JPH03500264A - 湿式酸化型プロセスにおける固形体分離方法及び装置 - Google Patents

湿式酸化型プロセスにおける固形体分離方法及び装置

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JPH03500264A JP63507945A JP50794588A JPH03500264A JP H03500264 A JPH03500264 A JP H03500264A JP 63507945 A JP63507945 A JP 63507945A JP 50794588 A JP50794588 A JP 50794588A JP H03500264 A JPH03500264 A JP H03500264A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称:湿式酸化型プロセスにおける固形体分離方法及び装置 本発明は水中における物質酸化の分野に関し、より具体的には、幾つかの温度ゾ ーンを有する液相酸化装置及び固体セパレータに関する。
[発明の背景] 廃棄物処理の問題は、社会、個人及び政府にとって重大な関心事となっている。
廃棄物の流れ(waste streamS)、即ち廃棄流出物には、広範囲の 廃棄物が含まれており、廃棄物の種類によってコストが変動し、最終排液の処理 が必要となる。例えば、地方自治体の下水処理設備からのスラッジのようにバク テリア数の非常に多い廃棄流出物もあれば、種々のハロゲン物、硫黄、ナトリウ ムのような軽金属要素等を含む炭化水素の混合物を含むものもある。さらに、多 くの廃棄流出物には、鉛やクロムのように有害な重金属イオンも含まれている。
代表的な廃棄流出物には、前述の廃棄物の少なくともどれかが含まれ、濃度レベ ルに差異はあるものの様々な粒子(particulates)が含まれている 。広範囲の廃棄物処理を効率良く行なうことができれば、非常に有用であること は容易に認識されるであろう。本発明は、前述した広範囲にわたる様々な廃棄物 を、コスト及びエネルギー面で効率良く処理できる方法及び装置を提供するもの である。
これまでにも、この種の廃棄物を取り扱ったシステムが数多く掲案されている。
その一つとして、水が臨界条件を超える領域にあるとき(374℃以上及び32 06psi以上)の特有の性質を利用したものがある。水は、この高エネルギー 、濃蒸気(clense−vapor)の状態にあるとき、常態では不溶解の有 機物を溶かすことができるし、例えば金属のような無機物の分離及び処理を行な うことができる。
最終生成物は二酸化炭素、塩(ソルト)、水及び熱である。
この技術は、米国特許第4113446号、第4338199号及び第4543 190号に開示されている。これらの技術によれば、廃棄物溶液は加圧され、圧 縮酸素を用いて反応器に供給される。すべての酸を中和させるため、供給物の流 れの中にアルカリ物質を注入することもできる。流れを組み合わせることにより 、臨界点以上にまで上昇し、急速な酸化が開始する。次に、排液の一部はもとの 流れ(raw stream)に再循環されたり、或は又、もとの流れとの熱交 換が行なわれる。塩(ソルト)、過熱された水、二酸化炭素等の反応生成物は、 冷却され、大気圧条件にて放出される。排液の冷却によって解放された熱は、供 給物の予備加熱、蒸気の発生、発電、その他、低レベルの加熱手段として利用す ることができる。
供給物に含まれる塩(salt)は、処理過程で生成される塩と同じ様に、鍼水 、即ちブラインとして除去される。
塩(ソルト)は、臨界条件を超える水の中では溶解性は低いか、低温水の中では 非常に溶けやすい。この処理では、まず、塩(ソルト)を分離し、次に、反応器 からの運搬手段としての低温のブラインの中で、再溶解させる。前述した処理工 程において、供給される材料又は物質は1つの容器の中で酸化され、固体はその 後の別の容器の中で分離される。このため、この第2の容器まで移動する際、固 体が沈積したり、系が閉塞する危険性がある。
