JPH03502295A - 弾性ひざ関節バンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 弾性ひざ関節バンド 本発明は開口がひざ皿を囲む弾性形状インサートを備えた筒状の弾性ひざ関節バ ンドに関する。

このようなひざ関節バンドは西ドイツ特許ｊ＠３４１２７７２号に開示されてい る。このバンドは両側の延長フラップが部分的に関節を囲む形状インサートを有 し、その延長フラップには補強材が組込まれる。これらの補強材は両側から関節 に半径方向の圧力を作用する。その公報に記載された別の実施例においては、形 状インサートはひざ肌用開口の近くに厚い環状体を備えているが、この環状体は その位置においてひざに押圧力を及ぼす、その説明に記載されているように、こ れはひざ皿をひざの内側と外側の両方へ動かすことを目的とするものである。厚 い環状体によるひざへの押圧力はこのために使用される。

米国特許第４４４５５０５号に開示された弾性ひざ関節バンドは、ひざ肌用開口 を有し、そこにひざ皿の横方向のずれを防止するパッドが組込まれている。これ らのパッドの作用を強化するため、そのひざ関節バンドは弾性帯を有し、その弾 性帯はベルクロ止めによってバンドに沿って伸張することが可能でありパッドの 位置を保持する。したがって、このひざ関節バンドはひざ皿に静的圧力を作用す る。

本発明の目的は、病理学的にすなわち正常とは異なる変形として、理想的な位置 から横方向の腓骨側へ動いたひざ皿に動的に作用してひざ皿の位置を矯正するこ とにある０本発明においてこの目的はひざ皿の両極に隣接する形状インサートの 円領域を屈曲可能で伸張不能な張力部材を介して連結することにより達成される 。張力部材のカーブは形状インサート内の腓骨側においてひざ皿を回り、ひざ関 節を曲げたとき１両領域間の距離は拡大し、ひざ皿の両極を結ぶ線とカーブの間 の距離は減少し、形状インサートの開口のひざ皿に隣接する縁はひざ皿を求心的 移動作用によって中央へ押圧する。

ひざ関節を曲げたとき、このひざ関節バンドはひざ皿の前面においてかなり伸張 する。この伸張はひざ関節バンドの一体部分である形状インサートに伝達される から、ひざ皿の両極に隣接する形状シートの青領域はひざ関節の伸びに応じて相 互に離間する。この離間によって、張力部材の両端にある程度の牽引力が作用す るから、中央部分は問題のひざ皿の方へ引かれる。そこで、張力部材を含む形状 インサート内の開口縁はひざ皿に横方向の圧力を作用し、ひざの曲げに応じてひ ざ皿の方へ引かれる。これは動的なプロセスであり、もし本発明のバンドがなけ れば、ひざ皿は同程度の逆作用を受けるから、ひざ皿にとっては不適正な移動と なる。特に、ひざ関節を９０度曲げると、不適正な移動の傾向はより大きくなり 、張力部材は全く逆に作用しひざ皿には相応の猷した圧力が作用する。

ひざ皿は大腿筋によって機能するとき決して機能的にも解剖学的にも内側へは移 動せず外側へのみ移動するから、有意な矯正はひざ皿の外側へのすべりを方向付 けしてひざ皿の中心位置を決めることである０本発明のバンドを使用すると、運 動中、いかなる場合も、柔軟な繊維層を介してひざ皿に作用する張力部材の横圧 力がひざ皿の位置を理想的位置よりも内側へ動かす力を及ぼすことはない、その 理由はひざを曲げたとき、張力部材の位置と形状インサートの伸張がこのような 力を及ぼすには不→であることによる。

張力部材は形状インサートの少なくともひざ皿を少なくともその上極から下極に かけて囲む形状インサートのひざ血縁の近くに位置する伸張不能で屈曲可能なコ ードとして形状インサートに組込むと都合がよい、この位置においてコードはひ ざ皿に直接効果を及ぼす。

