JPH0349368Y2 - - Google Patents

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JPH0349368Y2
JPH0349368Y2 JP3041587U JP3041587U JPH0349368Y2 JP H0349368 Y2 JPH0349368 Y2 JP H0349368Y2 JP 3041587 U JP3041587 U JP 3041587U JP 3041587 U JP3041587 U JP 3041587U JP H0349368 Y2 JPH0349368 Y2 JP H0349368Y2
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coil
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frequency coil
magnetic resonance
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野〕 本考案は核磁気共鳴イメージング装置に係り、
特に、S/Nの向上、患者への圧迫感軽減に好適
な高周波受信コイルに関する。
〔従来の技術〕
従来の高周波受信コイル関係を第9図と第10
図により説明する。従来のコイルは、被検体をの
せる天板3に固定された頭受2の裏側に固定した
レール4と、矢印6方向のみ自由度(スライド可
能)をもたせるようにするレール5を備えた高周
波コイルボビン1によつて構成されている。高周
波コイルボビン1は、ラセン状コイルを外側より
樹脂でモールドしたもので円筒形を成している。
そして通常は、高周波コイルボビン1を二点鎖
線の位置に退避させ、頭受2の上に頭をのせたの
ち実線の位置に移動して撮影するよう使用されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
D.I.HoultとR.E.R.ichardsのS/Nを表わす式
によれば、高周波受信コイルの大きさ(径)を小
さくすればS/Nが向上するということになつて
おり、それは実験においても確認されている。し
かしながら、前記従来装置は、この点について配
慮されておらず、例えば頭を撮影するための最少
径に高周波コイルをすると、前記スライドのため
のレール部及び頭受か入らなくなる。逆に入れよ
うとするとコイル径が大きくなるという問題があ
つた。又、最少径にするためには、コイルを被検
体が立位で装着した後、横臥位にすることにより
実現出来るが、被検者に圧迫感や不快感を与え好
ましくなかつた。
本考案の目的は、被検者に圧迫感や不快感をあ
たえることなく、かつ、コイル径を最少にして
S/Nを向上させる高周波受信コイルを提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、ラセン状コイル導
体を有する高周波コイルを長手方向に沿つて上下
分割し、下部は頭受をかねるものとし、かつ上部
と下部を着脱可能にすると共に電気的にも接続さ
れるよう構成したものである。電気的な接続は、
機械的に上部を下部のコイルを接触させてもよ
く、こンデンサー的な結合によつても達成され
る。
〔作用〕
高周波受信コイルを上下に2分割することによ
り、被検者の圧迫感、不快感を軽減する。また下
部を頭受とかねることにより、コイル径を小さく
形成することができ、S/Nを向上させる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る核磁気共鳴イメージング
装置の全体構成を示すブロツク図である。この核
磁気共鳴イメージング装置は、核磁気共鳴
(NMR)現象を利用して被検体の断層画像を得
るもので、静磁場発生磁石30と、中央処理装置
(CPU)31と、シーケンサ32と、送信系33
と、磁場勾配発生系34と、受信系35と信号処
理系16とから成る。上記静磁場発生磁石30
は、被検体1の周りにその体軸方向または体軸と
直交する方向に強く均一な静磁場を発生させるも
ので、上記被検体1の周りのある広がりをもつた
空間に永久磁石方式または常電導方式あるいは超
電導方式の磁場発生手段が配置されている。上記
シーケンサ32は、CPU31の制御で動作し、
被検体29の断層画像のデータ収集に必要な種々
の命令を送信系33及び磁場勾配発生系34並び
に受信系35に送るものである。上記送信系33
は、高周波発振器37と変調器38と高周波増幅
器39と送信側の高周波コイル20aとから成
り、上記高周波発振器37から出力された高周波
パルスをシーケンサ32の命令に従つて変調器3
8で振幅変調し、この振幅変調された高周波パル
スを高周波増幅器39で増幅した後に被検体1に
近接して配置された高周波コイル20aに供給す
ることにより、電磁波が上記被検体29に照射さ
れるようになつている。上記磁場勾配発生系34
は、X,Y,Zの三軸方向に巻かれた傾斜磁場コ
イル21と、それぞれのコイルを駆動する傾斜磁
場電源22とから成り、上記シーケンサ32から
の命令に従つてそれぞれのコイルの傾斜磁場電源
22を駆動することにより、X,Y,Zの三軸方
向の傾斜磁場GX,GY,GXを被検体29に印加す
るようになつている。この傾斜磁場の加え方によ
り、被検体29に対するスライス面を設定するこ
とができる。上記受信系35は、受信側のソレノ
イド形の高周波コイル20bと増幅器23と直交
位相検波器24とA/D変調器25とから成り、
上記送信側の高周波コイル20aから照射された
電磁波による被検体29の応答の電磁波(NMR
信号)は被検体29に近接して配置された高周波
コイル20bで検出され、増幅器23及び直交位
相検波器24を介してA/D変調器25に入力し
てデイジタル量に変換され、さらにシーケンサ3
2からの命令によるタイミングで直交位相検波器
24によりサンプリングされた二系列の収集デー
タとされ、その信号が信号処理系36に送られる
ようになつている。この信号処理系36は、
CPU31と、磁気デイスク26及び磁気テープ
27等の記録装置と、CRT等のデイスプレイ2