その他に、有機及び無機の廃棄物の流れを、臨界超過条件において化学反応させ る方法が米国特許第4594164号に記載されている。この方法では、有機物 質及び無機物質で汚染した水を、水圧式コラム反応器のコラムの内、下方に流れ るコラムの上部に連続的に供給し、反応器の底部の反応チャンバーに送られるの である。臨界条件を超える水が反応チャンバーの中で生成され、水中で廃棄物の 要素を酸化させることができる。反応後の流動物(fluicl)は、スパイラ ル状のバッフル又はリブより上の表面に、一連の環状部を通じて戻される。スパ イラル状のバッフルによって、上昇する流動物に回転が与えられ、流動物は遠心 力作用により、重量成分が異なる種々の層(strata)に分離され、環状部 (annuli)を上昇する。得られた物質は、さらに固体又は固形体(sol ids)の分離、処理及び廃棄が行なわれる。同様なシステムが、米国特許第4 564458号に開示されている。このシステムでは、深井戸を利用して、水中 に可燃性廃棄物の反応チャンバーを形成するものである。水系可燃性廃棄物(w ater borne cornbustible waste)の流れが深井 戸に運ばれる。深井戸は、水の臨界条件を超える圧力と温度が、底部に設けた反 応チャンバーで得られるように、十分な深さを有している。配管を通じて圧力状 態の酸素を反応チャンバーに運搬し、廃棄物とともに臨界超過条件下の水の中に 溶解した酸素を燃焼させる。このようにして得られた排液は、上向きの分離管を 通じて上方に表面に戻され、さらに処理及び処置される。
しかし、このシステムでは、腐食によって系が損なわれ、外部環境に漏洩する問 題がある。この腐食は、臨界条件を超える水反応系の、すべてに共通する問題で はあるが、地下部分における腐食状況の検査は極めて困難である。さらに、腐食 が著しいと、周囲環境への漏洩に発展する。また、これらのシステムでは、固形 体の取扱いがさらに問題となる。無機塩は、配管の壁にスケールを生じさせるた め、熱伝達の低下を招き、配管が閉塞することすらある。このため、操業をしば しば停止し、系の清掃を行なわねばならない。また、固形体が排液の流れに進入 すると、深井戸にとって別の問題が生じる。深井戸は、摩擦損失を最小にするた め、低速を維持する必要がある。深井戸の系における設計速度は、1〜20フィ ート/秒の範囲であるが、この速度は、すべての固体を排液流の上部に運ぶこと ができる程のものではない。固体が排液管の底部近傍に蓄積すると、それらが水 や酸に不溶解の場合、除去することは極めて困難である。
[発明の要旨] 本発明は、より安全に、より効率よく、かつより低コストにて種々の廃液処理を 行なうことを目的とする。
さらに、有機物質及び無機物質で汚染された水のような物質を、水の臨界点を超 える条件にて処理する方法及び装置を提供することを目的とする。これらの条件 は臨界超過又は超臨界(supercritical)条件と称される。
本発明は、有機物質及び無機物質で汚染された水のような材料物質を、水の臨界 超過温度及び臨界未満の圧力で処理する方法と装置を提供することを目的とする 。これらの条件は半臨界(semieritical)条件と称される。
本発明は有機物質を酸化し、有用なエネルギーを獲得し、有害な毒性有機物質を 無害化又は破壊し、不要な塩(ソルト)を水から除去するための方法及び装置を 提供することをさらに目的としている。
さらに、本発明は廃棄物の流れから固形体を除去する方法及び装置を提供するこ とを目的としている。
本発明の目的は、幾つかの温度ゾーンをもつソルトセパレータに、酸化ゾーンと 、無機固形体のブライン又はスラリーの除去を行なうゾーンを、夫々、第1の位 置及び第2の位置に形成する。一般的には、単一の圧力容器を用いるだけで、有 機物質を水の臨界超過条件又は半臨界条件にて酸化させ、臨界超過条件の流動物 と臨界未満条件の流動物から無機物質を分離するものである。この容器は、2つ のゾーン、即ち、臨界温度を超えるスーパーゾーンと、臨界温度より低いサブゾ ーンとからなる。
加圧された供給物質は、供給管を通じて、容器の上部にあるスーパーゾーンの中 に送り込まれる。有機物及び酸化可能無機物は、臨界温度を超えるスーパーゾー ンの中で酸化する。燃焼ガス(combusted gas)及び排液は、配管 を通じて容器のスーパーゾーンから出ていく。通常、無機の塩(ソルト)は、当 初から存在することもあるし、超臨界条件又は半臨界条件における流動物権の中 に形成され、該相の中で不溶解である。これは、濃いブラインの小滴(ciro plets)又は固形体析出物を形成する。容器下部のサブゾーン中の臨界温度 よりも低温の液相に、慣性作用により衝突し、重力作用によって落下する。サブ ゾーン内の液相は、固形体に接触して固形体を捕え、可溶性物質を溶解し、不可 溶性物質のスラリーを生成するための媒体となるものである。得られた溶液又は スラリーは、容器下部のサブゾーン内に設けられた配管を通じて、圧力容器から 除去される。
