JPH034945A - 粉体の粉砕方法 - Google Patents
粉体の粉砕方法Info
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- JPH034945A JPH034945A JP1137543A JP13754389A JPH034945A JP H034945 A JPH034945 A JP H034945A JP 1137543 A JP1137543 A JP 1137543A JP 13754389 A JP13754389 A JP 13754389A JP H034945 A JPH034945 A JP H034945A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ジェット気流(高圧気体)を用いた衝突式気
流粉砕機で粉体原料を粉砕する方法であ6す、特に、電
子写真法による画像形成方法に用いられるトナーまたは
トナー用着色樹脂粉体を効率良く生成する粉体の粉砕方
法に関する。
流粉砕機で粉体原料を粉砕する方法であ6す、特に、電
子写真法による画像形成方法に用いられるトナーまたは
トナー用着色樹脂粉体を効率良く生成する粉体の粉砕方
法に関する。
[従来の技術]
ジェット気流を用いた衝突式気流粉砕機は、ジェット気
流で粉体原料を搬送し、粉体原料を衝突部材に衝突させ
、その衝撃力により粉砕するものである。
流で粉体原料を搬送し、粉体原料を衝突部材に衝突させ
、その衝撃力により粉砕するものである。
従来、かかる粉砕機における衝突部材の・衝突面14は
、第5図及び第6図に示すように、粉体原料を乗せたジ
ェット気液方向(加速管の軸方向)に対し垂直あるいは
傾斜(例えば45@) L、ている平面状のものが用い
られて鮒た(特開昭57−50554号公報及び特開昭
58−143853号公報参照)。
、第5図及び第6図に示すように、粉体原料を乗せたジ
ェット気液方向(加速管の軸方向)に対し垂直あるいは
傾斜(例えば45@) L、ている平面状のものが用い
られて鮒た(特開昭57−50554号公報及び特開昭
58−143853号公報参照)。
第5図の粉砕機において粗い粒径を有する粉体原料は、
投入口1より加速管3に供給され、ジェットノズル2か
ら吹き出されるジェット気流によって、粉体原料は衝突
部材4の衝突面14にたたきつけられ、そのis力で粉
砕され、排出口5より粉砕室外に排出される。しかしな
がら、衝突面14が加速管3の軸方向と垂直な場合、ジ
ェットノズル2から吹き出される原料粉体と衝突面14
で反射される粉体とが衝突面14の近傍で共存する割合
が高く、そのため、衝突面14近傍の粉体濃度が高くな
るために、粉砕効率が良(ない。さらに、衝突面14に
おける一次衝突が主体であり、粉砕室壁6との二次衝突
を有効に利用しているとはいえない。さらに、衝突面の
角度が加速管3に対し垂直の粉砕機では、粉体原料が熱
可塑性樹脂である材料を粉砕するときに、衝突時の局部
発熱により融着及び凝集物が発生し易く、装置の安定し
た運転が困難になる。そのため、粉砕衝撃力を向上させ
ようとしても、6.5kg/cm2以上の高圧縮気体を
用いることはできなくなる。
投入口1より加速管3に供給され、ジェットノズル2か
ら吹き出されるジェット気流によって、粉体原料は衝突
部材4の衝突面14にたたきつけられ、そのis力で粉
砕され、排出口5より粉砕室外に排出される。しかしな
がら、衝突面14が加速管3の軸方向と垂直な場合、ジ
ェットノズル2から吹き出される原料粉体と衝突面14
で反射される粉体とが衝突面14の近傍で共存する割合
が高く、そのため、衝突面14近傍の粉体濃度が高くな
るために、粉砕効率が良(ない。さらに、衝突面14に
おける一次衝突が主体であり、粉砕室壁6との二次衝突
を有効に利用しているとはいえない。さらに、衝突面の
