JPH03502170A - 椅子、とくに業務用もしくは事務用椅子 - Google Patents
椅子、とくに業務用もしくは事務用椅子Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
、 と に も し く は本発明は、椅子に関するものであ
り、さらに詳しくは。
シートに対する傾斜を変えることができる背もたれ棒と、スラるいはその上のス
ライダもしくはその同等物が調節装置によってシート方向へ移動する。業務用も
しくは事務用椅子に関するものである。
この種類の既知の椅子は、使用開始前もしくは使用中の姿勢のときには、背もた
れが事実上匝直となって使用者の背中をしっかり支えることができ、また、リラ
ックスして座りたいときには背もたれ棒が後方に傾くため、座り心地が非常に快
適である。背もたれ棒が後方に傾く場合、使用者の上体は、旋回運動だけでなく
、さまざまな方向への運動が重なった動きをする。背もたれ棒が後方に傾くと、
背もたれがシート方向へ下方運動を行なうため、使用者の背中と背もたれのずれ
が防止されるか、少なくとも気付かない程度に抑制される。
しかし、このような既知の椅子には、背もたれ棒がほぼ垂直であるときのシート
に対する背もたれの位置が、平均的な体の大きさの使用者に合わせて固定されて
いるという欠点がある。このような構造のため、体つきが平均的な使用者でない
と最大限の快適性が得られない。
本発明の課題は、背もたれ棒が後方に傾くときの使用者の体と背もたれのずれを
防止し、さらに、便用者の体の大きさに合わせて背もたれの基本的位置を調節で
きるようにすることにある。
本発明によれば、この課題は、スライダもしくはその同等物の内部あるいはその
上の前もって定められた調節範囲内を自由に動き、いくつかの位置で固定するこ
とができるキャリッジもしくはその同等物に背もたれを取付けることによって解
決される。
スライダもしくはその同等物に対するキャリッジの位置が調節できれば、調節装
置によるスライダもしくはその同等物の自動調節とは独立の調節方法で、キャリ
ッジもしくはその同等物に取付けた背もたれの基本的位置を使用者の体の大きさ
に合わせて調節することができる。こうすれば、背もたれは使用者の体の大きさ
に関係なく常にその効果を最大限に発揮でき、そのためにかかる費用も比較的少
なくて済む。
キャリッジもしくはその同等物をスライダもしくはその同等物の内部あるいはそ
の上の複数の決まった位置に調節するには、キャリッジもしくはその同等物に固
定ボルト付きのばねを取付け、これをスライダもしくはその同等物の複数の穴の
1つにかみ合わせ、また、背もたれ棒に取付けた押しボタンによってばねを圧縮
し、固定ボルトがスライダもしくはその同等物から外れるようにする方法が簡単
である。
押しボタンを引戻しばねとして機能する弾性素子によってスライダもしくはその
同等物上で支持し、背もたれ、したがってキャリッジもしくはその同等物が最も
高い位置にあるときのばねの後ろまで押しボタンの延長部を伸ばせば、押しボタ
ンの解放後、固定ボルトは自動的にスライダもしくはその同等物とかみ合う。
と(に望ましい実施例は、ばねがU字形の板ばねとして設計され、U字の脚部が
キャリッジもしくはその同等物を側部から囲み、U字の水一部分がスライダもし
くはその同等物の背もたれ側の面の上、そしてキャリッジのシート側の面の上で
支持され、また、押しボタンが背もたれ棒の背もたれと反対側の面の、背もたれ
の調節範囲の外側に配置されていることが特徴である。こうすることによって、
押しボタンにはいつでも簡単に手が届き、固定ボルト付きのばねを簡単に背もた
れ棒の中に納めることができる。
固定する力を左右対称に均一に固定ボルトに伝達するには、固定ボルトをU字形
ばねの水平部分の中央にスライダもしくはその同等物に向かって突出するように
取付け、スライダもしくはその同等物の中央に穴が等間隔で並ぶようにすればよ
い、スライダもしくはその同等物の内部あるいはその上を移動するキャリッジの
調節範囲はストッパによって限定し、望ましくはこれをスライダもしくはその同
等物に取付ける。
固定ボルトとスライダもしくはその同等物とのかみ合いは、固定ボルトの先端を
差込みゃすい先細りか、円錐台形か。
もしくはそれと同様の形とすることによって改善する。
スライダもしくはその同等物の調節装置は、シートを支える軸受台、もしくは軸
受台から続き、傾斜を変えることができるシート支持台に隣接して、水平な旋回
軸を中心に旋回するように配置された曲がりてこを1つだけ備久、背もたれの延
長部と曲がりてこの一方の腕の先端とが可動なように連結され、また、背もたれ
棒が後方に傾き、および/あるいはシート支持台が沈んだ場合に、曲がりてこの
一方の腕によってその延長部。
したがって背もたれが軸受台もしくはシート支持台方向へ移動するよう1曲がり
工この他方の腕の先端が背もたれ棒および/あるいはシート支持台の支持ポルト
もしくはその同等物によって旋回するように設計することが璽ましい。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図は、背もたれ(図示せず)付きのキャリッジとスライダを備えた背もたれ