本発明の特徴は、超臨界温度プロセスの流れに接触する固形体を、同一容器内の 高圧・低温の液相ゾーンに運び、ブライン又はスラリーを形成するものである。
この技術を用いることにより、高温、高圧処理の流れから固形体を除去できる。
固形体が生成される領域と固体が収集される領域との間は圧縮(constri ction)されるため、固形体は蓄積し、最終的には、蓄積された固体で塞が れる。さらにまた、酸化系で得られた固形体を用いて除去する場合、高温・高圧 のガスよりも、低温・高圧のブライン又はスラリーの方が容易に除去できる。
C図面の簡単な説BA] 第1図は本発明の望ましい実施例の断面図である。
第2図は第1因の実施例を内蔵した廃棄物処理システムの全工程を説明するため のチャート図である。
[発明の詳細な説明] 第1図を参照すると、加圧された材料又は物質(material)は、供給管 (2)を通じて、容器(4)の上部のスーパーゾーンの中に入れられる。材料は 、水、有機物、無機物、粒子、スラッジ、土壌中和剤、ソルト形成剤(salt  fonning agents)、鉱物(minerals)、空気、酸素そ の他のガスが様々な形で結合したものである。容器は、入口ボートと出口ボート を備えた中空の密閉構造であり、コンテナー又は配管として、高圧及び高温に耐 えることができるものである。有機物の酸化、及び酸化可能な無機物の酸化は、 臨界温度を超えるスーパーゾーンの中で行なわれる。供給物質の中に存在する無 機物質、又は化学反応によって形成される無機物質は、核生成及び気相沈積(g as phase precipitation)のプロセスによって、粒状物 (partieulate matter)又は濃い鍼水(ブライン)の小滴を 形成する。超臨界温度の流動物権(fluid phase)は、下向きに流れ 、その次に逆方向に流れる。燃焼した廃液又は排液(effluent)は容器 の上部のバイブ(24)から出ていく。例えば無機物質のように濃密度物質は、 当初から存在するし、反応によっても形成される。この濃密度物質は、温度が臨 界温度を超える流動物の中では不溶解であり、慣性及び重力の糺合せ作用によっ て、もとの下向きの流れに沿って存在し、臨界温度よりも低温の容器(16)の サブゾーンの液相(6)に進入する。図面では、陰影を付して示しているように 、スーパーゾーンとサブゾーンとの間には、若干の拡散境界(18)が形成され る。
例えば水又は水性溶液若しくは水性混合液のような液体を加圧した媒体(8)を 底部に導入することにより、容器のサブゾーンに液相が形成され、温度勾配が形 成される。これに伴い、容器内部に、流動物の密度勾配が形成される。或は又、 サブゾーンの外部(12)又は内部(14)に冷却装置を設け、その冷却装置に よって凝縮し、液相を形成すれば、容器のサブゾーンの中に加圧液体の媒体を導 入することを省略することができる。例えば、容器の下部は断熱しないままで冷 却することができるから、サブゾーンの中に凝縮した液相を形成できる。底部、 即ちサブゾーンの液相は、固形体に接触し固形体をトラップするための媒体とな るもので、スーパーゾーンの中では不溶解であった可溶性物質を溶力九、不溶解 物質のスラリーを形成することができる。得られた溶液又はスラリーは、容器底 部のサブゾーン内に設けたパイプ(10)を通じて、圧力容器から取り除く。
サブゾーンへの液体導入速度及びサブゾーンからの液体排出速度は、作業条件に 応じて変えることができる。
例えば、サブゾーンで得られた溶液又はスラリーの流量よりも、サブゾーンへ導 入される液体の流量を大きくし、サブゾーン内の液体レベルを変動させることに より、慣性及び重力によって容器内のスーパーゾーンからサブゾーンに落下する 種々の固形体及び沈積物を上昇(rise up)させ、接触し、トラップでき る。
