JPH03500151A - シートの折りたたみ方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 シートの折りたたみ方法および装置 発明の分野 本発明は紙や厚紙、とくに複数の折り目を有するシートをコンパクトな状態に積 み重なるように折りたたむための改良された方法および装置に関する。

発明の背景 シートを折りたたむ方法およびその結果えられる製品はステファン・アール・ダ ブりニー・マス（Ｓｔｅｐｈａｎ　Ｒ。

Ｗ、Ｍｕｔｌｌ）による米国特許第４，５０２．７１１号明細書に見られるよう に、複数の積み重なった折りたたみ片を形成し、それらよって結果としてえられ る折り目のつけられたシートは、該シートの平面寸法の何倍か小さなコンパクト な大きさに折りたたむことができる。いったん折り線がつけられると、折りたた まれたシートは使用者の都合にしたがって容品にまたはひとりでに折りたたまれ た状態になったりひろげたりすることができる。このことは、札入れ、ポケット または財布にちょうど合う、コンパクトに折りたたまれた地図やその他の情報ガ イドを作るのにとくに有利である。

しかしながら、シートが折りたたみ片同士の干渉なく、内部に向かって正確にき っちりとたたまれることを確実にするためには、折りたたみ片は高度な正確さお よび整合性を有していなければならない。このような折りたたみ片は従来よりた とえば手で１つ１つ作られている。これは多くの手作業訓練と労働コストとを必 要とする。または、米国特許第３．７５Ｌ５５８号明細書に示されるものなどの 複雑で多くの動く部分を有する機械によってつくられる。これは機械加工および 組立てにかなりの時間がかかる。そのうえ、いったん折りたたみ機をある特定の シートサイズ、厚さ、または折りたたみ片形状に適合するように組立ててしまう と、それを異ったシート寸法や折りたたみ片に合うように変更または調整するこ とはきわめて困難で費用がかかる。

発明の概要 本発明は、積み重ねられた、または折りたたまれたシートを手作業や複雑な機械 で折りたたむ従来の方法の不便を克服しようとするものである。本発明の主要な 目的は組立ておよび運転が簡単であり、異なったサイズ、厚さ、折りたたみ片形 状のシートに対して容易に変更または調節ができるような折りたたみ方法と装置 を供給することである。

本発明によれば、改良されたシートを折りたたむ方法は、あらかじめ定められた 折りたたみ片の外形に対応する板要素を有し、前記板要素が隣接する板のあいだ に位置するそれぞれの連結線に沿って、薄い柔軟な連結部品、によって連結せし められており、前記の連結部品は、板要素が前記連結線に沿って互いに折り重ね られることを許容するものであるような上部の屈曲型部材（４ｏ１ｄｉｎｇｔｅ ｍｐｌａｔｅ）および下部の屈曲型部材を形成する工程と上部屈曲型部材と下部 屈曲型部材とのあいだに折りたたまれるべきシートを位置せしめる工程と、その のち、積まれたシートと型部材とを一体的に所望の折りたたみ形状の順序にした がって折りたたみ、それによりで折りたたみ形状の順序で板要素間の連結線に対 応するように、所望の折り線がシートに形成される工程とからなっている。

本発明の好ましい実施態様において前記板要素はマスターテンプレートを用いる 写真石版技術により薄い金属のシートから作製され、そののち、組立てフレーム 上で板要素は連結部品を該要素に適用することによって、上部および下部屈曲型 部材として組み立てられる。

前記連結部品は薄くて、くり返しの折りたたみに耐えることができる高い引張強 度を有するプラスチックおよび（または）金属油の接着性テープであってもよい 。

いったん、上部および下部型部材が形成されると、シートはそのあいだに配置さ れ、ついで積み重ねられた集合体が、屈曲形状に沿って折り曲げられる。折り線 は上部と下部の型部材の連結線において折り目がつくことによって形成される。

型部材および連結部品は、積み重ねられた集合体が、所望の折りの目を作るため に充分しっかりと折りたたまれるように充分薄くなければならない。

積み重ねられた集合体の折りたたみが容易となるような特定の屈曲形状が開示さ れる。その積み重ねられた集合体は、連結線がすでに機械的に決まっているので 手で、または比較的簡単な構成の機械で、容易に折りたたむことができる。

