JPH0348490A - プリント配線基板の形成方法 - Google Patents

プリント配線基板の形成方法

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JPH0348490A
JPH0348490A JP18243389A JP18243389A JPH0348490A JP H0348490 A JPH0348490 A JP H0348490A JP 18243389 A JP18243389 A JP 18243389A JP 18243389 A JP18243389 A JP 18243389A JP H0348490 A JPH0348490 A JP H0348490A
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wiring board
solder
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land portion
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靖 竹内
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
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    • H05K3/3421Leaded components

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、基板本体上に、回路素子がハンダ付けによ
り電気的且つ機械的に接続されるランド部が形成された
プリント配線基板、及び、これの形成方法に関する。
[従来の技術] 一般的に、プリント配線基板の基板本体上には、回路素
子がハンダ付けにより電気的且つ機械的に接続されるラ
ンド部が形成されている。このランド部は、回路網パタ
ーンを規定する導電層網の一部として構成されており、
これの表面仕上げ方法としては、従来より、導電層とし
ての銅層の表面にフラツクスや酸化防止膜処理沃、銅層
の表面にハンダ層を形成する処理を施したハンダレベラ
ー処理法、また、近年の表面実装技術の発展、パターン
の微細化に伴い、注目されているパターンメッキ法等が
知られている。
このパターンメッキ法で製造されるプリント配線基板に
おいては、銅層に所定の回路網パターンを規定する際の
エッチングレジストとして用いるために、回路網パター
ンのボジ形状を有するハンダメッキ部を銅層上に形成し
、この状態でエッチングすることにより、所定のパター
ンを有して形成された回路網を規定する銅層上には、全
面に渡ってハンダメッキ層が表面仕上げ層として形成さ
れることになる。このようにして、導電層としての銅層
の表面は、ハンダメッキ層により、酸化及び腐食が防止
されることになる。
ここで、更に、この酸化及び腐食をより効果的に防止す
るため、回路部品がハンダ付けされるランド部を除いて
、全てのプリント配線基板の表面には、ソルダレジスト
層が重畳された状態で形或されることになる。
そして、このように形成されたプリント配線基板上に所
定の回路部品を実装する際には、ランド部上にクリーム
ハンダを添着し、次に、実装される回路部品の被接合部
をランド部上に搭載し、リフロー等の加熱処理を行い、
この加熱処理でクリームハンダを溶かすことにより、回
路部品とランド部とがハンダにより接合(ハンダ付け)
されることとなる。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例の中で、ハンダメッキ処理が
施されたプリント配線基板においては、ランド部上に添
着したクリームハンダを溶かすことにより、回路部品と
ランド部をハンダ接合する際において、クリームハンド
を溶かす為の熱で、ランド部上のハンダメッキ層と共に
、このランド部以外の導電層上のハンダメッキ層、即ち
、ソルダレジスト層により覆われる導電層上のハンダメ
ッキ層も、同様に、溶融することとなる。
この結果、ランド部上に形成したクリームハンダとラン
ド部上のハンダメッキ層とは相溶する一方で、ランド部
以外の導電層上のハンダメッキ層も相溶することとなる
。このようにして、ソルダーレジスト下で溶けたハンダ