棒と、背もたれ棒内のスライダを調節するための調節装置の縦断面図であり。
第2図は、第1図による実施例の背もたれ側の面の部分図である。
第11!!および第2図は、背もたれ棒6を軸受台2もしくはシート支持台33
に旋回可能なように取付けることができる椅子の実施例を示したものである0図
面には、背もたれの基本的調節と自動調節に必要な、背もたれ棒内の部品、もし
くは背もたれ棒に近接した部品についてのみ示す、第1図には、曲がりでこ20
を備えた調節装置が図示されているが、これは5椅子の固定式軸受台2にも、軸
受台2に対して傾斜を変えることができるシート支持台にも旋回可能なように取
付けることができる。
背もたれ棒6の内部には、スライダ5が調節可能なように入っており、その調節
の際に生じる雑音は消音装置7によって消音もしくは減音する。スライダ5の上
を位置調節可能なキャリッジ10が移動する。キャリッジlOには水平な管9が
付いて畠り、図示していないが、ここに背もたれ3Sを取付ける。スライダ5と
キャリッジ10の間にU字形の板ばねとして設計されたばね8を配置し、その脚
部がキャリッジ10を側面から囲み、U字形の水平部分がキャリッジの下方右よ
びスライダ5の背もたれ35側の面の上で支持されるようにする。スライダ5の
中央部には1等間隔で穴37が並んでいる。ばね8の水平部分の中央には固定ポ
ルト11がスライダ5に向かって突出しており、その先端は、スライダ5の穴3
7とかみ合いやすいように、先細り1円錐台形、もしくはそれと同様の形をして
いる。
背もたれ棒6の背もたれ35と反対側の面、さらに詳しくは、背もたれ棒を包み
、使用者が寄りかかれる背もたれの調節範囲外に、押しボタン12を組み入れる
。押しボタン12から2つの延長部をスライダ5の両端に沿って上方へ延ばし、
キャリッジ10がスライダ5の最も高い位置にあるときにもばね8を後ろから支
えるようにする。押しボタン12を押すと、延長部を通じる。背もたれ付きのキ
ャリッジ10はこれで、押しボタン12の解放後に固定ボルト11が再びスライ
ダ5の穴37とかみ合うまで。
スライダ5上を自由に動くことができる。スライダ5上を移動するキャリッジ1
0の調節範囲は、スライダ5に取付けたストッパ、例えば、穴に組み込んだ止め
ピンにょつてあらかじめ定めることができる。キャリッジlOがこの止ピンとぶ
つかるため。
スライダS上のキャリッジlOの調節範囲が限定される。背もたれ棒6が後方へ
傾く場合には、背もたれ棒6の内部もしくは十の上でスライダ5が自動的に調節
されるが、これに加えてスライダ5上の背もたれが調節できれば、背もたれ棒6
がほぼ垂直である場合の背もたれの基本的位置が調節でき、したがって使用者の
体の大きさに背もたれを合わせることが可能になり、背もたれ棒6がどのような
位置にあつても使用者の体に合つた最大限の快適性が得られる。
押しボタン12は、スライダ5上で弾性素子21によつて支えるが、この弾性素
子は1例えば、接着フィルム18で覆った発泡プラスチックとすることができる
。この弾性素子21は、解放後の押しボタン12をもとの位置へ戻す引戻しばね
として機能する。このとき、固定ボルト11をスライダ5の穴3フへかみ合わせ
るためのばね8が元の状態へ戻る。
スライダ5の調節装置は、実施例では、軸受ポルトとして設計された旋回軸19
によりて、固定式の軸受台2.もしくは軸受台2と旋回可能なように連結され、
傾斜を変えることができるシート支持台33に回転可能なように配置された曲が
りでこ20として設計されている。ここでは軸受ポルトが、断面図ではU字形で
ある軸受台2もしくはシート支持台33の脚部に配置されている。この場合、打
抜き部32をiけて曲がりでこ20が入るようにし、椅子の全高が高くならない
よう抑えることができる。背もたれ棒6もこの脚部に配置するが、これは背もた
れまで開いた状態になっている。軸受台2もしくはシート支持台33は、軸受部
分に凹部31を備えており、延長部17はここを通って、連結ボルト22上の軸
受ケーシング24によって可動なように連結される。、連結ポルトは1曲がりて
こ20の一方の腕28の先端部に配置されているが、この腕28は、椅子の使用
前、すなわち背もたれがほぼ垂直であるときには、軸受台2もしくはシート支持
台33と同様、はぼ垂直状態にある。背もたれ棒6の1回転軸16を越えて伸び
た領域に、スライド・ブロック26に入った支持ボルト25を取り付ける。スラ
イド・ブロック26は2曲がりでこ20の他方の腕29のガイド・スロット(誘
導溝)27に入っており、その中を移動可能である。連結ポルト22は1曲がり
でこ20が旋回運動を行なう場合には、曲がりてこ20の旋回軸19を中心とす
る円軌道と一致する軌道30上を移動する。背もたれ棒6の旋回運動は、延長部
17の軸受ケーシング24が連結ポルト22の軌道30と同一軌道上を移動する
のに従って調節される。このため、延長部17とスライダ5を固定することも、