角度が加速管3に対し垂直の粉砕機では、粉体原料が熱
可塑性樹脂である材料を粉砕するときに、衝突時の局部
発熱により融着及び凝集物が発生し易く、装置の安定し
た運転が困難になる。そのため、粉砕衝撃力を向上させ
ようとしても、6.5kg/cm2以上の高圧縮気体を
用いることはできなくなる。
ところで、電子写真法による画像形成方法に用いられる
トナーまたはトナー用着色樹脂粉体は、通常結着樹脂及
び着色剤または磁性粉な少なくとも含有している。かか
るトナーは、潜像担持体に形成された静電荷像を現像し
、形成されたトナー像は普通紙またはプラスチックフィ
ルムの如ぎ転写材へ転写され、加熱定着手段、圧力ロー
ラ定着手段または加熱加圧ローラ定着手段の如ぎ定着装
置によって転写材上のトナー像は転写材に定着される。
トナーまたはトナー用着色樹脂粉体は、通常結着樹脂及
び着色剤または磁性粉な少なくとも含有している。かか
るトナーは、潜像担持体に形成された静電荷像を現像し
、形成されたトナー像は普通紙またはプラスチックフィ
ルムの如ぎ転写材へ転写され、加熱定着手段、圧力ロー
ラ定着手段または加熱加圧ローラ定着手段の如ぎ定着装
置によって転写材上のトナー像は転写材に定着される。
従って、トナーに使用される結着樹脂は、熱及び/また
は圧力が付加されると塑性変形する特性を有する。現在
、トナーまたはトナー用着色樹脂粉体は、結着樹脂及び
着色剤または磁性粉(必要により、さらに第三成分を含
有)を少なくとも含有する混合物を溶融混練し、溶融混
練物を冷却し、冷却物を粉砕し、粉砕物を分級して調製
される。冷却物の粉砕は、通常、機械的?FM1式粉砕
機により粗粉砕(または中粉砕)される過程を経て、こ
の粉砕で得られた粗粉をジェット気流を用いた衝突式気
流粉砕機で微粉砕する。しかしながら、被粉砕物濃度を
高くして6.5kg/cm2以上の高圧縮気体を使用し
て微粉砕することは困難であった。
は圧力が付加されると塑性変形する特性を有する。現在
、トナーまたはトナー用着色樹脂粉体は、結着樹脂及び
着色剤または磁性粉(必要により、さらに第三成分を含
有)を少なくとも含有する混合物を溶融混練し、溶融混
練物を冷却し、冷却物を粉砕し、粉砕物を分級して調製
される。冷却物の粉砕は、通常、機械的?FM1式粉砕
機により粗粉砕(または中粉砕)される過程を経て、こ
の粉砕で得られた粗粉をジェット気流を用いた衝突式気
流粉砕機で微粉砕する。しかしながら、被粉砕物濃度を
高くして6.5kg/cm2以上の高圧縮気体を使用し
て微粉砕することは困難であった。
第6図の粉砕機において、衝突面14が加速管3の軸方
向に対して傾斜しているために、衝突面14近傍の粉体
濃度は第5図の粉砕機と比較して低くなるが粉砕圧が分
散されて低下する。さらに、粉砕室壁6との二次衝突を
有効に利用しているとはいえない。
向に対して傾斜しているために、衝突面14近傍の粉体
濃度は第5図の粉砕機と比較して低くなるが粉砕圧が分
散されて低下する。さらに、粉砕室壁6との二次衝突を
有効に利用しているとはいえない。
第6図及び第7図に示す如く、衝突面14の角度が加速
管に対し45°傾斜のものでは、熱可塑性樹脂を粉砕す
るときに上記のような問題点は少ない。しかしながら、
衝突する際に粉砕に使われる衝撃力が小さく、さらに粉
砕室壁6との二次衝突による粉砕が少ないので、第5図
の粉砕機と比較して172〜171.5に粉砕能力が落
ちる。
管に対し45°傾斜のものでは、熱可塑性樹脂を粉砕す
るときに上記のような問題点は少ない。しかしながら、
衝突する際に粉砕に使われる衝撃力が小さく、さらに粉
砕室壁6との二次衝突による粉砕が少ないので、第5図
の粉砕機と比較して172〜171.5に粉砕能力が落
ちる。
従って、被粉砕物原料特に、熱可塑性樹脂を含む材料を
粉砕するときに粉砕効率が良好であり、6.5kg/c
m’以上の高圧縮気体を利用しても粉砕能力が向上でき