図面の簡単な説明 本発明の前記目的、特徴および有利な点を図面と関連させて下記に詳細に述べる 。

第１図は本発明の原理にしたがって形成された屈曲型部材の平面図、 第２図は組み立てフレーム上で組立てられた第１図の型部材の平面図、 第３図は上部と下部の屈曲型部材のあいだで折り曲げられたシートの斜視図およ び 第４図は本発明にしたがって形成された、結果としてえられる折りたたまれたシ ート製品の斜視図である。

発明の詳細な説明 第１図を参照すると、１つの型板Ａは、シート上に形成されるべき所望の与えら れた折りひだのセットにしたがって設計された複数の要素１〜１８を有している ことが示されている。板要素１〜１８は、シート上に対応する折り線を形成する 隣接した複数対の要素のあいだの接合線をもつ。それらはまったく対応するので 、接合線および型板の板要素を参照するのに用いられるのと同じ参照数字が、結 果としてえられる折り線およびシートに形成されるひた要素を表わすのにも用い られている。

第１図に示される型板の線は、中心１９、交差屈曲（接合）線２０．２２、中央 垂直屈曲線２３、向かい合った１対の側部垂直屈曲線２８．４４および４６．５ ２、上下の横屈曲線４２．４８および４０．５０、外側の交差屈曲線３２．３４ および３６．３８、ひだ状の垂直屈曲線７２．７６、ひだ状の横屈曲線７０．７ ４、ならびにひだ状の交差屈曲線２４．２６である。

板要素１〜１８と、接合線は、結果的に作られる型板が所望の折れ線を形成する ように効果的にシートを折って折り目をつけることができるような正確な測定寸 法とライン厚さく１ｉｎｅ　ｔｈｉｃｋｎｅｓｓｅｓ）とを有したマスターテン プレートにもとづいて設計されている。マスターテンプレートは写真石版技術や 他のプレートエツチング方法によって板要素を形成するためのマスクとして用い られる。

一般に、レジスト材料が板要素に用いられ、接合線がエツチング剤にさらされる 。シートは、好ましくは約０．００３〜０．０３０インチの厚さを有するステン レス鋼またはアルミニウムまたは磁性を有するシート状の金属であってもよい。

第２図を参照すると、型板Ａと類似の第２の型板Ｂが、その板要素が組立てフレ ーム８０上で組み立てられているのが示されている。組立てフレームは、板要素 １〜１８に対応し、第１図に示される屈曲（接合）線に対応するような隆起した 線によって分離されたリセスＡ−Ｒを有する型板Ｂの逆のものとして形成される 。隆起した線はマスクとしてマスターテンプレートを用いてリセスＡ−Ｒをエツ チングすることによりて形成されうる。前記組立てフレームは、プラスチック製 の下部基板８１ｔ−備え、境界として隆起した線を用いながら基板８１上で板要 素１〜１８が組立てられている。板要素が磁性材料から形成されているばあいは 、フレーム８０上で板要素をしっかりと保持するための磁石８２の取付けができ るように、穴が形成されていてもよい。

いったん、板要素がフレーム８０上の所定位置に配置されると、各板要素をそれ ぞれの位置に固定し、かつ各板要素が内側に重なるように折られることを許容す る接合部を構成するために、接合線のうえに接合テープ８３が貼り付けられる。

接合テープで接合された板要素は、本発明による屈曲型部材を構成する。上下の 型板ＡおよびＢは、前述したように、たがいに類似した形状をしている。

これに代えて、下部の型板は、上部の型板の接合線よりも少し幅の広い接合線を 有していてもよい。それは、下部の型板は外側で折りたたまれ、その内部で折り たたまれている上部の型板の厚さを収容しなければならないからである。フレー ム８０内で組み立てられた板要素を取り出し、すでに位置が定められている板要 素のもう一方の側にテープを貼ることにより、接着テープまたは接着性織物が各 型板の両側に貼り付けられることがより大きな強度のために好ましい。

接合テープは柔軟でありながらら長期の生産操業のあいだのくり返しの折りたた み操作に耐えうる高い引張強度を有する強化プラスチック製および（または）金 属油製の接着テープであることが好ましい。代わりに、高強度の接着剤を板に適 用してもよい。そうするとテフロン（Ｔｅｒ　ｔｏｎ）やケブラー（Ｋｅｙｌａ ｒ）の織物などの合成高強度織物のストリップを板のうえに貼着することもでき る。