反応器上部には、温度が臨界温度を超える流動物の排液管の近傍に、フィルター (22)を設けることにより、慣性力と重力作用では分離しない固形体が運び込 まれることを防止できる。このフィルターは、高圧のガス、流体、液体を逆流さ せて定期的に清浄化し、該フィルターのエレメントから固形体を除去することが 望ましい。これらの固形体は容器のサブゾーンに落下し、他の固体と同じように して取り除かれる。これらフィルターのニレメン) (22)は、供給ノズルの 先端よりも上方位置に設けることにより、重力分離に必要な沈降速度にて、流動 物の十分な滞在時間を確保することができる。
第2図は、第1図の実施例を含む全工程をチャート図で表わしたものである。供 給物質は、大気圧から、ポンプにより反応チャンバーに送り込まれる。供給物質 は、一般的には、水性媒体(32)内に含まれる有機廃棄物と、液体として貯蔵 されその後に気化される酸素(38)と、発熱量が低く廃棄物に添加された補助 燃料(34)を含んでいる。なお、有機廃棄物のどれかが鉱物酸を生ずる異原子 (heteroatoms)を含む場合であって、これら酸を中和させて適当な 塩(ソルト)を生成させることが望ましいときはカセイアルカリ(causti c’)がさらに含まれている。更に、酸化された排液の一部は、再循環の流れ( 48)として供給物質の流れと混合されるため、供給物質に十分な熱量が供給さ れ、酸化剤の条件を最適化することができる。
供給材料(40)は加圧されて、酸化装置(oxidizer)及びセパレータ 容器(42)に導入され、該容器内で処理される。
得られたブライン又はスラリーは(44)は、除去され、燃焼した排液(46) は、2つの流れ(48) (50)に分かれる。(48)の流れは再循環するが 、(50)の流れは第2段階の反応器(52)へと進んで行く。第2段階の反応 器で得られた排液(54)は、気−液セパレータ(56)に入る前に、冷却・熱 回収工程を通過する。次に、ガス(58)と水(60)からなる最終の排液とし て、減圧されて放出される。
本発明は、従来の廃棄物処理システムと比べて、多くの利点を有する。本発明で は、有機物と無機物の両廃棄物を処理することができる。本発明のプロセスは、 窒素酸化物及び硫黄酸化物の生成温度よりも低い温度で処理される。このため、 その閉ループ系では、汚染を防止するだめの煙道(stack)、スクラバ等の 設備が不要である。
更に又、本発明の装置は可搬性であるため、危険な廃棄物を現場で除染するのに 使用できる。反応器は、廃棄物処理設備の中で永久的に設置することもできる。
本発明の反応器の容器及びその他すべての機械的付属物は、運搬が容易であるに も拘らず、非常に頑強で、耐久性があり、しかも修理を行ないやすい。深井戸の 超臨界反応器のように、これまでの廃棄物処理システムでは、移動できないこと 、環境を脅かすこと、修理が困難である等の不都合があった。本発明の装置は、 これらの比較して明らかに利点がある。
本発明を具体的な実施例に基づいて説明した。しかしながら、添付の請求の範囲 に規定された精神及び範囲から逸脱することなく、種々の変形をなすことができ る。
このため、説明及び図面は例示的なものであって、限定するものと解すべきでな い。
例えば、固形体を収集するには、どんな固形体除去技術を用いて行なうこともで きるし、前述の固形体除去技術と組み合わせることもできる。有用な固形体除去 技術のリストを第1表に掲げている。慣性力と重力の作用による沈積法は、前述 の実施例にて既に説明した通りである。
第1表 コ から を る  離を含む 重力沈降 高さ 拡散沈積 濃度 磁気沈積 磁界゛ 熱沈積 温度 さらに、本発明のプロセスは、水の超臨界条件下でも、半臨界条件下でも実施す ることできる。説明の都合上、本発明では超臨界温度の流動物を用いたが、超臨 界流動物及び半(semi)臨界流動物も含まれることは理解されるべきである 。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)水、有機物、無機物及び酸素を含む供給物質を加圧し、臨界温度を 超えるスーパーゾーンと臨界温度よりも低いサブゾーンを備える加圧容器のスー パーゾーンの中に導入し、臨界温度を超える流動物の相を形成する工程、 (b)容器のサブゾーンに液相を設ける工程、(c)超臨界温度の流動物相を、 スーパーゾーン内で臨界超過温度にて酸化させ、該ゾーン内に流動物相と析出物 を生成する工程、 (d)析出物及びその他の固形体を、酸化された臨界超過温度の流動物相から、 サブゾーンの液相に運び、溶液又はスラリーを生成する工程、 (e)酸化されたスーバーゾーンの流動物相を、容器のスーパーゾーンから除去 する工程、及び(f)溶液又はスラリーを容器のサブゾーンから除去する工程、 から構成される、析出物及びその他固形体を流動物から分離する方法。