る粉砕方法が待望されている。
粉砕するときに粉砕効率が良好であり、6.5kg/c
m’以上の高圧縮気体を利用しても粉砕能力が向上でき
る粉砕方法が待望されている。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の目的は、上記問題点が解消された粉砕方法を提
供することにある。
供することにある。
すなわち、熱可塑性樹脂等を含む材料を粉砕する場合で
も、被粉砕物濃度を下げることなく高圧縮気体(例えば
、6.5kg/Cm”以上)を利用して粉砕できる粉体
の粉砕方法を提供することにある。
も、被粉砕物濃度を下げることなく高圧縮気体(例えば
、6.5kg/Cm”以上)を利用して粉砕できる粉体
の粉砕方法を提供することにある。
また、粉砕時における融着、凝集物、粗粒子等の発生が
な−く、装置の安定した運転を可能にする粉体の粉砕方
法を提供することにある。
な−く、装置の安定した運転を可能にする粉体の粉砕方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用゛]本発明の特徴
とするところは、高圧気体により粉体な搬送加速する加
速管と、該加速管より噴出する粉体を衝撃力により粉砕
するための衝突部材を加速管出口に相対して粉砕室内に
設けてなる衝突式気流粉砕機を用いた粉砕において、前
記衝突部材の衝突面先端部分の頂角が110°以上18
0°未満である斜円錐又は斜錐形状を成したものを用い
、前記高圧気体の圧力を6.5kg/cm”以上にして
粉砕する粉体の粉砕方法にある。
とするところは、高圧気体により粉体な搬送加速する加
速管と、該加速管より噴出する粉体を衝撃力により粉砕
するための衝突部材を加速管出口に相対して粉砕室内に
設けてなる衝突式気流粉砕機を用いた粉砕において、前
記衝突部材の衝突面先端部分の頂角が110°以上18
0°未満である斜円錐又は斜錐形状を成したものを用い
、前記高圧気体の圧力を6.5kg/cm”以上にして
粉砕する粉体の粉砕方法にある。
また、粉体の原料として、熱可塑性樹脂を含む材料を用
いる粉体の粉砕方法にある。
いる粉体の粉砕方法にある。
本発明によれば、熱可塑性樹脂や粘着性のあるものを粉
砕した時に発生する融着・凝集物・粗粒子による粉砕能
力の低下を解決するために、第1図、第2図、第3図及
び第4図に示すように、衝突面の先端部分が頂角110
°以上180°未満である斜円錐又は斜錐形状とした。
砕した時に発生する融着・凝集物・粗粒子による粉砕能
力の低下を解決するために、第1図、第2図、第3図及
び第4図に示すように、衝突面の先端部分が頂角110
°以上180°未満である斜円錐又は斜錐形状とした。
こうすることにより、熱可塑性樹脂や粘着性のあるもの
を粉砕した時に、衝突板の角度が加速管に対し90°の
ものに生じる融着・凝集物・粗粒子は生じず、粉砕時の
粉FM濃度の上昇が可能になった。
を粉砕した時に、衝突板の角度が加速管に対し90°の
ものに生じる融着・凝集物・粗粒子は生じず、粉砕時の
粉FM濃度の上昇が可能になった。
更に、このような衝突板を用いることにより、衝突仮に
衝突して粉砕され且つ分散良くはねかえった粉体を粉砕
室に二次衝突せしめ、より粉砕効率を上昇させることが
可能になった。
衝突して粉砕され且つ分散良くはねかえった粉体を粉砕
室に二次衝突せしめ、より粉砕効率を上昇させることが
可能になった。
又、粉体を分散良く衝突板からはねかえし、粉砕室壁と
二次衝突せしめたために、6.5kg/cm’以上の高
圧縮気体を利用して熱可塑性樹脂を原料とするものを微
粉砕することが可能になり、衝突面の角度が加速管に対
して垂直のものより粉砕能力の向上が図れた。
二次衝突せしめたために、6.5kg/cm’以上の高
圧縮気体を利用して熱可塑性樹脂を原料とするものを微
粉砕することが可能になり、衝突面の角度が加速管に対