型板は、薄い接着テープを伴った薄い金属シートから作製されているので、シー トに所望の折り線を形成するように容易にしっかりと折りたたまれつる。型板の しっかりとした折りたたみを可能にするある特定の屈曲形状について以下に述べ る。

第３図に示されるように、本発明の折りたたみ方法は、上下の型板ＡとＢをあい だにシート８４をはさんで重ね、ついで板要素を所望の屈曲形状に内側に折りた たむことによってシート８４を折りたたむ方法を提供する。図に示したように、 好ましい屈曲外形において、交差屈曲線２０．２２には逆折りＵｎｖｅｖｓｅ　 ｆｏｌｄｓ）　、中央縦属曲線２３にはＶ折り（Ｖ−ｒｏｌｄｓ）　、向かい合 う対の側部縦属曲線２８．４４および４６．５２にはＶ折り、上下の横屈曲線４ ２．４Ｂおよび４０．５０には■折り、外側の交差屈曲線３２．３４および３６ ．３８には逆折り、タック状の縦屈曲線７２．７６およびタック状の横屈曲線７ ０．７４には逆折り、そしてタック状の交差屈曲線２４．２ＢにはＶ折りが採用 されている。かかる形状を採用することによって上部の板１．２および５．６に 対する外側の交差屈曲線３２．３４の逆折りは、折りたたまれた型板の外側部分 でタック折り１０．１１および１７．１８に綴じられるような形で折り重ねられ 、それによって折りたたまれた板どうしの干渉が排除され、型板がしっかりと折 りのたたまれるようになる。

第４図に示されるように、前述の上下の型板の折りたたみ形状は、対応する折り 目を有するシートを作製する。

記載された特定の形状は、外側のひだ部１．２および５．６の逆折りが綴じられ るような形でタック状ひだ部１０゜１１および１７．１ＢのＶ折りの中にそれぞ れ押し込まれることを許容し、それによって、シートが、上部にある外側のひだ 部１．２および５．６と下部にある外側のひだ部９．１２および１５．１６との 干渉を排除するために広く間隔があけられるばあいよりも、コンパクトな状態に 折りたたまれることが可能になる。シート上の折り線は、シート材料における折 り線の持続性によって、内側に容易にまたはむしろひとりでに折りたたまれた形 に折り重なる。

比較的重さの重い紙やカードウェイトシート（ｃａｒｄ−νｅｉｇｈｔ　５ｈｅ ｅｔ）は、より良好な折れ線の再現性のためにより好ましい。このようにして結 果的にえられる折りたたまれたシートは、札入れやポケットや財布などの中に容 易にフィツトできるようなコンパクトな状態に折りたたまれ、都合よく自らも折 れたり開いたりしようとする地図や情報ガイドに使用できる魅力ある製品を作製 する。

シートに折り線を形成するために型板を折りたたむ工程は手作業または機械を用 いて行いうる。型板には形成されるべき折り線がすでに正確に描かれており、し たがって、折りたたむ際に必要なのは与えられた順序で内側に型板を折ることだ けであるので、型板の手作業での折りたたみは容易に実行されうる。このことは 各折れ綜が別々に測定され、折り目がつけられなければならなかった従来の手作 業による折りたたみとくらべて、労働時間およびコストを大幅に節約し、高度な 正確さと整合性とを有する折りたたまれシートを結果としてもたらす。代わりに 、所要な順序で板要素を内側に向かって単に押すだけの機械を構成することもで きる。このような機械は、あらかじめ構成された型板だけを扱うのではなくシー ト全体を折って操作しなければならない従来の折り曲げ機械よりも、組立ておよ び運転においてはるかに簡単で安価であろう。

ここまで、本発明の好ましい一実施例態様が記載されてきたが、開示された本発 明の原理の範囲内においてさまざまな変形または改変が可能であることが理解さ れるべきである。たとえば、本発明の目的を達成するために前記屈曲型部材は、 さまざまな方法で設計されたり、改変されてもよく、また他の材料で代用された りしてもよい。つぎのクレームで定義されているとおり、本文中に記載された実 施態様ならびにそのようなすべての変形、改変が本発明の範囲内に含まれること が意図されている。