8とから成り、上記CPU31でフーリエ変換、
補正係数計算像再構成等の処理を行い、任意断面
の信号強度分布あるいは複数の信号に適当な演算
を行つて得られた分布を画像化してデイスプレイ
28に表示するようになつている。なお、第1図
において、送信側及び受信側の高周波コイル20
a,20bと傾斜磁場コイル21は、被検体29
の周りの空間に配置された静磁場発生磁石30の
磁場空間内に配置されている。
ここで、本考案においては、ソレノイド系の受
信側高周波コイル20bは第2図に示すように螺
旋状に形成されたコイル導体をその長手方向に沿
つて上部16a,下部16bとに分割され、かつ
下部コイル導体16bをモールドする樹脂で頭受
を形成する。この分割された部分を着脱可能に連
結すると共に電気的に導通するよう接続されてい
る。その具体的な構造の一例を第3〜第7図に示
す。
第3図は上記構造の外観図であり、下部コイル
導体16bを樹脂でモールドし、頭を受ける形状
にした頭受11は、体を横たえる天板17に固定
されていると共に、上部コイル導体16aをスラ
イドさせるためのレール15を有する。また上部
コイル導体16aを樹脂でモールドしたボビン1
2を、角形レール15の上をスライドさせるため
にコ字形の溝を有するスライダー14及び同調回
路13をボビン12は有している。第4図は側面
図を示したもので、分割面は、ボビン12を退避
させる方向に下がる傾斜をもたせ、レール15及
びスライダー14は水平に取付けられている。こ
のことにより、ボビン12を退避させてもコイル
導体16a′が16b″に接触せず、ボビン12を挿
入したときには必ず一対のコイル導体16a′と1
6b′,16a″と16″としか接触せず、着脱及び
電気的導通が確実かつ容易に行なえる。第5図は
コイル導体を示した図で、パイプ状のコイル導体
に着脱時の接触面積を増すため非磁性の丸棒を分
割面と平行に切断したコネクタ18をコイル導体
に固定しこれによりセツト時コイル導体どうしの
電気的導通が確実に行なえる。また、コネクタ1
8を高周波伝達特性の優れた誘電体におきかえコ
ンデンサーの構造とすることもできる。セツト時
は第5図AからBの状態となる。
以上の構造において被検体の頭の大きさにあわ
せ数種類のコイル導体16a(ボビン12)を用
意しておけば、圧迫感をあたえず受付コイルがセ
ツト出来る。更に第6図で説明する。A,A′寸
法が同じでB寸法より大きなC寸法を有するボビ
ン12′を用意しておけば、頭受11(コイル導
体16)は同じでも、大きな頭の被検体時には、
ボビン12′を用いて撮影出来る。すなわちA,
A′寸法が同じであるため前記構造でも着脱可能
である。
以下使用例について第7図で説明する。被検体
29を頭が頭受11にのるよう天板17の上に横
たえさせる。その時ボビン12はあらかじめ頭の
大きさに合せ第6図で示したボビンの種類をき
め、実線の位置にセツトしておく。(レール15
をスライダー14に挿入しておく)その後、矢印
18方向にボビン12をスライドさせ、止まった
所でセツトが完了する。
第8図は他の実施例で、これは前記したボビン
12の退避方向とはちがうもので、チヨウ板19
を介してボビン12と頭受11とを着脱可能とし
たものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、受信側の高周波コイルの径が
被検体の撮影部位の大きさに限りなく近づけるこ
とが出来るのでS/Nの向上が計れる。またセツ
トは被検体が寝た状態のままで出来るので被検者
に圧迫感や不快感を与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は核磁気共鳴イメージング装置の全体構
成図、第2図は本考案の一実施例を示す受信コイ
ルの導体説明図、第3図は受信コイルをモールド
したボビンの外観図、第4図は第3図の側面図、
第5図はコイル導体の着脱を説明する図、第6図
はコイル導体のセツトを説明する図、第7図はコ
イルを装着使用方法を説明する図、第8図は他の
実施例のボビンの外観図、第9図は従来コイルの
斜視図、第10図は第9図のコイルの正面図であ
る。 11……頭受、12……ボビン、14……スラ
イダー、15……レール、16……コイル導体、
17……天板、18……コネクタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 磁場内被検体に電磁波を照射したり被検体か
    ら放出される電磁波を検出する核磁気共鳴イメ
    ージング装置用ソレノイド形高周波コイルにお
    いて、前記高周波コイルの受信高周波コイル
    が、ラセン状に配設されたコイル導体を長手方
    向に沿つて、上下に分割され、下部コイルは頭
    受部内に装着されると共に上部コイルと下部コ
    イルが相互に着脱可能にして電気的に導通する
    よう構成されていることを特徴とする核磁気共
    鳴イメージング装置用高周波コイル。 2 前記高周波コイルが上下2分割されたものの
    うち、上部コイルに特定周波数に同調をとるた
    め手段を具備させたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の核磁気共鳴イメー
    ジング装置用高周波コイル。 3 前記高周波コイルの上部コイルが下部コイル
    と着脱可能にして被検体の大きさに応じた大き
    さの形状のものを複数個備えてなることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第2項記載の核
    磁気共鳴イメージング装置用高周波コイル。
JP3041587U 1987-03-04 1987-03-04 Expired JPH0349368Y2 (ja)

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JPS63137908U JPS63137908U (ja) 1988-09-12
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