して垂直のものより粉砕能力の向上が図れた。
以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて説明する。
[実施例]
見立■」
添付図面の第1図、第2図及び第3図は、本発明の第1
の実施例を示し、第1図は本発明の原料粉体粉砕時の特
徴を最も良(表わした状態図であり、第2図は、第1図
のA−A’線における断面図である。第1図において、
1は粉砕機への粉体原料投入口、2は粉体原料粉砕時に
使用する圧縮空気の供給ノズル、3は粉体を圧縮空気に
より加速する加速管、4は加速管出口に相対して設けら
れた衝突部材、5は粉砕された粉体と空気を排出する排
出口、6は粉砕室壁である。
の実施例を示し、第1図は本発明の原料粉体粉砕時の特
徴を最も良(表わした状態図であり、第2図は、第1図
のA−A’線における断面図である。第1図において、
1は粉砕機への粉体原料投入口、2は粉体原料粉砕時に
使用する圧縮空気の供給ノズル、3は粉体を圧縮空気に
より加速する加速管、4は加速管出口に相対して設けら
れた衝突部材、5は粉砕された粉体と空気を排出する排
出口、6は粉砕室壁である。
又、第3図は、衝突部材4の斜円錐形状を示す断面図で
あり、衝突部材の頂角θが160°のものを示す。
あり、衝突部材の頂角θが160°のものを示す。
衝突部材の直径(b)は60mmを有し、加速管出口1
3の内径は25mmであった。加速管出口13から衝突
面14までの最近接距離(a)は60mmであり、衝突
部材4と粉砕室壁6との最近接距離(c)は20mmで
あった(第1図参照)。
3の内径は25mmであった。加速管出口13から衝突
面14までの最近接距離(a)は60mmであり、衝突
部材4と粉砕室壁6との最近接距離(c)は20mmで
あった(第1図参照)。
一方、原料7としては、下記のものを使用した。
上記処方の混合物よりなるトナー原料を約180℃で約
1.0時間溶融混線後、冷却して固化し、溶融混線物の
冷却物をハンマーミルで100〜1000μmの粒子に
粗粉砕したものを粉体原料とした。
1.0時間溶融混線後、冷却して固化し、溶融混線物の
冷却物をハンマーミルで100〜1000μmの粒子に
粗粉砕したものを粉体原料とした。
投入口1から粉体原料が30kg/Hrの割合で供給さ
れると、ノズル2から吹き出される圧縮空気8. Ok
gf/Cm2によって、加速管3内で粉体原料は加速さ
れ、加速管出口13から粉砕室8内に吐出され、粉体原
料7は衝突面14にたたきつけられ、その衝撃力で粉砕
された。それと共に160゜の傾斜が付いた斜円錐形状
の衝突面14により、衝突した粉体原料は全周方向に分
散し、対向する粉砕室壁6と、二次衝突し、そこで更に
粉砕された。
れると、ノズル2から吹き出される圧縮空気8. Ok
gf/Cm2によって、加速管3内で粉体原料は加速さ
れ、加速管出口13から粉砕室8内に吐出され、粉体原
料7は衝突面14にたたきつけられ、その衝撃力で粉砕
された。それと共に160゜の傾斜が付いた斜円錐形状
の衝突面14により、衝突した粉体原料は全周方向に分
散し、対向する粉砕室壁6と、二次衝突し、そこで更に
粉砕された。
粉砕された粉体原料は排出口5からスムーズに分級機2
4に運ばれ、細粉は分級粉体として取り除かれ、粗粉は
再び投入口1より粉体原料と共に投入された。この結果
、細粉として重量平均粒径12μm(コールタ−カウン
ターによる測定)の粉砕粉体が30kg/Hrの割合で
収集された。
4に運ばれ、細粉は分級粉体として取り除かれ、粗粉は
再び投入口1より粉体原料と共に投入された。この結果
、細粉として重量平均粒径12μm(コールタ−カウン
ターによる測定)の粉砕粉体が30kg/Hrの割合で
収集された。
このように、衝突部材4の衝突面は頂角0160゜の傾
斜の付いた斜円錐形状をしているため、衝突した粉体原