メッキ側へ、漬け込んだクリームハンダが流れ込んで吸
収され、ランド部と回路部品との接合にたずさわるハン
ダ量が不足し、次のような2つの欠点が現われることに
なる。
(1)ハンダ接合部のフイレット形成が不十分;(2)
ハンダ接合強度の低下。
この発明は上述した課題に鑑みなされたもので、この発
明の目的は、加熱時におけるクリームハンダの周辺部位
への流れ込みを阻止して、ハンダ接合部のフイレットを
十分に形成させることが出来ると共に、ハンダ接合強度
を十分に維持することの出来るプリント配線基板、及び
、これの形成方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明
に係わるプリント配線基板は、絶縁性を有する基板本体
と、この基板本体の少なくとも一表面上に、所定のパタ
ーンを有して形成された導電層網と、この導電層網の表
面に形或されたハンダメッキ層と、この導電層網の一部
に、表面にハンダメッキ層を有して形成され、回路素子
がハンダ付けにより電気的且つ機械的に接続されるラン
ド部と、このランド部とこれの周囲の導電層網との間に
部分的に形成され、両者の熱的連続性を遮断する非連続
部分とを具備する事を特徴としている. また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記非連続部分は、導電層網とハンダメッキ層とに渡り形
成され、基板本体表面が露出する溝から構成される事を
特徴としている。
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記溝には、断熱部材が介設されている事を特徴としてい
る。
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記非連続部分は、ハンダメッキ層に形成され、導電層網
の表面が露出する溝から構成される事を特徴としている
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記非連続部分は、ランド部とこれの周囲の導電層網との
間に間欠的に形成された穴から構成される事を特徴とし
ている。
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記穴は、基板本体の他方の表面まで貫通した貫通穴から
形成されている事を特徴としている。
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記穴は、基板本体内で終端している盲穴から形成されて
いる事を特徴としている。
更に、この発明に係わるプリント配線基板の形成方法は
、基板本体の少なくとも一表面上に、表面にハンダメッ
キ層を備え、一部に、回路素子がハンダ付けにより電気
的且つ機械的に接続されるランド部を有した状態で所定
のパターンで導電層網を形成する第1の工程と、前記ラ
ンド部とこれの周囲の導電層網との間に、両者の熱的連
続性を遮断する非連続部分を形或する第2の工程とを具
備する事を特徴としている。
また、この発明に係わるリント配線基板の形成方法にお
いて、前記第2の工程は、ドリルにより、少なくともハ
ンダメッキ層に、間欠的に穴を形成する事を特徴として
いる。
また、この発明に係わるプリント配線基板の形成方法に
おいて、前記第2の工程は、レーザ光により、少なくと
もハンダメッキ層に、間欠的に穴を形成する事を特徴と
している。
[作用] 以上のように構成されるプリント配線基板においては、
このランド部とこれの周囲の導電層網との間に部分的に
、両者の熱的連続性を遮断する非連続部分を形成する事
により、ランド部上に添着したクリームハンダがリフロ
ー等の加熱により溶け込んだ際においても、この溶けた
クリームハンダは、非連続部分により、ランド部の周囲
に位置する導電層網上に形成され、同様に溶かされたハ
ンダメッキ層に流れ込むことが禁止されることになる。
このようにして、ランド部上で溶けたクリームハンダは
、この上に良好に留まることとなり、ハンダ接合部のフ
イレットを十分に形成させることが出来ると共に、ハン
ダ接合強度を十分に維持することが出来ることとなる。
[実施例] 以下に、この発明に係わるプリント配線基板の第1の実
施例、及び、プリント配線基板の形成方法の第1の実施
例を、添付図面の第1図乃至第3D図を参照して、詳細
に説明する。
