JPH0350109A - 炭素球状中空体の製造方法 - Google Patents

炭素球状中空体の製造方法

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JPH0350109A
JPH0350109A JP2016000A JP1600090A JPH0350109A JP H0350109 A JPH0350109 A JP H0350109A JP 2016000 A JP2016000 A JP 2016000A JP 1600090 A JP1600090 A JP 1600090A JP H0350109 A JPH0350109 A JP H0350109A
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JP
Japan
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firing
spherical hollow
gas
hollow body
furnace
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JP2016000A
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Inventor
Tamio Haga
芳賀 民雄
Takao Ishihara
石原 孝夫
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炭素前駆体球状中空体から炭素球状中空体を
、相互に固着することなく収率よく製造する、製造性の
改谷された炭素球状中空体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
フェノール樹脂より球状中空体を製造し、次いで炭化焼
成して炭素球状中空体を得る方法は、西ドイツ特許第1
9133325号に開示されており、公知である。その
方法は、フェノール樹脂中空体を不活性ガスの存在下で
釜の中で約2時間加熱したり、或いは火炎中で加熱する
ことにより製造する方法である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、本発明者等の知見によれば、内径40mm、
長さ150 mmのカーボン製るつぼに、平均径が25
節のフェノール樹脂球状中空体を嵩高50mm程度入れ
、下部から窒素ガスを流しながら電気炉内で600〜1
100℃で炭化焼成したところ、炭化焼成された中空体
相互が固着してしまうことが分かった。
また、フェノール樹脂球状中空体を固定床方式で炭化焼
成すると、フェノール樹脂中空体の層高がある程度にな
った場合、原料から発生する大量の反応生成水及びその
他のガス成分よりなる反応生成ガスが、原料の層を突き
破って系外に抜は出る際に、突沸状況を呈して、安定運
転を不可能にするという問題がある。
また、フェノール樹脂球状中空体をバッチ式流動床方式
で炭化焼成する方法においては、一つの流動焼成炉で低
温から高温までの条件で炭化焼成処理を行うが、その場
合、焼成による生成ガス発生の多い低温域では、生成ガ
スの発生量と共にガス速度が大きくなり、生成ガスが殆
ど出路わる500℃ではガス速度は再び小さくなり、そ
して炭化反応が進む高温域に至ると、温度の上昇と共に
、再びガス速度は大きくなるという現象が生じ、その結
果、中空体が系外に飛散しないようにする為には、ガス
速度の変化に応じて不活性ガスの流量を変える必要があ
るという問題があった。また、中空体は比重が小さいた
め、ガス速度は元来小さく抑える必要があるので、温度
によっては流動させることが不十分となる場合が生じる
という問題があった。それ故、一つの流動焼成炉で低温
から高温までの条件で炭化焼成処理を行うバッチ式流動
床型炭化焼成方式においては、中空体が飛散することな
く且つ流動する様、温度に応じて不活性ガスの流量を調
節することが非常に複雑になり、加えて熱損失が大きい