また、この2つを1つの′部材として設計することも可能である0曲がりてこ2
゜の腕2813よび29や1曲がりでこ20の旋回軸19と連結ポルト22オよ
び支持ボルト25の間隔の設計次第で、適切な調整が可能である。軸受台2もし
くはシート支持台33に隣接する旋回軸16と19との間隔も、スライダ5の調
節範囲を決定するパラメータの1つである。
この実施例によれば、延長部17とスライダ5は別々の部材であり、この2つは
連結金具23.ねじIs、 J5よびばね座金14によって連結されている。背
もたれ棒6の支持ボルト25は、旋回する場合には、旋回軸16を中心とする円
軌道である軌道36を描く、背もたれ棒6が時計と逆方向に旋回する場合には、
第13腕29が同じ方向へ旋回する。このとき、支持ボルトと曲がりてこ20の
旋回軸19の間隔が変化する。このため1曲がりてこ20の他方の腕29のガイ
ド・スロット内を移動するスライド・ブロック26に支持ボルト25を入れ、支
持ボルトが確実に軌道36上を移動できるようにする。
曲がりでこ20をシート支持台33に旋回可能なように配置する場合には、固定
式軸受台2のガイド・スロット内に支持ボルト25を移動できるように配置する
。
背もたれ棒6の開いている方の面の、キャリッジ10の調節範囲外の部分はカバ
ー13で覆う。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8の規定による補正書)平成2年6月28日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 シートに対する傾斜を変えることができる背もたれ棒と、スライタもしくはその 同等物によって調節可能な背もたれを備え、また.背もたれ棒が複方へ傾いたと きに、背もたれ棒の内部あるいはその上のスライタもしくはその同等物が調節装 置によってシート方向へ移動し、さらに、スライタ(5)もしくはその同等物の 内部あるいはその上の前もって定められた調節範囲内を自由に動き、いくつかの 位置で固定することができるキャリッジ(10)もしくはその同等物に背もたれ が取付けられていることを特徴とする、椅子、とくに業務用もしくは事務用椅子 。 キャリッジ(10)もしくはその同等物に固定ボルト(11)付きのばね(8) が取付けられ、これがスライタ(5)もしくはその同等物の複数の穴(37)の 1つにかみ合い、また、背もたれ棒(5)に取付けられた押しボタン(12)に よってばね(8)が圧縮され、固定ボルト(11)がスライタ(5)もしくはそ の同等物から外されることを特徴とする、特許請求項1記載の椅子。 押しボタン(12)が引戻しばねとして機能する弾性素子(21)によってスラ イタ(5)もしくはその同等物上で支持され、背もたれ、したがってキャリッジ (10)もしくはその同等物が最も高い位置にあるときのばねの後ろまで押しボ タンの延長部がのびていることを特徴とする.特許請求項1あるいは2記載の椅 子。 はね(8)がU字形の板ばねとして設計され、U字の脚部がキャリッジ(10) もしくはその同等物を側面から囲み、U字の水平部分がスライダ(5)もしくは その同等物の背もたれ側の面の上、そしてキャリッジ(10)のシート側の面の 上で支持され、また、押しボタン(12)が背もたれ棒(5)の背もたれと反対 側の面の背もたれの調節範囲の外側に配置されていることを特徴とする、特許請 求項1−3記載の椅子。 固定ボルト(11)がU字形はね(8)の水平部分の中央にスライタ(5)もし くはその同等物に向かって突出するように取付けられ、スライタ(5)もしくは その同等物の中央に穴(37)が等間隔で並んでいることを特徴とする、特許請 求項1−4記載の椅子。 スライタ(5)もしくはその同等物の内部あるいはその上を移動するキャリッジ (10)の調節範囲がストッバ、とくにスライタ(5)もしくはその同等物のス トッパによって限定されていることを特徴とする、特許請求項1−5記載の椅子 。 固定ボルト(11)の先端が差込みやすい先細りか、円錐台形か、もしくはそれ と同様の形であることを特徴とする、特許請求項1−6記載の椅子。 シートを支える軸受台(2)、もしくは軸受台(2)から続き.傾斜を変えるこ とができるシート支持台(33)に隣接して、水平な旋回軸を中心に旋回するよ うに配置された曲がりてこ(20)を1つだけ備え、背もたれ(35)の延長部 (17)と曲がりてこ(20)の一方の腕(28)の先端とが可動なように連結 され、また、背もたれ棒(6)が後方に傾き、および/あるいはシート支持台( 33)が沈んだ場合に、曲がりてこ(20)の一方の腕(28)によってその延 長部(17)、したがって背もたれ(35)が軸受台(2)もしくはシート支持 台(33)方向へ移動するよう、曲がりてこ(20)の他方の腕(29)の先端 が背もたれ棒(6)および/あるいはシート支持台(33)の支持ボルト(25 )もしくはその同等物によって旋回することを特徴とする、特許請求項1−7記 載の椅子。
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