即ち、この発明は、プリント配線基板10上に形成され
たランド部12の形状にその特徴を有すgものであるが
、プリント配線基板10上には、多種多様のランド部が
形成されおり、この発明の対象は、これら全てのランド
部12となるものであるが、特に、導電層14の中で、
幅広に形成され、アース線16として機能する部分の一
部として規定されるランド部12に好適するものである
。このため、以下の説明においては、このアース線とし
て機能する導電[14に、回路素子、例えば、ミニモー
ルド・トランジスタ18の一方の端子18aを電気的及
び機械的に接続するためのランド部12の形状を代表し
て説明する。
第1図に示すように、この第1の実施例のプリント配線
基板10は、絶縁性を有する基板本体20と、この基板
本休20の一方の表面上に、所定の回路網パターンを有
して導電性材料、例えば、銅箔から形成された導電層l
4と、この導電層l4の表面上に全面に渡って形成され
たハンダメッキ層22と、ランド部12を除いた導電層
14の表面上の全面に渡り形成されたソルダレジスト層
24とから構成されている。
この第1の実施例においては、図示するように、ランド
部12は、アース線l6の一側縁の略中央部に隣接した
状態で形成されている。
詳細には、このランド部l2は、基板本体20の表面上
に形成され、アース線l6を構成する導電層14aから
一体的に延出する銅箔から構成される導電層14bと、
この導電層14b上に形成され、導電層14a上に形或
されたハンダメッキ層22aと連続した状態で接続した
ハンダメッキ層22bとから構成されている。
そして、この発明の特徴を成す点であるが、このランド
部l2は、アース線l6と上述したー側縁の反対側とし
て規定される一側のみで接合されており、この一側を除
くランド部12の両側(即ち、上述した一側縁と直交す
る両側)には、導電層l4とハンダメッキ層22とを貫
通した状悪で、所定幅を有するスリット(溝)26.2
8が形成されている。即ち、各スリット26.28の底
面は、基板本体20の表面から各々規定されており、換
言すれば、各スリット26.28の底面には、基板本体
20の表面が露出している。
このように構成されるランド部l2の形状を、他の観点
から説明すれば、以下のようになる。即ち、このランド
部l2は、アース線l6と一測のみで接合されており、
この一側を除くランド部12の両側は、各スリット26
.28から規定される所定幅だけアース線l6から離間
することとなる。
ここで、これらスリット26.28は、ランド部とアー
ス線l6との熱的な連続性を遮断する非連続部分の一例
として位置付けられるものであり、これらスリット26
.28が存在するため、後述するように、回路素子とし
てミニモールド・トランジスタ18の一方の端子18a
をハンダ付けすべく、クリームハンダ30を溶かすため
に加熱した際において、この溶け出したクリームハンダ
30は、ランド部l2の両側に形戒されたスリット26
.48により、ここから、ランド部l2の両側に対向す
るアース線l6の部分に流れ出ることが阻止されること
になる。
次に、第2A図乃至第2G図を参照して、以上のように
構成されるプリント配線基板10をパターンメッキ法に
より形成するための形成方法を説明する。
先ず、第2A図に示すように、基板本体20の全表面に
渡り、将来、導電層14として機能する銅箔32が貼着
された状態の素材34の表面に、ハンダメッキする際に
ハンダメッキ層22が所定のパターンで形成されるよう
にマスキングするための第1のマスク部材36を被せる
。この第1のマスク部材36は、回路網パターンのネガ
ティブ形状を有するように形成されると共に、上述した
一対のスリット26.28に対応する部分に、マスク部
分を有するように形成されている。
このように素材34に第1のマスク部材36を被せた状
態で、図示しないハンダメッキ装置により銅箔32上に
ハンダメッキ層22を第2B図に示すように形成する。
ここで、将来、一対のスリット26.28となる部分は
、第1のマスク部吋36によりマスクされているので、
ハンダメッキ層22が形成されていない。
この後、第1のマスク部材36を取り除き、ハンダメッ
キ層22が形成された素材34(第2C図に示す。)を
、図示しないエッチング装置によりエッチングする。こ
のエッチングに際して、予め銅箔32上に形成されてい
