強い免疫抑制剤として機能してしまうこともわかっている(Cian ciolOら:免疫学会誌、 124.2900−2905.1980年、およ び、 C1ancioloら:米国科学協会報、 230.453−455.1 985年)患者に副作用をもたらすようなペプチドは、ワクチンとしての使用に 不適切であろう。
さらに、HIV−1とHIV−2について、特に明らかなこととして、これらの 二つのウィルス集団にはそれぞれの中で重大な遺伝的変異性があり、その結果、 ウィルスの数多くの血清型あるいは分離株か生じる。このことは、免疫原の製剤 に用いるペプチドを得るためにタンパク質の範囲を選ぶ際に、大きな拘束となる 。しかしながら、HIV−1とHIV−2のタンパク質のある免疫優性部分は、 比較的変動しにくいことが明らかにされている。合成ペプチドは、天然の分子中 では普通免疫原性を示さない一般的な連鎖に対して、免疫反応を誘発することが できるウィルスワクチンの鍵ともなり得る。普通は、不活動的なこれらのエピト ープは、広範囲の防御特性をもち得る(Stevardら:免疫学Today、  8.51−58.1987年)。ウィルスに触れる機会の多い人々を感染から 守ることを目的として、いくつかの実験的なワクチンが作られた(ベルマンら:  gP160ではなく組み換え糖タンパク質gp1.20を用いてワクチン接種 した後のHIV−1による感染からのチンパンジーの防御”、ネイチャー、 3 45.622−625.1990年)。
免疫学的に重要なHIVタンパク質の範囲に相当する合成ペプチドは、HIVの 検査のための診断法としてすぐ使えるほか、多クローンまたは単一クローン抗体 を生成してHIV用のワクチンとなる可能性があることが、今回明らかになった 。
gp120の中和エピトープは、何名かの研究者によって数多く発見され定義さ れている。その概要については、Bolognesi : A I D S 、  3(補遺1) 、 5ill−5118,1989年を参照されたい、 Bo lognesiは、概括の中で、以下のアミノ酸座標、 254−274.30 3−337.458−484.491−523の4つの異なるウィルス中和エピ トープについて述べている。
前述したように、アミノ酸座標254−274のペプチドを用いてウサギに免疫 処置した結果、生じた抗血清はHIV−1を中和することが確かめられている。
発明に含まれるペプチドが有するアミノ酸連鎖はそれぞれ、免疫処置される宿主 内でHIV特異抗体の生成を誘発する連続(直線)エピトープを少なくとも一つ 含む。
したがって1本発明は、Muesingらが″ヒトのAIDS/リンパ節疾患レ トロウィルスの核酸構造と発現″(ネイチャー、 313.450−458、1 985年)で述へでイるHIV−1,HTLVm−Hの外被遺伝子によって暗号 化されるH I V gP120タンパク質の範囲に相当する免疫原性ペプチド を対象とする。ヌクレオチド連鎖は、HIVPV22の名でGenbank R e1ease 63に与えられている。本発明はさらに、ペプチドの免疫原性に 大きな影響を及ぼさない、機能的に等価なペプチドの変異体を含む。たとえば、 アミノ酸残基の保守的な置換、一つないし数個のアミノ酸の削除あるいは付加、 アミノ酸残基のアミノ酸類似体への置換は、発明の範囲に含まれる。
同族体は保守的に置換されたアミノ酸残基をもつペプチドである。
別のアミノ酸に保守的に置換することが可能なアミノ酸には、グリシン/アラニ ン、バリン/イソロイシン/ロイシン、アスパラギン/グルタミン、アスパラギ ンim&/グルタミン酸、セリン/トレオニン、リジン/アルギニン、フェニル アラニン/チロシンその他がある。配列順序を後述するgP120−12. g p120−15. gp120−16.およびgP120−19と呼ぶペプチド と反応する抗体と反応する同族体ペプチドは、本発明の範囲内にあると考えてい る。さらに、本発明のペプチドに相当する同族体ペプチドで、HIVの異なる分 離株から得られるものもすへて本発明の範囲に含まれる。
類似体は、本発明のペプチドと機能的に等価であるが、ある種の非自然発生的な いしは変更されたアミノ酸残基をもつペプチドと定義される。さらに、1つ以上 のペプチドおよびペプチド類似体もしくは同族体の重合体が1本発明に含まれる 。またgp120−12. gp120−i5. gρ120−16. gP1 20−19よりもそれぞれアミノ酸残基が少ないペプチドも本発明に含まれるが 、これらはペプチドのどれか1つに免疫原性エピトープが1つ以上存在すること によって1元のペプチドの免疫原特性を有するものとする。
これらのペプチドは、既知の固相ペプチド合成法(メリフィールド&バラ二−二 ″′ペプチド−分析・合成・生物学″、第1巻、グロス&マイネンホッファー編 、アカデミツクプレス、ニューヨーク、第1章。
1980年)により合成した。この合成により1元のタンパク質の配列順序とは 一致しない1つ以上のアミノ酸に、ペプチドのアミノないしカルボキシル末端基 を付加することもできる。こうした特別なアミノ酸は、ペプチドを他のペプチド や大きな担体タンパク質や固体支持に結合するために有用である。これらの目的 のために有用なアミノ酸には、チロシン、リジン、グルタミン酸、アスパラギン 酸、システィン、およびこれらの派生物その他がある。付加タンパク質変更法は 、たとえば、ペプチドを別のタンパク質や、ペプチド分子や支持に結合する付加 法としてのNH2−アセチル化や、C00H−末端アミド化のように用いられる 。ペプチドを互いに、あるいは担体タンパク質や固体支持に結合する方法は、技 術的によく知られている。したがって、上述したようなカルボキシルないしアミ ノ末端基をもつ特別なアミノ酸残基は、担体や固体支持に結合している。してい ないにかかわらず、本発明の範囲に含まれる。本発明のペプチドに関連するもの には、ここで述べるすべての具体化したものが含まれる。ワクチンを生成する別 の方法は、1つ以上の本発明のペプチドと、高い免疫原性をもつタンパク質から 成る。融合タンパク質を生成する分子生物学的な技術を用いるものである。たと えば、対象とする抗原と、コレラ毒素のBサブユニットから成る融合タンパク質 は、対象とする抗原に対する免疫反応を誘発することが示されている(サンチェ スら:゛′′ワクチン開発礎としての亜fflのコレラ毒素Bサブユニットの過 剰表出のための組み換えシステム″、米国科学協会報、 86.481−485 .1989年)。