料は全周方向に分散し、対向する粉砕壁と二次衝突した
。そのため、衝突部材付近での融着、凝集物、粗粒子が
生じず、粉体濃度の上昇がな(、さらに二次衝突するた
めに、従来より粉砕能力が非常に高(なることが確認さ
れた。
斜の付いた斜円錐形状をしているため、衝突した粉体原
料は全周方向に分散し、対向する粉砕壁と二次衝突した
。そのため、衝突部材付近での融着、凝集物、粗粒子が
生じず、粉体濃度の上昇がな(、さらに二次衝突するた
めに、従来より粉砕能力が非常に高(なることが確認さ
れた。
叉」1辻ヱ
第4図は、本発明の第2の実施例を示す斜錐形状の衝突
部材であり、この衝突部材の頂角θを160°にしたも
のを用いて実施例1で用いた粉体原料を実施例1と同様
に粉砕したところ、実施例1と同様、従来より粉砕能力
が非常に高くなることが確認された。粉体原料の投入量
は処理量に応じて調整した。
部材であり、この衝突部材の頂角θを160°にしたも
のを用いて実施例1で用いた粉体原料を実施例1と同様
に粉砕したところ、実施例1と同様、従来より粉砕能力
が非常に高くなることが確認された。粉体原料の投入量
は処理量に応じて調整した。
区校!ユ
実施例1と同様な粉体原料を第5図に示す従来の衝突式
気流粉砕機で粉砕した。該粉砕機において、加速管3に
対し垂直である平面状衝突面14を有する衝突部材4を
用いて、実施例1と同様に粉砕した。ノズル2から吹き
出される圧縮空気は6.0kg/cm’で粉砕した。
気流粉砕機で粉砕した。該粉砕機において、加速管3に
対し垂直である平面状衝突面14を有する衝突部材4を
用いて、実施例1と同様に粉砕した。ノズル2から吹き
出される圧縮空気は6.0kg/cm’で粉砕した。
衝突面14に衝突した粉体原料は、吐出方向と対向する
方向に反射されるために、衝突面付近の粉体濃度は著し
く高(なった。そのため、粉体原料の供給割合が10k
g/l(rを超えると、衝突部材上で、融着、凝集物、
粗粒子が生じはじめ、融着物が加速管出口13や分級機
を詰まらせる場合があった。従って、粉砕処理量を1時
間当り10kgに低下させることを余儀な(され、これ
が粉砕能力の限界となった。
方向に反射されるために、衝突面付近の粉体濃度は著し
く高(なった。そのため、粉体原料の供給割合が10k
g/l(rを超えると、衝突部材上で、融着、凝集物、
粗粒子が生じはじめ、融着物が加速管出口13や分級機
を詰まらせる場合があった。従って、粉砕処理量を1時
間当り10kgに低下させることを余儀な(され、これ
が粉砕能力の限界となった。
虫j口」l
実施例1と同様な粉体原料を第6図に示す従来の衝突式
気流粉砕機で粉砕した。該粉砕機において、加速管3に
対し垂直である平面状衝突面14を有する衝突部材4を
用いて、実施例1と同様にノズル2から吹き出される圧
縮空気を8.0kg/cm’にして粉砕した。衝突面1
4に衝突した粉体原料は、吐出方向と対向する方向に反
射されるため、衝突面付近の粉体濃度は著しく高くなり
、さらに衝撃力が増加したことで、衝突部材上に融着、
凝集物、粗粒子が生じはじめ、融着物が加速管出口13
や分級機を詰まらせ、粉砕機能を達成することができな
くなってしまった。
気流粉砕機で粉砕した。該粉砕機において、加速管3に
対し垂直である平面状衝突面14を有する衝突部材4を
用いて、実施例1と同様にノズル2から吹き出される圧
縮空気を8.0kg/cm’にして粉砕した。衝突面1
4に衝突した粉体原料は、吐出方向と対向する方向に反
射されるため、衝突面付近の粉体濃度は著しく高くなり
、さらに衝撃力が増加したことで、衝突部材上に融着、
凝集物、粗粒子が生じはじめ、融着物が加速管出口13
や分級機を詰まらせ、粉砕機能を達成することができな
くなってしまった。
比較例3
実施例1と同様な粉体原料を、第6図及び第7図に示す
衝突式気流粉砕機で粉砕した。該粉砕機において45度