るハンダメッキ層22がエッチングレジストとして機能
し、このハンダメッキ層22が形成されている部分以外
の全ての銅箔32は、エッチングされて除去されること
になる。このようにして、第2D図に示すように、所定
の回路網パターンを有した導電層14が、その表面上の
全面に渡りハンダメッキ層22が添着された状態で形成
されることになる。この状態で、実質的に、プリント配
線基板10が形成されることになる。
次に、ソルダレジスト層24をランド部12以外のハン
ダメッキ層22上に形成するために、第3E図に示すよ
うに、感光性ソルダレジスト液を基板上の全面に渡り塗
布して、ソルグレジスト層24を形成する。そして、第
3F図に示すように、第2のマスク部材38を介して、
感光性ソルダレジスト層24を選択的に露光する。この
露光後において現像することにより、第3G図に示すよ
うに、導電層14上の所望の表面上には、ソルダレジス
ト層24が形成されることになる。このようにして、第
1図に示すように、プリント配線基板10が完成するこ
ととなる。
次に、第3A図乃至第3C図を参照して、第1図に示す
プリント配線基板100ランド部12に、回路素子とし
てのミニモールド・トランジスタ18の一方の端子18
aをハンダ付けするための実装動作を説明する。
先ず、この実装動作に際しては、ランド部12のハンダ
メッキ層22b上に図示しないメタル版を用いた印刷機
でクリームハンダ30を第3A図に示すように供給し、
図示しないチップマウンタ(回路素子がICの場合には
ICマウンタ)でクリームハンダ30上に回路素子とし
てのミニモールド・トランジスタ18の一方の端子18
aを、第3B図に示すように、ランド部12のハンダメ
ッキ層22b上に供給したクリームハンダ30内に、そ
の先端を挿入するように搭載する。
そして、この状態で、図示しないベーバフエーズリフロ
ーにこのプリント配線基板10を収容し、プリント配線
基板10全体を所定温度、例えば、クリームハンダ30
やハンダメッキ層22が溶融する温度よりも高い温度で
ある約220℃まで加熱する。このようにして、ミニモ
ールド・トランジスタ18の一方の端子18aとランド
部12とをハンダ接合する。
このペーパーフエーズリフローでハンダ接合する際にに
おいて、第1図に示すようにランド部12は形成されて
いるので、第3C図に示すように、ランド部l2上で互
いに溶けたクリームハンダ30とハンダメッキ層22b
とは、溶融した状態で互いに一体化することになる。一
方、この溶けたハンダは、周囲に流れ出そうとするが、
上述したように、ランド部l2は、一側のみで、その導
電層14bと、アース線16を構成する導電層14aと
連接しているのみであり、他の3側、即ち、ランド部1
2の両側と、アース線l6の一側面と同一の側とにおい
ては、このハンダメッキ層22bは、導電層14bと共
に、周囲から空間的に遮断されている。
詳細には、ランド部12の両側には、アース線16と熱
的な連続性を遮断するためのスリット26.28が夫々
形成されている。即ち、これらスリット26.28の底
面には、基板本体20の表面が露出しており、この基板
本体20は、プリント配線基板10がベーパフエーズリ
フロー内に収容され加熱されたとしても、ハンダと同様
な温度上昇で加熱される訳ではなく、例え、ハンダが溶
融温度まで上昇したとしても、この基板本体20は溶融
温度以下までしか温度上昇しない事となる。また、これ
らスリット26.28内に存在する空気に関しても、同
様な事態となる。
この結果、この第1の実施例においては、これらスリッ
ト26.28の存在により、ランド部l2は、その両側
において、アース線l6との熱的連続性を遮断されるこ
ととなり、ランド部12上で溶けたハンダは、第3C図
に示すように、ランド部12の両側からはアース線16
に向けて流れ出さずに、ランド部12に留まることとな
る。
一方、ランド部l2の一側においては、ここで、アース
線16と接合されているので、ランド部12上で溶けた
ハンダは、アース線16を構成しつつ、ソルダレジスト
層24の下で溶け込んだハンダメッキ層22aに向けて
流れ出し、互い′に一体化すこととなる。しかしながら
、このようにランド部12から流れ出すハンダの量は、
従来において、ランド部の周囲前部からであったことと
比較して、単に、一側のみに限定されることとなり、十
