JPS6226239Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は窓下飾りの取り付け構造に関する。

従来の窓下飾りの取り付けは第３図に示すよう
に、窓下飾り１を外壁パネル１１に当てがい、窓
下飾り１の横桟部に前面から外壁パネル１１に対
してビス止めして取り付けている。而してこの取
り付け手段ではビス頭部が窓下飾り１の前面に表
われ、美観を損なうだけでなく、取り付け作業も
煩雑なものであつた。

本考案は係る点に鑑み、取り付け簡単にして、
しかも美観を損なうことのない窓下飾りの取り付
け構造を提供するものである。

以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。

第１図において、窓下飾り１の上部横桟２に
は、その裏面から上方に突出した差し込み片４…
が、長さ方向に沿つて複数個取り付けられてい
る。ただし、この差し込み片４…は長さ方向の全
長に亘つて設けてもよい。また、差し込み片４…
は上部横桟２の裏面に熔着或いは接着等して取り
付けてもよく、窓下飾り１と一体に形成してもよ
い。下部横桟３の上面部３ａには長さ方向に沿つ
て複数箇所にビス挿通孔５…が設けられている。
１０は窓枠サツシで、外壁パネル１１との間に隙
間１２を設けている。この隙間１２に上記窓下飾
り１の差し込み片４…を差し込み固定する。１３
は外壁パネル１１に取り付けられた受け金具で、
側面視略Ｌ形をしている。受け金具１３の外壁パ
ネル１１から略水平に突出された載置部１３ａに
は、上記窓下飾り１の下部横桟３に設けたビス挿
通孔５…と対応する位置に同じくビス挿通孔１４
…を設けている。

上記構成からなる窓下飾り１の取り付け構造
は、第２図に示す如く、差し込み片４…を隙間１
２に差し込んでから下部横桟３の上面部３ａを受
け金具１３の載置部１３ａに載置し、適合するビ
ス挿通孔５，１４…にボルト１５…を挿通しナツ
ト締めして固定するものである。ただし、下部横
桟３と受け金具１３との固定手段はナツト締めに
限らず、熔着、接着等してもよい。或いは、受け
金具１３と下部横桟３とに係合手段を形成して係
合固定するものでもよい。この場合、受け金具１
３は窓下飾り１の下部横桟３に覆われ、外部に露
呈することはない。

以上説明した如く、本考案の取り付け構造によ
れば、窓下飾りの差し込み片を窓枠サツシと外壁
パネルとの隙間に差し込み、下部横桟の上面部を
受け金具の載置部に載置固定するものであるか
ら、窓下飾りを外壁に押し当てて、前面から外壁
に対して一本ずつビス止めしていた従来手段に比
べ取り付けが極めて簡単容易となる。すなわち、
従来手段では一人の作業者によつて窓下飾りの取
り付けを行なう場合、片手で窓下飾りを押えなが
ら他方の手でビス止めを行なわなければならない
が、本考案の取り付け構造では差し込み片を隙間
に差し込み、下部横桟を受け金具に載置した状態
で、仮り取り付けが行なえるから、窓下飾りから
手を離した状態でビス止めを行なうことができ、
一人の作業者でも簡単容易に取り付けることがで
きるものである。特に足場の悪いところでの取り
付け作業であるから、このような取り付け構造と
することは作業の安全をも図ることができる。ま
た、このように取り付けた窓下飾りを正面から見
たときには、ビス等が全く見えないので美観を損
なうことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の窓下飾りの取り付け手順を示
す要部斜視図、第２図は窓下飾りの取り付け構造
を示す側面より見た断面図、第３図は従来の取り
付け構造を示す斜視図である。 １……窓下飾り、２……上部横桟、３……下部
横桟、４……差し込み片、５，１４……ビス挿通
孔、１０……窓枠サツシ、１１……外壁パネル、
１２……隙間、１３……受け金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 窓枠サツシと外壁パネルとの隙間に窓下飾りの
   上部横桟に設けた差し込み片を差し込み、外壁パ
   ネルに取付けた受け金具に窓下飾りの下部横桟を
   載置固定してなることを特徴とする窓下飾りの取
   り付け構造。