の衝突面を有する衝突部材4を用いて、実施例1と同様
に粉砕したところ、衝突面に衝突した粉体原料は、比較
例1に比べ、加速管出口13から離れる方向へ反射され
るので融着及び凝集物は生じなかった。しかし、衝突す
る際に、衝撃力が弱(なるため、粉砕効率が悪(、重量
平均粒径12pmの細粉は、1時間当り約8kgL、か
得られなかった。
衝突式気流粉砕機で粉砕した。該粉砕機において45度
の衝突面を有する衝突部材4を用いて、実施例1と同様
に粉砕したところ、衝突面に衝突した粉体原料は、比較
例1に比べ、加速管出口13から離れる方向へ反射され
るので融着及び凝集物は生じなかった。しかし、衝突す
る際に、衝撃力が弱(なるため、粉砕効率が悪(、重量
平均粒径12pmの細粉は、1時間当り約8kgL、か
得られなかった。
以上実施例1〜2及び比較例1〜3の結果を下記第1表
に示す。
に示す。
第 1 表
[株] 比較例1の処理能力を1とする。
[発明の効果]
以上説明したように、衝突部材先端の形状を特定の斜円
錐又は剥離形状とすることで、熱可塑性樹脂を含む粉体
原料は6.5kg/cm’以上(例えば8 kg/cm
”)の高圧縮気体を没入しても、粉砕時における融着、
Iii集物、粗粒子等が発生せず、装置の安定した運転
を可能にする。その上、粉体原料の二次衝突時まで強い
衝撃力が保てる。そのために、熱可塑性樹脂を含む材料
を原料とし、6.5kg/Cm2以上の高圧縮気体を利
用して従来の粉砕能力を著しく向上することができる。
錐又は剥離形状とすることで、熱可塑性樹脂を含む粉体
原料は6.5kg/cm’以上(例えば8 kg/cm
”)の高圧縮気体を没入しても、粉砕時における融着、
Iii集物、粗粒子等が発生せず、装置の安定した運転
を可能にする。その上、粉体原料の二次衝突時まで強い
衝撃力が保てる。そのために、熱可塑性樹脂を含む材料
を原料とし、6.5kg/Cm2以上の高圧縮気体を利
用して従来の粉砕能力を著しく向上することができる。
第1図及び第2図は本発明の実施例を示し、第1図は本
発明の粉体原料粉砕時の特徴を最も良く表わす状態図で
あり、第2図は第1図のA−A’線における断面図であ
る。第3図及び第4図は本発明の実施例を示し、第3図
は斜円錐形状の衝突部材、第4図は剥離形状の衝突部材
の断面図である。第5図、第6図、第7図は従来例を示
し、第5図は衝突部材の角度が加速管に対し直角のもの
、第6図は衝突部材の角度が加速管に対し45゜傾斜の
もの、第7図は第6図のB−B’線における断面図であ
る。 1・・・粉体原料投入口 2・・・圧縮空気の供給ノズル 3・・・加速管 4・・・衝突部材5・・・排
出口 6・・・粉砕室壁7・・・粉体原料
8・・・粉砕室13・・・加速管出口 14・
・・衝突面24・・・分級機 a・・・加速管出口〜衝突部材間距離 b・・・衝突部材直径
発明の粉体原料粉砕時の特徴を最も良く表わす状態図で
あり、第2図は第1図のA−A’線における断面図であ
る。第3図及び第4図は本発明の実施例を示し、第3図
は斜円錐形状の衝突部材、第4図は剥離形状の衝突部材
の断面図である。第5図、第6図、第7図は従来例を示
し、第5図は衝突部材の角度が加速管に対し直角のもの
、第6図は衝突部材の角度が加速管に対し45゜傾斜の
もの、第7図は第6図のB−B’線における断面図であ
る。 1・・・粉体原料投入口 2・・・圧縮空気の供給ノズル 3・・・加速管 4・・・衝突部材5・・・排
出口 6・・・粉砕室壁7・・・粉体原料
8・・・粉砕室13・・・加速管出口 14・
・・衝突面24・・・分級機 a・・・加速管出口〜衝突部材間距離 b・・・衝突部材直径
Claims (2)
- (1)高圧気体により粉体を搬送加速する加速管と、該
加速管より噴出する粉体を衝撃力により粉砕するための
衝突部材を加速管出口に相対して粉砕室内に設けてなる