分に少ないものとなる。
このようにして、この第1の実施例においては、ランド
部12上に供給したクリームハンダ30は、溶融時にお
いて、周囲に流れ出る量を最小限に抑えられ、ハンダ接
合にたずさわるに十分なハンダ量を確保する事ができる
ことになる。
その結果、 ■;実装部品の電極に対する十分なフイレットの形成が
確保され、また、 ■;実装部品b強固なハンダ接合強度が達成されること
となる、顕著な効果が認められた。
この発明は、上述した第1の実施例の構成に限定される
ことなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
可能であることは言うまでもない。
以下に、この発明の第1の実施例における種々の変形例
、及び、この発明の他の実施例を説明する。尚、以下の
説明において、上述した第1の実施例と同一部分には、
同一符合を付して、その説明を省略する。
例えば、上述した第1の実施例においては、ランド部1
2は、アース線16の一側縁に隣接した状態で形成され
るように説明したが、この発明は、このような構或に限
定されることなく、例えば、第4A図及び第4B図に第
1及び第2の変形例として夫々示すように、ランド部1
2は、アース線16の内部、及び、アース線16の角部
に、夫々形成される場合にも、同様に適用され、同様な
効果が奏せられることになる。
また、上述した第1の実施例においては、ランド部12
の両側に位置する部分まで延出するアース線16の部分
、即ち、両スリット26.28により熱的に遮断された
アース線16の部分の上に、ソルダレジスト層24が形
成されるように説明した.しかしながら、この発明は、
このような構成に限定されることなく、第4C図乃至第
4E図に夫々第3乃至第5の変形例として示すように、
ランド部12にスリットを介して熱的に遮断されるアー
ス線16の部分のハンダメッキ層22a上には、ソルダ
レジスト層24が形成されないように設定されている。
この結果、上述した第1の実施例と同様にミニモールド
・トランジスタ18の実装を行った所、第1の実施例と
同様の効果と共に、ランド部l2の周辺のソルダーレジ
ストを除去したことにより、ハンダメッキ層22aが空
気と直接に接している為、放熱効果が更に認められた。
更に、上述した第1の実施例においては、回路網パター
ンは、基板本体20の一方の表面上にのみ形成されるよ
うに説明したが、この発明は、このような構成に限定さ
れることなく、例えば、第4F図に第6の変形例として
示すように、基板本体20の両側の表面上に回路網パタ
ーンが形威されるようにしても良いことは言うまでもな
い。
一方、上述した第1の実施例においては、スリット26
.28は、導電層14b及びハンダメッキ層22bに渡
り形成され、これの底面には、基板本体20の表面が露
出するように説明したが、この発明は、このような構成
に限定されることなく、第5図に第2の実施例として示
すように、スリット26.28は,ハンダメッキ層22
bのみに形或され、導電層14bは、アース線16にお
ける導電層14aと一体的に連接されるように構成して
も良い。換言すれば、この第2の実施例においては、ス
リット26.28の底面には、導電層14bの表面が露
出するように構成されている。
このように第2の実施例を構成することにより、上述し
た第1の実施例と同様な効果を奏することが出来るもの
である.即ち、スリット26.28の底面に露出してい
る導電層14bは、その上面を空気に触れ、その下面は
基板本体20の表面に接触している。この結果、上述し
た第1の実施例と同様に、例え、ハンダメッキ層22b
が溶融温度に加熱されたとしても、スリット26,28
の底面に露出している導電層14bの部分の温度は、ハ
ンダの溶融温度まで上昇せず、これらスリット26.2
8は、熱的な非連続部分として十分に機能することとな
る。
尚、この第2の実施例においては、ハンダメッキ層22
が存在しない導電層部分が存在することになるため、上
述したパターンメッキ法を採用することが出来なくなる
.この為、この第2の実施例においては、ハンダレベラ
ー処理法により、導電層の表面上に、選択的にハンダ層
が形成されることになる。
また、上述した第1の実施例においては、熱的な非連続
部分として、単なる空間としての、即ち、中に空気のみ
が存在するスリット26.28を備えるように説明した