コードを形状インサートに固く結着するため、コードの両端は形状インサートの 材料中に入るアンカーとして形成してもよい、アンカーはひざ皿の両極を結ぶ線 のコードのカーブから遠ざかる方向に配置される。これらのアンカーはループに 形成してもよく、又はコードの肥大部として形成してもよい。

コードを形状インサートに強固に結着する別の方法はコードの長手方向に沿って 凹部を形成し、その四部を形状インサートの材料で満たすことである。この場合 、例えば、伸張不能なプラスチックテープに穴をあけてなるコードの場合、形状 インサートの材料が穴を貫通しているから、曲げたひざに沿って形状インサート が伸張しても張力部材上の各点のそれを囲む形状インサートの材料と一体結着は 保持される。

本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

第１図は伸張した人間の足のひざ関節を中心とする部分のひざ皿を上にした平面 図であり、ひざ関節の回りにひざ関節バンドが付けられている。

第２図は足の側面図であり１足にひざ関節バンドを付けて屈した状態を示す。

第３図はひざ関節バンドに組込んだ形状インサートの展開図であり、ひざ伸張時 の状態を示す。

第４図はひざ関節バンドに組込んだ形状インサートの展開図であり、ひざ屈曲時 の状態を示す。

第５図はコードのアンカーとして肥大部を備えた形状インサートの展開図である 。

第１図は人間の足の大腿ｌと、脛２と、ひざ関節３と、脛骨４と、腓骨５とを示 す、屈曲自在な繊維材からなるひざ関節バンド６はひざ関節を覆い、ひざ関節３ と大腿１の一部分を固く巻く、第３図及び第４図に詳細を示すが、形状インサー ト７はひざ関節バンド６に組込まれ、弾性材からなるパッドを形成する。このた めの材料としてシリコンゴムを公知の方法で使用することができる。形状インサ ート７はここでは図示していないひざ皿の部分に開口８を備え、その開口はひざ 皿を囲む、張力部材として使用するコード９も形状インサートに組込まれるが、 例えばこれはワイヤーケーブルとすることも可能である。このようにコードは屈 曲自在であるが、伸張することはできないから、伸張せずに形状インサー）・７ を変形させることが可能である。コード９は両端にループｉｏ、ｉｌを備え、そ のループはコード９を形状インサート７に固定するのに役立つ、この詳細は第３ 図及び第４図に示す。

形状インサート７は製造工程においてひざ関節バンド６に都合よく組込まれるが 、バンドに接着又は溶接し７てもよい、とにかく、ひざ関節３を屈したとき、ひ ざ関節バンドと形状インサート７はこの運動に共に関与し、ひざ関節バンド６と 形状インサート７の間にずれが生じないという意味において形状インサート７は ひざ関節バンド６の一体的な一部分である。

第２図は同じひざ関節バンド６と形状インサート７のひざ関節３を屈したときの 状態を示す、第２図において、ひざ皿１２は形状インサート７の開口８の領域に おいて一点鎖線で示される。

第３図及び第４図は形状インサート７を展開して示す、第３図はひざを伸張した 第１図と対応し、第４図はひざを屈した第２図に相応する。ひざ皿１２は第３図 及び第４図においても一点鎖線で示す。

第３図の形状インサート７はアンカーの役目をする２つのループ１０．１１の付 いたコード９を含む、第３図において、中心線１５はひざ皿１２の両極１３．１ ４を貫通する。その中心線からコード９のカーブまでの距離はＤＩである。この カーブは形状インサート７の内部にあるひざ皿の腓骨５（第１図）側を回り、先 に述べたとおり、中心線１５を越えてループ１１．１２を形成する。第３図にお いてひざ皿１２と形状インサート７の位ＮＦＬ￥！、者のひざ皿１２の通常な位 置を示すものであるが、ひざ皿１２を囲む形状インサート７と共に理想的な位置 より外側にある代表的奇形の例である。

本発明のひざ関節バンドに囲まれたひざ関節３を屈曲すると、第２図に示すよう に、ひざ関節３の外側のひざ関節バンド６とその中に固定された形状インサート ７に伸張が生じ、その伸張は開口８を中心線に沿って伸張させるから、開口は楕 円形に近い形状になる。第４図はこれを平面展開した形状インサート７を示すも のである。コード９は伸張しない材料からなり、固く形状インサート７の材料中 に固定されているから、コード９のループ１０．１１の前面部分は相互に中心線 １５に沿って引張られる。このため、伸張することができないコードのカーブは 中心線１５の方に寄る。その結果、コード９のカーブと中心線１５の間の距離は 減少してＤ２となる。形状インサート７はひざ＋ａｔバンド６と共に原則として ひざ関節３を強固に囲む位置に保持されるから、コード９のカーブと中心線１５ の間の距離がＤＩからＤ２へ減少すると、開口８の縁１９が問題のひざ皿１２を 側面から押圧してひざ皿１２を足の内側へ移動させる。この移動の程度はひざ関 節３の屈曲角度による。

第３図に示すひざ皿１２の不適当な位置から出発して、理想的な位置への矯正は 第４図に示すひざ皿１２の横方向の移動によって行なわれる。その移動は二、三 ミリであり、その条件は第４図に１：ｌの尺度で示される。

わずか二、三ミリのひざ皿１２の位置の変化は医学的にひざ皿大腿部関節中の圧 力状態の実質的な改善をもたらす、他方、ひざ皿の内面は大腿部関節表面に関し て運動中理想的な調和をする。

第５図の実施例は形状インサート７にコード９を固定する別の方法を示すもので ある。この実施例はコード９の両端に肥大部１６．１７を有し、その肥大部はこ の側においては屈曲自在で伸張しにプラスチックひもからなる。コード９は長手 方向に沿って多数のスプレー２ダ１８を備え、そのスプレー２ダによってコード ９は形状インサート７の材質の中にもぐり込み、それだけで十分な固定化の役目 をする。長手方向に沿うコード９の固定はコードに凹部を設け、例えば孔をあけ 、その孔を形状インサート７の材料で満たす方法でもよい、この場合、はしご状 の孔あきプラスデー、クテーブがコードとして使用するのに適している。

国際調査報告 Ｓ＾　　　３２２７３

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．ひざ皿（１２）を囲む開口（８）が設けられた弾性形状インサート（７）を 備えた管状の弾性ひざ関節バンド（６）であって、ひざ皿の両極（１３、１４） に隣接する形状インサートの両領域は、形状インサート（７）の内側の腓骨（５ ）側に配置されひざ皿（１２）を回るカーブを持つ屈曲可能で伸張不能な張力部 材（９）を介して連結し、前記両領域の間の距離がひざ関節（３）を曲げること によって増大すると、ひざ皿の両極（１３、１４）を結ぶ線から前記カーブに至 る距離が減少し、ひざ皿（１２）の隣接側の形状インサート（７）の開口（８） の縁がひざ皿を求心移動作用によって中央へ押圧することを特徴としてなる弾性 ひざ関節バンド。
2. ２．前記張力部材は伸張不能で屈曲可能なコード（９）からなり、前記コードは 形状インサート（７）に組込まれて形状インサート（７）のひざ皿側の縁の近く に固定的に連結され、少なくともひざ皿の上下の極（１３、１４）を囲むことを 特徴としてなる請求項１に記載の弾性ひざ関節バンド。
3. ３．コード（９）の両端は形状インサート（７）の中に入るアンカー（１０、１ １；１６、１７）として形成され、前記アンカーはひざ皿の両極（１３、１４） を結ぶ線に関してコード（９）のカーブとは反対側に位置することを特徴として なる請求項２に記載の弾性ひざ関節バンド。
4. ４．アンカーはループ（１０、１１）として形成されたことを特徴としてなる請 求項３に記載の弾性ひざ関節バンド。
5. ５．アンカーはコード（９）の肥大部として形成されたことを特徴としてなる請 求項３に記載の弾性ひざ関節バンド。
6. ６．コード（９）は長手方向に穴などの凹部を備え、前記凹部は形状インサート の材料によって満たされたことを特徴としてなる請求項２ないし５のいずれか１ つに記載の弾性ひざ関節バンド。