新しいペプチド連鎖を以下に示す。アミノ酸残基は1Muesingらが″ヒト のAIDS/リンパ節疾患レトロウィルスの核酸構造と発現″(ネイチャー、  313.450−458.1985年)で既に述べているヌクレオチドから得て いる。ペプチドは、そのカルボキシル末端に、カルボキシル基よりもアミド基を 有するほうが望ましい、カルボキシル末端は、カルボキシル基であっても、また 以下に示す成分であってもよい。
gP、120−12 X−Gly−G l u−I le−Ly s−A 5n−Cys−5er−P he−A sn−11e−5er−Thr−5et−11e−A rg−Gly −Ly s−Val−Gin−Ly s−G l u−Tyr−A la−Ph e−Phe−Y−ZPg120−1.5 X−Leu−Thr−5ar−Cys−Asn−丁hr−5er−Val−11 e−Thr−Gln−Ala−Cys−Pro−Ly 5−Va 1−5er− Phe−G lu−Pro−I 1e−Pro−11e−Hi s−T yr− Cys−Y−ZA la−Pro−A 1a−G 1y−Phe−A la−I  le−Leu−Ly 5−Cys−A sn−Asn−Y−Zgp120−1 9 X−Thr−His−Gly−11e−Arg−Pro−Val−シミl−5e r−丁hr−Gln−Leu−Leu−Leu−A 5n−G ly−5er− Leu−A 1a−G 1u−G 1u−G lu−Y−ZここでXは、ペプチ ドのアミノ末端NH2基の水素原子もしくはペプチドの担体との結合を容易にす るために選ばれた付加アミノ酸であり、Yは何もないかCysであり、Zはカル ボキシル末端アミノ酸のカルボキシル基もしくはアミド基である。使用したアミ ノ酸の略号を表2に定義する。
これらのペプチドは、将来のHIV感染を予防するワクチンとして、あるいはす てにHIVに感染した被験者のHIVに対する免疫反応を強化するために使用で きる。これらのペプチドは、ワクチンとして誰に対しても用いることができるが 、最も適切な対象者はHIV感染の危険がある人々である。そうした対象者には 、同性愛者、売春婦、静脈注射薬物使用者、医療に従事し患者や生物学的標本と 接触を持つ人達が含まれるが、彼らに限定されるわけではない。本発明はまた。
これらのペプチドと特異的に反応する単一クローンおよび多クローン抗体を与え る。本発明はさらに、HIVを中和する抗体を与える。
本発明の望ましい具体化として、免疫原用の組成にこのペプチドを含めて調剤す ることができる。これらの免疫原は、ヒトを含む哺乳類におけるワクチンとして 、もしくは動物体内に多クローンないし単一クローン抗体の生成を誘発するため に使用できる。こうした組成を調剤するために、免疫原として有効な量の少なく とも1つのペプチドを、ヒトを含む哺乳類への投与に適する生理的に受容可能な 担体と混合する。これらのペプチドは、相互に、他のペプチドと、タンパク質担 体と、あるいは他の担体と共有結合し、リボゾームなどの小胞に取り込まれるか 、またはワクチン技術的に知られている補助剤や吸着剤と混合される。たとえば 、高橋らが″精製したHIV−1外被タンパク質とlSc0M5を用いた免疫に よるCDg+細胞障害性T細胞の誘発”(ネイチャー、 344.873−87 5.1990年)で述べているような免疫刺激性複合体と、1個ないし数個のペ プチドを混合することができる。
あるいは、ペプチドを結合せず単体でヒトを含む哺乳類への投与に適する通常生 理食塩溶液や緩衝化合物のような生理的に受容可能な担体と混合することもでき る。
抗体を誘発するす入での免疫原性組成と同様に、本発明のペプチドの免疫原とし て有効な量は、経験的に決めなければならない。考慮すべき要因としては、元の ペプチドの免疫原性、ペプチドが補助剤、担体タンパク質、他の担体と複合して いるかもしくは共有結合しているかどうか1組成の投与経路、すなわち静脈内投 与、筋肉内投与、皮下投与等、および投与されるべき免疫量の数値がある。こう した要因は、ワクチン技術的に知られており、不必要な実験を行わなくとも、免 疫学者には十分こうした決定ができるものである。
発明の範囲を制限する意図はまったくないが、以下に特定の実施例を示すことに よって、本発明をさらにわかりやすく説明する。
夾族忽−よ ペズ天五介戊 応用生物系ペプチド合成剤430A型が、本発明のペプチドの合成に使用された 。それぞれの合成では、P−メチルベンジルヒドリルアミン固相支持樹脂(ペプ チドインターナショナル、ルイスビル、KY)を使用した。ペプチド合成剤43 0A型の利用者用便覧(応用生物系。
1986年)に従って、ペプチドを合成した。
合成に用いたアミノ酸はすへてα−NH,群を防護するt−ブチルカルボニル群 (t−Boc)を含み、スイスのツバ生物化学AGから得たものである。反応性 側鎖群をもつアミノ酸は、望ましくない側鎖反応を防止するための付加防護群を 含む、すへてのペプチドの合成に用いた個々の防護アミノ酸を吹の表1に示す。
退」− ペプチドの4 に いたアミノ Boc−Ala−OHBoc−Leu−OR’H,OBoc−Arg (Tos )−Of(Boc−Lys (2−CI−Z)−0H(cryst 、 )Bo C−Asn−OHBoC−阿et−OHBoc−Asp (Obzl)−0HB oc−Phe−OHBoc−Cys(Pmeobzl)−0h Boc−Pro −OHBoc−Glu (Obzl)−OHBoc−5er (Bzl)−08 ″DCHABoc−Gin−OHBoc−Thr(Bzl)−08Boc−Gl y−OHBoc−Trp (Formyl)−0HBoc−His−(Tos) −OHBoc−Tyr(2−Br−Z)−011Boc−11e−OHAl/2 H20Boc−シミl−044TO5=トシルあるいはp−トルエンサルホン酸 0bzl =ベンジルオキシ Pmeobzl= P−メチルベンジルオキシ2−CL−2=カルボベンゾキシ クロライド2−Br−Z=カルボベンゾキシブロマイド特定の合成終了後、防護 群は合成されたペプチドから除去され、ペプチドは三フッ素メタンサルフォンa  (T F M S A )を用いた処理によって固体支持樹脂から分離される 。この処理は、ベルゴツトら二″固相ペプチド合成での分離試薬としてのトリフ ルオロメタンサルフオン酸の利用″″、応用応用生物系利用者報告ジペプチド合 成2発行、16+1986年9月2日に述べられている方法に従った。用いた実 験記録の詳細を以下に示す。