（’ＩＪ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．各々が両的な表面領域を有し、前記表面領域に適合するそれぞれの形状およ びサブ領域を有する複数の板要素で形成された上部屈曲型部材および下部屈曲型 部材を形成する工程であって、前記上部屈曲型部材の板要素がその形状およびサ ブ領域において下部屈曲型部材の板要素に対応するものであり、前記各板要素が 、それぞれの連結線に沿ってそれに隣接する板要素と薄い柔軟な連結部品によっ て連結され、前記連結部品は板要素が連結線に沿って折りたたまれることを許容 するものである屈曲部材形式工程と、 前記上部屈曲部材と前記下部屈曲部材とのあいだに屈曲可能な材料からなるシー トを位置せしめる工程と、前記上部屈曲部材と前記下部屈曲部材とそのあいだの 前記シートとを、板要素のあいだの連結線に沿って、該板要素のあいだの連結線 に対応する所望の折り線をシートに形成するための選択された屈曲順序にしたが って折りたたむ工程 とからなる改良されたシートの折りたたみ方法。 ２．前記連結部品が隣接する板要素の連結線のうえに貼着される接着テープであ る請求項１記載の折りたたみ方法。 ３．前記連結部品が隣接する板要素の連結線のうえに接着剤によって貼着される 高強度合成織物のストリップである請求項１記載の折りたたみ方法。 ４．前記板要素が上部および下部型部材に対応するマスターテンプレートをマス クとして用いて薄い金属シートをエッチングすることによって形成され、結果と してえられた板要素が該板要素に対応する保持用リセスが設けられた組立てフレ ームを用いて前記連結部品とともに組立てられる請求項１記載の折りたたみ方法 。 ５．前記板要素が磁性材料から作製されており、前記フレームが基板を含み、前 記リセスがフレーム上で板要素を保持するために設けられた磁石を有して形成さ れてなる請求項４記載の折りたたみ方法。 ６．前記折りたたむ工程が折りたたみ形状の所望の順序で板要素の押すように動 作せしめられる機械によって行われる請求項１記載の折りたたみ方法。 ７．請求項１記載の方法によって形成された屈曲シート状製造物。 ８．各々が両的な表面領域を有し、前記表面領域に適合するそれぞれの形状およ びサブ領域を有する複数の板要素で形成された上部屈曲型部材および下部屈曲型 部材を含む装置であって、前記上部屈曲型部材の板要素がその形状およびサブ領 域において下部屈曲型部材の板要素に対応するものであり、前記各板要素が、そ れぞれの連結線に沿ってそれに隣接する板要素と薄い柔軟な連結部品によって連 結され、前記連結部品は板要素が連結線に沿って折りたたまれることを許容する ものであり、 前記上部屈曲部材と前記下部屈曲部材とのあいだに屈曲可能な材料からなるシー トが位置せしめられ、前記上部屈曲部材と前記下部屈曲部材とそのあいだの前記 シートとが、板要素のあいだの連結線に沿って、該板要素のあいだの連結線に対 応する所望の折り線をシートに形成するための選択された屈曲順序にしたがって 折りたたまれるものである改良されたシートの折りたたみ装置。 ９．前記連結部品が隣接する板要素の連結線のうえに貼着される接着テープであ る請求項８記載の折りたたみ構造。 １０．前記連結部品が隣接する板要素の連結線のうえに接着剤によって貼着され る高強度合成織物のストリップである請求項８記載の折りたたみ構造。 １１．中央逆交差屈曲線（２０、２２）、およびシート中央を通る中央縦屈曲線 （２３）； 対向して対をなす側部縦屈曲線（２８、４４および４６、５２）と対向して対を なすシートの上部および下部矩形外側ひだ部（１、２および５、６ならびに９、 １２および１５、１６）を定める上部および下部横屈曲線（４２、４８および４ ０、５０）； 外側ひだ部の対向する対に逆折りを定め、それによって各対が他方に向かって内 側に折り曲げられる逆外側交差屈曲線（３２、３４および３６、３８）；ならび に一対のタック折りを定めそこに外側ひだ部の他の対の逆折りが綴じ込まれるよ うに折りたたまれる、前記対向して対をなす外側ひだ部の１つの外側部分に形成 されるタック交差屈曲線、逆タック横屈曲線（７０、７４）、逆タック縦屈曲線 （７２、７６） を形成する構成を含む改良されたシートの折りたたみ方法。 １２．請求項１１記載の方法によって作製された屈曲シート状製造物。