  2. (2)加圧された供給物質は、水、有機物、無機物、粒子、スラッジ、土壌、中 和剤、ソルト形成剤、鉱物、空気、及び酸素その他のガスからなる群から選択さ れ、容器のスーパーゾーンに設けた供給管により導入される請求の範囲第1項に 記載の方法。
  3. (3)臨界超過温度の流動物相は、臨界温度を超える温度及び臨界圧力を超える 圧力にて酸化される請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. (4)酸化が行なわれる間、臨界温度を超える流動物はサブゾーンに向けて流れ ていき、流れ方向を変え、スーパーゾーンで酸化された流動物の相は、配管を通 じて、容器のスーパーゾーンを出ていく請求に範囲第1項に記載の方法。
  5. (5)酸化されたスーパーゾーンの流動物相の中で不溶解の析出物と固形体は、 慣性作用と重力作用によって、スーパーゾーン内の臨界超過温度の流動物相から 、容器のサブゾーン内の液相に運ばれる請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. (6)容器のサブゾーンに設けた液相は、容器の外側からサブゾーン内に導入さ れた水、水性溶液又は混合物からなる請求の範囲第1項に記載の方法。
  7. (7)析出物を含む溶液又はスラリーは、配管を通じて、容器のサブゾーンから 除去される請求の範囲第6項に記載の方法。
  8. (8)容器のサブゾーン内に設けられた液相は、容器のサブゾーンの冷却によっ てサブゾーン内に形成された凝縮物からなる請求の範囲第1項に記載の方法。
  9. (9)析出物を含む溶液又はスラリーは、配管を通じて容器のサブゾーンから除 去される請求の範囲第8項に記載の方法。
  10. (10)(a)水、有機物、無機物、粒子、スラッジ、土壌、中和剤、ソルト形 成剤、鉱物、空気、及び酸素その他のガスからなる群から選択された供給物質を 加圧し、供給管により、臨界温度を超えるスーパーゾーンと臨界温度よりも低い サブゾーンを備える加圧容器のスーパーゾーンの中に導入し、臨界温度を超える 流動物の相を形成する工程、 (b)水又は水性溶液又は混合物を、配管を通じて容器のサブゾーンに導入する ことにより、容器のサブゾーン内に液相を設ける工程、 (c)超臨界温度の流動物相を、スーパーゾーン内で臨界超過温度にて酸化させ 、該ゾーン内に流動物相と析出物を形成する工程、 (d)酸化された流動物相に存在する析出物及びその他の固形体を、慣性作用に よる衝突及び重力作用による落下により、サブゾーンの液相に送り、溶液又はス ラリーを形成する工程、 (e)スーパーゾーンで酸化された流動物相を、容器のスーパーゾーンから除去 する工程、及び(f)溶液又はスラリーを容器のサブゾーンから除去する工程、 から構成される、析出物及びその他固形体を流動物から分離する方法。
  11. (11)臨界超過温度の流動物相の臨界温度を超える条件下での酸化によって形 成された折出物及び固形体を含有する流動物の相から、析出物及びその他の固形 体を分離する装置であって、 (a)臨界温度を超えるスーパーゾーンと、臨界温度よりも低いサブゾーンを有 する加圧可能な容器と、(b)加圧された供給物質であって、水、有機物、無機 物及び酸素を含む供給物質が臨界温度を超える容器のスーパーゾーンの中で臨界 温度を超える流動物の相を形成できるようにするため、該供給物質を容器のスー パーゾーンに導入する手段と、 (c)容器のサブゾーンの中に液相を導入する手段と、(d)折出物及びその他 の固形体を、スーパーゾーンから、サブゾーンに設けた液相に運び込ませる手段 と、(e)スーパーゾーンで酸化された流動物の相を、容器のスーパーゾーンか ら除去する手段と、(f)溶液又はスラリーを容器のスーパーゾーンから除去す る手段と、 から構成される、析出物及びその他固形体の分離装置。
  12. (12)スーパーゾーンはサブゾーンの上方に配置される請求の範囲第11項に 記載の装置。