1、ペプチド樹脂1グラム当たり、排除剤として3社のチオアニソール1,2− エタンジチオール(2:l)を加え、室温で10分間連続撹拌して混合した。
2、三フッ素酢酸(TFA、)IC)mlを加えて、室温で10分間連続的に撹 拌した。
3、TFMSA 1mlを強力に撹拌しながら滴下して加え、室温で25分間反 応させた。
4、分離後ペプチドを無水エーテルで沈殿させ、洗浄した。
5、沈殿し洗浄されたペプチドを、少量のTFAに溶解させた(約5m1) 。
6、溶解したペプチドは、上記ステップ4と同様に再度沈殿、洗浄され、沈殿物 をN2の蒸気で乾燥させた。
特定の検査への使用に先立ち、必要なら逆相の高性能液体クロマトグラフィー( HPLC)によってペプチドの純度をさらに上げることも可能である。こうした 純化に特に適したカラムは、ペプチドを溶出させる水(T F A)−アセトニ トリル(TFA)勾配を用いた逆相ヴイダック@c−isカラムである。表2に 示すアミノ酸配列順序をもつ40種のペプチドを合成した。
失施何ス 報燕(/し戯に4種 中和試駿はすべてH−9細胞とHTLV−I[IBウィルス(R,C,ガロによ って発明され、ニューヨーク、マンハセット、ノースショア病院、ウィリアム・ ホール博士によって供給されたもの)を用いて行った。H−9細胞(N9 NY と呼ぶ)を、20%ウシ胎児血清(Fe2)、ペニシリン/ストレプトマイシン (PEN/5TREP 各50μg / m Q、殺菌剤不使用)を補ったRP MI溶液(ギブコ)内で維持した。細胞は4日ごとに1:3に希釈して2次培養 した。
細胞をシャーレから剥離し、325xgで遠心分離して沈殿させた。
沈殿した細胞を、あらかじめ1/10に希釈した1mlのウィルス種内で再懸濁 し、頻繁に撹拌しながら37℃で60分間吸収させた。ウィルス吸収後、細胞を 再び遠心分離し、20%FC3とポリブレン(2μg/mQ)を含むRPMI中 に再懸濁しく最終濃度5 X 10’細胞/mA)、5%C○2中で37℃で培 養した。
融合細胞形成の監視、免疫電光法による陽性細胞、およびp−24生成(アボッ トP−24抗原試験によって検査した)によって、感染後4〜5日で感染細胞が 検出可能であることがわかった。HIV生産のピークは感染後10〜15日で見 られ、この時点でウィルスを収集した。不要物を除去するための低速遠心分離の 後、感染細胞から収集したウィルスを含む上澄みを一90℃で凍結保存した。滴 定終末点40.000 50%組織培養感染供与量(TCID、。)の1つのウ ィルス種(NT3−NT19と呼ぶ)を研究全般に使用した。
夾施但す ペプチドの 複機能結合剤としてN−スクシニミジル3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネ ート(SPDP)(スウェーデン、ウプサラ、ファーマシア)を取扱説明書(フ ァーマシア)に従って用い、本発明によるペプチドと、5級卵白アルブミン(米 国ミズーリ州セントルイス、ジグマンとを、約10:1(ペプチド二卵白アルブ ミン)のモル比で併有結合させた。
その概略は以下の通りである。
卵白アルブミンを結合緩衝液(0−2M N a H2P O4−P H8、5 )に溶解した。溶解した卵白アルブミンは、その後同じ緩衝液を用いて、セファ デックスG−25Mカラム(ファーマシア、スウェーデン)に通した。280n mでタンパク質濃度を測定し、回収率を決定した。
5PDPを最終濃度が40mMとなるように99.5%エタノール中に溶解した 。次に、卵白アルブミン溶液を撹拌しながら、5PDPを滴下して加えた。その あと5PDP−卵白アルブミン混合液を約30分間室温に放置した。溶出剤とし て水を用い、この混合液をセファデックスG−25Mカラムに通すことによって 、結合していない5PDPから、卵白アルブミン−5PDP結合体を分離した。
50μQの結合体を水2 m Qで希釈したあと、ペプチド溶液に加える量を決 定するために、280nmで希釈結合体を測定し、希釈結合体に100μQのジ チオスレイトール(DTT)(シグマ)を加えて343nmで測定することによ って、卵白アルブミン−8PDP結合体の置換率を決定した。
最後に、卵白アルブミン−5PDP結合体と結合させる合成ペプチドを、最終濃 度が1mg/mQとなるように10%酢酸中に溶解し、卵白アルブミン−5PD P結合体を適当な量(上述の置換率により決定される)加えて、室温に一晩おい た。
寒施桝土 免疫五層ス21記録 抗体形成にアカゲザルを使用した。最初のペプチド接種に先立ち、このサルから 血液試料を採取した。この最初の血液試料を″免疫前″(表3〜6)と呼び、対 照試料として用い、それぞれの免疫血清と同時に分析した。
0.5m12食塩加リジ酸緩衝液(PBS)に懸濁した100μgのペプチド− 3PDP−卵白アルブミンを、これらのサルに接種した。
サルは3週問おきに3回、筋肉内注射により免疫処置された。補助剤として0  、5 m Qのフロイント完全免疫助成剤をすべての免疫処置に用いた。最後の 免疫処置から2週間後に、こ九らのサルから採血し、免疫前血清と高度免疫血清 について、実施例5に述べる中和検査を行った。
実差舅j一 旦ユX二」己旧炉艮変 HTLVIII−B感染力を中和する抗体を含む血清を、HIV−1融合細胞形 成およびP−24抗原生成の阻止能力と、ペプチド特異抗血清を欠く対照感染と 比較して免疫蛍光検査標識により決定される感染細胞の減少数によって検出した 。実施例2で述べたウィルス種を100TCID、、に希釈し、実施例4で述べ たように免疫処置されたサルから得られた補体非動化免疫血清の階段4倍希釈溶 液(115,1/20、l/80)と混合した。陽性の対照試料として、HIV 中和滴定量が1/40〜1/160であることがわかっているモルモットの高度 免疫血清(MsVと呼ぶ)を、すべて実験に使用した(スウェーデン、ウプサラ 、、BMC,獣医ウィルス学科、B、モレリン教授の厚意により与えられた)。
37℃で60分間または4°Cで16時間の培養後、血清−ウィルス混合液にI  X 106のH−9細胞を加え、さらに60分間37℃で培養した。培養に続 いて細胞を1回洗浄し、1滴定弁当り2mRの成長培養液(RPMl、10%F CS、2μgポリブレン/mQ)とともに、24滴定井の多血プレートに配置し た。