という欠点があった。
したがって、本発明の目的は、炭素前駆体球状中空体よ
り炭素球状中空体を、相互に固着することなく収率よく
製造する、製造性の改善された炭素球状中空体の製造方
法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、予備焼成に際し、炉内を上昇する反応生
成水及びその他のガス成分よりなる反応生成ガスと、必
要により下部から供給される不活性ガスとを合わせた全
ガスにより飛散しがちな、下向する比重の小さい炭素前
駆体球状中空体に対して、撹拌操作を行うことにより、
安定した流動化状態を形成することができること、そし
て、この流動化状態を利用して、突沸を防ぎつつ、反応
生成ガスを除去すると、中空体同士の固着を何等の処理
を施すことなく防止し得ることを見出だし、本発明を完
成するに至った。
本発明の要旨とするところは、炭素前駆体球状中空体を
流動化状態で機械的に撹拌しつつ予備焼成して、焼成終
了時迄に生成するガスの大部分を除去する工程、及び得
られた予備焼成球状中空体を、不活性雰囲気下で予備焼
成温度よりも高温で加熱して焼成する工程よりなること
を特徴とする炭素球状中空体の製造方法にある。
以下、本発明を、図面を参酌して詳細に説明する。
第1図は、本発明を実施するための装置の一例の概略断
面図であって、第1図(a)は予備焼成工程を実施する
ためのものであり、第1図(b)は焼成工程を実施する
ためのものである。
第1図(a)中、■は加熱炉であり、その中に、予備焼
成管2が挿入されて予備焼成炉を構成している。予備焼
成管2は、その下端部が開閉手段5を備えた排出管4に
なっており、一方、上端部には、原料貯蔵槽3が配設さ
れている。また、予備焼成管2は、下部に不活性ガス供
給管6を備え、上部に排気管7を備えており、更に内部
に、攪拌機が挿入されている。攪拌機は駆動手段10で
駆動する回転軸8に、撹拌羽根9が複数取り付けられた
構造を有している。なお、■1は原料の炭素前駆体球状
中空体を予備焼成炉に供給するための定量供給機であり
、12は予備焼成炉から排出される中間製品を入れるた
めの受器である。
また、第1図(b)中、21は加熱炉であり、その中に
、焼成管22が挿入されて焼成炉をもが成している。焼
成管22の下端部は排出管26になっており、上端部に
は中間製品貯蔵槽23が取り付けられている。また、焼
成管22の上部には、不活性ガス供給管24及び排気管
25が設けられている。なお、27は開閉手段28を備
えた製品受器である。
本発明の方法を実施するためには、予備焼成管2に配設
された原料貯蔵槽3に、炭素前駆体球状中空体を入れる
。炭素前駆体球状中空体は定量供給機11によって予備
焼成管内に供給される。
本発明において炭素前駆体球状中空体としては、熱硬化
性樹脂、不融化処理された熱可塑性樹脂、不融化ピッチ
等、焼成により炭素となるものから形成されたものであ
って、不活性ガスにより飛散しない程度の密度を有する
球状中空体が用いられる。その嵩密度は、好ましくは、
0.01〜0.3 g/Cイ、より好ましくは0.08
〜0.25z/cJ、より一層好ましくは0.1〜0.
2g/cnfの範囲のものが用いられる。ここで、嵩密
度とはJIS K−1474により求めた値である。例
えばアモコ社が商品名rGLOVE−0−OHENJと
して、市販しているものが採用される。
また、平均粒径は、特に制限されるものではないが、好
ましくは10〜300 m程度のものが用いられる。こ
こで平均粒径とは、篩分けした積分値の重量が50%と
なる粒径を指し、そしてその場合、乾式篩別では篩別で
きない程度に粒径が小さいものについては湿式篩別によ
り求め、それ以外については乾式篩別により求めた値で
ある。
炭素前駆体球状中空体が熱硬化性樹脂よりなる場合、熱
硬化性樹脂の例としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、
エポキシ樹脂等があげられる。又、熱可塑性樹脂及びピ
ッチが使用される場合、それ等は不融化処理されたもの
