JPH0348996Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 この考案は階段手摺にパネルを取り付ける際、
そのフレームを手摺支柱に取り付ける、階段手摺
における形材取り付け装置に関するものである。

（考案が解決しようとする問題点） 階段手摺にパネルを取り付ける場合、通常はパ
ネルフレームを手摺の支柱に取り付けるが、この
ときに外部にビスやボルトが露出するため外観が
損なわれ、また危険でもある。

この考案はこうした手摺支柱にパネルを取り付
けたときの問題点を解消する目的からなされたも
ので、パネルフレームを取り付けたボルトを覆い
隠すことによりこれを実現しようとするものであ
る。

（問題点を解決するための手段） 本考案では手摺の支柱に断面Ｌ字状の取り付け
用形材をボルト接合し、取り付け用形材に同じく
断面Ｌ字状のカバー形材を嵌着してボルトを覆い
隠す。

取り付け用形材とカバー形材とは互いに嵌着し
てパネルのフレームを形成するもので、カバー形
材の取り付け前に取り付け用形材の開放面にサツ
シ等のパネルを取り付けておく。

（実施例） 以下本考案を一実施例を示す図面とともに説明
する。

この考案は手摺の支柱１に取り付け用形材２を
ボルト３で接合し、カバー形材４を取り付け用形
材２に嵌着してなるものである。

取り付け用形材２とカバー形材４は断面がＬ字
状の形状をしたもので、互いに嵌着するようそれ
ぞれに係合部２ａ，４ａが形成され、その係合部
２ａ，４ａを相互に係合させることによつて嵌着
し、一体化したパネル５のフレームＡを形成す
る。

取り付け用形材２は第１図乃至第４図のように
支柱１に当接される当接面２ｂにおいて支柱１に
接合されるが、当接面２ｂに垂直な開放面２ｃに
パネル５はビス６で固定される。接合は図示する
ように支柱１の内側にナツト７を溶接しておき、
支柱１の外側からボルト３を差し込むことによつ
て行う。この場合ナツト７の代わりにタツプの切
られたプレートを用いてもよい。このナツト７ま
たはプレートに対してボルト３を締め付けて取り
付け用形材２を支柱１に取り付ける。また第２図
のようにボルト３の頭が嵌合する形状に形成され
た当接面２ｂにボルト３を嵌め込んでおき、これ
を支柱１に当接し、支柱１の内側からナツト７を
締め付けて取り付けることもできる。

あるいはまた支柱１の内側からボルト３を差し
込み、支柱１の外側でナツト７を締め付けて取り
付け用形材２を取り付ける方法でもよい。

支柱１の内側からボルト３やナツト７を差し込
み、または締め付けるときは取り付け用形材２の
反対側の支柱１の柱面１ａに穴を明けておき、接
合終了後蓋をするなどの要領で旋工を行う。

以上により支柱１の外部へボルト３は露出する
ことなく、その内部へ隠れることになる。

支柱１へ取り付けられた取り付け用形材２の前
記のようにカバー形材４を嵌着してボルト３また
はナツト７を覆い隠し、第４図のような外観のパ
ネル５及びフレームＡが構成される。

（考案の効果） この考案は以上の通りであり、支柱及びパネル
フレームへボルトが露出しないように構成されて
いるので、外観が良くなり、また危険が防止され
る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本考案の実施例を示した縦
断面図、第４図は横断面図である。第５図はパネ
ルの外観を示した正面図である。 １：支柱、１ａ：柱面、２：取り付け用形材、
２ａ：係合部、２ｂ：当接面、２ｃ：開放面、
３：ボルト、４：カバー形材、４ａ：係合部、
５：パネル、Ａ：フレーム、６：ビス、７：ナツ
ト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 相互に嵌着されてパネルフレームを形成する断
   面Ｌ字状の取り付け用形材とカバー形材の、一方
   の取り付け用形材を中空の手摺支柱に当接してこ
   れにボルトで接合し、他方のカバー形材を取り付
   け用形材に嵌着してパネルフレームを形成してな
   る階段手摺における形材取り付け装置。