JPH03502580A - 架橋ヘモグロビンの精製方法 - Google Patents

架橋ヘモグロビンの精製方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 架橋へモグロヒシの精製方法 f”i、(組別匪 可成りの量の研究が、生活患者の循環系中のi+2累担体としての赤血球用代替 物(substitute )の開発を指向して来た この研究は、血液または 赤血球全体の利用を超える数種Vの潜在的な利点を提供するという事実によって 促進されて来た、一つの利点として、!、工酸素担体は赤血球の場合のようにタ イピング(【3・[・ing)および交差試験法を必要とじをい 池の利点とし て、k工酸素担体はエイズまたは肝炎伝搬の危険を殆ど有していないことである 。赤血球代替物の第三の利点は長期貯蔵の可能性であるこの分野における初期の 実験は赤血球代替物として基質を含まない(stroma−free )ヘモグ ロビンの使用を検討して来た、基質非含有ヘモグロビンを動物の静脈内に注入す ると、そのWj環系内でそれは酸素担体として短時間機能する しかし、残念な がら天然のヘモグロビン四証体は低分子量成分に解離し。
これらは腎臓を経由して容易に排出される 6泊って、遊離のヘモグロビンは循 環によって身体から迅速に除去され、これは酸素担体血液代替物としての遊離ヘ モグロビンの有用性を蓼著に制限するものである、身体からのヘモグロビンの急 速排出を阻止するための試みにおいて、多くの研究者等はヘモグロビンの共有結 合架橋を検討して来たが、それは生成物の分子量が大きな度合いで増加すること の無い分子内架橋と、生成物の分子量が天然のヘモグロビンの分子量よりも極端 に大きくなる(約64 、Ql川用子内架橋との両者であった 使用される代表 的な架田削はグルタルアルデヒドおよび3゜ラージブロモサリチル−ビス−フマ レートである たとえば、二の種の主題を取り吸っている下記の米国特許、メイ ザー(lIazu+・)の米国特許第3.925.344号、ボンバード他(B onhard et al、)の米国特許第4.336.248号、ボンスン( Bonsen )の米国特許第4.(川、 2CI+’1号、第1.1川、1川 号および第4.1’+53.5QI’1号、モーリス池(tlorris ct  al、 )の米国特許第1,1Jt)1.736号、タイ(T5・e )の米 国特許第4.529.719号、ウィルダー(1’1alderlの米画持コ1 第4 、5’−’+8.イー1()4号および第4.6m、531号ならびにオ ランダ画特許第74川1411号を参照されたいこの主題に関してはまた、可成 り、7)量の技術文献が存在しているヘモグロビンを架橋剤と反応させると、そ の生成物は殆ど常に可成りの量の未改質、非架橋ヘモグロビンを含む生成物から 成る混合物となる4若干の架橋ヘモグロビンは、細胞非含有血液代替物としての 著しい徴候を示すが、注入の結果いずれにせよ腎臓によって未改質ヘモグロビン は迅速に除去されることになるので、それを除去するのが望ましいように思われ るし、また大量の遊離、非架橋ヘモグロビンが毒性を示す成る種の証拠が存在す る 知られた先行技術において、未改質、非架橋ヘモグロビンは架橋ヘモグロビ ンからたとえばクロマトグラフ法のような技術により除去される。クロマ)・グ ラフ法は骨が折れ、かつ高価な方法であって、生産可能な精製、架橋ヘモグロビ ンの量に関して苛酷な拘束を強いるものて′ある その上、成る場合には架橋ヘモグロビンからの非架橋ヘモグロビンの分離が技術 的に困難であると共に高価なものとなる。それは反応の副生物がクロマトグラフ のカラムに不可逆的に結合することになり、これがカラムの機能的能力を減少さ せるからである。
本発明によって、架橋ヘモグロビンの精製方法が提供され、これはクロマトグラ フ法と比較して非常に簡略化されると共に実質的な費用の減少を伴うもの光朋百 説唱 本発明において、非架橋ヘモグロビンと混合している架橋ヘモグロビンな精製す るための方法が提供される、本発明によれば、主要量の架橋ヘモグロビンの沈殿 を伴うことなく、存在する非架橋ヘモグロビン(ならびにaI?他の不純物)の 可成りの量を沈殿させるに足る時間に亘って、架橋ヘモグロビンが温度約6r〕 ’乃至85°Cに加熱される、その後、架橋ヘモグロビンから生成された沈殿物 を5代表的には遠心分A「または濾過によって分^gする好ましくは、架橋ヘモ グロビンは本発明に従ってpH6,5乃至9、最も好ましくはp)17乃至8. そして具体的には[・H約7.5において鴇理される、加熱工程の期間は略1乃 至6時間が好ましい、 本発明の一実施!!!l!