であることが必要である。不融化処理の方法としては、
公知の方法が使用される。
予備焼成管2内では、予備焼成において生成する生成ガ
ス、及び必要により不活性ガス供給管6から供給され、
排気管7から排気される上向する不活性ガスと、上記炭
素前駆体球状中空体との間で流動化状態が形成され、予
備焼成が行われる。
不活性ガスとしては、炭素前駆体球状中空体が系外に飛
散することなく、且つ安定した流動化状態を形成するよ
うにその流速を適宜選択すればよい。予備焼成により生
成するガスが定常的に発生する場合には、生成ガスの発
生後は、不活性ガスを導入する必要はない。しかしなが
ら、−殻内には、不活性ガスを導入した方が安定な流動
化状態が得られやすい。不活性ガスの流速は、炭素前駆
体球状中空体の嵩密度、大きさ、撹拌力、発生するガス
量等に依存し、不活性ガスの流速と生成ガスの流速の和
は、例えば、フェノール樹脂の場合、炭素前駆体球状中
空体の嵩密度がO,12g/cm’平均径が40虜であ
る場合には、2〜5 cm/sec、好ましくは3〜4
 am/secの範囲である。
不活性ガスとしては、炭素前駆体に対して反応を生じな
いガスが採用される。例えば、フェノール樹脂に対して
は窒素ガスが代表的なものである。
予備焼成は、焼成終了時速に生成するガスの大部分を除
去する程度に行う。なお、本願明細書において、「生成
ガスの大部分を除去」するとは、次の焼成工程において
、予備焼成球状中空体同士が固着しない程度に迄焼成終
了時速に生成ガスを予備焼成段階で除去することを意味
する。本発明でいう予備焼成とは、この様な程度に部分
的に炭化することを指して言う。
予備焼成炉における不活性、ガスの炉内温度は、焼成終
了時速に生成するガスの大部分が除去され、かつ、安定
な流動化状態が形成するように設定する。
予備焼成温度は、炭素前駆体の種類により異なり、例え
ば、フェノール樹脂の場合、その温度範囲は、具体的に
は400〜800℃、好ましくは450〜700℃、よ
り好ましくは500〜650℃である。
上記範囲の温度より低いと、炭化に長時間を要し、一方
、上記範囲の温度より高いと、安定な流動化状態となり
がたくなる。何故ならば、ある個所では生成ガスの生成
過程にあって、温度が相対的に低く、別の個所では既に
生成ガスはより高温になっているため、ガス流速の分布
がブロードとなり、安定な流動化状態となり難くなるた
めである。すなわち、温度が上記範囲より高いと、生成
ガスの生成過程にあって温度が相対的に低い個所と、既
に生成ガスが除かれて、より高温になっている個所との
間でガス流速の分布がブロードとなり、安定な流動化状
態となり難い。
予備焼成管2内において、炭素前駆体球状中空体は撹拌
機によって機械的に撹拌され、好ましくは、炭素前駆体
球状中空体に加わる力の水平成分が増加するように撹拌
される。より好ましくは、水平方向に力が加えられ、水
平方向に移動するように撹拌される。通常は、第1図(
a)に示すごとく、垂直の回転軸8に垂直方向に対して
直角に取り付けられた直方体の形状の複数の撹拌羽根9
を、水平方向に回転させて攪拌する方法が好適に採用さ
れる。撹拌羽根の形状としては、この他、翼状の如く、
流動化状態全体を均一に撹拌し得る羽根の形状が好適に
採用される。また、回転軸に直角に取り付けられた撹拌
羽根は、その面が垂直面に対してやや角度を持つように
取り付けられていてもよい。攪拌は、反応生成ガスがス
ムーズに撹拌されるように行われるが、水平方向に撹拌
するのが好ましい。何故ならば、水平方向に撹拌するこ
とにより流動化状態を形成する上昇気流の流速の許容範
囲を広げる作用がもたらされるからである。
即ち、比重の小さい中空体は、温度の僅かな上昇や、生
成ガスの発生量の任かな変化により、流動化状態が保持
できず、上昇気流とともに炭素前駆体球状中空体が上昇
飛散し易いが、攪拌により上昇気流に水平方向へのベク
トル成分を付与することにより、流動化状態を安定に維
持し、上昇気流の流速の許容範囲を広くすることができ
る。
予備焼成管2内で予備焼成により得られた予備焼成球状