が、この発明は、このような構成に限定されることなく
、第6図に第3の実施例として示すように、各スリット
26.28内には、断熱部材40が介設されるように構
成しても良い。このように各スリット26.28内に断
熱部材40を介設することにより、これらスリット26
.28が熱的な非連続部分として、より効果的に機能す
ることが出来ることになる。
また、上述した第1の実施例においては、熱的な非連続
部分としてスリットまたは溝から構成されるように説明
したが、この発明は、このような構成に限定されること
なく、例えば、第7図に第4の実施例として示すように
、この非連続部分は、ランド部12とアース線16とを
仕切る境界に一列状に多数間欠的に形成された穴42か
ら構成されるようにしても良い。
このように穴42から熱的な非連続部分を構或すること
により、上,述したスリット26.28と同様に、ラン
ド部12上において溶けたハンダが、アース線16に向
けて多量に流れ出すことが効果的に阻止されることとな
る。
尚、このような穴42は、第8A図に示すように、基板
本体20を貫通する貫通穴から構成されても良いし、第
8B図に示すように、基板本体20の中途部で終端する
盲穴から構成されるようにしても良い. また、このような穴42は、ドリルにより形成しても良
いし、レーザ光を利用して形成するようにしても良い。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わるプリント配線基
板は、絶縁性を有する基板本体と、この基板本体の少な
くとも一表面上に、所定のパターンを有して形成された
導電層網と、この導電層網の表面に形成されたハンダメ
ッキ層と、この・導電層網の一部に、表面にハンダメッ
キ層を有して形成され、回路素子がハンダ付けにより電
気的且つ機械的に接続されるランド部と、このランド部
とこれの周囲の導電層網との間に部分的に形成され、両
者の熱的連続性を遮断する非連続部分とを具備する事を
特徴としている。
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記非連続部分は、導電層網とハンダメッキ層とに渡り形
成され、基板本体表面が露出する溝から構成される事を
特徴としている。
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記溝には、断熱部材が介設されている事を特徴としてい
る。
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記非連続部分は、ハンダメッキ層に形成され、導電層網
の表面が露出する溝から構成される事を特徴としている
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記非連続部分は、ランド部とこれの周囲の導電層網との
間に間欠的に形成された穴から構成される事を特徴とし
ている。
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記穴は、基板本体の他方の表面まで貫通した貫通穴から
形成されている事を特徴としている。
また、この発明に係わるプリント配線基板において、前
記穴は、基板本体内で終端している盲穴から形成されて
いる事を特徴としている。
更に、この発明に係わるプリント配線基板の形成方法は
、基板本体の少なくとも一表面上に、表面にハンダメッ
キ層を備え、一部に、回路素子がハンダ付けにより電気
的且つ機械的に接続されるランド部を有した状態で所定
のパターンで導電層網を形成する第1の工程と、前記ラ
ンド部とこれの周囲の導電層網との間に、両者の熱的連
続性を遮断する非連続部分を形成する第2の工程とを具
備する事を特徴としている。
また、この発明に係わるリント配線基板の形成方法にお
いて、前記第2の工程は、ドリルにょり、少なくともハ
ンダメッキ層に、間欠的に穴を形成する事を特徴として
いる。
また、この発明に係わるプリント配線基板の形成方法に
おいて、前記第2の工程は、レーザ光により、少なくと
もハンダメッキ層に、間欠的に穴を形成する事を特徴と
している。
従って、この発明によれば、加熱時におけるクリームハ
ンダの周辺部位への流れ込みを阻止して、ハンダ接合部
のフイレットを十分に形成させることが出来ると共に、
ハンダ接合強度を十分に維持することの出来るプリント