様において、ヘモグロビンは加熱の間実質的に酸素を 分離した状態に維持すればよい、これは様りな溶液脱ガス法によって達成するこ とかで・きる7これらに包含されるが、それに限定されないものには、不活性ガ スを用いる散布、隔膜ガス交換装置を経由させる循環およびヘモグロビン溶液を 真空に対し暴露させるというしのがある。この種の方法の適切さはそれらが、た とえば発泡、酸性化等によってヘモグロビンの劣化を促進する程度により制限さ れることになる。たとえば、ヘモグロビンを隔膜オキシジェネータ(0\y−g enaLor ) 、たとえば流動窒素またはアルゴンで充填されたオキシジェ ネータのガス千ヤンオ、ルを備えている、ミネソタ州、ミネアポリスの5ci− t4edライフ・システム・インコーボレーテヴドの型番号1)8−2A隔膜オ キシジエネータ中を通過させればよい、この種の方法によってヘモグロビンを脱 酸素し、引き続き本発明に而って、再酸素添加を阻止するためにシールされた酸 素非含有容器中で加熱すればよい一泊の代替法として、たとえば周知のペブル− タイプ・オキシジェネータを利用して酸素非含有不活性ガス、たとえば窒素また はアルゴンを6ってヘモグロビン溶液を散布すればよい。
あるいはまた、適当な還元剤を用いでヘモグロビンをそのデオキシ形態に維持し てもよい、この種の還元剤は一般に、1ヒ字的還元本であって、これは生理学的 に受容可能であるべきであり、そして典型的にヘモグロビンに対するアスコルビ ン1塩より大きいか、あるいはより効果的な還元潜在力を有するものである 還 元されたし・・lドクス染料およびスルフヒドリルまたはスルホキシ化合物は数 多くの受容可能な還元剤を包含している、適切な還元剤はまた、アルカリ金g( たとえば、ナトリウムまたはカルシウム)ジチオナイト、パイサルファイド、メ タバイサルファイドまたはナルファーイトを包含していてもよい、この種アニオ ンのその池の可溶性、非毒性塩類は同様に使用するための候補と成り得る6更に 、還元したグルタチオンまたはジ千オスレイトールも同様に使用することができ る。
ヘモグロビン組成物(ヘモグロビンは典型的に、好ましくはデシリットル化たり 1乃至1(:Igの濃度におけるF!!衝水溶水溶液て存在する)中に含まれる べき還元剤の量はその還元剤の還元性強さ、存在するヘモグロビンの量、加熱暴 露の温度および期間ならびに当業者には明らかであろうようなその他の要因に左 右されて変化してよいや而って、最適濃度はルー子インの実験、たとえば加熱工 程中のイオン交換高性能液体クロマトグラフィーにより測定されたときのヘモグ ロビン組成物における変fヒに従って決定される7ジチオナイトは典型的にはヘ モグロビン溶液巾約1(1乃至1(N:1m14、好ましくは約9乃至41’! itτ(す・ソトル当たりのml、1により表示)の濃度においてrt用すれば よい6使用可能なその他の好ましい還元剤には、グルタチオン、N−アセチル− LシスティンおよびN2−メルカプト−プロピニルグリシンがあるう通常、架橋 および非架橋ヘモグロビンの両者ならびにその不純物を含有する脱酸素溶液を濃 度デシリットル化たり1−1(:Ig、かつ溶液PH7乃至8において加熱する ことが好ましい。この加熱は約65または7+’1乃至P;(rCで約1−6時 間。
代表的には窒素またはアルゴンの不活性雰囲気下で行えばよい、このような方法 において、非架橋ヘモグロビンの沈殿は、架橋ヘモグロビンの生成される反応に おけるII!!の副生物のそれと同時に行われる。加熱工程に引き続き、得られ た沈殿物は遠心分離および または濾過によって除去可能であるのに対し2°C 、架橋ヘモグロビンの大きな割合は沈殿することなく、溶液中に残留する2或は ヘモグロビンを8口熱の間、実質的に酸素添加した状態に維持してもよい、この ような状況下では、ヘモグロビンの[mRを好ましくは上記した範囲内の濃度お よび「・11において、好ましくは約6(l乃至75℃、典型的には約65℃で 時間約1乃至6時間、たとえばL L’2時間に亘り加熱すればよい、非架橋へ モグロピンが溶液から沈殿するのに対し、架橋ヘモグロビンは実質的に溶解状態 で残留する7次いで、濾過および または遠心分離を行って、主として非架橋ヘ モグロビンとその他の蛋白質不純物から成る沈殿物を除去する。
しかし、この状況において、架橋ヘモグロビンからメトヘモグロビンへの可成り の変換が起こることになるらしい7従って、この状況において引き続く工程が行 われることになるが、その場合、存在するメトヘモグロビンは上述した割合にお いて、上記したタイプの還元剤、たとえばアルカリ金属ジチオナイトを用いる反 応によって還元され、機能的な架橋ヘモグロビンをもう一度再生する6 非架橋ヘモグロビンを架橋させるために用いることができる試薬は代表的に、グ ルタルアルデヒド、デキストラン、ポリエチしングリコール等であればよく、上 に引用した特許中に具体的に記載されたような架橋ヘモグロビンの特定の方法を 伴うものとする。特に、架橋ヘモグロビンはウォルダーの米国特許第4.6CI 0.531号中に記載されるように調製すればよい。
実施例 1 ジアスピリン架橋ヘモグロビンから成る未精製反応混合物は、ジブロモサリチル −ビス−フマレート(DBBF)  1.5当量を、基質を含まないヘモグロビ ン3g/dL、pH7,0のりん酸ナトリウムvIir液lθm14、およびイ ノシトールへキサホスフェ−1−(IHI’ ) 11)当量を含有する脱酸素 溶液に対し添加することによって調製された。この溶液を37°Cで2時間攪拌 した3この溶液の数個のアリコートを取り出し、r−Hを7.4にilm節し、 そしてこれらのアリコートは小容器内で6乃至7回ヘモグロビンをフラッジおよ び減圧することにより真空および窒素に対する交互のIk露を反復することによ って酸素を分離した0次いで、これらのアリコートを7θ℃で変化させた時間の 長さに亘り加熱し、そして精製された沈殿物を遠心分離によって除去した。これ らの上澄みをヘモグロビン含有量および組成について分析した。全ヘモグロビン および存在するメトヘモグロビンが分光光度法で測定されたのに対し、存在する 架橋ヘモグロビンの量はイオン交換高性能液体クロマトグラフ法により評価され た。後者の方法は残存非架橋ヘモグロビンを所望の分子内架橋生成物から区別す ることができる、この検討(第1表)の結果は、これらの実験条件下で未改質ヘ モグロビンが溶液から選択的に沈殿されることを示している、より高温において 、我々は両タイプのヘモグロビンが溶液から沈殿することを見出した。これらの 結果は適切な条件下で、未改質ヘモグロビンを、架橋冨み導体を含有する未精製 反応混合物から選択的に沈殿させ得ることを示している、第1表 7−’J’C1pH7,4における加熱中のジアスピリン(DBBF )架橋ヘ モグロビンの反応混合物についての組成 残存当初蛋白質成分% 実施例 2 ジアスピリン架橋ヘモグロビンの未精製反応混合物を実施例1に記載されたよう に調製し、そしてその溶液をして、ダイアフィルトレージョン(diaril− Lration )および「セフアゾ・1クス(Sephadex) G−25 Jカラム上のクロマトグラフ法によってイオン、たとえばIHP 、グリシンお よび3.5−ジブロモサリチレートを遊離せしめるようにした。このヘモグロビ ン含有溶出液をpH7,4に調節し、酸素分離させ、そしてアリコートを8CI ″Cで2時間まで加熱した。試料は実施例1に記載したようにヘモグロビン内容 物に関し分析した。この実験(第2表)の結果は、未精製反応混合物中に存在す る1種類以上の小分子の除去が一般にヘモグロビンの改良された熱安定性をもた らすことを示しているが、また未改質分子の選択的沈殿は、温度を8(“ICに 増加させることによって依然として可能であることを示している。
第2表 残存当初蛋白質成分% gfHlU(時g)   、己 ヘモグロビン     −ヘモグロビン実施例  3 ヘモグロビンは蒸留水と共に低張溶血(hypotonic 1ysis )に より古い血液(ouLdated blood)から調製した。基質は、351 )00X gで1時間に亘り懸濁液の遠心分離により除去した。架橋反応は1M 素バージにより確立された酸素欠如条件下でPH7,2のビス−トリス緩衝液中 で行われた。この溶液はヘモグロビン1mlおよびイノシトールへキサホスフェ ート5ml喉を含んでいた。 DBBFの1.5当量を添加した後、反応を37 ℃で2時間進行させ、次いでこれはMail(でp)I 8.0にfIlI整さ れた2Mのグリシンの等容量添加によって停止された0分析等電点分離法により 測定された架橋生成物対未改質ヘモグロビンの割合は4:1であった。
架橋反応の後、試料を室内空気をもって酸素添加し、次いで65℃で1.5時間 加熱した。これは全未改質ヘモグロビンを含む存在する全ヘモグロビンの32% の沈殿生成をもたらす、上澄み内に残存するヘモグロビンはメタヘモグロビンb %を含有していた。沈殿したヘモグロビンは遠心分離ならびに滅菌0.22μ孔 寸法の隔膜を介する濾過によって除去された1次いで、この試料を4℃に冷却し 、酸素分離し、そしてメタヘモグロビンを還元して、非酸化状態に復帰させるた めに最終濃度4hMとしてジチオン酸ナトリウムを添加した。この反応を5分間 進行させ、そして窒素をもって桜WI液をパージすることにより酸素欠如条件下 に維持した「セファデックスG−25jカラム上のゲル濾過によって過剰のジチ オナイトを引き続いて除去した。最終生成物はメタ形状のヘモグロビン5?6を 含有していた。
この実験は、酸素欠如条件下の加熱処理を利用して、反応混合物中の残存未改質 ヘモグロビンを選択的に変性し、かつ沈殿させ得ること、およびこの処理から得 られた架橋生成物の精製されたメタヘモグロビン形状を引き続いて化学的に還7 [″1隻掃きせて非酸化形状とし得ることを示している。
上記したところは例示目的のみに関して提供され、そして以下の請求の範囲中に 定義される発明の範囲の限定を意図するものではない71、事件の表示 PCT/US 89101489 2、発明の名称 架橋ヘモグロビンの精製方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名 称 バクスター インターナショナル インコーホレーテッド 4、代理人(〒102) 住 所 東京都千代田区一番町22−1一番町セントラルビルディング 5、補正命令の日付 平成2年11月6日(発送日) 6、補正の対象 国際調査報告

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.下記ヘモグロビン混合物を、温度60°乃至85℃において存在する非架橋 ヘモグロビンの可成りの量を沈殿させるに足る時間に亘り加熱する工程と、その 後架橋ヘモグロビンからこのようにして生成された沈殿物を分離する工程とを含 んで構成される非架橋ヘモグロビンと混合している架橋ヘモグロビンを精製する 方法。
  2. 2.pH6.5乃至9において行われる請求の範囲1の方法。
  3. 3.本質的にpH7乃至8において行われる請求の範囲2の方法。
  4. 4.前記加熱が略1乃至6時間の期間におよぶ請求の範囲1の方法。
  5. 5.前記ヘモグロビン混合物が、少なくとも65℃の温度における加熱の間、実 質的に酸素分離状態に維持される請求の範囲1の方法。
  6. 6.前記ヘモグロビン混合物が加熱の間、実質的に酸素添加状態に維持される請 求の範囲1の方法。
  7. 7.前記加熱後、存在するメタヘモグロビンが還元剤による反応により還元され て、機能的ヘモグロビンを再生する請求の範囲6の方法。
  8. 8.前記ヘモグロビン混合物が、溶液のデシリットル当たり1−10gの濃度に おいて水溶液中で加熱される請求の範囲1の方法。
  9. 9.前記溶液が本質的にpH7乃至8において維持される請求の範囲8の方法。
  10. 10.下記ヘモグロビン混合物を、温度65°乃至S5℃で、pH本質的に7乃 至8において略1乃至6時間の期間に亘り加熱して、存在する非架橋ヘモグロビ ンの可成りの量を沈殿させる工程と、その後架橋ヘモグロビンからこのようにし て生成された沈殿物を分離する工程とを含んで構成される非架橋ヘモグロビンと 混合している架橋ヘモグロビンを精製する方法。
  11. 11.前記ヘモグロビン混合物が加熱の間、酸素分離状態に維持される請求の範 囲10の方法。
  12. 12.前記ヘモグロビン混合物が還元剤の存在によって酸素分離状態に維持され る請求の範囲11の方法。
  13. 13.前記ヘモグロビン混合物が、そのヘモグロビンからの不活性、酸素非含有 ガスまたは真空への最初の酸素交換、引き続く酸素不存在条件下におけるヘモグ ロビンの保持によって酸素分離状態に維持される請求の範囲11の方法。
  14. 14.前記ヘモグロビン混合物が、溶液デシリットル当たり1−10gの濃度に おいて水溶液中で加熱される請求の範囲10の方法。
  15. 15.前記溶液は本質的にpH7乃至8である請求の範囲14の方法。
  16. 16.前記ヘモグロビン混合物が加熱の間、実質的に酸素添加状態に維持される 請求の範囲10の方法。
  17. 17.前記加熱後、存在するメタヘモグロビンが還元剤による反応により還元さ れて、機能的ヘモグロビンを再生する請求の範囲16の方法。
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