中空体は、中間製品として、炉下力より抜き出される。
この中間製品はそのまま使用されてもよいが、本発明に
おいては、次いで焼成される。焼成は、予備焼成炉とは
別の炉でなされてもよいし、予備焼成炉と同一の炉でな
されてもよい。
また、焼成は、移動床、固定床、流動床のいずれかであ
ってもよい。
焼成を移動床で行うと、不活性ガスの流量調整が容易で
あり、連続運転が可能となる長所がある。
焼成炉が移動床の場合を第1図(b)に図示する。
すなわち、予備焼成管2の下端部の排出管4から開閉手
段5を経由して受器12に取り出され、引き続いて、焼
成炉の焼成管22に配設された中間製品貯蔵Ffj23
に供給される。
焼成炉における処理は、予備焼成炉により予備焼成によ
り得られた予備焼成球状中空体の焼成であるので、焼成
炉においては、処理が不活性雰囲気下で行われる。移動
床の場合、例えば第1図(b)に示すように、焼成管2
2に於いて、不活性ガス、例えば窒素ガスは、焼成管2
2の上部に設けた不活性ガス供給管24から導入され、
排気管25から排出される。
焼成は、炉を加熱して予備焼成炉の温度より高温でなさ
れる。例えば、フェノール樹脂の場合には、好ましくは
600℃以上、より好ましくは800℃以上でなされる
。温度の上限は特に限定されるものではないが、通常は
3000℃以下、工業的には通常は2000℃以下、更
には1500℃以下で充分である。
上記第1図の場合は、予備焼成炉における流動により、
部分的に炭化した予備焼成球状中空体よりなる中間製品
を、まず連続的に製造した上で一旦取り出し、別の炉に
より、移動床を形成して焼成する場合の一例であるが、
本発明においては、予備焼成の工程と焼成の工程を一貫
工程として連続して実施するのが熱効率の点で好ましい
。例えば、予備焼成炉における流動床による処理に続い
て、焼成炉における移動床による処理を連続して実施で
きるようにしてもよい。すなわち、予備焼成炉と焼成炉
とを縦に連結して配置し、流動床による処理と移動床に
よる処理とを一貫して実施して、連続的に炭素球状中空
体を製造することができる。
第2図は、予備焼成工程と焼成工程を一貫工程として連
続して実施するための装置の一例であって、概略断面図
である。
加熱炉lに予備焼成管2が挿入されて予備焼成炉が構成
され、加熱炉21に焼成管22が挿入されて焼成炉が構
成されており、そして、予備焼成管2の下端と焼成管2
2の上端とは配管■5によって連結されている。
予備焼成管2の上端部には、駆動手段13て作動する定
量供給機11を備えた原料貯蔵tff3が設けられ、ま
た、内部には、駆動手段14で回転する攪拌機が挿入さ
れている。攪拌機は回転軸8に複数の攪拌羽根9が取り
付けられた構造を有しており、撹拌羽根によって、流動
床に水平方向の力が加わるように作用する。また、処理
を不活性ガスの下で実施できるように、予備焼成管2に
は、不活性ガス供給管6と排気管7が、また、焼成管2
2には、不活性ガス供給管24と排気管25が備えられ
ている。
焼成管22の下端の排出管26は、製品抜出し機29に
連結されている。
上記の装置において、予備焼成管2で予備焼成された予
備焼成球状中空体は、配管15を通って焼成管22に導
入され、したがって、予備焼成管の流動床における予備
焼成と焼成管の移動床における焼成が継続して実施され
る。
〔実施例〕
実施例1 上記第1図に示されるような装置を用いて炭素球状中空
体を製造した。即ち、内径が70mmφ、高さが360
 mmのl KW、 100 Vの電気炉の内部に内径
が39.4關φの石英ガラス筒を挿着して予備焼成炉を
構成した。その石英ガラス筒中に回転軸に攪拌羽根を3
個設けた攪拌機を挿入した。攪拌羽根の形状は、長さが
30mm、幅が15+ll111厚さが11の直方体を
やや捻った形状であり、回転軸上の攪拌羽根相互の間隔
は100關であった。炉内温度を600℃とし、石英ガ
ラス筒の上からスクリューフィーダーにより、Bog/
hrの供給速度で、フェノール樹脂中空体(アマコ社)
rGLOVE−0−011ENJを使用、嵩密度は0.