衝突式気流粉砕機を用いた粉砕において、前記衝突部材
の衝突面先端部分の頂角が110゜以上180゜未満で
ある斜円錐又は斜錐形状を成したものを用い、前記高圧
気体の圧力を6.5kg/cm^2以上にして粉砕する
ことを特徴とする粉体の粉砕方法。 - (2)前記粉体の原料として、熱可塑性樹脂を含む材料
を用いることを特徴とする請求項1記載の粉体の粉砕方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1137543A JP2759499B2 (ja) | 1989-06-01 | 1989-06-01 | 粉体の粉砕方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1137543A JP2759499B2 (ja) | 1989-06-01 | 1989-06-01 | 粉体の粉砕方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH034945A true JPH034945A (ja) | 1991-01-10 |
JP2759499B2 JP2759499B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=15201149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1137543A Expired - Fee Related JP2759499B2 (ja) | 1989-06-01 | 1989-06-01 | 粉体の粉砕方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2759499B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05197598A (ja) * | 1991-06-18 | 1993-08-06 | Digital Equip Corp <Dec> | トランザクション処理方法及び装置 |
CN114455593A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-05-10 | 苏州锦艺新材料科技股份有限公司 | 硅微粉分级加工生产设备 |
CN117588760A (zh) * | 2023-12-07 | 2024-02-23 | 河北博森光电设备科技有限公司 | 一种抗爆焚毁炉用的进料系统 |
-
1989
- 1989-06-01 JP JP1137543A patent/JP2759499B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05197598A (ja) * | 1991-06-18 | 1993-08-06 | Digital Equip Corp <Dec> | トランザクション処理方法及び装置 |
CN114455593A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-05-10 | 苏州锦艺新材料科技股份有限公司 | 硅微粉分级加工生产设备 |
CN117588760A (zh) * | 2023-12-07 | 2024-02-23 | 河北博森光电设备科技有限公司 | 一种抗爆焚毁炉用的进料系统 |
CN117588760B (zh) * | 2023-12-07 | 2024-06-04 | 河北博森光电设备科技有限公司 | 一种抗爆焚毁炉用的进料系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2759499B2 (ja) | 1998-05-28 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |