JPH0349869Y2 - - Google Patents

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JPH0349869Y2
JPH0349869Y2 JP17138285U JP17138285U JPH0349869Y2 JP H0349869 Y2 JPH0349869 Y2 JP H0349869Y2 JP 17138285 U JP17138285 U JP 17138285U JP 17138285 U JP17138285 U JP 17138285U JP H0349869 Y2 JPH0349869 Y2 JP H0349869Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンソールボツクスをコンソール
アツパとコンソールロアとに分割成形し、それら
の接合部を超音波溶着してなる超音波溶着成形に
よるコンソールボツクスに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、第3図に示すように、粘弾性体樹脂部品
においては、同一樹脂材料同士の部材A,2′と
部材B,3′は超音波による振動エネルギを、ホ
ーン9を介して部材A、2′のエネルギ指向セツ
タ部7へ伝達して、このエネルギ指向セツタ部7
において熱エネルギに交換されることにより溶け
ることを利用して、部材A,2′と部材B,3′を
溶着して一体化している。
第4図では溶着完了時の状態を示したもので、
溶着バリ10は部材A,2′と部材B,3′の部材
間でサンドイツチ状態になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第4図において、溶着バリ10の発生
は避けることができず、また、溶着バリ10の発
生量は一般的にはエネルギ指向セツタ部7の体積
にほぼ等しいが、第3図図示のホーン9の部材へ
の矢印ハ方向の加圧力、部材A,2′と部材B,
3′の精度等さまざまな要因によりバラツキが発
生することにより、従来、非意匠部品において
は、成型金型上、機能上等の理由により超音波溶
着による部材の一体成型化が行われていたが、意
匠部品においては溶着バリ、位置決め精度等の問
題により溶着が実施できなかつた。
そこで、このような問題点を解決するため、こ
の考案は、分割部材の溶着時に意匠部品の外観品
質と溶着部の位置精度の制約がともに成立するよ
う、その接合部位の溶着断面形状を工夫改良する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この考案は上述の問題点を、分割成
形されたコンソールアツパとコンソールロアの接
合部位の凹凸成形部を、エネルギ指向セツタ部を
介して超音波溶着することにより解決しようとす
るものである。
さらに詳しくは、第1図の符号を付して説明す
ると、第2図図示のコンソールボツクス1をコン
ソールアツパ2とコンソールロア3とに分割成形
して、これらコンソールアツパ2およびコンソー
ルロア3の接合部位4を溶着するようにしたコン
ソールボツクス1において、前記コンソールアツ
パ2とコンソールロア3の接合部位4を凹成形部
5および凸成形部6にそれぞれ成形して、その凸
成形部6にエネルギ指向セツタ部7を設けるとと
もに、前記接合部位4近傍のコンソールアツパ2
の内側2aに、コンソールロア3から突設形成さ
せた溶着バリかくし用リブ8を〓Cをもたせて配
設してあり、コンソールアツパ2とコンソールロ
ア3の前記凹凸成形部5,6を前記エネルギ指向
セツタ部7を介して超音波溶着するようにしたも
のである。
〔作用〕
上述の手段によれば、コンソールアツパ2の内
側2aのコンソールロア3から突設形成させた溶
着バリかくし用リブ8が〓Cをもたせて配設して
あるため、コンソールアツパ2とコンソールロア
3の凹凸成形部5,6をエネルギ指向セツタ部7
を介して超音波溶着しても、コンソールボツクス
1の外観意匠面へのバリのはみ出しがなくなる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図および第2図は、この考案の実施例を示
しており、第4図図示の超音波溶着による溶着バ
リ10および意匠部品の部材A,2′および部材
B,3′の溶着に関しての形状制約を考慮した考
案であり、前記意匠部品を本考案ではコンソール
ボツクス1に適用することにより、つぎのような
制約が挙げられる。
前記コンソールボツクス1を分割形成したコン
ソールアツパ2とコンソールロア3との接合部位
4近傍のコンソールアツパ2の板厚は、厚肉によ
るヒケ、変形対策として厚さを3ミリ以下とす
る。
(外観制約) 前記接合部位4近傍のコンソールアツパ2とコ
ンソールロア3はともに意匠面であり、第4図図
示のような溶着バリ10のはみ出しは不可とす
る。
(意匠制約) また、コンソールボツクス1といつた箱型形状
特有の制約としては、コンソールアツパ2および
コンソールロア3とも未知量の変形が予想され、
溶着部の位置精度のバラツキが生じる。(寸法制
約) 従つて、第1図から分るように、前記コンソー
ルアツパ2とコンソールロア3の接合部位4にお
いて、コンソールアツパ2には凹成形部5を成形
し、また、コンソールロア3には凸成形部6を成
形して、この凸成形部6にエネルギ指向セツタ部
7を設ける。
なお、コンソールアツパ2の前記接合部位4近
傍の板厚は3ミリ以下に設定するとともに、溶着
バリの意匠面のはみ出しを防止する前述の外観制
約から、前記凹成形部5と凸成形部6との第1図
図示の〓A部位を0.2ミリに設定する。
この〓A部位の0.2ミリは溶着バリのはみ出し
を抑えるのに最適であり、この〓Aを0.1ミリに
狭めると、溶着バリのはみ出しを抑えることがで
きず、また、前記〓Aを0.3ミリに広げると溶着
バリを収めることができるが、コンソールアツパ
2の板厚3ミリの制約により成立しない。
また、第1図の矢印イで示すホーン9の移動方
向におけるコンソールアツパ2とコンソールロア
3との間の〓B部位は0.1ミリに設定することに
より、コンソールアツパ2とコンソールロア3の
両者の精度のバラツキ、あるいは第1図の矢印ハ
方向の加圧力のバラツキに対して溶着不良を防止
するのである。
そして、前記接合部位4近傍のコンソールアツ
パ2の内側2aには、コンソールロア3から突設
形成させた溶着バリかくし用リブ8が配設してあ
り、しかも、この溶着バリかくし用リブ8とコン
ソールアツパ2の内側2aとの間に、第1図図示
の0.5ミリ以内の〓C部位が設定してある。
この〓C部位は0.5ミリが部品のセツト作業性
に最適であり、この〓Cを0.2ミリに狭めたりあ
るいは0.8ミリに〓を広げると、部品のセツト作
業性が悪くなる。
この溶着バリかくし用リブ8を設けることによ
り、コンソールアツパ2とコンソールロア3の前
記凹凸成形部5および6を前記エネルギ指向セツ
タ部7を介して超音波溶着する際、前記〓C部位
にはみ出す溶着バリを意匠面に出ることを防ぐと
ともに、コンソールアツパ2とコンソールロア3
をセツトする際には、ラフガイドの役目を合わせ
て果たすことができる。
そこで、第1図図示のように、コンソールアツ
パ2とコンソールロア3の両者を、組んだ状態で
溶着機内の治具部に現状通りの工程でセツトす
る。
この両者のセツト時において、一般的に第2図
図示の矢印ロ方向に変形(内ゾリ変形)するケー
スが多いが、前記溶着バリかくし用リブ8により
ラフガイドされたコンソールアツパ2およびその
ロア3が、最終的に第1図に示すような凹凸によ
りセツトされる。
この状態でホーン9を第1図の矢印イ方向にコ
ンソールロア3のホーン当て面3aに当てること
により溶着が開始されるが、この溶着の際、エネ
ルギ指向セツタ部7から溶けたバリは、0.2ミリ
内の前述の〓A部位あるいは0.5ミリ内の前述の
〓C部位に収めることが安定して可能である。
また、コンソールアツパ2とコンソールロア3
におけるホーン9の移動方向に設定してある0.1
ミリの〓B部位の設定により、エネルギ指向セツ
タ部7が溶けすぎた場合においてもコンソールア
ツパ2とコンソールロア3の干渉を防止すること
ができる。
また、前記コンソールアツパ2の接合部位4近
傍の板厚を3ミリ内に収めてコンソールアツパ2
とコンソールロア3を溶着させると、ヒケ等の成
形不良の発生もなく成形サイクルも従来のコンソ
ールボツクス並でよい。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、分割成形されたコン
ソールボツクスのコンソールアツパとコンソール
ロアの接合部位に凹凸成形部を〓をもたせて設
け、これら凹凸成形部をエネルギ指向セツタ部を
介して超音波溶着するようにしたため、溶着後の
外観品質面においてバリが意匠面にはみ出すこと
がないから、溶着成形ラインでの手直しとか後加
工等を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の実施例を示
しており、第1図は第2図の矢視部の拡大断面
図、第2図は、コンソールアツパとコンソールロ
アの組付け状態を示す図面、第3図および第4図
は従来例を示しており、第3図は両部材の溶着前
の状態を示す図面、第4図は両部材の溶着後の状
態を示す図面である。 1……コンソールボツクス、2……コンソール
アツパ、2a……内側、3……コンソールロア、
4……接合部位、5……凹成形部、6……凸成形
部、7……エネルギ指向セツタ部、8……溶着バ
リかくし用リブ、C……〓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンソールボツクスをコンソールアツパとコン
    ソールロアとに分割成形して、これらコンソール
    アツパおよびコンソールロアの接合部位を溶着す
    るようにしたコンソールボツクスにおいて、前記
    コンソールアツパとコンソールロアの接合部位を
    凹成形部および凸成形部にそれぞれ成形して、そ
    の凸成形部にエネルギ指向セツタ部を設けるとと
    もに、前記接合部位近傍のコンソールアツパの内
    側に、コンソールロアから突設形成させた溶着バ
    リかくし用リブを〓をもたせて配設してあり、コ
    ンソールアツパとコンソールロアの前記凹凸成形
    部を前記エネルギ指向セツタ部を介して超音波溶
    着することを特徴とする超音波溶着成形によるコ
    ンソールボツクス。
JP17138285U 1985-11-06 1985-11-06 Expired JPH0349869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17138285U JPH0349869Y2 (ja) 1985-11-06 1985-11-06

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JP17138285U JPH0349869Y2 (ja) 1985-11-06 1985-11-06

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JPS6278423U JPS6278423U (ja) 1987-05-19
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