  13. (13)2つのゾーンを有する容器は、中心軸を共通する円筒状部分を有してい る請求の範囲第11項に記載の装置。
  14. (14)サブゾーンに設けられた液相に対して、酸化が不完全な状態で送り込ま れることがないように、スーパーゾーンの高さは、超臨界温度の流動物の相を形 成する供給物質が十分な時間滞在して混合されるような寸法としている請求の範 囲第11項に記載の装置。
  15. (15)スーパーゾーンとサブゾーンは、スーパーゾーン内の酸化された流動物 相からサブゾーン内の液相に対して、析出物及びその他の固形体を、慣性作用と 重力作用によって分離及び運搬を行なうことができるような構造にしている請求 の範囲第11項に記載の装置。
  16. (16)供給物質を容器のスーパーゾーンに導入する手段は供給ノズルを含んで いる請求の範囲第11項に記載の装置。
  17. (17)酸化された流動物の相を、スーパーゾーンから除去する手段は、スーパ ーゾーン内に配備された粒子フィルターを含んでいる請求野範囲第11項に記載 の装置。
  18. (18)2つのゾーンを圧縮可能な容器は、内部ライナー、耐火層、及び外部の 金属圧力容器から構成される請求の範囲第11項に記載の装置。
  19. (19)サブゾーンは、スーパーゾーン直下の円錐形部と、下部の円筒形部とか ら構成される請求の範囲第11項に記載の装置。
  20. (20)容器のサブゾーン内の液相を導入する手段は、容器外部からサブゾーン に進入する供給管である請求の範囲第11項に記載の装置。
  21. (21)サブゾーンに液体を導入し除去する手段は、流入量が流出量よりも大き くなるように、サブゾーンヘの液体の流入出の調節を行なうレギュレータに連繋 している請求に範囲第20項に記載の装置。
  22. (22)スーパーゾーンとサブゾーンは、運転中、サブゾーンの上部の温度が3 50〜450℃の範囲内となるような寸法ににしている請求の範囲第11項に記 載の装置。
  23. (23)容器のサブゾーンは、冷却手段を含んでいる請求の範囲第11項に記載 の装置。
  24. (24)サブゾーンの冷却手段は、サブゾーン内で凝縮物を生成し、容器のサブ ゾーン内に液相を形成できるようにしている請求の範囲第23項に記載の装置。
  25. (25)臨界温度を超える流動物の相を、臨界条件を超える温度及び圧力の下で 、酸化させ、析出物を形成する手段を含んでいる請求の範囲第11項に記載の装 置。
  26. (26)臨界超過温度の流動物相の臨界温度を超える条件下での酸化によって形 成された析出物及び固形体を含有する流動物から、析出物及びその他の固形体を 分離する装置であって、 (a)臨界温度を超えるスーパーゾーンと、臨界温度よりも低いサブゾーンを有 し、共通の中心軸を有する円筒状部分、内部ライナー、耐火層、及び外部の金属 圧力容器からなる圧力容器と、 (b)加圧された供給物質であって、水、有機物、無機物、粒子、スラッジ、土 壌、中和剤、ソルト形成剤、鉱物、空気、及び酸素その他のガスからなる群から 選択された供給物質を、超臨界温度の流動物相を形成できるようにするため、供 給管により、容器のスーパーゾーンの中に導入する手段と、 (c)サブゾーンに進入する配管を含み、水、水性溶液又は混合物からなる液相 を、容器のサブゾーンの中に導入する手段と、 (d)サブゾーンに設けた液相に対して、酸化が不完全な状態で送り込まれるこ とがないように、超臨界温度の流動物の相を形成する供給物質が十分な時間滞在 して混合させる手段と、 (e)スーパーゾーン内の酸化された流動物相からサブゾーン内の液相に対して 、析出物及びその他の固形体を、慣性作用の衝突と重力作用による沈積によって 運搬を行なう手段と、 (f)容器のスーパーゾーン内に配置された粒子フィルターを含み、酸化された 流動物の相を、容器のスーパーゾーンから除去する手段と、 (g)サブゾーン内に配置され、溶液又はスラリーを容器のサブゾーンから除去 する手段と、 から構成される、析出物及びその他固形体の分離装置。
JP63507945A 1987-09-22 1988-09-20 湿式酸化型プロセスにおける固形体分離方法及び装置 Expired - Lifetime JP2726293B2 (ja)

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