感染後5〜12日の細胞について、融合細胞の存在を顕微鏡(倍率X2QO)で 調へた。感染した細胞からの上澄みについて、取扱説明■ 書(アボットag試験HIVAG−1、ヒトの血清ないし血しょう中のヒト免疫 不全ウィルス■型(HIV−1)抗原の検出のための酵素免疫学的検定)に従っ て、感染10日後に10倍階段希釈(1/10〜l/1000)して、P−24 抗原の存在を検査した。結果は454nrnでの吸光度で示され、吸光度が高い ほどタンパク質濃度が高く、したがってHI Vに感染していることを示す。上 澄みを階段希釈するのは、p−24a度を最も正確な範囲(2,o吸収単位未満 )で検出するためである。
免疫蛍光検査(IF)用スライド上に細胞をアクセント固定することにより、実 験終了時(通常は感染15日後)の感染細胞数を決定した。Jeanssonら が″高度免疫血清を用いた細胞培養からのマイコプラスマの除去” (Ex、C e11Res、、161,181−188,1985年)で述へている標準的な 手順に従って、HIV感染個体からの1/400希釈高度免疫血清と、1/10 0希釈フルオレセインインチオシアネー)−(FITC)標識抗ヒトガンマG抗 体(フランス、Bio−Merieux)を用いて。
間接IF検査を行った。ペプチド1〜40で免疫処置したサルの高度免疫血清の 判別検査によって得られた結果を表3〜6に示す。
表3 (A−D)〜6で、上澄みのp−24抗itは、前述したようにELLI SAで分析した。
抗原陽性細胞の相対的な量を、AG陽性細胞として示し、以下のように割合を表 した。
一=0%、+=>O−2%、++=3−10%。
+++=11−20% ここで割合の範囲は抗原陽性細胞の数を示す。
表3 A (HIVNT3P1.XLS)は、ペプチドgp120−1−gp1 20−10で免疫処置したサルから採取した血清について得られた結果を示す。
使用した細胞はH9NYであり、使用したウィルスは、実施例2で述べたHTL V−mB・18バツチである。培養方法は、37℃、1時間の(ウィルス+血清 )培養とした。
表3 B ()IIVNT4P1.XLS) 4!、 ペプチドgp120−1 1〜gp120−20で免疫処置したサルから採取した血清について得られた結 果を示す。使用した細胞はH9NYであり、使用したウィルスは、実施例2で述 べたHTLV−mB・18バツチである。培養方法は、37℃、1時間の(ウィ ルス+血清)培養とした。
表3 C(HIVNT5P1.XLS)は、ペプチドgp120−21〜gp1 20−30で免疫処置したサルから採取した血清について得られた結果を示す。
使用した細胞はH9N Yであり、使用したウィルスは、実施例2で述べたHT LV−mB・18バツチである。培養方法は、37℃、1時間の(ウィルス+血 清)培養とした。
表3 D (HIVNT6P1.XLS)は、ペプチドgp120−31〜gp 120−40で免疫処置したサルから採取した血清について得られた結果を示す 、使用した細胞はH9NYであり、使用したウィルスは、実施例2で述べたHT LV−mB・18バツチである。培養方法は、37°C11時間の(ウィルス+ 血清)培養とした。
表4 ()IIVTAB4.XLS)は、最初の検査(表3A−D)により決め られる推定中和抗体の第1回再検査の結果を示す。各検査で使用したウィルスは HIVTLV−mB・18バツチであり、使用した細胞はH9NYである。1− 19列の第1回再検査結果は、中和試験番号5の結果である。培養方法は、37 ℃、1時間の培養とした。2−32列の第1回再検査結果は、中和試験番号7の 結果である。培養方法は、37℃、1時間の培養とした。
表5 ()lIVTAB5.XLs)は、陽性プペチドの第2回、第3回、第4 回の再検査の結果を示す。各検査で使用したウィルスはHTLV−mB・18バ ツチであり、使用した細胞はH9N Yである。1−4列の第2回再検査結果は 、中和試験番号7の結果である。培養方法は、37°C51時間の培養とした。
5−13列の第2回再検査結果は、中和試験番号12の結果である。14〜16 列の第3回再検査結果は、中和試験番号12の結果である。培養方法は、37℃ 、1時間の培養とした。
17−39列の第4回再検査結果は、中和試験番号16の結果である。
培養方法は、4°C116時間の培養とした。40−53列の第2回再検査結果 は、中和試験番号19の結果である。培養方法は、4°C116時間の細胞+ウ ィルス培養とした。
表6 (HIVKOMBP、XLS)は、組み合わせた高度免疫血清の中和検査 結果を示す。ウィルスと細胞の培養方法は、4℃、16時間としたことに注意さ れたい。
表3 (A−D)〜6に示した結果は、本発明のペプチドが霊長類被験者のHI V中和抗体生産を誘発することを示している。したがって、HIVによる感染の 阻止、あるいはすでにHIVに感染した被験者におけるより高度な免疫反応の誘 発のために、これらのペプチドをヒト被験者へのワクチン接種として使用するこ とができる。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】【配列があります】 のアミ ノ酸配列順序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列順 序内的存在するエピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体によって認識 される少なくとも1個のエピトープを有するペプチド。
  2. 【請求項2】Xを前記ペプチドのアミノ末端NH2基の水素原子と、前記ペプチ ドと担体の結合を容易にするために選択した1個の付加アミノ酸とより成る基か ら選択し、Yは存在しないかシステインであり、Zを前記カルボキシ末端アミノ 酸のカルボキシル基とアミド基より成る基より選択することを特徴とした請求項 第1項に記載のペプチド。
  3. 【請求項3】【配列があります】 のアミノ酸配 列順序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列順序内に 存在するエピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体によって認識される 少なくとも1個のエピトープを有するペプチド。
  4. 【請求項4】【配列があります】 の アミノ酸配列順序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配 列順序内に存在するエピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体的よって 認識される少なくとも1個のエピトープを有するペプチド。