12g/ am3、平均粒径は25m1)を送り、下か
らあらかじめ200℃に加熱された窒素ガスを0.5N
g/sinの供給速度で送った。攪拌速度を45rpi
とすることにより、安定な流動床が形成された。得られ
た予備焼成球状中空体よりなる中間製品はサラサラした
状態であり、予備焼成球状中空体同士が合体しているこ
とはなく、石英ガラス筒下部の内径8 +wφのボール
弁からスムースに抜き出せた。この段階での炭化収率は
約50%であった。これを基にして計算で求めた空塔速
度は3.6m/secである。
次いで、同一型の金属製筒、同一型の電気炉を用い、炉
内温度を900℃とし、金属製筒の上から前記中間製品
を供給し、炭化・焼成が完了した炭素球状中空体を下方
から抜き出した。なお、金属製筒の上部には窒素ガスを
供給して、炭素球状中空体が空気にさらされるのを防止
した。上記の場合、金属製筒内における移動床は突沸す
ることもなく安定した状態で形成され、製造された炭素
球状中空体は、相互に固着することなく、金属製筒下部
の内径8 mmφのボール弁からスムーズに抜き出すこ
とができた。この段階の炭化収率は約38であった。上
記の全工程を連続運転した場合、2.2時間以上にわた
り、操作が可能であった。
比較例1 実施例1において撹拌することなく行った以外は、実施
例1と同様に予備処理を行ったところ、当初は流動化状
態で予備焼成がなされたが、しばらくすると供給した量
の半分が突沸飛散してしまった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、予備焼成に際して、流動化状態で撹拌
が行われているので、撹拌作用により、反応生成ガスの
除去がスムーズになされ、そしてまた、安定な流動化状
態を形成する温度範囲が容易に選択することができ、突
沸を生ずることがない。したがって、炭素球状中空体を
収率よく得ることができる。
又、固定床で層高が小さいときには、得られる炭素球状
中空体が相互に固着し、製造性も低いが、本発明によれ
ば、炭素球状中空体は、相互に固着することがなく、製
造性も高い。
本発明により得られた炭素球状中空体は、例えば、樹脂
、ゴム等をマトリックスとして軽量建材や軽量部材等に
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するための装置の一例の概略断
面図であり、第2図は、本発明を実施するための装置の
他の一例の概略断面図である。 ■・・・加熱炉、2・・・予備焼成管、3・・・原料貯
蔵槽、4・・・排出管、5・・・開閉手段、6・・・不
活性ガス供給管、7・・・排気管、8・・・回転軸、9
・・・撹拌羽根、10・・・駆動手段、11・・・定量
供給機、12・・・受器、13.14・・・駆動手段、
15・・・配管、21・・・加熱炉、22・・・焼成管
、23・・・中間製品貯蔵槽、24・・・不活性ガス供
給管、25・・・排気管、26・・・排出管、27・・
・製品受器、28・・・開閉手段、29・・・製品抜出
し機。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素前駆体球状中空体を流動化状態で機械的に撹
    拌しつつ予備焼成して、焼成終了時迄に生成するガスの
    大部分を除去する工程、及び、得られた予備焼成球状中
    空体を、不活性雰囲気下で予備焼成温度よりも高温で加
    熱して焼成する工程よりなることを特徴とする炭素球状
    中空体の製造方法。
  2. (2)(a)予備焼成炉において、上向する不活性ガス
    と、下向する嵩密度が0.005g/cm^3以上のフ
    ェノール樹脂球状中空体とにより形成される流動化状態
    において機械的に撹拌し、300℃〜800℃で予備焼
    成する工程、及び (b)焼成炉において、該中空体を移動床として、不活
    性雰囲気下で第1の炉の温度よりも高温で加熱し、更に
    焼成する工程、 よりなることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の炭素球状中空体の製造方法。
  3. (3)流動状態の撹拌を、流動化状態に水平方向の力が
    加わるように行うことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の炭素球状中空体の製造方法。
JP2016000A 1989-04-06 1990-01-29 炭素球状中空体の製造方法 Pending JPH0350109A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004018358A1 (en) * 2002-08-20 2004-03-04 Honeywell International Inc. Process and apparatus for the manufacture of carbon microballoons
JP2011225431A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Fujifilm Corp 含窒素カーボンアロイ、その製造方法及びそれを用いた炭素触媒
JP2013117329A (ja) * 2011-12-01 2013-06-13 Chugai Ro Co Ltd 粉体熱処理装置
JP2016190749A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 信越化学工業株式会社 炭素被膜形成装置、炭素被膜形成方法、リチウムイオン電池用負極材、及びリチウムイオン電池

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