配線基板、及び、これの形成方法が提供されることとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わるプリント配線基板の第1の実
施例の構成を示す斜視図; 第2A図乃至第2G図は、夫々、第1図に示すプリント
配線基板を形或するための形成方法を順次示す図: 第3A図乃至第3C図は、夫々、第1図に示すプリント
配線基板に回路素子を実装するための実装方法を順次示
す図; 第4A図乃至第4F図は、夫々、第1図に示すプリント
配線基板の第1乃至第6の変形例の構成を示す斜視図; 第5図はこの発明に係わるプリント配線基板の第2の実
施例の構成を示す斜視図; 第6図はこの発明に係わるプリント配線基板の第3の実
施例の構成を示す斜視図; 第7図はこの発明に係わるプリント配線基板の第4の実
施例の構成を示す斜視図:そして、第8A図及び第8B
図は、夫々、第7図に示す穴の異なる形状を示す断面図
である。 図中、10・・・プリント配線基板、l2・・・ランド
部、14 (14a ; 14b)−導電層、1 6 
・・・アース線、l8・・・回路素子(ミニモールド・
トランジスタ).18a・・・一方の端子、20・・・
基板本体、22 (22a ; 22b)=・ハンダメ
ッキ層、24・・・ソルダレジスト層、26.28・・
・スリット、30・・・クリームハンダ、32・・・銅
箔、34・・・素材、36・・・第1のマスク部材、3
8・・・第2のマスク部材、40・・・断熱部材、42
・・・穴である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁性を有する基板本体と、 この基板本体の少なくとも一表面上に、所定のパターン
    を有して形成された導電層網と、 この導電層網の表面に形成されたハンダメツキ層と、 この導電層網の一部に、表面にハンダメツキ層を有して
    形成され、回路素子がハンダ付けにより電気的且つ機械
    的に接続されるランド部と、このランド部とこれの周囲
    の導電層網との間に部分的に形成され、両者の熱的連続
    性を遮断する非連続部分とを具備する事を特徴とするプ
    リント配線基板。
  2. (2)前記非連続部分は、導電層網とハンダメツキ層と
    に渡り形成され、基板本体表面が露出する溝から構成さ
    れる事を特徴とする請求項第1項に記載のプリント配線
    基板。
  3. (3)前記溝には、断熱部材が介設されている事を特徴
    とする請求項第2項に記載のプリント配線基板。
  4. (4)前記非連続部分は、ハンダメツキ層に形成され、
    導電層網の表面が露出する溝から構成される事を特徴と
    する請求項第1項に記載のプリント配線基板。
  5. (5)前記非連続部分は、ランド部とこれの周囲の導電
    層網との間に間欠的に形成された穴から構成される事を
    特徴とする請求項第1項に記載のプリント配線基板。
  6. (6)前記穴は、基板本体の他方の表面まで貫通した貫
    通穴から形成されている事を特徴とする請求項第5項に
    記載のプリント配線基板。
  7. (7)前記穴は、基板本体内で終端している盲穴から形
    成されている事を特徴とする請求項第5項に記載のプリ
    ント配線基板。
  8. (8)基板本体の少なくとも一表面上に、表面にハンダ
    メツキ層を備え、一部に、回路素子がハンダ付けにより
    電気的且つ機械的に接続されるランド部を有した状態で
    所定のパターンで導電層網を形成する第1の工程と、 前記ランド部とこれの周囲の導電層網との間に、両者の
    熱的連続性を遮断する非連続部分を形成する第2の工程
    とを具備する事を特徴とするプリント配線基板の形成方
    法。
  9. (9)前記第2の工程は、ドリルにより、少なくともハ
    ンダメツキ層に、間欠的に穴を形成する事を特徴とする
    請求項第8項に記載のプリント配線基板の形成方法。
  10. (10)前記第2の工程は、レーザ光により、少なくと
    もハンダメツキ層に、間欠的に穴を形成する事を特徴と
    する請求項第8項に記載のプリント配線基板の形成方法
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