  5. 【請求項5】Xを前記ペプチドのアミノ末端NHz基の水素原子と、前記ペプチ ドと担体の結合を容易にするため的選択した1個の付加アミノ酸とより成る基か ら選択し、Yは存在しないかシステインであり、Zを前記カルボキシ末端アミノ 酸のカルボキシル基とアミド基より成る基より選択することを特徴とした請求項 第4項に記載のペプチド。
  6. 【請求項6】【配列があります】 のアミノ 酸配列順序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列順序 内に存在するエピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体によって認識さ れる少なくとも1個のエピトープを有するペプチド。
  7. 【請求項7】【配列があります】 のアミ ノ酸配列順序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列順 序内的存在するエピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体的よって認識 される少なくとも1個のエピトープを有するペプチド。
  8. 【請求項8】Xを前記ペプチドのアミノ末端NH2基の水素原子と、前記ペプチ ドと担体の結合を容易にするために選択した1個の付加アミノ酸とより成る基か ら選択し、Yは存在しないかシステインであり、Zを前記カルボキシ末端アミノ 酸のカルボキシル基とアミド基より成る基より選択することを特徴とした請求項 第7項的記載のペプチド。
  9. 【請求項9】【配列があります】 のアミノ酸配 列順序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列順序内に 存在するエピトープでヒト免疫不全ウイルス的特異的な抗体によって認識される 少なくとも1個のエピトープを有するペプチド。
  10. 【請求項10】【配列があります】 のアミノ酸配列順 序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列順序内に存在 するエピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体によって認識される少な くとも1個のエピトープを有するペプチド。
  11. 【請求項11】Xを前記ペプチドのアミノ末端NH2基の水素原子と、前記ペプ チドと担体の結合を容易にするために選択した1個の付加アミノ酸とより成る基 から選択し、Yは存在しないかシステインであり、Zを前記カルボキシ末端アミ ノ酸のカルボキシル基とアミド基より成る基より選択することを特徴とした請求 項第10項的記載のペプチド。
  12. 【請求項12】【配列があります】 のアミノ酸配列順序およ び該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列順序内に存在するエ ピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体によって認識される少なくとも 1個のエピトープを有するペプチド。
  13. 【請求項13】【配列があります】 のア ミノ酸配列順序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列 順序内に存在するエピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体によって認 識される少なくとも1個のエピトープを有する免疫的に有効な量のペプチドと生 理的に摂取可能なペプチド担体よりなるワクチン組成。
  14. 【請求項14】Xを前記ペプチドのアミノ末端NH2基の水素原子と、前記ペプ チドと担体の結合を容易にするために選択した1個の付加アミノ酸とより成る基 から選択し、Yは存在しないかシステインであり、Zを前記カルボキシ末端アミ ノ酸のカルボキシル基とアミド基より成る基より選択することを特徴とした請求 項第13項的記載の組成。
  15. 【請求項15】【配列があります】 のアミノ酸配列順序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸 配列順序内的存在するエピトープでヒト免疫不全ウイルス的特異的な抗体的よっ て認識される少なくとも1個のエピトープを有する免疫的に有効な量のペプチド と生理的的摂取可能なペプチド担体よりなるワクチン組成。
  16. 【請求項16】Xを前記ペプチドのアミノ末端NH2基の水素原子と、前記ペプ チドと担体の結合を容易にするために選択した1個の付加アミノ酸とより成る基 から選択し、Yは存在しないかシステインであり、Zを前記カルボキシ末端アミ ノ酸のカルボキシル基とアミド基より成る基より選択することを特徴とした請求 項第15項に記載の組成。
  17. 【請求項17】【配列があります】 のア ミノ酸配列順序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列 順序内的存在するエピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体によって認 識される少なくとも1個のエピトープを有する免疫的的有効な量のペプチドと生 理的に摂取可能なペプチド担体よりなるワクチン組成。
  18. 【請求項18】Xを前記ペプチドのアミノ末端NH2基の水素原子と、前記ペプ チドと担体の結合を容易にするために選択した1個の付加アミノ酸とより成る基 から選択し、Yは存在しないかシステインであり、Zを前記カルボキシ末端アミ ノ酸のカルボキシル基とアミド基より成る基より選択することを特徴とした請求 項第17項に記載の組成。
  19. 【請求項19】【配列があります】 のアミノ酸配列順 序および該アミノ酸配列順序と類似体および同族体のアミノ酸配列順序内に存在 するエピトープでヒト免疫不全ウイルスに特異的な抗体によって認識される少な くとも1個のエピトープを有する免疫的に有効な量のペプチドと生理的に摂取可 能なペプチド担体よりなるワクチン組成。
  20. 【請求項20】Xを前記ペプチドのアミノ末端NH2基の水素原子と、前記ペプ チドと担体の結合を容易にするために選択した1個の付加アミノ酸とより成る基 から選択し、Yは存在しないかシステインであり、Zを前記カルボキシ末端アミ ノ酸のカルボキシル基とアミド基より成る基より選択することを特徴とした請求 項第19項に記載の組成。
  21. 【請求項21】【配列があります】 および【配列があります】のアミノ酸配列順序および該アミノ酸配列順序と類似 体および同族体のアミノ酸配列順序内に存在するエピトープでヒト免疫不全ウイ ルスに特異的な抗体によって認識される少なくとも1個のエピトープを各々有す る少なくとも2個の免疫的に有効な量のペプチドと生理的に摂取可能なペプチド 担体より成るワクチン組成。
  22. 【請求項22】Xを前記ペプチドのアミノ末端NH2基の水素原子と、前記ペプ チドと担体の結合を容易にするために選択した1個の追加アミノ酸とより成る基 から選択し、Yは存在しないかシステインであり、Zを前記カルボキシ末端アミ ノ酸のカルボキシル基とアミド基より成る基より選択することを特徴とした請求 項第21項に記載の組成。
JP3516126A 1990-09-27 1991-09-25 ヒト免疫不全ウィルスに対する中和抗体の誘発とワクチン接種に用いられるペプチド Pending JPH06501260A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US58942290A 1990-09-27 1990-09-27
US589,422 1990-09-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06501260A true JPH06501260A (ja) 1994-02-10

Family

ID=24357953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3516126A Pending JPH06501260A (ja) 1990-09-27 1991-09-25 ヒト免疫不全ウィルスに対する中和抗体の誘発とワクチン接種に用いられるペプチド

Country Status (13)

Country Link
US (1) US5589175A (ja)
EP (1) EP0550599B1 (ja)
JP (1) JPH06501260A (ja)
AT (1) ATE238065T1 (ja)
AU (1) AU650911B2 (ja)
CA (1) CA2091263C (ja)
DE (1) DE69133242T2 (ja)
ES (1) ES2194836T3 (ja)
FI (1) FI931393A (ja)
HU (1) HU9300877D0 (ja)
MC (1) MC2308A1 (ja)
OA (1) OA09802A (ja)
WO (1) WO1992005800A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014501508A (ja) * 2010-11-25 2014-01-23 イムナテ・ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ 感染症、自己免疫疾患、同種因子に対する免疫応答、アレルギー性疾患、腫瘍、移植片拒絶反応、および、遺伝子療法または遺伝子ワクチン接種のために使用されるウイルスベクターに対する免疫応答の予防および/または治療における使用のための免疫原性ペプチド

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5939074A (en) * 1986-12-30 1999-08-17 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Multideterminant peptide antigens
US5346989A (en) * 1990-08-22 1994-09-13 Syntello Vaccine Development Kb Peptides for use in induction of T cell activation against HIV-1
JPH06510025A (ja) * 1991-06-03 1994-11-10 シンテロ ヴァクシン デベロップメント アクチ ボラゲット Hiv−1に対するt細胞活性化の誘導に用いられるペプチド
DK0601108T3 (da) * 1991-08-29 2000-04-17 Us Gov Health & Human Serv Multideterminante peptidantigener, som stimulerer T-hjælpelymfocytrespons til HIV hos en gruppe mennesker
IT1254360B (it) * 1992-05-11 1995-09-14 San Romanello Centro Fond Epitopi immunologicamente omologhi di hla e proteine del virus hiv.
DE4228787A1 (de) * 1992-08-29 1994-03-03 Chemotherapeutisches Forschungsinstitut Georg Speyer Haus Neue HIV-1-Virusisolate eines Subtyps, Vakzine gegen HIV-1-Virusinfektionen dieses Subtyps und Verfahren zu ihrer Herstellung, Verwendung der HIV-1-Virusisolate
JPH09500096A (ja) * 1993-04-16 1997-01-07 シンテロ ヴァクシン デベロップメント アクチ ボラゲット ヒト免疫不全ウイルスに対する予防接種および中和抗体誘発に用いられるペプチド
FR2707169B1 (fr) * 1993-06-04 1995-09-01 Pasteur Institut Antigène cellulaire CD26 impliqué dans l'infection par un rétrovirus hiv. nouveaux inhibiteurs de l'infection par HIV. * (Dipeptidyl-peptidase IV).
FR2707170A1 (fr) * 1993-06-04 1995-01-13 Pasteur Institut Expression des récepteurs CD4 et CD26 dans des cellules recombinantes, inhibiteurs du récepteur CD26.
DE4405810A1 (de) 1994-02-23 1995-08-24 Behringwerke Ag Von einem Retrovirus aus der HIV-Gruppe abgeleitete Peptide und deren Verwendung
AU2991197A (en) * 1996-04-15 1997-11-07 University Of North Carolina At Chapel Hill, The Antigenic sequences of a sperm protein and immunocontraceptive methods
WO1999024465A1 (en) * 1997-11-10 1999-05-20 Dana-Farber Cancer Institute Stabilized primate lentivirus envelope glycoproteins
US9249202B2 (en) 2006-08-11 2016-02-02 Life Sciences Research Partners Vzw Immunogenic peptides and their use in immune disorders
EP2247306B1 (en) 2008-02-14 2018-04-18 Life Sciences Research Partners VZW Immunogenic control of tumours and tumour cells
EP2244733B1 (en) 2008-02-14 2015-06-17 Life Sciences Research Partners VZW Immunotherapy targeting intracellular pathogens
GB201201511D0 (en) 2012-01-30 2012-03-14 Univ Leuven Kath Modified epitopes for boosting CD4+ T-cell responses
GB201309469D0 (en) 2013-05-28 2013-07-10 Imcyse Sa Detection of CD4+ T lymphocytes
GB201418433D0 (en) 2014-10-17 2014-12-03 Imcyse Sa Novel immunogenic peptides
US10729791B2 (en) 2015-05-18 2020-08-04 Imcyse Sa Animal models for evaluating pharmaceutical compounds
JP7090335B2 (ja) 2015-09-25 2022-06-24 イムサイス エスエー 治療剤に対する免疫応答を除去するための改善された方法及び化合物
KR20220132023A (ko) 2016-04-19 2022-09-29 임시스 에스에이 신규 면역원성 CD1d 결합 펩티드

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0387915B1 (en) * 1984-10-18 1993-03-10 Institut Pasteur F antigens of the human immunodeficiency virus, and their applications
AU617088B2 (en) * 1986-06-12 1991-11-21 Biogen, Inc. Peptides involved in the pathogenesis of hiv infection
US5128319A (en) * 1987-08-28 1992-07-07 Board Of Regents, The University Of Texas System Prophylaxis and therapy of acquired immunodeficiency syndrome
US5019387A (en) * 1987-09-08 1991-05-28 Duke University Production of antibodies to HIV
WO1989005820A1 (en) * 1987-12-21 1989-06-29 Arch Development Corporation Hiv-related antigens and antibodies
EP0330359A3 (en) * 1988-02-25 1991-06-05 Bio-Rad Laboratories, Inc. Composition useful in the diagnosis and treating of hiv-1 infection
WO1989010416A1 (en) * 1988-04-20 1989-11-02 Trustees Of The University Of Pennsylvania PROTECTIVE PEPTIDES DERIVED FROM HUMAN IMMUNODEFICIENCY VIRUS-1 gp160
US4943628A (en) * 1988-06-13 1990-07-24 Ortho Pharmaceutical Corporation HIV peptide-inducted T cell stimulation
JPH05506221A (ja) * 1990-04-03 1993-09-16 ジェネンテク,インコーポレイテッド Hivエンベロープポリペプチド
AP237A (en) * 1990-05-29 1993-04-29 Cedars Sinai Medical Center Immunoreagents reactive with a conserved epitope of human immunodeficiency virus type 1 (HIV-1) gp120 and methods of use.
JPH06510025A (ja) * 1991-06-03 1994-11-10 シンテロ ヴァクシン デベロップメント アクチ ボラゲット Hiv−1に対するt細胞活性化の誘導に用いられるペプチド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014501508A (ja) * 2010-11-25 2014-01-23 イムナテ・ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ 感染症、自己免疫疾患、同種因子に対する免疫応答、アレルギー性疾患、腫瘍、移植片拒絶反応、および、遺伝子療法または遺伝子ワクチン接種のために使用されるウイルスベクターに対する免疫応答の予防および/または治療における使用のための免疫原性ペプチド
US10023847B2 (en) 2010-11-25 2018-07-17 Imnate Sarl Immunogenic peptides for use in the prevention and/or treatment of infectious diseases, autoimmune diseases, immune responses to allofactors, allergic diseases, tumors, graft rejection and immune responses against viral vectors used for gene therapy or gene vaccination
US11193114B2 (en) 2010-11-25 2021-12-07 Imnate Sarl Immunogenic peptides for use in the prevention and/or treatment of infectious diseases, autoimmune diseases, immune responses to allofactors, allergic diseases, tumors, graft rejection and immune responses against viral vectors used for gene therapy or gene vaccination

Also Published As

Publication number Publication date
CA2091263A1 (en) 1992-03-28
DE69133242T2 (de) 2004-02-19
CA2091263C (en) 2003-05-06
US5589175A (en) 1996-12-31
EP0550599A1 (en) 1993-07-14
OA09802A (en) 1994-04-15
FI931393A0 (fi) 1993-03-26
WO1992005800A1 (en) 1992-04-16
MC2308A1 (fr) 1993-09-27
EP0550599B1 (en) 2003-04-23
ATE238065T1 (de) 2003-05-15
FI931393A (fi) 1993-03-26
HU9300877D0 (en) 1993-06-28
AU650911B2 (en) 1994-07-07
AU8643591A (en) 1992-04-28
ES2194836T3 (es) 2003-12-01
DE69133242D1 (de) 2003-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7311916B2 (en) Methods of eliciting broadly neutralizing antibodies targeting HIV-1 gp41
JPH06501260A (ja) ヒト免疫不全ウィルスに対する中和抗体の誘発とワクチン接種に用いられるペプチド
Palker et al. Polyvalent human immunodeficiency virus synthetic immunogen comprised of envelope gp120 T helper cell sites and B cell neutralization epitopes.
US5019387A (en) Production of antibodies to HIV
US5013548A (en) Production of antibodies to HIV
RU2201421C2 (ru) Синтетический пептид hiv (варианты), иммуногенная композиция для индукции иммунного ответа против пептидов hiv, диагностический набор для определения hiv-специфичных антител
US5840313A (en) Peptides for use in vaccination and induction of neutralizing antibodies against human immunodeficiency virus
EP0436634A1 (en) Hiv proteins and peptides useful in the diagnosis, prophylaxis or therapy of aids
EP0492560B1 (en) Human monoclonal antibodies directed against the transmembrane glycoprotein (gp41) of HIV-1, and related peptides
CS275838B6 (en) Method for production of hybridoms used for monoclonal antigen against hiv virus producing
Conley et al. Immunogenicity of synthetic HIV-1 gp120 V3-loop peptide-conjugate immunogens
US5346989A (en) Peptides for use in induction of T cell activation against HIV-1
AU2372695A (en) Synthetic vaccine for protection against human immunodeficiency virus infection
EP0693938B1 (en) Peptides for use in vaccination and induction of neutralizing antibodies against human immunodeficiency virus
CA2262427A1 (en) Conjugated peptides, immunological reagent containing same and use thereof for treatment of immunological disorders
JPH06510025A (ja) Hiv−1に対するt細胞活性化の誘導に用いられるペプチド
NZ235538A (en) Peptides immunoreactive with antibodies to hiv p17; carrier-bound peptides, vaccines, immunoassay and a method for forming antibody enriched sera
Syennerholm et al. Vahlne et al.
JPH05170797A (ja) 環状hiv主要中和決定基ペプチド
ZA200106535B (en) Methods of eliciting broadly neutralizing antibodies targeting HIV-1 GP41.